狛犬とは?鞠や子狛犬を踏んでいる本当の理由や意味とは?

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あなたは狛犬が神社にいるのを見て、これってどういう意味なんだろう……と考えたことはありませんか?

狛犬という名前でありながら、明らかに犬じゃないあの見た目。そして、狛犬が口の中に入れていたり、足の下に敷いたりしている玉。

今回は「狛犬とは何なのか?」を通して、日本の文化と神社における狛犬の存在を解説します。

 

狛犬はライオン?狛犬の意味

そもそも、狛犬とは何なのでしょうか?

字面だけ見れば、狛犬は「犬」です。ただし見た目で「あれは犬だ!」と思う方はあまりいませんね。見た目から何を想像しますか?

変顔……じゃなかった、恐ろしめの表情に、たてがみにも見えるモーツァルト状の何か。

狛犬のモデルになった動物は、犬ではなくてライオンであると言われています。

ライオンと言えば、「獅子」と表記されることがありますが、狛犬の元になったものも、獅子でしょう。今でも、獅子舞では狛犬と似たような獅子が踊っているのを見られます。

「え? 全然似てない」と思った方。

あなたは、きっと、赤い顔面で泥棒が背負っている風呂敷を背中につけた、和式の獅子舞を想像しているのではないでしょうか。

筆者のように横浜中華街と縁の深い生活をしていると、獅子舞の獅子というのは、コレです。

中国らしくカラフルではありますが、石で作ればほぼ狛犬だと思いませんか?

ライオンという生き物とは既にかけ離れています。しかしライオンの強靱さに、古代の人々は「守り手」「守護者」としての側面を見ていたのです。

右側だけ狛犬じゃなくて獅子だって知ってた?(諸説あり)

狛犬は左右一対、というのは日本では既に常識ですが、「左も右も狛犬ではない」という説があるのを知っていましたか?

現在では左右両方「狛犬」と思われていますが、そもそも狛犬が日本に渡来してきた時は、(神社の外側から見て)右側は獅子で、左側は狛犬! という棲み分けができていたとする説もあります。

右側の獅子は口を開けていて、金色で塗装されている。左側の狛犬は口が閉まっていて、銀色に塗装されている。……という時代もあったと伝えられますが、諸説あり、いまだ研究中の域を出ません。

狛犬の由来(起源)は中国?朝鮮?え、ペルシャ?

狛犬はそもそも、どこの国が発祥なのでしょうか? 狛犬の生まれた地を紐解いてみましょう。上の獅子舞の写真などを見ると、狛犬の発祥の地は中国なのではないか……と考えるかもしれません。しかし狛犬には、まだ他の由来もあるようです。

「狛」=朝鮮という意味

そもそも「狛犬」の「狛」って、狛犬と書く時しか出てこないイメージがあるのではないでしょうか。

「狛」とは、「高麗(こうらい、または、こま、とも読む)」に通じる言葉です。

「高麗」とは、朝鮮のことです。

したがって、「狛犬」を直訳すると「朝鮮の犬」といったような意味になります。

はい、確かに、狛犬を日本に直接伝えたのは、朝鮮もしくは中国。遣唐使や遣隋使、朝鮮経由の貿易といったルートを通って、狛犬のような「守護神としてのライオン像」が日本に伝わったと言われています。

日本では、今でこそ「神社の両脇に居る」と思われていますが、元々は宮中の貴族文化において、獅子の置物でスダレなどを抑える、いわば実用的インテリアとして使われていたようです。獅子には高貴な人を守護する役割があり、中国では仏教の守護神として仏像の左右に置かれることがありましたが、これが転じて、神社の守護として置かれるようになったと考えられます。

では、中国、朝鮮エリアにはどこから伝わったのでしょう?

インドから中国へと伝わった霊獣としての獅子の姿

結論から言うと、朝鮮に狛犬の姿を伝えたのは中国です。

そして、中国に狛犬を伝えたのは、インドからのシルクロードのルートであったと考えられます。

中国には元々、伝承としての「霊獣」の存在がありました。麒麟やドラゴンのような、想像上の生き物の1つとして並べられたのが「獅子」であったわけです。

古代中国には、ライオンはいなかったものと考えられます。一方、古代のインドには、一部、ライオンが生息していたと考える向きもあります。

中国では、ライオンはあくまでも想像上の生き物であり、ライオンの絵姿や話から、「唐獅子(からじし)」と呼ばれる、上の「中華街の獅子舞」の姿ができあがったと考えられるでしょう。

一方、インドでも獅子は強い生き物、すなわち「守り神」として考えられるようになります。仏教で、仏像の左右に獅子の像を置いて祀る(仏像を護らせる)ようなこともインド発祥で行われていたことがわかっています。この通俗が中国へ渡り、日本へと渡り、神社の左右を守護することにつながったものでしょう。

エジプトからイラン(ペルシャ)を経由しインドへ

インドへの伝播をさらに遡ると、獅子(ライオン)崇拝の形跡はエジプトに見ることができます。

エジプトでは、スフィンクスが有名ですが、スフィンクスは顔面こそ人間になっているものの、肉体のほうはライオンという生物です。人面ライオンですね!

