葬儀における神式(神道式)と仏式(仏教式)の違いとは?意味、マナー、お香典、お布施など

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誰しも一度は通る道、お葬式……日本では、そのほとんどが仏式のお葬式ですが、神式(神道)のお葬式もあります!

今回は仏式の葬儀に関連する、マナーやお香典について解説していきます。

また、神式はどんな風にお葬式を進めていくのかな……と気になっている方もいらっしゃるでしょう。神式の葬儀についても、一緒にマスターしましょう!

目次

仏教と仏式、神道と神式の読み方は?!

仏教は「ぶっきょう」と読み、仏式は「ぶつしき(ぶっしき)」と読みます。

対して、神道は「しんとう」と読み、神式は「しんしき」と読みます。

それぞれの意味合いに関しては次項で紐解いていきますのでそちらをご参照ください。

仏教と神道の違い

仏教と神道は、そもそもの考え方が違う宗教です。

ではどのように違うのか、紐解いていきます。

仏教=ブッダの教えで悟りを開く!

まず、馴染み深い仏教から!!

仏教はインドを発祥の地としており、そこから中国に伝わって数多くの宗派が生まれ、朝鮮半島を経由して日本に伝わりました。

日本に根付いてからも、伝統的な仏教の宗派である十三宗を始め、いつくもの宗派が生まれてきました。各宗派によって考え方や本尊や教義に違いこそあれど、基本は同じで、最終的には「悟りを開く」ための修行をするのが仏教です。

神道=万物に神が宿る日本古来の宗教!

一方の神道は古代日本から続く由緒正しい宗教。「惟神道(かんながらのみち)」という呼び方もあります。仏教は仏陀(お釈迦様)が開祖であるのに対して、神道には開祖がありません。仏教には仏典という経典がありますが、神道には経典もありません。

神道の神様は万物に宿っていると考えられていて、これを八百万の神(やおよろずのかみ)と言います。神道では、山や木がご神体となったり、あるいは菅原道真や明治天皇など、歴史上の人物が神として祀られることがあるのも、神道ならではの特徴です。

葬式の歴史と意味!神式より仏式が浸透している理由とは

仏式の葬式といえば通夜から始まり、告別式、火葬まで……というのが一般的な流れです。

ではその仏式の葬式がどこから定着し、通夜から火葬に至るまでどのような流れを辿るのか解説していきます。

葬式(葬儀)の歴史…なぜ仏教式が主流になったの?

仏教の葬式は6世紀の飛鳥時代から始まったとされています。

そして火葬が初めて行われたのも6世紀の飛鳥時代と記録に残っています。

この時代、火葬が認められていたのは特権階級の人だけ。火葬が比較的一般的になるのは鎌倉仏教の普及が始まった鎌倉時代になってからでした。しかしそうは言っても火葬の技術は難しく、火葬場というものも少なかったため、土葬と火葬の併用の時代がしばらく続きます。江戸時代における弔いの形も土葬が一般的で、火葬は滅多に行われなかったようです。

一方、「葬儀」という概念が定着し始めたのは鎌倉時代の末期、鎌倉仏教が普及してからであると考えられています。また江戸時代の初期、島原天草の乱において国教が仏教になったことを境に、仏式の葬式が定着し始めました。明治初期には神道の広まりと仏教の排斥に伴い火葬禁止令が出ましたが、火葬の方が衛生面がいい事と土葬の場所確保ができなかったことから火葬禁止令はすぐに解除されたようです。

現在では、日本では9割以上が仏式の葬式です。元々神道を信仰するのが一般的だった日本では、「葬式仏教」と揶揄された事もあったようです。

それなのに、何故仏式の葬式が受け入れられたのかというと……。

時は江戸時代まで遡り、さきにお話した仏教の国教化と、さらに江戸時代に制定された檀家制度が影響して仏式の葬式が定着したんです。

江戸時代では年貢などをもれなく徴収するために、人口を管理しなくてはなりませんでした。現在の住民票管理のような役割を、その地域のお寺が担っていたのです。そうした理由もあって、菩提寺(その家が檀家になっているお寺)は各一族で決まっており、家族が亡くなればその檀家へ報告し、葬儀を行っていました。

こうして今日に至るまでの葬式の一般的な体系が形成されていったわけです。

仏教と神道における死生観の違い

葬儀は死生観によってその構造が異なります。ここでは仏式と神式の葬儀の違いを作り上げている、仏教と神道の死生観の違いについてご紹介します。

仏教の死生観とは?

