雑節の一覧をボヤボヤと眺めていると、おやおや、「二百十日」やら「二百二十日」と書かれたワケの分からぬ得体のしれない日があるではござらぬか。
以下では当年の二百二十日の期間中の旬な食べ物を一覧形式で述べるとする。
二百二十日の食べ物(行事食)
風穴ふたぎ
関東から東北地方の各農村では風除けの呪いとして、風穴を塞ぐ(ふさぐ)という意味合いで「風穴ふたぎ(ふさぎ)」いう団子を作って神棚に供えて、それを下ろして一家で食べる風習がありんす。
耳ふたぎ
類似した言葉に「耳ふたぎ」という言葉がありんすが、これも同様の意味合いをもち、「耳にフタをする」すなわち「耳をふさぐ」になります。
耳ふたぎとは同年齢の者が他界した際、その者に敬意を払い敬う心を忘れないように「悪いことは聞かないように耳にフタをして、良い事だけを聞けるようにする」などの意味があるようです。ウフ
その後、耳をふさいで耳クソがへばり付いた団子は、小汚く染まっちまったことから、口にすることができないので川に流すとのこと。(耳クソはフィクションです。特に耳クソに関係なく川に流します)