「百度石」と「百度参り」とは?起源・意味から効果・方法まで!どこでやればいいの?

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神仏に祈願して希望を叶える方法として行われてきた「百度参り」。名前を聞くことがあっても、実際にはどうやればいいのか? どこでやるものなのか? 案外知られていないので興味が沸きませんか?

今回は占い師の筆者が、百度参りについて、起源や歴史、百度参りにはどんな意味があるのか、そして具体的な百度参りのやり方までもをまるごと解説いたします。

百度参りとは?

百度参りは「お」を付けて「お百度参り」と呼ばれることもあります。

百度参りをすると、神仏に願いが届き、願いごとを叶えてくれると言われているのです。ですから百度参りは、どうしても願いを叶えたいという場合に行うものと言えますね。

具体的なやり方や詳しい意味は後のコーナーでご紹介しますので、ゆっくりご覧いただくとして、ひとまずは神仏への祈願方法の1つであると捉えていただければと思います。

百度参りの読み方

ここまで何度か既に出てきてしまいましたが、「百度参り」は「ひゃくどまいり」と読みます。

「お」が付く「お百度参り」の場合は、そのまま「おひゃくどまいり」と読んでOKです。

百度参りの起源と歴史…誰がいつ始めたの?

百度参りは一体、いつ誰が始めたのでしょうか?

百度参りの歴史は、平安時代にまで遡ります。具体的には平安時代末期頃には始まっていたとみられ、記録では鎌倉時代初期の様子をあらわした『吾妻鏡』に、百度参りの記述が見られるようです。

百度参りになる前は「百日参り」だった

百度参りは、百日参りが変化したものであると考えられます。

百日参りとはその名前のとおり、ある特定の願い事について、神仏にその願いを聞いてもらうために、1日1回、100日にわたって参拝をするという行為を指しています。

ところが、これだと心願成就までに、最低でも100日がかかります。

「待ちきれない!」「急いでるのや!」

……といったケースが続出したと想定されます。人には色々な事情があるもので、特に病気平癒といったようなことになると100日も悠長なことを言ってはいられないケースも多かったでしょう。

また戦乱の時代には、戦いが起こりそうな時に100日も余裕を持って祈願していられないのが現実です。いつ戦乱が始まってしまうか、わかりませんからね!

そんなわけで、100日もかからない方法が模索された結果、誰かが考えついたのです。

「1日1回じゃなくても、とりあえず100回参拝すればええじゃろ」

こうして、平安時代の末期頃に、百日参りから百度参りへと、神仏祈願の「やり方」が進化したのではないかと考えられるのです。

余談……小野小町の「百夜通い」も百日参りの1つ?

平安時代の美人、小野小町にまつわる有名なエピソードに「百夜通い(ももよがよい)」というものがあります。

これは美女と噂された小野小町に惚れてしまいすぎた深草少将が、小野小町から「百日の間、1日も休まずに夜私のところへ通ってきたならば、私はあなたのモノになりませう💕」という何とも魅力的な申し出を受け、頑張って99日ほど通った、というお話です。

通うといっても、平安時代の「通う」は通常、女の家の中に入れてもらって一緒に大人の時間を過ごすことを意味していますが、深草少将の場合はもちろん、「今日も来ましたよ」と言うだけで中には入れてもらえません。悲しい。

そして、この物語のラストは何種類かあり、

  • 100日目に恋が叶った!

というロマンチックな王道から、

  • 99日目に「明日は中に入れてもらえますよね!」と念押しをして、小野小町から「はい」と言ってもらえたにも関わらず、100日目に少将の親が急死してしまい、彼は小町のもとへ行けず恋が終わった

なんて、悲劇的展開になっているもの。また

  • 100日目に少将が急死してしまい、いろんな意味で終わった(能では、小野小町が百歳まで長生きをしたので深草少将の霊が彼女に取り憑き、非リア(彼氏なし)のまま老いさらばえた小野小町は「あなたの愛に応えておくべきだった」と後悔するのですがね)
  • 99日目に小町がオマケで深草少将を中に入れてあげようとしたら、日雇いの他人だった(少将本人は初日と、最後の100日目だけ来る予定だった)

という酷いオチまでが存在しています。

果たして真実がどれだったのかは謎ですが、その頃合いから百ぺん通うくらい苦労をしたなら思いが「通じるはず! っていうか通じて!」という思想があったことは確かでしょう。

