笑いは運勢を上げて、体を強くしてくれる働きがあります。しかし笑おうと思って無理をしてしまうと、余計に笑えなくなるものです。笑って運勢を上げるベストな方法こそ、お笑いコメディ映画を見ることでしょう。
そこで運気が確実にあがる洋画コメディを、独自ランキングでご紹介します。笑いにパンチがかかっている映画から、笑ってほっこりする映画まで揃えました。
第20位. メン・イン・キャット
画像出典:映画.com
- 公開日:2016年8月3日
- 監督:バリー・ソネンフェルド
- 脚本:グウェン・ルーリー/マット・R・アレン 等
- キャスト:ケビン・スペイシー/クリストファー・ウォーケン/ジェニファー・ガーナー
海外の評論家には、ボロクソに叩かれている本作。しかし日本の映画ファンからは、大絶賛!!Yahoo!!映画では★3.42・Amazonでは★4がついていました。ちなみに、アマゾン・プライム・ビデオで配信されています。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- ケビン・スペイシーと、クリストファー・ウォーケンの名優が出演しています。2人が共演するとなると、アカデミー賞が狙える重厚ドラマ映画を想像します。でも実際は、オジさんが猫になるハートウォーミング・コメディ。例えるなら、水谷豊と北大路欣也が共演する可愛い猫ちゃん映画です。
- 猫ちゃんのキュートさ。そして、大御所俳優達の可愛い姿を堪能するにはオススメの映画です。
第19位. Mr.ビーン カンヌで大迷惑!?
画像出典:映画.com
- 公開日:2008年1月19日
- 監督:スティーヴ・ベンデラック
- キャスト:ローワン・アトキンソン/ロビン・ドリスコル
イギリスで(色んな意味で)最も強い男、Mr.ビーンが帰ってきました!彼が降り立ったのは、フランスのカンヌ。アマゾン・プライム配信映画です。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- Mr.ビーンに、セリフはほとんどありません。フランスなのに、なぜかスペイン語で「ありがとう」を意味する「Grasias」と発するぐらいです。セリフ量は、通りすがりの役の人の方が多いかもしれません。
- セリフが少ないのに面白いのは、Mr.ビーンならではです。歩くだけでも面白いオジさんは、カンヌで色々やらかします。
第18位. ピクセル
画像出典:映画.com
- 公開日:2015年9月12日
- 監督:クリス・コロンバス
- 主題歌:ワカ・フロッカ・フレイ「Game On」
- キャスト:アダム・サンドラー/ケヴィン・ジェームズ/ミシェル・モナハン
もしも現実世界にゲームのキャラクター達が登場したら、世界はどうなってしまうのでしょうか!?ゲーム好きにとっては、たまらない映画です。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 映画には、パックマンを生み出した岩谷徹が出演!ただし演じているのは本人ではなく、日系人俳優です。とは言え、顔は双子かと思うほどソックリ過ぎます。ちなみに、岩谷徹ご本人も映画のドコかで少しだけ出ていました。
- 見どころは、現実世界に登場したゲームです。特にオススメはパックマン!パックマンは悪者ではなく、お友達です。しかし映画に出てくるパックマンは、恐ろしい存在になっていました。
第17位. スクール・オブ・ロック
画像出典:映画.com
- 公開日:2004年4月29日
- 監督:リチャード・リンクレイター
- 脚本:マイク・ホワイト
- 主題歌:SCHOOL OF ROCK「Rock Got No Reason」
- キャスト:ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック/マイク・ホワイト
アマゾン・プライムで配信中のロックな映画です。映画公開から10年後に、ジャック・ブラックと生徒達が再会。再びバンドを結成し、曲を披露しました!