日本人の考え方の1つに「輪廻転生」というものがありますが、これは元々仏教的な考え方です。

亡くなった死者の魂は、死後49日までに様々な試練を受けながら審判を待ち、閻魔大王様を始めとした10人の王達によって、極楽浄土か地獄のどちらかに振り分けられます。

行き先ごとに決められた期間をあの世で過ごした後、また別の人間、もしくは動物などに転生しこの世で生きる。これが輪廻転生です。

前世の記憶を覚えてない人が殆どですが極稀に前世の記憶を覚えている人もいるようです。

地獄に行かないようにする為にも日々、善い事を行ったり、先祖への墓参りをしたり様々な行動ができます。エンディングノートなどで今後の自分の終活を考えてみるのも良いかもしれませんね。

神道の死生観とは?

神道の死生観は仏教の死生観とは異なるものです。

神道の死生観における「命」は、神から任せられたもの、そして、我々がこの世を去る際に必ず神へ返さなければいけないものとして考えられています。

また、仏教とは異なり輪廻転生の考えは存在せず、死んだらその家の守護神としてその家に留まるという考え方がなされています。

これもまた一つの死生観なのですね。

仏教と神道における「葬式の意味」の違い

仏教と神道では葬式の意味合いが異なってきます。さきにご紹介した死生観とも深く関わっていますよ。

仏式の葬式の意味

仏式の葬儀の目的は、故人を成仏させることです。

冥福を祈るために読経をし、あの世に送り出すのが仏式の葬儀なのです。

神道の葬式の意味

神道では、死=穢れ、として扱われます。そのため、穢れた死者を神に変えるのが、神式の葬儀です。

神道では、葬儀を通して死者を家や遺族の守護神として祀りますので、死者は天国や極楽に行くのではなく、神になって、その家に留まることになります。

仏教と神道における「亡くなった方の名前」の違い

仏教と神道で亡くなった後につけられる名前があるようです。

ようはあちら側へ旅立つ際に、生きている人から贈られる最後のものです。

どのような違いがあるのか解説していきます。

仏教は「戒名(かいみょう)」をつける

戒名とは、「戒律を守る名前」という意味の言葉です。

仏教ではお釈迦様のお約束を守る人、という意味で、戒名(かいみょう)をつけられるのです。

例えば、「○○院○○信女」といったような名前が、戒名です。

一部の宗派では、戒名がない宗派もあります。また、戒名のつけ方も宗派によって差がありますので、実際にどういう戒名をつけるかは、葬儀を担当するお坊さんにお任せして良いでしょう。

神道は「諡(おくりな)」をつける

神道では、死後の名前として「諡(おくりな)」をつけます。

諡のつけ方は、生前の名前に、年齢や性別などを示す称号、さらに「命」がつくという、シンプルなものです。

称号には、彦(ひこ。16~19歳男性)や、郎女(いらつめ。20~40歳女性)など多数の種類があります。

例えば、「31歳女性○○さん」であれば、「○○郎女命」という諡になるわけです。




葬儀における司式者の違い

葬儀における司式(ししきしゃ)者も、仏教と神道では違います。司式者とは、その儀式をリードする役目のことを言いますよ!

ではどのように違うのか見ていきましょう。

仏教の葬儀の司式者は「お坊さん」

故人を出家させ、仏にして、あの世に送る儀式が、仏教のお葬式。

その中で故人と遺族の橋渡し的な存在としてお葬式を執り行うのが、お坊さん(僧侶)です。

僧侶は、読経し、戒名を授けて、残された家族の事は心配いりませんよ……と故人に伝える役目も担っている、仏式のお葬式には欠かせない存在ですね。

宗派によって来る僧侶が違いますが、菩提寺(一族がみんな埋葬されているお寺)が決まっている方はそのお寺で葬儀をしたり、お寺から僧侶をお招きして斎場で葬儀を行うのが一般的です。

菩提寺が決まっておらず、葬儀社に手配を頼んだ場合、宗派に合ったお坊さんを呼んでいただくことができるので、お寺が決まってない方も安心してください!!

