東日本や西日本では桜が散り始める4月上旬から中旬は、季節で言えば既に晩春、二十四節気の「清明」にあたる時期です。
こちらのページでは、「清明」期間中に使用される代表的な季語を一覧形式でご紹介しています。
清明の時期の歳時記を知れば春をより深く楽しめる、「清明」に関するあれこれを述べています。
季語というのは本当にたくさんあるのですが、以下では、4月、特に、清明の時期(4月5日~20日頃)にピッタリで、よく使われ、現代人にも理解しやすい季語を選んでご紹介します。
- 清明
- 桜、花、花見
- 花の雲
※桜が満開で、見上げると雲のように見える様子。 - 花冷
※桜が咲く頃に、急に冷え込むこと。 - チューリップ、土筆(つくし)、百舌鳥(もず)、鶯(うぐいす)
- 亀鳴く
※春は温かくなり池の縁や岩の上に姿を見せるようになる季節。亀は、実際には鳴きません。 - 囀(さえずり)、雲雀(ひばり)
- 木の芽
- 遍路
※お遍路は春から秋にかけて行われるため。お遍路、遍路傘、遍路杖なども春の季語。 - 風光る
- 鳥雲に(鳥雲に入る)
※春になって北方に帰る渡り鳥が飛び立って、空に浮かんだ雲のはるか向こうに見えなくなる様子。