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 子供達のロック演奏は必見!演奏しているのは吹き替え(役者の代わりに楽器を演奏すること)ではなく、役を演じている子供達本人です。
- 主演のジャック・ブラックは「テネイシャスD」というバンドで、活動しています。
- 作中には、AC/DCやブラック・サバス、ディープ・パープル等の楽曲が登場。オールドロックファンにとっては、たまりません。
第16位. イエスマン”YES”は人生のパスワード
画像出典:映画.com
- 公開日:2009年3月20日
- 監督:ペイトン・リード
- 原作:ダニー・ウォレス「Yes Man」
- キャスト:ジム・キャリー/テレンス・スタンプ/ズーイー・デシャネル
本作は、ダニー・ウォレスの実話を元に作られた小説が原作です。原作者は半年近く、頼まれたことに全て「YES」と答えたそうです。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
お誘いに「NO」と返事することは、自らが人との付き合いを放棄していることになります。付き合いが必ずしも良い方向へ向くとは限らず、時には「NO」と突き返すことも必要です。でも何もかも全て「NO」と答えてしまうと、幸運は逃げてしまいます。不運には「NO」で、幸運には「YES」の姿勢を貫き通して下さい。
第15位. テッド
- 公開日:2013年1月18日
- 監督:セス・マクファーレン
- 脚本:セス・マクファーレン/アレック・サルキン/ウェルズリー・ワイルド
- キャスト:マーク・ウォールバーグ/セス・マクファーレン/ミラ・キュニス
日本語吹き替え版には2種類あります。1つは元のセリフに忠実なR15+(15歳以上の人しか見ちゃ駄目)、もう2つはPG12指定(小学生以下のよいこのみんなは親と一緒に映画を見ましょう)です。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 主役はラブリーキュートな、熊のぬいぐるみです。しかし中身はオッサンで、色々ヤバイ言葉連発しちゃっています。
- 色々と駄目なワードやアクションが繰り広げられている本作。でも最後には、熱い漢の友情を見ることができます。2人の友情は、誰も壊すことができません。
第14位. デッドプール
画像出典:映画.com
- 公開日:2016年6月1日
- 監督:ティム・ミラー
- 脚本:レット・リース/ポール・ワーニック
- 原作:マーベル・コミック
- キャスト:ライアン・レイノルズ/モリーナ・バッカリン/エド・スクライン
凄まじいパンチ力を誇る本作は、アメリカで権威のある映画賞ゴールデングローブ賞にノミネートされました。受賞は逃したものの、意外と評価は高いです。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- ベースはヒーロー映画です。しかしデッドプールのセリフのほとんどは、色んな意味でアウト。「グリーンランタン」という、決して触れてはならない領域にも手を出しています。誰しも、触れられたくない過去があるというものです。
- マーベル映画で毎度おなじみ、スタン・リーのカメオ出演も見逃せません。「デッドプール」でのスタン・リーは、色々駄目な役です。他に役はなかったのかと突っ込みたくなるところですが、出演映画が「デッドプール」と考えると妙に納得です。
第13位. M.I.B(メン・イン・ブラック)
画像出典:映画.com
- 公開日:1997年12月6日
- 監督:バリー・ソネンフェルド
- 脚本:エド・ソロモン
- 主題歌:ウィル・スミス「Men in Black」
- キャスト:トミー・リー・ジョーンズ/ウィル・スミス/リンダ・フィオレンティーノ
原案は、アメリカで有名な都市伝説の「メン・イン・ブラック」です。宇宙人を目撃すると、黒服の男が現れると言われています。信じるか信じないかはあなた次第です!