考えようによってはいかにも日本人くさい根性論と言うべきなのかもしれません。

『吾妻鏡』に記録された百度参り

『吾妻鏡』(鎌倉時代)は、1180年(治承4年)~1266年(文永3年)の間、鎌倉幕府で起こった出来事などを書き記した文書で、書物としての成立は1300年(正安2年)頃と考えられています。

このうち、百度参りに関連する記述は1189年(文治5年)と1241年(仁治2年)、いずれも戦乱に際して鶴岡八幡宮に百度参りをしたというもの。

武士が戦勝祈願のために百度参りを行っていたこと(あるいは、御所の女房など人を遣わして百度参りをさせたこと)が、『吾妻鏡』の記述からわかります。

鶴岡八幡宮は鎌倉幕府を築いた源氏、北条氏の氏神として八幡神をお祀りしていますから、戦勝祈願に訪れるのは当然のことと言えますね。

八幡神というのは応神天皇と同一視されている神様で、武運の神様、戦いに勝つための神様です。戦を前にして祈願しないというようなことは最早考えられません。

また戦勝祈願も100日もかけているわけにいきませんので、1日で100回お参りをして、神様勝たせてくださいとお願いするのはうなずけます。

関連サイト:鶴岡八幡宮-御朱印

百度参りの意味

では百度参りで「百回お参りをする」ことに、どのような意味があるのでしょうか。

同じ日に神様にお参りをするのであれば、1回でも100回でも同じ……と思いましたか?

100回お参りをすることにはしっかりとした意味がありますよ。

その意味をご紹介しますね。

いっぱい参拝→真剣味を神仏に主張ばい!

冷静に考えるとどうかというところもありますが、とにかくたくさんの回数、参拝を行うことで、神様仏様に対して「私はこの願い事に対して、こんなにも真剣なんでス! とりあえず願い事を叶えてもらえないと困るんでス! なんとかしてください頼みまス!!!」という自分の切羽詰まった様子を主張する意味があります。

現代でも、営業職の人などは客先に足繁く訪問して契約を取ることについて「お百度を踏む」と言ったりもします。

すなわち、根性と粘りで成果を出そうというわけですね。

よくよく考えると、日本の「効率はともかくとして頑張ればなんとかなる」みたいな考え方はこのあたりから来ているのかもしれません……。イクナイ

神仏が顔を覚えてくれる

参拝を何度も何度も行うと、神仏がこちらの顔を覚え、願い事を聞き入れてくれるという意見もあります。

八百屋さんでも、顔なじみになるといくらかサービスをしてくれたり、お客様の中での優先度が上がったりしがちですが、そういったことに似ていますね。

回数を重ねることで雑念が消えてくる

色々と百度参りの意味を並べましたが、百度参りの真髄はやはりこれ。

回数をかさね、ただひたすら本殿への往復に集中することで、雑念が取り払われ、どんどん自分の願いを叶えたいという欲求が研ぎ澄まされるようになってきます。

すると、精神的な何らかのパワーが神仏につながり、願い事が叶う確率がアップする、ということになるわけです。

百度参りは修行!

百度参りに対して、

「とりあえず数をこなせばいい」

「100回に到達すれば、願いが叶うのではないか」

というような考え方はよろしくありません。また、このような思考のもとにただ100回お参りをしただけで、叶う願いは、恐らくないでしょう。

百度参りとは、百回のお参りを集中して行うことによって、雑念を取り払う修行であると言うことができます。

いかにその願いに対して、自分自身が真摯であるかが問われるでしょう。

またさらに、ただ集中して100回お参りをすれば良いというものではなく、100回お参りをするのと同等の熱量をもって自分のできる努力は行う、ということが大切になります。

参拝すればそれでお終いではなく、達成したいものに対して一所懸命スキルアップしていかなくてはならないのです。

100度お参りをするということは、神仏に対して「がっちり努力をします!」と誓う行為であり、その誓いができるのなら、同等の努力をできるよね? という話になるわけですね。

因果関係の正当性は置いておくとして、こういった意味で、百度参りは自分の真剣度を上げるための方法の1つと言うことができるでしょう。


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百度参りには効果がある?実録&体験談を一挙公開!

