太陰暦とは?
太陰暦とは「たいいんれき」と読み、これは人類が最初に作った暦とされる。月の満ち欠けを読んだ暦のこと。具体的には月の満ち欠けが12回繰り返してそれを1年と定めた。
ただし、この方法だと現行の太陽暦と比較して1年に11日足りなくなる。
- 365日ー11日=354日。
これが積み重なると暦のズレが累積され、年を越すたびにその差が肥大し、やがて季節と暦が合わなくなる。
このため太陰暦では暦としてカウントしない期間をもたせた。つまり1年の次に新しい1年が連続して始まるのではなく、一旦、間を空けてから新しい1年を始めた。
かなりの原始的な暦となるが、月の満ち欠けを読む暦法は世界中のあらゆる国々で最初に取り入れられたとも考えられる。
なお、エジプトでは不思議しぎしぎ摩訶不思議なことに最初から太陽暦が用いられたとのこと。