神道の葬儀の司式者は「宮司さん」(=斎主)

神道式の葬式を執り行うのは神主さんですが、その神社の中でも、一番に位が高い宮司(ぐうじ)と呼ばれる人が葬儀を執り行います。これを斎主(さいしゅ)と呼びます。

また、神主さん以外にも神式の葬儀に出席する人たちがいます。この人たちは斎員と呼ばれ、通常2人~4人ほどが葬儀に参列します(葬儀の規模によって違います)。

仏教と神道の「葬儀日程」の違い

仏教と神道の葬儀は、どちらも、一般的に2日間に分けておこなれます。

では違いがどこにあるのか、見ていきましょう。なお細かい儀式の内容についての違いは後ほど解説します。

仏教における葬儀の日程

  • 1日目→通夜
  • 2日目→葬儀、告別式

神道における葬儀の日程

  • 1日目→通夜祭、遷霊祭
  • 2日目→葬場祭、火葬祭、埋葬祭、帰夜祭

以上が、仏式、神式それぞれで行われている儀式の概要です。なお2020年頃から、コロナウイルス感染症の影響によって、1日目の儀式が省略されることも増えてきました。今後また、葬儀の形は変わっていくのかもしれませんね。

仏教と神道の「葬儀の流れ」の違い

仏式の葬式の流れ

まずは仏式葬儀の流れや、それぞれの儀式の意味を簡単に解説します。

お通夜

お通夜は昔、死んだ日から次の日まで家族や親族などの故人の親しい人が集まり、故人と別れを惜しみ悪霊から守るための儀式でした。

現在では夜をまたがず、半日の場合や、通夜に一般の弔問客を呼ぶことも多くなっています。

葬儀式、告別式

通夜の翌日には葬儀式、告別式が執り行われます。

これは通夜とは異なり、家族や親族だけでなく一般の弔問客を呼んで故人を弔う追悼の儀式です。

僧侶は、葬儀において読経を行うことによって故人を次の世界へ送り出す儀式をします。

告別式は故人との最後の別れを惜しむ儀式で、知人や親族等が集まってお焼香、お線香をして火葬場へと故人を送り出します。

火葬

仏式における火葬は火の持っている払浄力を象徴する儀式です。

先程少し触れましたが、火葬が一般的になるまでは土葬が一般的でした。

ですが火葬には、火で焼くことによって死霊への恐怖を全て焼き尽くし、和らげる意味合いがあるのです。

また遺体を白骨化させることは成仏の象徴でもあり、土葬に比べ短時間で白骨に出来ることが先祖崇拝につながる意味もあります。

神道の葬式(神葬祭)の流れ

次に、神式の葬儀の流れを見てみましょう。流れを見ると、仏式の葬儀との流れの違いも見えてきますよ!

通夜祭

仏式の葬儀における通夜にあたるものが、通夜祭です。

故人の親しい友人や家族、親族等が集まり、故人との別れを惜しむ儀式です。神職は読経の代わりに祭詞(祝詞)を奏上し、参列者はお焼香の代わりに玉串を捧げます。

遷霊祭

通夜祭の中に組み込まれた行事で、死者の御霊を霊璽(位牌のような物)に移す御霊移しと呼ばれます。

部屋の中を真っ暗にし、神職によって御霊を霊璽に移し替えます。

葬場祭

2日目における葬儀、告別式と同じ行事で個人との最後の別れを惜しむ最後の機会となる儀式です。

弔事や弔電が読まれるのは仏式の葬儀と同じ。神職が祝詞を奏上し、参列者は玉串奉奠を行います。

火葬祭

火葬の前に火葬場で行われる儀式です。ここでも神職による祝詞の奏上と、参列者による玉串奉奠が行われます。

埋葬祭

遺骨を埋葬するための儀式。神道ではできるだけ、葬場祭の当日に埋葬まで行うのが望ましいとされています。埋葬祭では、仏式と同じように墓地に納骨を行い花を手向けますが、その後に銘旗(故人の名前や職名などを記した旗)を飾るのが特徴です。

帰家祭

埋葬祭の後に自宅で行われる儀式です。まず穢れとされている死を祓うため、塩や手水によるお清めが行われます。

清めた後は霊前に神葬祭(神式葬儀)が終わったことを報告し、神職を交えて会食を行うのがならわしです。この宴会は「直会の儀」(なおらいのぎ)と呼ばれ、神事を行った後に通常の生活に戻るための儀式を起源としています。

葬儀における神道と仏教の「マナー」の違い

仏教と神道では葬祭におけるマナーが違います。

ここでは、葬儀に参列する際の服装からマナーまで簡単に解説しますよ!

