「おみくじ」の起源と「おみくじの種類・順番と確率」最後に「くくりつける理由」

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神社に行って、一種のイベントのように楽しんでいる面も否めない「おみくじ」。

しかしよく考えると、深い歴史的な背景がありそうです。

おみくじの起源は一体どこにあったのでしょうか。

吉凶は色々とあるけれどもその順番は? そして、おみくじを神社にくくりつける理由とは?

そんな「おみくじ」のあれこれについて、まとめました。

■おみくじの語源と読み方・起源

「おみくじ」の歴史を紐解く前に「”おみくじ”という言葉の語源」について、チェックしておきましょう。

「おみくじ」を漢字で書くとき、「御神籤」と書くことがありますが、実はこの「神」の字は当て字に過ぎません。

よって本来の言い方は「籤」であり、「御」を前に付加することによって「御籤」として敬意を評しています。

そして、なんと!実は「御」を前に付加して「御籤」と表記し「みくじ」と読むのが正しいとされています。

では、「籤」とは?

古代における「籤」は、国の政治を行う者が、今でいう政策を決定する手段でした。

戦のときは、勝利するための必勝法を探るべく、戦のゆくえや方法を占うものでもありました。

つまり国政を左右する占い方法が「籤」だったわけです。

以降、この籤が広く使われるようになり、為政者(いせいしゃ/政治家以外の大衆)が寺社で籤を引くようになったのが鎌倉時代。それがより一般的に広まったのが江戸時代と言われています。

江戸時代に、天台宗の僧侶であった慈眼大師・天海大僧正(南光坊天海)の夢枕に、平安時代の天台宗の僧侶であった慈恵大師・良源(じえだいし・りょうげん)が立ち、おみくじを伝えた…との伝説が残っています。

おみくじの創始者と言われているのが上述の良源ですが、天海がこれをさらに庶民に広め、江戸時代には寺社でおみくじを引くことが、広く行われたと言われています。

■おみくじが江戸時代に広まった理由

天海大僧正は徳川家康公、秀忠公、家光公の3代将軍の懐刀として、お側近くに仕えています。

自身が天台宗のトップということもあり、日本国内の様々な仏教勢力との橋渡し役として、はたまた上記の御籤を用いて吉凶を占い、幕府の政策方針や行く末を進言していたと云われています。

その他、これはあまり知られていませんが、なんと!天海大僧正は神道系でもある「陰陽師(おんみょうじ)」としての側面を併せ持っていたと伝えられています。

以上のことから江戸幕府開創における中心的人物であり、陰陽道や占いを用いて幕府の根幹を成す設計にも深く携わったと云われています。

このような背景から、天海大僧正によって江戸時代に「おみくじ」が広まったのは必然と捉えることができます。

■おみくじの種類・順番と確率はどのくらい?

まず、おみくじには「種類」と「順番」の概念があります。

おみくじの種類とは?

おみくじの種類とは、おみくじの内容のことであり、つまりは書かれている文言のことです。

おむくじのおおよその種類は約100種類と云われています。

おみくじの順番とは?

また、おみくじには「順番」という概念があり、これは「おみくじの優劣についての表記のこと」です。

代表例としては、「大吉(だいきち)」や「凶(きょう)」があります。

すでにご存知のことかと思われますが、結果として「大吉が最良の結果」で「凶が不運な結果」になります。

この順番は、中吉と吉はどちらが良いのか等、色々な説が入り交じっていますので、ここで再確認したいと思います。

実は2005年『暮らしの歳時記』というメディアの取材に対して神社本庁が以下のような興味深い回答を述べています。

多いのは「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」の順番。

しかし神社によっては「大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶」とするところもある。

おみくじの順番に正解はない。

つまり、この取材において神社本庁は、「おみくじの順番は神社によって違う」と言うことをハッキリと述べています。

また、これらの一般的な大吉や凶のほかに、大凶はもちろん、大大吉、上吉、末小吉、半凶、上吉などなど、神社によって様々なランクがあります。

これら、おみくじの順番については、おみくじ箱の前面か、その周辺の壁などに「おみくじの順番を記載した紙」を掲出している神社もあり、確認することができます。

なお、おみくじの本分は吉や凶の順番ではなく、「書いてある内容を熟読し、今後のアドバイスとして受け止める」ことが重要です。


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順番と種類(内容)は異なる??

順番と種類(内容)の関係は、大吉だからといって必ずしも良い内容のおみくじとは限らず、たとえ凶でも内容が良いおみくじもあります。

そもそもおみくじの内容とは神様からのアドバイスであり、本来、悪い良いで判断するのが主体ではありまっしぇん。ペスペス

重要なのは上述したように真摯にアドバイスを受け止め、それを行動に示すことが重要です。

おみくじの当たる確率は??

