小学生や中学生でも、髪の毛をサラサラにしたい! というお悩みは多いもの。年齢とともにパサつきが出る大人の男女は猶更です。
髪の毛をサラサラにするためには、何か特別な整髪料が要るのか……と思いきやそんなことはなく、とても簡単な方法でサラサラ美髪を手に入れることができちゃいます。
今回は「髪は魔力が宿るもの」としてとても大切にしている、占い師の筆者が、髪の毛を簡単にサラサラにする美髪のコツをご紹介します。
美髪ケアはなぜ大事?髪の持つ意味と効果
実際に美髪のコツを学ぶ前に、美髪ケアがなぜ重要なのかを簡単におさらいしておきましょう。実は髪という存在は、人体の生命活動においては非常にどうでもいい存在として扱われています。髪がなくても生きていけますし、臓器や血管のような重要性は全く無いからです。
したがって髪には、栄養がとても行き渡りづらく、意図的なケアを行わなければ人体の中でもとても傷みやすい場所となっています。
一方で、髪の印象は人の印象を左右する重要なものです。もしショートやボブなどの短髪でも、パサついて傷んでいれば男女ともに、清潔感がいまいちな人だな……と思われてしまうのは仕方のないことでしょう。
さらに髪はスピリチュアルな側面から見れば、その人のエネルギーを蓄えるとても重要なアイテムです。昔から髪が呪具として使われるなどしてきたことは、ご存知の方も多いでしょう。つまり髪によいエネルギーを持っている人は、運も良くなりやすいし、髪のエネルギーが衰えている人は運気も下がりやすいというわけです。
髪がきれいに保てていれば人としての印象も、運気も上がる。そういった意味で髪の健康はとても大切なものです。ただし、血の通っていない髪は一度傷んでしまうと、自然に治癒することができませんから、とにかくダメージを最小限に抑えることこそが、美髪のコツになるのです。
必ず抑えておきたい美髪のコツ4つ……髪は1日何回梳かすのがベスト?
では、簡単に髪へのダメージを抑える方法を伝授していきますので、ぜひ気に掛けてみてください。特に1日何度髪を梳かせばいいか、あなたは知っていましたか? ベストな回数を記事の最後でご紹介します。
1.アミノ酸系シャンプーを選ぶ
まず重要なのはシャンプー選びです。シャンプーには3種類あります。
- アルコール系
- 石けん系
- アミノ酸系
の3種類です。このうち最も価格が安く、洗浄力が強いのがアルコール系。良い香りがすることも多いし、ドラッグストアでとても安く手に入るので、中学生や高校生には手を出しやすいヘアケアと思われがちですが、実は髪も頭皮も傷めてしまう強い洗浄力を持っています。
洗浄力が強いですので、洗髪した後は「スッキリした~!」と感じますが、実はスッキリを実感した分だけパサパサ度が進行しているというわけです。
石けん系のシャンプーは、アルコール系ほどのダメージではありませんが、やはり石けんはアルカリ性。髪の本来の性質は㏗5~6くらいの弱酸性ですから、アルカリ性の石けんは髪にとって刺激が強くベストとは言えません。
この、本来の髪の性質である弱酸性を変化させない、アミノ酸系シャンプーが最も刺激が弱く、髪にとってベストな選択であると言えます。
アミノ酸系シャンプーは、そうでないシャンプーに比べていくらか割高な印象がありますが、髪の傷みを軽減できればその分むやみなヘアケア剤を購入する必要性がなくなるかも。
ちなみに、中学生や高校生もよく利用するパーマやカラーリングは、アルカリ性薬剤によって髪の状態を変えるものです。パーマやカラーリングをした後も、弱酸性シャンプーを使って髪を弱酸性の状態に戻すと、美髪の状態を長持ちさせることができるでしょう。
2.寝癖直しは水じゃダメ!
朝、起きて髪を整える時に利用したいのが、寝癖直しのスプレー。人によってはスプレーなんて買ってもしょうがないし……と、水をそのまま手につけて、髪を濡らして梳かしたり、ドライヤーをかけている人もいるかもしれませんが、これは超NG行為です!