そして、その強さから、ライオンは「王者に侍るもの」として扱われました。

強いライオンを従えているものが王様だ、というわけです。

そこで、エジプトでは玉座のそばにライオンの像が置かれたりもしました。

このエジプトでの獅子崇拝が、ペルシャ(現在のイラン)へと伝わり、これがインドに至って仏教の守護神としての役割を持ち、中国・朝鮮を経由して、日本に渡った。というわけで、狛犬のルーツのそのまたルーツは「古代エジプトのライオン崇拝」にあった、というわけです。

※説によって、狛犬の発祥がインドであり(インド西部にはライオンが住んでいたため)、これが東に渡って狛犬に、ペルシャ経由で西に渡ってスフィンクスになったとも言われます。


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狛犬にはあうん(阿形と吽形)がいる?それぞれの特徴は?

「あうんの呼吸」という言葉を知っていますか?

「あうん」というのは、口を開いた時の擬音「あ」と、口を閉じた時の擬音「うん」を組み合わせた言葉です。そもそもは密教の考え方に基づくもので、「あ」とは全ての始まりや根源を意味し、「うん」とは全ての終わり、智恵の究極形を意味していると言われます。

「あうんの呼吸 壱之型」……というものは残念ながら、ありませんが(多分)、「阿吽の呼吸」というのは、ものごとを息を合わせてばっちりの呼吸で成し遂げることを意味する言葉です。

「あうん」とは、口を開けた状態と、口を閉じた状態の像のセットを言います。狛犬にも「あうん」がありますので、その特徴を解説しておきます。

狛犬「阿形」の特徴

  • 口が開いている。
  • 口の中に玉がある。
  • 口の中ではなく、足元で玉(鞠)を踏んでいることもある。
  • 足元に子どもの獅子がいる場合がある。また子獅子が玉を持っている場合がある。

阿吽の像は、狛犬だけではなく、お寺の山門の左右に立っている仁王像など、2体セットになっているものです。そして片方が口を開けていて、片方が口を閉じているからこそ、阿吽と言います。

2体のうち、阿形はいつも口を開いています(もしくは、「あ」と言っている状態で口を開いているからこそ、「阿形」と言います)。

開いた口の中には、玉があることが多いようです。玉がない場合、玉か鞠のようなものを踏みつけています。狛犬の「阿形」と「玉」は、常にセットの存在ですが、その玉の意味については後述します。

狛犬「吽形」の特徴

  • 口を閉めている。
  • 足元に子どもの獅子がいる場合がある。
  • 持ち物が特に決まっていない。

阿形と違い、吽形のほうは口を閉めた形をしていることが特徴です。

「うん」と言ったときの口の形です。

阿形と同様、子どもの獅子を足元にちょろつかせていることがありますが、阿形と吽形、どちらにも子獅子がいることは少ないようです。

また、阿形の場合、玉や鞠が口の中、あるいは足回りに彫刻されますが、吽形にはこのような付属品がありません。

阿形吽形どちらが玉?どちらに子どもの獅子がいる?

子どもの獅子については後述していきますが、阿形と吽形のどちらが玉を持っていて、どちらに子どもの獅子がいるかについては、不確定な部分があります。

確かなのは「阿形→玉ありのことが多い」というケースで、阿形が開けた口の中に玉が入っている、あるいは阿形が足元に玉を踏んでいることが多くなります。

そして、阿形が玉を持っていて、吽形が子どもの獅子を連れている、という形がかなりスタンダードな組み合わせと言うことができます。しかし全てではないので注意が必要です。

このことは、後述する「狛犬の性別」にも関わりますが、子連れ=メス、という通説があります。

一方で、吽形が玉を踏んでいるケースはゼロではありませんし、阿形が子連れで、しかも子どもの狛犬も玉を持っている、というWたまたまケースも存在しています。

したがって、子どもの獅子が阿形、吽形のどちら側にいるかは断言できない部分があります。

狛犬「阿形」がくわえている玉は何?玉の意味は?足元にある鞠と同じ?