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 宇宙人の順能力が、高過ぎます。有名人は言うに及ばず、学校の先生も宇宙人。もし周囲に「あの人変わった人だな」と思ったら、金星人の可能性が高いです。末恐ろしい宇宙人も出てきますが、大半は友好的な宇宙人なので、安心して下さい。
- 映画にはGと名前がつく虫が、いっぱい出てきます。Gと名がついている虫が苦手な人にとっては、閲覧注意映画となるでしょう。
第12位. ドクター・ドリトル
画像出典:映画.com
- 公開日:1998年12月19日
- 監督:ベティ・トーマス
- 脚本:ナット・モールディン/ラリー・レビン
- 原作:ヒュー・ロフティング「ドリトル先生」
- キャスト:エディ・マーフィ/オジー・デイヴィス/オリヴァー・プラット
2020年に公開予定だったロバート・ダウニー・Jr版「ドクター・ドリトル」は公開延期になりました。しかしエディ・マーフィ版の「ドクター・ドリトル」なら、アマゾン・プライムで視聴出来ます。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
ジョン・ドリトル少年には、動物と話せる不思議な能力がありました。しかし周囲の大人達には、理解してもらえません。そして能力が原因となり、かわいがっていた愛犬とも離れ離れになりました。ジョンは二度と、動物と話さないと心に誓います。
数年後、大人になったジョン(演:エディ・マーフィー)は人間を診察する普通過ぎる医師として働いていました。少年の頃に得た能力は、消滅しています。
ある日のこと、ジョンは1匹の犬を車で引きかけてしまいました。犬は難を逃れることができ、「どこ見て運転しやがるんだクソオヤジ!」とジョンを一括!犬の声を聞いてしまったジョンは、大パニックです。
後日、動物達の間で「動物と話が出来る医師がいるらしい」という噂が広まりました。きっかけは、家に飛び込んだフクロウを治療したことです。当初は嫌々動物達を治療していましたが、次第に仕事の達成感を感じるようになります。
ジョンは、動物から具合の悪い部分を聞き出し治療します。時には、ドブネズミに人工呼吸をするほどです。そんな夫の様子を見た妻のリサ(演:クリステン・ウィルソン)は、思い悩むようになりました。そして夫を正常に戻すために、ジョンを精神病院に入院させます。
一刻も早く元の生活に戻りたいジョンは、動物との関わりを自ら絶ちました。そんな中、サーカスの虎が重症に陥ります。虎を治療できるのは、ジョンのみ。果たして虎の運命は、どうなってしまうのでしょうか!?
この作品の感想と見どころ
- 本編に登場するのは、ラブリーキュートな動物達です。今ならCGを使うでしょうが、本作に登場する動物達は、全て本物です。ただし、口だけはCGです。
- 周りから「変だ」「おかしい」と言われていても、持っている個性は大事にしたいものです。動物と話せる能力は、素敵な力です。しかしドリトル先生は、自分の脳力をネガティブなものとして捉えていました。動物超可愛い映画ですが、自分自身の個性についても考えさせられる映画でもあります。
第11位. ベイビー・トーク
画像出典:映画.com
- 公開日:1990年4月28日
- 監督:エイミー・ヘッカーリング
- 脚本:エイミー・ヘッカーリング
- キャスト:カーティス・アレイ/ジョン・トラボルタ/ブルース・ウィリス
「ベイビー・トーク」は、ネットフィリックスやアマゾン・プライムで配信されています。声がブルース・ウィリスの赤ちゃんは、違う意味で貴重映像かもしれません。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
会計士のモリー(演:カーティス・アレイ)は、社長との浮気の最中に妊娠してしまいました。しかし赤ちゃんの実の父親である社長には他に女性がおり、モリーと社長は喧嘩別れをします。そしてシングルマザーへの道を決意しました。
モリーと社長が喧嘩別れした直後、急に産気づきます。一刻も早く病院に行かなければならないにも関わらず、交通渋滞で病院に行くことができません。そこでタクシーを拾い、病院へ直行!病院へ到着後、タクシー運転手のジェームズ(演:ジョン・トラボルタ)は成り行きでモリーの出産に立ち会うことになりました。
ハチャメチャの中で生まれたのは、元気な男の子です。男の子はマイキー(声:ブルース・ウィリス)と名付けられ、母親から愛情を受けて育っていました。しかし仕事と子育ての両立は、簡単ではありません。
そんな中、モリーの元に出産に立ち会ってくれたタクシー運転手のジェームズが現れました。ジェームズの登場で、モリーの心に大きな変化が訪れます。
この作品の感想と見どころ
- 「サタデーナイトフィーバー」で、一躍大スターになったジョン・トラボルタ。しかし以降のキャリアは鳴かず飛ばずで、過去の人になってしまいました。過去の人になったトラボルタを再び大スターに押し上げた映画こそが、「ベイビー・トーク」です。