実は、髪に水をつけると、その水が髪のキューティクルを開かせてしまいます。そしてキューティクルの開きから水分が蒸発し、髪は内部までパサパサの高野豆腐みたいな状態に……。後からつけた水はもちろん、髪内部に存在していた水分までも一緒に失ってしまう、さらにキューティクルも剥げて破損してしまうような結果が待っているのです。
これを防ぐためには、購入する寝癖直しスプレーを厳選しましょう。髪を保護する成分がしっかりと入った寝癖直しスプレーなら、ブラッシングの物理的な刺激やドライヤーの熱からも髪を守ってくれます。「ドライヤーの熱から保護する」と書かれているものを選びたいところです。
気を付けたいのは、朝の寝癖直しスプレーは意外に頭皮に近いところに塗らなければ効果がないということ。特に男性など、寝癖の原因が頭皮に近いところで起こっていますから、スプレーが頭皮にかかるのはやむを得ないことです。
こんな時、シリコン系の寝癖直しスプレーを選んでしまうとシリコンが頭皮の毛穴を詰まらせ、抜け毛の大きな原因に! もちろん女性にとってもこれは大問題で、年齢を重ねてから髪のボリュームが落ちていくのは避けたいですよね。
したがって、寝癖直しスプレーの選択は、保湿成分の入ったものであること、そしてノンシリコン系であることを条件にするのがおすすめです。洗い流さないヘアトリートメントといったものもありますので上手に利用して。
3.髪のUVケアは一年中行うこと
夏は日差しが強く、髪も日焼けをするからとUVケアを行っている人は、特に女性には多いでしょう。しかしそんな女性たちも、秋、冬、そして春は「そんなに日焼けしないはず」……とUVケアをすっかりお留守にしてしまいます。
いわんや男性、中高生をやですが、実は一年中で最も紫外線が強いのは「5月~8月」と思ったよりも長期間。さらに秋冬は太陽の角度が落ち、真横から紫外線が当たってくるため、髪への紫外線ダメージは冬でもたっぷりと与えられています。
面倒かもしれませんが、秋から春にかけての期間も髪のUVケアを怠りなく。
さきほど寝癖直しスプレーに触れましたが、寝癖直しスプレーとUVケアを兼用できるスタイリング剤もありますので検討してみてくださいね。ただしUVケアは基本的に寝る前には必要ありませんので、朝使うものに限ります。
4.ブラッシングは1日○回
ではここで、さきほどの問題の答えです。髪は1日何回梳かすのがベストでしょうか?
答えは3回!
ブラッシングのタイミングは
- 朝
- 夜
- 就寝前
の3度です。「朝」は言わずもがな起きた時、「夜」というのはつまりお風呂上がり。さらに寝る前にもう一度梳かしてから寝ましょうね、ということです。
小中学生、高校生などによく見られるのが、昼間、何の理由もないのにとにかくひたすら髪を梳かして、髪サラサラアピールをしてみるという行為。モテたい期なので仕方ありませんが、実は髪を梳かす=髪に摩擦を与えるということに他なりません。つまり髪を梳かすことによってキューティクルにダメージを与え、髪を傷めているという側面があるわけです。サラサラの美髪を保ちたい時は髪を梳かすタイミングを最小限に抑制し、髪への摩擦を減らす工夫が必要です。
一方で、就寝前に髪を梳かすのは余計だと思われるかもしれませんが、これは朝のダメージを最小限に留めるために必要なヘアケアです。寝る前にブラッシングしておくことで、寝具と髪が擦れて絡まるのを最小限にすることができます。さらに、就寝前のブラッシングには、頭皮の皮脂を髪に移動させて、ツヤを出し、摩擦ダメージから髪を保護する役割もあるのです。
美髪のためにいいヘアブラシを選びましょう
世間には、100円でも様々なブラシが売っています。適当に選んだり、値段やかわいさで決めたりするのも良いですが、髪への摩擦が少ない、いいヘアブラシを選ぶことで、他の部分で手間のないヘアケアを実現し、時短にもつながる可能性があるでしょう。
いいヘアブラシは1年2年で摩耗するものではありません。乱暴なブラッシングで髪が傷み、それをケアするスタイリング剤を何年も買い足すことを思えば安いのではないでしょうか。
修復機能がない髪というパーツだからこそ、日頃のお手入れや、生活に対する態度、モノの選び方が現れるといっても良いかもしれません。あなたがサラサラの美髪を実現し、すてきな恋愛運を手にすることをお祈りしています!
Writing:陰陽師の末裔/占い師・パワーストーンアドバイザー
あん茉莉安(ホームページ)