阿形が玉をくわえていることは上述しました。

また、狛犬が中国、朝鮮から海を渡って日本に伝えられたことも述べましたね。

狛犬が玉をくわえたり、足元に玉や鞠を踏んでいる、あるいは持っている状態を「玉取り」と呼びます。

狛犬(獅子)と玉との関連は、少なくとも中国の文献に見ることができます。

中国の図絵などに獅子が描かれる時、獅子が玉を転がして遊んでいるような図案で描かれることがあるのです。

したがって、日本では狛犬の阿形が口の中に玉をくわえている様子がメジャーのように思われがちですが、どちらかというと足回りに鞠がある状態がルーツだった可能性があるでしょう。

足元の鞠=富や吉祥の象徴

狛犬の足元にある鞠は、富、財産、あるいは吉祥の象徴です。

ここで言う鞠というのは美しい刺繍や装飾が施されており、宮中で飾りや遊びに使われる貴族のオモチャでもあったのでしょう。

獅子はもともと、神社の番犬というよりは王者の守護者であったわけですから、きらびやかな世界の存在です。

したがって、王者の権威を象徴するため、獅子もまた豪奢な鞠で遊ぶさまが中国の図絵に描かれた。

これが転じて、狛犬が鞠を踏んだまま神社の守護にあたる姿となったと考えられます。

口中の玉=虚言妄言に対する戒め

足元に鞠を遊ばせる狛犬とは違い、口の中に玉を含む狛犬は、楽しそうな感じはせず、むしろ「口の中にずっと玉を入れとくなんて、何かの修行かな」と思わせる部分があります。

「阿吽」とは、口の開閉、全ての始まりと終わり。すなわち、言おうと思えば人語を操り、万物のすべてを口に出すことができてしまう存在です。

特に阿形は、吽形とは違い「口に出すほうの役割」ですから、口から出そうと思えば何でも出る。

しかしだからこそ、口の中に邪魔くさい玉を常に含んでいると考えられます。

つまり、なんでもかんでもペラペラしゃべるな。まして虚言妄言を吐いて、世の人を惑わせたり、傷つけたりするようなことを口に出してはならない、という戒めなのです。

玉=高貴なものの象徴

古代中国で玉(ぎょく)と言えば、高貴なものの象徴でした。身分の高い人が身に付けるのが玉であり、玉は身分が高いことを表すアイテムです。

そして獅子もまた同じような立ち位置にいたはずです。古代エジプトで高貴な人を守護するために獅子の像が置かれたように、獅子は高貴であることを示すアイコンの1つでした。

ですから、その獅子に玉あるいは宮中で使われるような飾り鞠を付随させることによって、獅子の在るところに高貴な方がいらっしゃる、と示したことが想定されます。

中国において玉と獅子とが結びついた姿が、日本に入ってきて密教思想とつながりを持ち、現在の狛犬の姿になっているのでしょう。


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狛犬に子犬がいるのはなぜ?

狛犬の足元に子犬がもう1匹いることは、必須ではありませんが、そのような例が少なくもありません。

この、狛犬に子犬がくっついている状態を「子取り」と呼びます。

子取りの狛犬ですが、阿形、吽形どちらと決められないのが難点です。

多くの場合、吽形が子どもを連れている。吽形がメスだからだ! という説もあるのですが、中には阿形が子どもを連れていることもあるため、確定することは難しくなります。

獅子(狛犬)と子獅子(子犬)の関係ですが、日本の狛犬に限った話ではなく、中国の文献に獅子が描かれているシーンにも、子獅子が登場し、親獅子と一緒に遊んでいるシーンを見ることができます。

すなわち、獅子モチーフが日本に入ってくるよりも前から、獅子は子連れ、というイメージがある程度ついていたと考えることができます。

ところで、日本の歌舞伎には「連獅子」という有名な演目がありますが、連獅子は親子の獅子がボタンの花にたわむれかかった挙げ句に、赤と白の長い髪を息ぴったりに振り回すのが見どころの1つ。

連獅子のエピソードは、「親の獅子が、子どもの獅子を谷底に突き落として鍛える」というエピソードから発生したようです。

このように、「獅子=親子♥」という仲良しイメージがある程度定着しているために、いつからか狛犬には子犬が付きもの、と考えられるようになったのではないかと言われています。

もちろん、狛犬の玉は財宝、子犬は子宝、という考え方に基づいて、宝物の1つとして子犬が付随するようになった側面もあるでしょう。

狛犬の犬種と性別は?

