東日本や西日本では桜が散り始める4月上旬から中旬は、季節で言えば既に晩春、二十四節気の「清明」にあたる時期です。
こちらのページでは、「清明」期間中(4月5日~20日頃)の旬な食べ物を一覧形式でご紹介しています。
清明の時期の歳時記を知れば春をより深く楽しめる、「清明」に関するあれこれを述べています。
清明の期間中に旬の食べ物
魚介類
- アサリ、ハマグリ、ホタテ など
- ホタルイカ、アオリイカ など
- シロエビ、ボタンエビ、シャコ など
- 鰆(さわら)、初鰹(はつがつお/はつかつお)、ハタハタ など
春になると貝類が旬となり、4月から5月にかけては、各地で潮干狩りが行われます。
魚では、魚偏に「春」と書くサワラが旬を迎えます。
また、黒潮に乗り太平洋を北上してくる「初鰹」は4月頃から出回り始めます。
脂ののった「戻り鰹」に対して、さっぱりした味わいが特徴です。
野菜、果物、野山のもの
- タラの芽、土筆(つくし)、山椒、ウド、山葵(わさび)、フキ、山芋
- キャベツ、タマネギ、菜の花、ニラ、ミツバ、タケノコ、苺 など
山菜を始めとした、春の野菜が旬を迎えます。
【豆知識】「清明」が花言葉の花「ヒエンソウ(デルフィニウム)」
デルフィニウムという名前で売られている花の多くは、「キンポウゲ科デルフィニウム属」のオオバナヒエンソウです。
5月~6月が旬の花で、二十四節気の1つとしての「清明」と関係があるわけではありませんが、「清く明るい」という意味にピッタリの、華やかな花です。
色は、青、紺、水色、紫(濃紫、薄紫)、ピンク、白などがあり、花の咲き方も一般的な一重の他、八重咲など、細かく分けると200種類以上あるそうです。
ヒエンソウ(デルフィニウム)には「清明」の他にも、紫なら「高貴」、青なら「幸運を振りまく人」、ピンクなら「気まぐれ」「移り気」、白なら「可憐な瞳」など、色によっていくつかの花言葉があります。
また、同じデルフィニウムでも、種類によっても異なる花言葉を持っています。
特に、ブルー系、パープル系は良い意味の花言葉を持っているので、春から初夏にかけての贈り物の花束や、花嫁のブーケにに入れる花として人気があります。