仏教の葬儀のマナー

服装

喪主や親族は一般の参列者よりも格式の高い喪服を身につけます。

【和装】

男性→黒紋付の羽織袴

女性→黒の五つ紋付

【洋装】

男性→黒のモーニングに白のワイシャツ、黒無地のネクタイ

女性→黒無地のワンピースかフォーマルスーツに黒ストッキング、黒のパンプス

 

親族以外(一般の会葬者)

男性→喪服が理想的だが、略礼服のダークスーツも可

女性→黒のワンピースかスーツ

 

いずれも、肌の露出を抑えるため、胸元が大きく開いたものやミニスカートは避けましょう。また正式礼装では、結婚指輪以外のアクセサリーはNGですが、女性の場合は、真珠のアクセサリー一式を付けることがあります。パールは正装として認められますが、「重なる」ことは不吉とされるため二連のネックレスはNGです。

メイクは薄化粧で行きましょう。

持ち物

仏式のお葬式では数珠が必須アイテムです。

数珠も宗派によって色や形、持ち方が異なります。一般的に合掌するときには両手に通し、焼香の際には左手にかけて使います。前もって自分の宗派にふさわしい数珠を選び、使い方を確認しておいたほうが確実です。

数珠は自分の宗派のものを持参して構いません。なお、数珠を忘れたからといって貸し借りするのはマナー違反です。数珠がなければ、そのまま手を合わせるだけでも良いでしょう

御通夜(1日目)のマナー

・斎場には、早く着きすぎるのも、遅刻をするのもNGです。親族でなければ、開始10分前くらいに到着するのが理想的です。

・言葉遣いは、死に直接的に繋がるような言葉や、「重複」を思わせる言葉(重ね重ねお悔やみを申し上げます……など)は避けた方が良いでしょう。

受付について

斎場には受付がありますので、自分が該当する受付へ。係員の方が誘導してくれますので、不明であれば聞いてしまいましょう。

受付では、「この度はご愁傷様でした」など、一言添えて一礼します。お香典を渡したら芳名帳に住所と名前を記帳し、最後に一礼をして受付は終了です。

お焼香について

受付を済ませたらお焼香に向かいます。

お焼香のやり方は宗派によって違いますので各自で調べてください。

又、周りの方を参考にして見よう見まねでやるのもありでしょう。




告別式(2日目)のマナー

告別式でも最初に受付があります。

受付のマナーはお通夜の時と同じなのでそちらを参照してください。

お通夜に参加してなかった場合、告別式の時にお香典を受付で渡しますので覚えておくと損はないでしょう。

また、通夜に既に参加してる場合、記帳だけを済ましてお香典は通夜の時に持ってきた旨を受付に伝えます。

通夜と同じで読経時にお焼香があります。

こちらも通夜の時と同じなのでそちらを参照してください。

読経の後に納棺、出棺が行われますが大体が親族のみで行います。

親族ではない場合、出棺時には手を合わせ頭を下げて見送りましょう。

親しい間柄で、親族から火葬場へ向かうことを依頼された場合は、親族から手配されたバスや自家用車を使って火葬場まで移動しましょう。

神道の葬儀のマナー

では次に、神式の葬儀のマナーについて。仏式と違うところを見つけてみてくださいね。

服装

服装は仏式の時と同じで喪服を着用して大丈夫です。

男女ともに色は黒で統一しましょう。靴や小物なども黒で出来る限り揃えましょう。

小物、アクセサリー類は派手なものはNG。結婚・婚約指輪以外のアクセサリーは極力着用しないようにしましょう。

持ち物

持ち物は仏式では必須アイテムであった数珠は必要ありません。

でも仏式と同じで香典の代わりになる、御神前(御玉串料、御榊料)は必要ですのでお忘れの無い様お願いします。

通夜祭・遷霊祭(1日目)のマナー

通夜祭や遷霊祭では仏式の言葉でよく使われるお悔やみの言葉は使いません。

故人が家を守る神となることを祈る儀式であり、故人の死を悼むための儀式ではないので、「冥福」や「成仏」などの仏教用語は使わない方が無難です。通夜祭などで遺族に言葉をかける際には、「御霊のご平安をお祈りします」という言い回しを使いましょう。

故人の徳をたたえ、式を執り行う斎主が祭壇に献饌をし、祭詞を唱えて一礼。祝詞は、仏式の葬儀のお経にあたるものですので、唱えている間は静かに聴きましょう。

斎主が玉串を奉って拝礼したら、喪主、遺族、参列者が血縁の濃い順に、玉串奉奠します。

ちなみに玉串は神木である常緑樹の榊の小枝に、四手(紙垂)と呼ばれる紙片をつけたもの。これをささげることによって故人の霊を慰めるものであり、仏式の焼香に変わるものです。