犬種、という話題が出てきましたが、ここまでさんざんこの記事を読んでこられたあなたには既に失笑ものですね。

狛犬は、犬じゃなくて、ライオンー!チコ

というわけで、犬種もなにもライオンであると考えると、今更「狛犬は、秋田犬だ!」なんてことは誰も言えないと思います。

ときに狛犬の性別は何なのでしょうか?

既に少し触れましたように、阿形は玉を持っていて、玉というのはつまり宝物なわけですが、オスである。吽形は子どもの狛犬を連れていて、メスである。

とする説もあります。

しかしこれらはあくまでも確定ではありません。

中国の陰陽思想に基づけば、阿形は口を開いている。口を開く阿形は、言葉を発する。発射する性質すなわち陽の気を持っている。陽は雌雄で言えばオスである。一方で吽形というのは物事がおさめられる様子、全てが帰着する場所、すなわち陰陽で言えば陰である。陰は雌雄で言えばメスである。したがって、阿形はオスであり、吽形はメスである。

とする説もあるわけですが、一方で阿形が子どもの狛犬を連れていて、玉をかじっていて、子どもまで玉を持っているというケースもあるわけで、これもまた確定ではありません。

しつこいようですが、玉というのは宝物や富の象徴なので、玉を持っているからオスであるというわけではなく、真面目な話、狛犬さんの下の方をのぞいてみてもソッチの玉(!)がついてる狛犬さんはゼロではないですがほとんどなくて、明らかにオスであるとわかる狛犬もゼロではないのですが確実ではないのです……。

同様の理屈で、狛犬さんがメスであるという確証もありません。見た目でメスとわかるものがついている狛犬はまずないからです。

例外として奈良県明日香の橘寺の狛犬は、阿形に明らかにメスだとわかる造形がなされています。しかし吽形ではなく阿形なので、陰陽のことわりには一種反している部分もあり、結論として「狛犬のオスメスは、なんとも言えない!」ということになってしまうでしょう。

今後、信憑性のある研究結果が待たれるところです。

狛犬・獅子・シーサー・ケルベロスとの違いは?

獅子は、狛犬のルーツになっている生き物であることは既にお話しました。

獅子のモデルはライオンではありますが、獅子というのはキリンに似たような存在で、元々は首の長いキリンという生き物が、話の次第でキリンビールのパッケージに出てくるよくわからない生き物になってしまったのと同じ。元々はライオンであったところが、一種の霊獣へと格上げされたことで元のライオンではない、モーツアルトのようなたてがみを持った生き物に昇格しました。

狛犬の役割と同じく、獅子は貴人を守護するのがその役目で、スフィンクスのように墓を護る、あるいは仏教においても仏像の左右を守護するものという役割を持っています。

「護る」という役割から、シーサーを連想する人は多いでしょう。今でも沖縄へ行けば、門の左右、屋根の左右などに、一対のシーサーが置かれて家を護っているのをよく見かけます。

シーサーの見た目について、狛犬によく似ているな……と感じる方が多いかとは思いますが、「シーサー」はそもそも「シーシ」を語源としている。すなわち「獅子」そのものです。

沖縄は中国と独自の関係を築いていたこともあって、中国から沖縄へシーサーとして伝わったものが、本土へは同様に伝わり狛犬と名付けられた、と考えるのが妥当でしょう。

シーサーの起源としても、やはりスフィンクス、古代インド、というキーワードが挙げられるため、シーサーと狛犬のルーツはほぼ同じ、用途もほぼ同じと言うことができます。

ところで、化け物の一種として有名なケルベロスですが、ケルベロスもまた同様の起源でしょうか?

いいえ実は、ケルベロスの起源は獅子ではなく本当に「犬」と考えられます。犬というのは人に近しいがゆえか、古代から特殊性のある見方をされてきた生き物です。古代エジプトでは、犬は神につながる生き物として捉えられており、壁画に描かれたアヌビスという、犬頭人身の神は非常に有名です。アヌビスはミイラを作る神、すなわち再生の儀式につながるものとして神聖視されていました。

一方で、ユダヤ教やイスラム教の文化圏の中では、犬は不浄のものであるという見方もされる部分があり、様々な立ち位置を持っている生き物と言うことができます。

ケルベロスに関しては、ギリシャ神話で地獄の番犬と言われることから、これもまた一種の「死を司る神の眷属」であったと考えられます。神の眷属といっても、ケルベロスは3つの頭を持つ化け物で、巨人テュポンと、下半身が蛇で顔は美女という怪物女神エキドナの長男。ヒュドラの兄というすごいう立ち位置です。地獄の番犬と言われるのは、ハデスが司る地獄の入口を守護しているため。もはや、神聖なのか穢れまくっているのか意味がわかりませんが、ケルベロスの唾液からは猛毒トリカブトが生えるとも言われていますので、どちらかというとやはり魔物、穢れの類いとして捉えることができるでしょう。