- 言葉を喋らない赤ちゃんは、心の中で何を思っているのでしょうか?主役はマイキー君で、マイキー君の視点から周りの大人達の様子を描いています。赤ちゃんにはわからないと思っていても、実はしっかりと聞いて理解しているのです。子供は大人が思っているほど、しっかりしています。
第10位. ナッティ・プロフェッサー ~クランプ教授の場合~
画像出典:映画.com
- 公開日:1996年9月7日
- 監督:トム・シャドヤック
- 脚本:デヴィッド・シェフィールド/バリー・W・ブラウスタイン等
- 主題歌:ヴィレッジ・ピープル「Macho Man」
- キャスト:エディ・マーフィ/ジェイダ・ピンケット/ジェームズ・コバーン
1963年公開映画「底抜け大学教授」のリメイク映画です。元の映画ではダサい男がイケメンに変身するのに対し、エディ・マーフィ版ではふくよかな男性がスリムになります。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
クランプ教授(演:エディ・マーフィ)は気が優しく、とても紳士的な性格の持ち主です。身長180cm体重180kgの超肥満体型により、生徒からバカにされる日々を過ごしていました。そんな教授の前に現れたのが、美人大学院生のカーラ(演:ジェイダ・ピンケット)はです。
カーラに振り向いてもらうために、ダイエットを決意!頑張って運動はしたものの、体型は変わりません。しかもカーラの目の前で、男に体型についてバカにされてしまいました。深く傷ついた教授は、未完成の痩せ薬を一気に飲み干します!
すると教授の体はみるみる痩せて、スリムな体に大変身!劇的に痩せたことに興奮し、性格は陽気なプレイボーイになりました。教授は「バディ・ラブ」と名乗り、カーラにぐいぐい接近します。しかし薬は長持ちせず、時間が経つとふくよか体型のクランプ教授に元通りです。
教授は痩せた姿の時に得た快感が忘れられず、何度も薬を飲みました。すると副作用が起きてしまい、教授の体の中にバディ・ラブの人格が宿ってしまいます。
この作品の感想と見どころ
- エディ・マーフィの1人7役は必見です。クランプ教授やバディ・ラブだけでなく、教授の身内もエディ・マーフィが演じています。さらにもう1人演じている訳ですが、もう1人に関しては見破ることはできません。恐るべし特殊メイク!
- 大事なのは見た目ではなく、人の心です。人を思いやる優しさがあれば、外見を気にする必要はありません。
第9位. ビートルジュース
画像出典:映画.com
- 公開日:1988年12月10日
- 監督:ティム・バートン
- 脚本:マイケル・マクダウェル/ウォーレン・スカーレン
- キャスト:マイケル・キートン/ジーナ・デイヴィス/ウィノナ・ライダー
USJの「モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」で活躍している、ビートルジュースの元になった映画です。USJでショーを楽しんだ人はもちろん、これから楽しむ予定の人でもオススメの作品となっています。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
アダムとバーバラ(演:アレック・ボールドウィン/ジーナ・デイヴィス)は、新婚ホヤホヤ夫婦でした。しかし事故で幽霊になってしまい、生前住んでいた家にそのまま住み着きます。
この作品の感想と見どころ
- 「引っ越しした家に幽霊がいた!」というのは、よくある話です。でも「ビートルジュース」では、幽霊側の視点で描かれています。
- 話はコメディですが、ただのコメディに済ませないのがティム・バートンです。ドタバタコメディな内容をダークに描いており、独特の世界観を作り上げています。
- 映画の雰囲気はダークではありますが、全く怖くありません。だからホラーが苦手な人でも、安心して視聴できます。
第8位. ゴーストバスターズ
画像出典:映画.com
- 公開日:1984年6月8日
- 監督:アイヴァン・ライトマン
- 脚本:ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス
- 主題歌:レイ・パーカーJr.「Ghostbusters」
- キャスト:ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス
「ゴーストバスターズ」は世界中で大ヒットし、アニメやゲームにもなりました。2016年にはリブート版(前作とのつながりを一旦絶ち、もう一度新しく作り直すこと)が公開。主役は、強過ぎる女性達です。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- ゴーストバスターズのメンバーは、駄目なオジさんばかり。ピーターは女性にセクハラしまくり、レイモンドは怖がり。イゴンは融通がきかない堅物な性格。でもそんなオジさん達でも、やる時はやります!彼等のパワフルな活躍は、映画のみどころです。
- もしも近所にヘンテコなものが登場したら、ゴーストバスターズまでお電話を!