玉串奉奠が終わったら、あとは静かに座って式の終了を待ちます。

火葬祭・埋葬祭(2日目)のマナー

火葬祭は故人と親族、親しい知人などが最後の別れをする儀式です。火葬場へ棺を運んだ後、火葬に送り出す直前、柩の前に玉串奉奠を行います。

火葬の後は仏式の葬儀と同じく、骨壺にふたりひと組でお骨を納めますが、その後、当日のうちに埋葬祭、すなわち墓地への納骨を行うのが神道の特徴です。ただ神式の葬儀の場合、50日目のお祭りで納骨を行う場合もあります。

お葬式を出す場合の費用の違い

お葬式を出すお金は地域、神道か仏教か。または頼む葬斎社や、お寺の檀家さんになっているかどうかにもよって変わってきます。

お葬式は、ケースバイケースで20万~300万まで幅がある世界。一概には言えないところがあります。今回は金額差の大きい葬儀費用そのものではなく、お坊さんあるいは宮司さんといった司式者にお支払いする金額をお知らせします。

仏教のお葬式でかかるお金

お布施

お布施とは・・お布施は、葬儀代とは別にお坊さんに払うお金です。読経料がお布施の多くを占めますが、地域や宗派によって変わってきます。

金額は、お坊さんと自分のお寺がつながりのある菩提寺に所属しているかにも関係します。不透明になりやすい部分なので、不安な点は事前に聞いておきましょう。

大体の場合、葬儀社が指定してくれるので、最近、葬儀後のトラブルは少なくなっています。

戒名料

戒名料とは・・戒名をつけるときにかかるお金です。

戒名には故人のランクを示す称号がいくつかあり、ランクによって金額も上下します。

またその際も葬儀社とお坊さんと事前に話し合って決める事が多い様です。

ただ金額に関してはこちらもケースバイケースなので一概には言えません。

神道のお葬式でかかるお金

神道でかかるお金も仏式と同じでケースバイケースです。

戒名料みたいなのは発生しませんが、また独特の文化を持つため値段が発生するのは斎場、火葬場、御祭祀料です。ではその御祭祀料が何なんのか解説していきます。

御祭祀料

祭祀料とは・・祭祀料は神主さんに払うお礼金の事です。

仏式でいうお布施にあたる物です。

仏式ではお坊さん一人で葬儀を執り行うのに対して、神道のお葬式には斎主の他に斎員がいる場合が多く、この数が多いほど金額が上がります。

こちらも具体的な金額については、葬儀社と斎主さん、斎員さんと相談の上検討したほうが良いでしょう。

お葬式に行く(参列する)場合の費用の違いと相場

お葬式に行く場合、仏式ではお香典や御霊前。

神道式では御神前、御榊料、玉串料などが、家族、親族などに関わらず出すお金となっています。

金額も内容も同じなのですが、袋に書く表書きが仏教と神道とでは違いますので、出席する葬儀がどちらに該当するのかを確認し、合った表書きのものを用意しましょうね。

最近では仏式の方では祖父母の葬式などに孫一同で出し合うなど多様化されてきていますが、一般的な相場を見ていきましょう。※神道、仏教、今回出されていませんがキリスト教でも、金額は同じなのでまとめて記載します。

相場はどれくらい?

  • 親族:大体1万円~3万円
  • 親:5万円~10万円
  • 兄弟:3万円~10万円
  • 友人・知人:5000円~1万円
  • 上司・同僚:3,000円〜5,000円

いずれの場合もケースバイケースで、年齢が20代など若い時には、やや金額が安くても問題はありません。30代、40代と年齢が上がるにつれて、金額が低いのは悪目立ちのモト。出すべき時はしっかり出すようにしたいですね!

仏式、神式の葬儀をマスターすると株が上がる!

今回は神道式、および仏式の葬儀について解説しました。葬儀に参列する際にはぜひ思い出して、参考にしてみてくださいね。

実はここでご紹介しきれなかったマナーや蘊蓄も色々。

他の宗派の葬式の事も今ならネットで検索すれば細かいマナー等が出てきます。万一の時はそちらも参照し、葬儀の常識を持った見映えの良い大人になってくださいね。

Writer:夜野大夢

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