お百度参りを実際にやってみた、という人は沢山います。

実際にやってみた人の感想や、思うこと、御利益などは……。

  • 70回くらいから非常にキツくなった
  • 100回参拝するのに1~2時間かかった(これは起点からご本殿までの距離によるので一概には言えません)
  • 回数を重ねるごとに精神が研ぎ澄まされるのがわかった
  • 自分だけではなく周囲の人も百度参りを粛々と行っており神聖な気持ちになった
  • 人が祈る姿は素晴らしいと感じた
  • 集中することで、終わった頃にはとてもすがすがしい気持ちになった
  • やり遂げた充実感があった
  • 御利益があることを祈っているが、実際には百度参りを「した」ということに価値があると感じた

等々、様々な声が聞かれるものの、その中には1つの否定的な意見も存在しないのが不思議なほどです。

ちなみに百度参りの御利益に関しては、百度参りを行っている神社に行くと、心願成就のお礼参りをしている方もおられるので、効果は推測できるというものですね。

百度参りのやり方(方法)。どこでやる?どうやるの?

それでは、肝心の「百度参りのやり方」について詳しくご紹介します。

これから百度参りをやってみようという方、参考までに百度参りのやり方を知りたいという方は、必見です。

百度参りをどこでやるのか

まず、百度参りをどこでやるのかが肝心ですよね。

百度参りは、寺社で行います。お寺でも、神社でも、どちらでも大丈夫です。

一般的には、あなたの氏神様が祀られている神社や、檀家になっているようなお寺さんで行うのが良いとされています。ただ現在は必ずしも、どこの神社が氏神様です、どこどこの檀家です……というようなことがないので、参拝しやすい寺社ということで良いでしょう。

またどの寺社でなくてはならないということは、本来は無いのですが、参拝者にとって理想的なのは、百度参りのための設備が整っているお寺や神社。

百度参りは、以下に詳しく記載しますが、寺門、鳥居、百度石などの目印から、ご本殿までの間を、百度往復し祈願を行うのが一般的です。

しかし、寺門や鳥居はともかくとして、百度石に限っては「無い寺社」が存在しています。(というよりも、有る寺社のほうが少数派かもしれません)

また百回も参拝を行うため、途中で「あれっ……今、何回目だっけ?」となった時のための設備が、百度参りで有名な寺社では予め用意されていますので、自分自身で回数を数えるためのものを持参しなくても良い、というメリットもあります。

とはいえ、「百度石のない寺社で百度参りをやってはいけない」ということではありませんので、自分自身で百回の回数を数える方策をもってお伺いするのであればそれは良いでしょう。

百度参りを行うことができる有名な寺社も後ほどご紹介します。

百度参りに使う?百度石とは

百度参りのやり方を説明する前に、百度石とは何かをご紹介します。

百度石は上の写真のような石柱の形をしているのが一般的です。

また一部の百度石は、横倒しの棒に刺さったバウムクーヘンのような回転石スタイルになっているものもあります。

百度石は、百度参りを行う際に「出発点および帰着点」の役割を果たす目印として寺社の境内に置かれているもの。

百度参りを行う際には、百度石がある寺社の場合、百度石から出発して、本殿に参拝し、百度石まで戻ってくる……このプロセスを1回と数え、100回それを繰り返すということになります。

百度石がないと「ここが出発点だよ!」という目印がありませんので、その場合は寺の場合は門、神社の場合は鳥居など、入口にあたる場所から本殿までを往復することになってしまうのです。

回転式の百度石の場合、回転するバウムクーヘン……の形をした石……に数字が刻まれており、この石の数字を1ずつ回転させて進めながらお参りを行うことで、参拝した数を数えられるという寸法になっています。一種のそろばん的な役割を果たすわけですね。

それでは、百度石のある場合も、ない場合も、100回の参拝をどう行ったら良いか、次の項目でチェックしてみてください。

百度参りの具体的なやり方

ここでは一般的な百度参りのやり方について説明を行いますが、寺社によっては「ここでの百度参りのやり方」ということをホームページなどに記載している場合があります。

目的の寺社があるようならば、あらかじめ調べて行くことをおすすめ致します。

さてそれでは、一般的に百度参りと言えば、まず?

  1. 百度石もしくは、百度石がない場合は寺門や鳥居の場所から、百度参りを始めます。
    お手水などを行う場合には、始める前に済ませておきましょう。
  2. 叶えたい心願を心に思い描き、御本尊などの神仏に祈りながら、ご本殿までを静かに歩きます。
  3. ご本殿で参拝を行います。この時の作法は様々です。
     「最初の1回と最後の1回は、二礼二拍手一礼。あとはご本殿の前でお辞儀だけ」という神社のパターン
     「毎回、拝殿に到着するたびに、二礼二拍手一礼をする」という神社のパターン
     「御本尊様に向かい一礼する」というお寺のパターン
     「最初の1回と最後の1回は御本尊様に三礼し、あとは一礼」というお寺のパターン
    寺社によって指定がないようならば、他の百度参りをしている参拝者を参考にしても良いですし、自身で良いと思うものを選ぶのも良いでしょう。
  4. 次項目を参考にしながら、参拝の数を数えましょう
  5. 100回、参拝が終了したら、百度石のところまで戻り、百度参りは完了となります。