第7位. 永遠に美しく…
画像出典:映画.com
- 公開日:1992年12月12日
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 脚本:マーティン・ドノヴァン/デヴィッド・コープ
- キャスト:メリル・ストリープ/ブルース・ウィリス/ゴールディ・ホーン
メリル・ストリープとゴールデン・ホーンがブラック・コメディに挑戦。日本で例えたら、吉永小百合と黒木瞳が共演しているブラック・コメディです。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 「いつまでも美しく綺麗でありたい」と願うのは、女性でも男性でも思うことです。しかし何をどう抗っても、年月には敵いません。変に抵抗せずに、年相応に過ごしたいものです。
- 映画公開当時、メリル・ストリープの年齢は43歳、ゴールディ・ホーンは46歳でした。多少“映画マジック”で誤魔化している部分はあるでしょうが、2人のリアルな美貌も良い意味で恐ろしく感じます。
第6位. アダムス・ファミリー
画像出典:映画.com
- 公開日:1992年4月25日
- 監督:バリー・ソネンフェルド
- 原作:チャールズ・アダムス「アダムス・ファミリー」
- 主題歌:M.C.ハマー「Addamas Groove」
- キャスト:ラウル・ジュリア/アンジェリカ・ヒューストン/クリスティーナ・リッチ
原作は、雑誌「ニューヨーカー」に掲載されていた一コマ漫画です。アメリカンコミックと聞くと、カラフルなコミックを想像するでしょう。でも原作の「アダムス・ファミリー」は、モノクロで描かれていました。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- 映画全体の雰囲気は奇妙で不気味です。ホラーが苦手な人なら、映画ポスターを見ただけでご遠慮したいと思うかもしれません。でもホラーなのに妙に笑えるし、奇妙なのに愛おしく見てしまうのが「アダムス・ファミリー」です。
- アダムス・ファミリーの面々は、無表情です。クスリとも笑うことはありません。しかし、どこの家族よりも家族愛に溢れています。少し変わったファミリー映画を探しているのなら、おすすめです。
ミセス・ダウト
- 公開日:1994年4月16日
- 監督:クリス・コロンバス
- 原作:アン・ファイン「マダム・ダウトファイア」
- 主題歌:エアロスミス「DUDE」
- キャスト:ロビン・ウィリアムズ/サリー・フィールド/ピアース・ブロスナン
原作は、イギリス人児童作家が1987年に発表した小説「マダム・ダウトファイア」です。惜しくも受賞は逃したものの、本作はイギリスで権威のある児童文学賞「ガーディアン賞」の候補に挙がった名作です。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
真のコメディ俳優、ロビン・ウィリアムズが本領発揮した映画です。俳優が女装をして演技すると、どうしてもオカマっぽくなります。しかしロビン・ウィリアムズは、実在する女性としてミセス・ダウトを演じきりました。時折出てくる“男”の部分を笑いに変える力は、さすがです。
マスク
画像出典:映画.com
- 公開日:1995年2月25日
- 監督:チャールズ・ラッセル
- 原作:マイケル・ファーロン/マーク・ヴェルハイデン「The Mask」
- 主題歌:ロイヤル・クラウン・レビュー「Hey Pachuco!」
- キャスト:ジム・キャリー/キャメロン・ディアス/ピーター・リーガート
公開当時は、最新鋭のCG技術が使われていた映画「マスク」。またジム・キャリーのハチャメチャぶりと、キャメロン・ディアスの美しさからも目が離せません。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
この作品の感想と見どころ
- ジム・キャリーのハチャメチャぶりが、凄いことになっています。作中、ジム・キャリーは銃を持った警察官に包囲されて逃げ場がない状態に追いやられました。他の俳優だと持っている銃をぶっ放して、警官達をなぎ倒すでしょう。しかしジム・キャリーがやったことは、みんなで楽しく歌って踊ることです。何事にも平和が1番。