こうして見てきたケルベロスの背景からは、獅子、狛犬、シーサーが持っている「貴人や重要な建物の守護」という背景が見えてこないため、これらは全くの別物であると断言して良いでしょう。獅子や狛犬、シーサーは、左右一対のライオン系であることが多いですが、ケルベロスは一対という概念ではなく、一匹の犬系の怪物です。

とはいえケルベロスもまた、地獄、死者の世界という不可侵の聖域を守護する怪物であることに違いは無いのです。

狛犬を英語で言うと……英語で狛犬を説明する方法

狛犬は英語で「Guardian dog」と言います。守護のための犬、という意味ですね。

番犬、となってしまうのも致し方ないところなので、別の言い方を考えてみますと、「Guardian lion-dog statues (komainu)」という、ライオン要素を含めた表現が適切のように思われます。

狛=高麗、つまり韓国あたりのことを示す、というニュアンスを入れるには、「an image of a Korean dog」という言い方をします。

さらに、神社を護ってくれるやつだよ! と説明するためには「Komainu (shrine guardian dog statues)」とすると、内容もうまく外国人の方に伝わるでしょう。

狛犬の御朱印と御朱印帳

狛犬のついた御朱印や御朱印帳も販売されています。

狛犬の柄の御朱印

草加神社(埼玉県草加市)

  • 初穂料:500円

多田神社(東京都中野区)

  • 初穂料:300円

狛犬の柄の御朱印帳

磐井神社(東京都大田区)

  • 初穂料:2,000円

上記の他、楽天市場などでも狛犬の柄の御朱印帳が販売されています。検索してみてくださいね。

狛犬が出てくるアニメ・サブカル!

狛犬は、日本のサブカル文化においては妖怪に準じる立ち位置として(本来は神に近いものであると思うのですが……)たびたび登場しています。有名なものをいくつかご紹介します。

高麗野あうん(こまの あうん)・・・東方Project

東方Projectに登場する「あうん」は狛犬のキャラクターです。正確には、狛犬と獅子の2面性があるとか。

といっても見た目は緑色の髪の若い女性(幼女として描かれることも多い様子)。よく見ると髪は緑のロングだがモーツアルトのように巻いており、短パンからは同色の尻尾が出ている。かわいい。

コマさん・・・妖怪ウォッチ

狛犬の妖怪。しつこいようですが本来狛犬は妖怪ではない……はずなのですが、コマさんは妖怪です。

設定では大変な田舎モノで「もんげ~~」とか「○○ズラ」という言葉遣いをしてしまう、ちょっと残念な感じ。魂のような形の、水色の2本角が特徴的で、愛らしいキャラクターとしてファンも多くいます。

せきしし・・・あつまれどうぶつの森

あつまれ どうぶつの森(通称「あつ森」)のアイテムの1つに「せきしし」というものがあり、これが狛犬の形をしています。キャラクターというわけではなく、置物です。「せきしし」とは「石獅子」のこと。色の濃いめのグレー、薄めのグレー、苔むしたバージョンと、3色も色違いがある凝ったアイテムです。

狛犬の置物、置き方は?

ところで、あつ森……でなくても、実際に家に狛犬の置物を置きたい! という場合、正しい置き方はあるのでしょうか。

狛犬は神社に置かれるものと思われているかもしれませんが、家に置く用の置物も販売されています。阿形、吽形のペアセットで売られていることが多いでしょう。あつ森では残念ですが、色違いは3色あるようですが「あうん」の別まではないようです……。

狛犬の置物は、シーサーと同じように、家の守り神として働くものです。ですから、置き場所は玄関、もしくはベランダが望ましいでしょう。

阿形、吽形のペアセットを置く場合は、開口部(玄関や窓など)を挟むように、口が開いた阿形を右側、口が閉まった吽形を左側に、家の外側に向けて置くのが正しい方法となります。

狛犬はちょっと怖い表情をしていることも多いですが、家の外に向けて睨みを利かせるのが仕事ですので、家の中から見たら背中やお尻が見えるわけですがそこは納得してあげて、外側を向かせてくださいね。

Writing:陰陽師の末裔/占い師・パワーストーンアドバイザー
あん茉莉安(ホームページ

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