百度参りの数を数える方法

百度参りは、100回も参拝するのですから、何も準備をしなければ途中で絶対に回数がわからなくなってしまいます。

百度参りの数を数える方法がいくつかありますが、寺社によっては百度参りのために数を数えるシステムを持っているところもありますので、そのような寺社では、寺社側のシステムに則って数を数えるのが理想的です。

寺社によくある、百度参りの数を数える方法
  • 百度石のところに木の小さな棒がたくさん置いてあるので、参拝したい数(主に100)を最初に取る。これを片手にまとめて持って、参拝時はもう片方の手で1本ずつ取り、百度石のところに戻る度に棒を1本ずつ戻す
  • 最初に「こより」100本を寺社から受け取る。参拝時、ご本殿にこよりを置くところがあるので、1本ずつ置いていく
自力で百度参りの数を数える方法
  • 「こより」など100の回数を数えられるものを最初に用意し、手に持って、百度石や寺門、鳥居に戻る度に1つずつポケットなどに収納する
  • 小銭を100枚持っていき(何円玉でも良い)、ご本殿に到達する度に1枚ずつ賽銭箱に入れる

百度参りは何回やるべき?本当の本当に百回でなくても良い

ところで「百度参り」という名前なのだから、百回参拝しなくてはならないのだろう……と通常は思うものですが、現実には百度参りについて、必ず100回でなくてはならない! と厳しいことを仰る寺社は無いようです。

願掛けをする本人の体調や都合に応じて、真摯な気持ちで複数回のお参りを行えば、神仏に願いは届く、という考え方ですね。

よく考えたら、百回もお参りをしなければ願いが届かないような神仏ってちょっと……と思ってしまうものです。ですから、百回でなくても、自分の決めた回数でも大丈夫です。

神様、仏様と言うくらいですから、参拝者のことをご覧になっていないわけが、ないですよね!

でも、健康体でしっかりとお参りができる方については、100度お参りを行うことでそれだけの精神統一が図れ、御利益もひとしお……というよりもむしろ、「やろうと思えば百回参拝できるけど、キツいから20回にしちゃお♪」などという罰当たりな考え方では、心願成就はちょっと難しい……と言うべきではないでしょうか。

百度参りは呪いなのか?見られてはいけない、裸足って本当?

百度参りは呪いだ、という説があるようですが、これはやはり神仏に対する祈願であって呪いには該当しません。

呪いというのはもっと……こう、手続きというか……とにかく、寺社のご本殿に百ぺん手を合わせたくらいで呪えるものではないのです。

ですから、安心して百度参りを行っていただきたいと思います。

一部、百度参りの心願として「あいつを×ピーーーー×しちゃってください」等とお願いをする方もいらっしゃるのかもしれませんが、神様も仏様もマイナスの願いを叶えるための存在ではないことだけ覚えておいてくださいね。

百度参りには

  • 人に見られると効果が薄れる
  • 裸足で行ったほうが効果がある

といったような都市伝説がついて回ります。確かに昔からそのように言われ、わざわざ百度参りを、真夜中に素足で行う人も後を絶たなかったようです。

確かに百度参りをおまじないであると捉えた場合、おまじないは基本的に「他人に知られてはならない」という制約がついて回るものですから、このような説に発展したこともうなずけます。

ただしそれでも、真夜中に一人頑張ったからといって神仏がオマケしてくれるというわけではないはず。

まして裸足に至っては、キツければキツいほど効果が出るというよくわからない理論に基づいている可能性さえもあります。

(スピリチュアル的には、素足=グラウンディングといって、直接、接地することで、大地のパワーを取り入れる意味があります。したがって昔からそのような意味合いで言われてきた可能性もありますが、ケガのないようなところで安全に行うのが大前提であり、砂利などが転がっていることの多い寺社で、長距離を裸足で歩くのはおすすめできません)

現代では、夜間に不審な行動と受け取られかねない部分もありますので、職務質問を避けるためにも、これが許可されている寺社以外では、自重したほうが良さそうです。


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百度参りのできる神社はどこ?有名どころは「石切劔箭神社」

百度参りができる神社として有名なのは、石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)です。「石切さん」として通称されることもあります。

