寺社で授与されている御朱印帳は、一般的に神社の方が小サイズ、お寺の方が大サイズとして知られています。
以下では神社とお寺とで御朱印帳を使い分ける必要があるのか?
‥についてご紹介しています。
目次
御朱印帳は神社とお寺とで分けて使うのが決まり?
結論から言えば、神社とお寺とで使い分けするかしないのかは本人次第といえます。
実際に寺社それぞれへお聞きしたところ、使い分ける必要は特にないとの回答もいただいています。
ただ、本当にごく一部ですが、寺院の中には神社さんの御朱印が書かれた御朱印帳に記帳をお願いすると「神社とお寺とで分けられた方が良いですよ」と回答される寺院もあります。(御朱印はなんとかいただけました)
神社さんでは使い分けについて特段、今まで何か指摘を受けたありません。
神社とお寺とでは御朱印帳のサイズが異なることも原因?!
何度が御朱印をいただいた方であれば気づいた方もいると思われますが、神社とお寺とでは授与している御朱印帳のサイズが異なります。
おおむねお寺では一般的に「大サイズ」と呼ばれる御朱印帳を授与しており、神社では「小サイズ」と呼ばれる御朱印帳を授与されています。
- 大サイズがタテ約18㎝×ヨコ約12㎝
- 小サイズがタテ約16㎝×ヨコ約11㎝
このようなに神社とお寺とで授与されている御朱印帳サイズが異なることから、大サイズの御朱印帳がお寺、小サイズの御朱印帳が神社という風潮が広まったのかもしれません。
なお、これは大まかな観点からみた統計であり、日光東照宮などのように実際、大サイズの御朱印帳を授与されている神社もあります。
関連記事:日光東照宮の御朱印帳の種類・サイズなど
御朱印帳のおすすめの使い分け方
御朱印帳の使い分け方には決まったルールはありませんので、ご自身の使いやすいように分ければ大丈夫です。
以下に使い分け方の一例をご紹介いたしますので、参考にしてみてください!
神社用とお寺用で分ける
神社の御朱印は中央に神社名が楷書体で書かれることが比較的多いのですが、それに対し、お寺の御朱印は中央にはご本尊の名前が行書体のダイナミックな筆遣いで書かれることが多いです。
そのため、御朱印帳を開いた時の見た目の統一感を重視して、神社とお寺で御朱印帳を分けるという方法があります。
また、滅多に無いことですが、ごくまれに一部のお寺は神社の御朱印とお寺の御朱印を混在させることを嫌うところもあり、そのような理由で分ける場合もあるそうです。
ただ、有名なお寺の近くには神社もあることが多いので、一回のお出かけでお寺も神社も両方訪れる予定の時は御朱印帳を2冊持っていく必要があり、荷物がかさばるというデメリットがあります。
御祭神・御本尊ごとに分ける
上記で御朱印帳を神社用とお寺用で分けることについてご紹介しましたが、もう少し細かく分けて御祭神や御本尊ごとに御朱印帳を使い分けると、より一層統一感が出るため、広げた時に美しいです。
ただ、一つの神社(お寺)に複数の御祭神(御本尊)がいて、それぞれの御朱印をいただける場合、複数の御朱印帳をもっていかなくてはいけないというデメリットもあります。
また、日蓮宗のお寺では、御朱印に変わるものとして「御首題」があり、御首題帳を渡すと「南無妙法蓮華経」と書いてくださいますが、御首題は他の宗派の御朱印帳に一緒に書いてはいけないというルールがあります。
他の宗派の御朱印が書かれた御朱印帳を渡すと「妙法」とだけ書いてくださるところもあるそうですが、基本的には専用の御首題帳を用意したほうがいいでしょう。
ます。
霊場巡りなど目的ごとに分ける
四国八十八ヶ所霊場など、日本中には数えきれないほどたくさんの霊場があります。
御朱印帳の中には、それに合わせたページ数で番号が印刷されている三十三ヶ所納経帖や八十八ヶ所納経帖というものを販売しているお店もあります。
また、例えば「西国三十三ヶ所巡りの御朱印帳」など、霊場ごとにオリジナルの御朱印帳を販売しているところもあります。
一の宮だけで分けている人もいる
神社の中でも特に社格高い大きい神社(一の宮)だけの御朱印をいただくために、一の宮専用の御朱印帳を作っておられる方もいます。
御朱印帳は、巷間であふれるほどありますので、払うもんさえ払えば何冊でも手に入れることはできます。
ただ、管理が大変になるので、旅先であの御朱印帳を忘れたということは多々、出てきます。(何回も腐るほd経験済み)
宗派で分ける
中にはもっと宗派で分けてられている方もいます。
お寺はそのお寺独自の掟のようなものがあるためか、そのお寺が属する宗派以外の御朱印が記帳されている御朱印帳を受け付けないところもあります。
地域ごとに分ける
寺社は、その地域の歴史に密接にかかわっているため、御朱印帳も地域ごとに分けるという方法もあります。
旅行に行く度に新しい御朱印帳を用意すれば、経路順に御朱印が並んで旅の思い出としても活用できます。
【補足】ワタクしぅメはこうして使い分けている!
ワタクしぅメは、ある1つの地域の寺社を複数、巡拝することが多いのですが、ワタクしぅメは車での移動はせず、公共交通機関を利用するため手荷物がかさむと機動力が低下します。
機動力が低下すると頻繁に燃料補給として、吉牛のつゆだく大盛りのお世話になることになりますので、1日に巡拝できる件数が減ります。
そこで1冊の御朱印帳の裏と表とでお寺と神社とで使い分けています。
もう少しわかりやすく言うと、‥
神社の御朱印をいただく際は、そのまま表表紙を開いていったページにお願いしています。
一方、お寺で御朱印をいただく際は、表表紙をひっくり返して開いていったページにお願いしています。
つまり、表表紙と裏表紙とで神社とお寺用とで使い分けていることになります。
巡拝されている方で手荷物が多くい方は、ぜひ!参考にしてみてください。
御朱印帳は神社とお寺とで使い分けるメリットとデメリット
メリット
- 神社とお寺とで御朱印帳を分けてしまえば見栄えがよくなる。
- 統一感に満足感が得られる。
- たくさんの御朱印帳を買える(御朱印帳集めができる)
デメリット
- 御朱印帳を2冊買うのでお金がかかる
- 寺社を巡拝する場合、2冊持ち歩かなければならず手荷物がかさむ
- いずれかを忘れることが多い(旅先の寺社で気づく)
- 管理スペースの確保がいるのと管理の手間が増える