- 映画公開当時、新人だったキャメロン・ディアスにも注目です。めちゃくちゃ色っぽい役柄ですが、彼女の年齢は22歳。大人過ぎます。
ホーム・アローン
- 公開日:1991年6月22日
- 監督:クリス・コロンバス
- 脚本:ジョン・ヒューズ
- 主題歌:ジョン・ウィリアムズ「We Wish You a Merry Christmas」
- キャスト:マコーレ・カルキン/ジョー・ペシ/ダニエル・スターン
かつてクリスマス時期になると、必ずと言ってもいいほどTVで放送されていた映画です。家から一歩も出なくても、最高過ぎるコメディ映画が生まれることもあります。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
マカリスター一家は、クリスマス休暇を利用してパリ旅行に出かける予定でした。しかし家族全員寝坊してしまい、大慌てで空港に向かいます。ただし、マカリスター一家の末っ子ケビンを除いて。
1人残されたケビンは大喜び!兄バズの部屋に勝手に入り、セクシーな本をチェック。そして壁に飾られているモデルガンを使って、遊びます。またコーンフレークとマシュマロアイスを相棒に、マフィア映画鑑賞。1人暮らし状態になったケビンは、寂しがるどころかシングルライフを満喫していました。
満喫どころではないのが、ケビン以外のマカリスター一家です。ケビンを連れて行くため家に戻ろうとアメリカ行きのチケットを急遽手配するも、クリスマスでどの便も満席。警察にも連絡したものの、満足に対応してくれません。
一方、泥棒のハリーとマーブはマカリスター一家に狙いを定めます。ケビンはひょんなことから、家が泥棒に狙われていることを察知。泥棒退治のため、家中に罠という罠を仕掛けました。8歳の少年ケビンVS泥棒の対決の行方は?
この作品の感想と見どころ
- ケビン少年が家中に張り巡らした罠は、映画の見どころです。クリスマスの飾りを窓の付近に置くのは、まだ序の口。玄関口に水を撒いて滑りやすくしたり、ドアノブを触れないほど熱々にしたりもしました。究極は、台所から侵入しようとした泥棒の頭に火をつけたことです。良い子のみんなは、絶対に真似しないで下さい。
- ケビン役を務めたマコーレ・カルキンは、現在も俳優を続けています。2018年末にGoogle アシスタントのCMに出演し、大人になったケビン”青年”を演じました。
ブルース・ブラザーズ
画像出典:映画.com
- 公開日:1981年3月28日
- 監督:ジョン・ランディス
- 脚本:ダン・エイクロイド/ジョン・ランディス
- 主題歌:ブルース・ブラザーズ「Everybody needs somebody」
- キャスト:ジョン・ベルーシ/ダン・エイクロイド/ジェームス・ブラウン
元は「サタデー・ナイト・ライブ」の名物コーナーでした。「サタデー・ナイト・ライブ」とはアメリカで人気のコント番組で、45年の歴史があります。番組からは、世界的に有名なコメディ俳優や女優が登場。中でも伝説な人気を誇るのが、ブルース・ブラザーズです。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
強盗の罪で3年服役していたジェイク・ブルース(演:ジョン・ベルーシ)が、出所しました。ジェイクを迎えに来たのは、弟のエルウッド・ブルース(演:ダン・エイクロイド)です。
ブラザーズは出所報告のために、2人が育ったカトリック系の孤児院に訪れました。しかし孤児院は立ち退きが要求され、5000ドル(公開当時のレートで換算すると約110万円。1ドル220円で計算)必要です。ブラザーズは盗みを働いてお金を得ようとするも、孤児院のシスターに咎められてしまいました。
孤児院を盗み以外で救うにはどうすれば良いのか?ブラザーズは孤児院でお世話になったカーティス(演:キャブ・キャロウェイ)に相談します。すると、彼からジェームズ牧師の礼拝に出席するようにすすめられました。
ブラザーズは、ジェームズ牧師(演:ジェームズ・ブラウン)の礼拝に出席します。礼拝で開催されていたのは、ソウルな歌とダンスのパフォーマンスでした。礼拝のパフォーマンスを見たブラザーズは、バンドを組んでお金を集めることを思いつきます。
果たしてブラザーズはバンドを組んで、孤児院を助けることができるのでしょうか!?