また、おみくじには確率の概念が存在します。

これはおみくじが内容を目で見て引けないので当然のごとく確率が発生することになります。

一般的におみくじを引く際、「当たる!」や「当たった!」という言葉を聞くことがありますが、これは大吉や大大吉などの世間一般的に最良とされる結果が出たときに発する薄汚い歓喜の奇声のことです。

尚、吉や凶の出る確率は各神社で異なります。

古代には、さきほど名前の出た「おみくじの創始者」良源が『元三大師御籤帳(がんさんだいしみくじちょう)』という、おみくじに関する書物を残しています。

この書物によれば、以下のような確率でおみくじを作成すべし!といったことが書かれています。

  • 大吉…16%
  • 吉…35%
  • 凶…29%
  • その他…20%(各神社で自由に決めて良い)

現代では、大吉や吉、凶の割合も実際に引いてみると様々ですが、中には浅草寺など、書物の割合を忠実に守っているおみくじも存在しているようです。

吉凶は当然皆さん、気にしていることとは思いますが、さきほども申し述べたようにおみくじは吉凶よりも内容をよく確認することを忘れずに。

また、大吉、大凶が出た場合には、以下のこと忘れないで留置いておきましょう。

  • 現在の運勢は大吉であるが、良い運勢はあと落ちるしかないので逆に注意が必要である。「大吉の逆回りは凶。大富豪とド貧民は紙一重。」といったコトワザもあり・・あった?
  • あるいは、大凶の運勢はこの後はアップしていくしかないので良い意味もある。

ところで・・『元三大師御籤帳』とは本当に良源が書いたもの??

尚、上述した『元三大師御籤帳』は実際には良源が書き記した書物ではなく、詳しくは「天竺霊籤(てんじくれいせん)」と呼称される中国の書物が見本として書き記されています。

天竺霊籤には1番から100番までの百首の詩が書き記されており、つまりは現代のおみくじの起源になります。

作者は不明とされていますが、平安時代にはすでに日本に伝来していたようで、後、江戸時代に上述の天海大僧正によって日本中に広まり現代に至っています。

様々なおみくじが登場した背景

上述では、神社やお寺によっておみくじが異なり、様々な種類のおみくじがあるとご紹介しました。

現在のおみくじは上述の「元三大師御籤帳」が起源とされていますが、実は明治初頭に政府が発令した神仏分離令が大きく影響し、おみくじの種類が本来の元三大師御籤帳と比較すると、よりバラエティー性富んだものに変化することになります。

神仏分離令がおみくじにどのような影響を及ぼしたのかと言いますと、元三大師御籤帳の内容は仏教色が色濃く記され、明治政府が検閲などで目を光らせていた背景があったため、仏教色が薄い現在のようなおみくじの姿に変貌を遂げたと言われています。

■おみくじをくくりつける理由

おみくじは、神社の境内や近辺にある「結びつけるところ」に結んで帰る方が多いことでしょう。

中には、結ばなくてはならないと考えている方もいますが、これは必ずしもそうではありません。

本来おみくじは、引いた後大切に持ち帰り、機会あるごとに見返して人生の指針とするためのもの。

ですから、引いたおみくじを持ち帰り、大切に保管しても良いのです。

このおみくじを処分したいときには、御札納め所に納めたり、おみくじを結ぶところへ結びつけると良いでしょう。

境内で引いたおみくじを、そのまま直接結んで帰る場合もあります。

これは、「さらなるご加護を祈る」ためであると言います。

特におみくじの内容が自分にとって「悪い」ものだった時には、その場で結びつけて加護を祈るという説もあります。

ただ、人生のアドバイスとして持ち帰る場合は、吉よりも凶のほうが、持ち帰って読み直すメリットはあるのかもしれません。

一旦持ち帰るにしても、引いてそのまま結びつけるにしても、最後には「結ぶ」という行為が付きものになっていることがわかります。

これは、神仏との「ご縁を結ぶ」ことにつながっています。

縁を結び、加護を祈る行為。これが「結びつける」行為なのです。

寺社いずれにしても、おみくじを結ぶときは、境内の木などに適当に結ばずに、指定された結ぶ場所へ結びましょう。

また指定された場所が見つからない場合には、御札納め所で受け取っていただくこともできます。

不明な場合は神社の方へお伺いしましょう。

おみくじをくくりつける際の注意点

昨今、引いたおみくじを用意された所定の場所にくくり付けずに、わざわざ境内に自生している木の枝にくくり付けて帰る方がいます。

神社やお寺の境内は神域でもあり、神域ということは御神木でもあります。

御神木の枝におみくじをくくり付けるのは、大変、無礼な行為であり、万が一にでも枝を折ってしまうと逆にバチが当たってしまいます。

よって、おみくじをくくり付ける場合は必ず所定のくくり付け場所にくくり付けて帰るようにしましょう。

万が一、くくり付ける場所がない場合は面倒かも知れませんが、神社の場合は神職の方や巫女さんへ、寺院の場合は僧侶や寺務員の方へ聞いてみてください。

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コラム執筆者の紹介

磨呂子(まろこ)


当サイトでたびたび登場したウザキャラ「磨呂」の妹でオじゃる。
母の出自が賀茂神社社家。現在は霊感心理カウンセラー、占い師、レイキヒーラーをしているでオじゃリゅ。あぁ間違い。おじゃる
神道については、巫女に左足の小指の爪突っ込んだ程度の知識を持っているでおジャルわヨ。オホホん♪
あらためて勉強しなおし、皆様と共にレッスンしていければと思っています。

世露死苦お願いマヨネーズ!ポン酢!さしみしょうゆ!はぁ~っ!