ここは、全国で最も有名といって過言ではないでしょう。

休日ともなれば百度参りに訪れる人は常に百名を超え、行列ができています。

この神社は、癌治療の神社とも言われています。というのは「石切」という名前から、石をも切り取る、患部も切り取る……と結びつけられ、いつしか癌の治癒祈願に訪れる人が増えたということです。

また、百度参りをした後に癌治療で成果が上がった場合、お礼参りに訪れる人も後を絶ちません。

石切劔箭神社の場所と参拝時間・問い合わせ先

【地図】

  • 住所:大阪府東大阪市東石切町1丁目1−1
  • TEL:072-982-3621
  • 最寄り駅:近鉄奈良線 石切駅/近鉄けいはんな線 新石切駅

石切劔箭神社の御祭神は?

石切劔箭神社の御祭神は

  • 饒速日尊(ニギハヤヒ)
  • 可美真手命(ウマシマヂノミコト)

という、親子二柱の神様です。戦いの勝利、心願成就、病気平癒の御利益があると言われています。

東京で百度参りのできる神社・代表格は「神明氷川神社」

東京でも百度参りのできる神社はいくつかありますが、有名どころは神明氷川神社(しんめいひかわじんじゃ)です。

ここは大宮氷川神社より室町時代に分霊された神社で、境内に百度石も設置されています。

神明氷川神社の場所と参拝時間・問い合わせ先

【地図】

  • 住所:東京都中野区弥生町4丁目27番30号
  • TEL:03-3381-7629
  • 最寄り駅:丸ノ内線 中野富士見町駅

神明氷川神社の御祭神は?

神明氷川神社の御祭神は、

  • 素戔嗚尊(スサノオノミコト)
  • 大日孁命様(オオヒルメノミコト)=天照大神
  • 櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)
  • 事代主神(コトシロヌシノカミ)
  • 大山祇神(オオヤマツミノカミ)

となっています。素戔嗚尊と天照大神の2柱、さらに素戔嗚尊の妻の櫛稲田姫が祀られているだけでも、かなり強力なラインナップ。様々な種類の戦いの勝利から、縁結び、運気アップ、精神安定などに御利益が期待できます。

志村けんの百度参りとは……?笑えない笑えるコント

ところで、百度参りといえば志村けんを思い出すという方も多い……かもしれません。

志村けんの持ちネタで、笑えるような、笑えないような、笑えるような、「病気のお父つぁん」というコントがありました。

このコントのネタは百度参りで、結局、志村けんが演じる「お父つぁん」が百度参りをするが、百度参りのさなかに倒れて亡くなってしまい、娘役の女優が「お父つぁーん!!」と号泣する悲喜劇、ということになっています。

志村けんの定番ネタでもあった、最後に亡くなってしまう老父パターンですが(このコント以外にも結末が類似するものがある)、この記事でもご紹介した小野小町と深草少将のような元ネタが「もしかしたら」あったの「かも」しれませんね。

皆さんは、百度参りでかえって健康を損じたりしないよう、ご自身の体調をかんがみながら行ってくださいね。

百度参りでお願いを叶えよう!

百度参りは、神仏に対する「願掛け」のための民間信仰です。

民間信仰といっても、百度参りが始まった平安末期、鎌倉時代には、幕府から公式に神社に向けて、百度参りの使者が派遣されるなど、かなり大々的に、また公的に行われていたという記録も残っています。

百度参りという風習が民衆の側から幕府へと広がったのか、あるいは幕府でそのようなことを行っていたのを真似て民衆が行うようになったのかは、定かではないようです。

いずれにしても神仏に対して、百度のお参りをすることで心願を届けよう……ということは、平安時代の末期から現代に至るまで日本人によって行われ続けてきた、非常にストイックかつ日本的な文化であると言うことができるでしょう。

百度参りによって、どれほどの神仏の加護が得られるものか、それは測定できるものではありません。

しかし、「百度参りを行うことができるだけの信念」をもって物事にあたれば、その成功率はかなり高くなると考えられます。

百度参りを挫折してしまう程度の精神力であれば、しょせん信念もその程度、と考えられてしまう側面もありそうです。

ただ百度参りをするというのは、生半可なことではなく、特に夏場ともなれば非常な体力精神力を必要とするもの。

参拝の本来の目的を見失わないような、冷静な判断力も、心願成就のためには必要です。

百度ではない回数を自分で決めて行うなど、くれぐれも自分を大切にしながら参拝を行うようにしましょう。

Writing:陰陽師の末裔/占い師・パワーストーンアドバイザー
あん茉莉安(ホームページ

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