この作品の感想と見どころ
- ミュージックシーンは必見です。ジェームズ牧師が奏でる、ソウル過ぎる賛美歌。楽器店の店主役を務めるレイ・チャールズの「Shake a Tail Feather」も必見です。
- 意味がわからないほど、豪華過ぎる出演者にも要注目です。出ているのは、ジェームズ・ブラウンやレイ・チャールズだけではありません。クイーン・オブ・ソウルの冠を持つアレサ・フランクリンや、スティーブン・スピルバーグも出ちゃっていました。
天使にラブソングを
- 公開日:1993年4月17日
- 監督:エミール・アルドリーノ
- 脚本:ジョセフ・ハワード
- 主題歌:ウーピー・ゴールドバーグ&キャスト陣「Ain’t No Mountain High Enough」
- キャスト:ウーピー・ゴールドバーグ/マギー・スミス/ハーヴェイ・カイテル
日本にゴスペルを広めた映画です。ゴスペルとは、アメリカの黒人協会で歌われている賛美歌です。実際の教会でも、歌って踊って拍手して盛り上がっています。
あらすじ(ちょいネタばれ注意)
デロリス(演:ウーピー・ゴールドバーグ)は、ナイトクラブ「ムーンライトラウンジ」のクラブ歌手です。歌の仕事は愛人であるマフィアのボス、ヴィンスから貰い受けていました。
ある日のこと、デロリスはヴィンスの元を訪れます。2人の仲について話し合うためにです。しかしデロリスが見たのは、忠誠心がない部下の射殺シーンでした。
自分自身の命に危険が迫っていると感じたデロリスは、警察に駆け込みます。ヴィンスは周囲一体を牛耳っており、警察にも逃げ場がありません。そこでヴィンスの目が絶対に行き届かない、修道院に身を隠すことになりました。
修道院長(演:マギー・スミス)は嫌々ながらも、デロリスを匿うことを承諾します。デロリスは「シスター・クラレンス」と名乗り、不満タラタラで修道生活を送ることになりました。
日曜日のミサ。デロリスは、あまりにも酷い賛美歌を聞きます。院長ですら、フォローできないほどのクオリティです。そこで院長は、デロリスの本職がプロの歌手であることに目をつけ、聖歌隊を指導するように言いつけました。
酷すぎる聖歌隊は、デロリスの指導で素晴らしい聖歌隊に生まれ変わります。聖歌隊が奏でる歌は信仰心がない若者だけでなく、TV局も注目するようになりました。
しかし彼女達の活躍は、ヴィンスの目に止まってしまいます。
この作品の感想と見どころ
- 「天使にラブソングを」の原題は「SISTER ACT」です。SISTERは姉や妹ではなく、尼僧や修道女の意味です。ACTの意味は、演目やパフォーマンス。つまり「SISTER ACT」を訳すと、「修道女のパフォーマンス」になります。ちなみに神父様は英語で「FATHER」、修道院長は「MOTHER」です。
- 見どころは聖歌隊の演奏です。デロリスの特訓の甲斐もあり、素晴らしい曲を披露。彼女達の歌声は、世界で最も知名度の高い人物の耳にも届きます。音楽は本当に素晴らしいものです。
- いつもは厳粛な生活をおくる修道女達。彼女達を怒らせると、神様のお怒りを受けます。修道女が束になれば、誰も敵いません。アーメン。
- 映画のもう1人の主人公は、メアリー・ロバートでしょう。自信が持てず、聖歌隊ではボソボソと歌っていました。そんな彼女の運命を変えた人こそが、デロリスです。デロリスの働きにより、自分に自信を持つことができました。そして、素晴らしい歌声を披露します。メアリーの活躍も、映画の見どころです。
Writing:琴光♥~kotomi~