天照大御神とはどんな神様??「何故、天照大御神が日本の最高上級神??」

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今日は日本神話の中で「最高神」と位置づけられている、天照大御神について紹介します。

天照大御神とはどんな神様なのか。

そして、どうして日本の最高神とされているのか。

天皇家との関係は?

そんな疑問についてお答えします!

天照大御神は日本人全員の総氏神

天照大御神は、日本人全員の総氏神と言われています。

信仰に関わらず日本人なら、天照大御神が氏神として守護してくださると保証してくれているようなもので、なんとも心強いとも言えます。

氏神って何?

氏神とは、古く日本で、同じ地域に住んでいた人がこぞって信仰していた土地の神様のことです。

古代では、同じ地域に住んでいた人は同じ氏(今でいう、苗字。一族)の人でしたので、氏神=一族の守護神、という一面を持っていました。

有名なところでは、鎌倉幕府を開いた源氏が、自分たちのルーツであった河内源氏の氏神であった八幡さまを鎌倉鶴岡八幡宮に勧請し、氏神として信仰していた、という件があります。

その後、同じ地域に住んでいるからといって同族というわけではなくなりましたが、地元の神社の神様、地域の守護神として位置づけられたのが氏神です。

天照大御神の場合は、日本全土がいわばその領地であり、日本人すべてを一族と考え、守護してくださると解釈できます。

天照大御神は、太陽を神格化した女神

天照大御神は、太陽を神格化した女神です。

太陽、および天候は、作物のできばえや、集落の行く末も左右する、古代では非常に重要な要素のひとつ。

古代人がまず祀らねばならなかったもの、それが太陽だったのです。

日本書紀においては「光華明彩」・「六合照徹」とも

天照大御神については日本書紀の記述において、このような記述もみられます。

光華明彩・六合照徹、その様相は天地に照り徹り、光り輝くばかりに美しい神様である。その姿は太陽のごとく、すべての生きとし生けるものに恵みを与えてくださる最も尊い神様である。

これぞまさに日本国民の総氏神と呼ばれる所以であり、日本国民が敬慕する皇室の御祖神(みおやがみ)であることの証とも成り得るものである。

天照大御神の血縁関係

天照大御神の血縁関係を簡単にご紹介します。

  • 父:伊弉諾尊(イザナギノミコト)
  • 母:伊弉冉尊(イザナミノミコト)
  • 弟:月読尊(ツクヨミノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)
  • 夫:記紀に記述なし。(但し、素戔嗚尊との婚姻を指摘する研究結果もある)
  • 息子:天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)、天穂日命(アメノホヒノミコト)、天津彦根命(アマツヒコネノミコト)、活津彦根命(イクツヒコネノミコト)、熊野櫲樟日命(クマノクスビノミコト)
  • 孫:邇邇芸命(ニニギノミコト)……天忍穂耳命の息子。

天照大御神の名前のバリエーション

天照大御神には名前にいくつかのバリエーションがありますので、ご紹介しておきます。

  • 天照大神
  • 天照大御神
  • 大日孁貴神(オオヒルメノムチノカミ)
  • 大日女尊(オオヒルメノミコト)
  • 大日霊(オオヒルメ)
  • 大日女(オオヒメ)
  • 太一
  • 大日如来(神仏習合時の別名)
  • 伊勢神宮での呼称:皇大御神(スメオオミカミ)、天照坐皇大御神(アマテラシマススメオオミカミ)

神宮の伝承によれば「坐皇」とは、神宮にいつも座する偉大な万物の大神という意味合いがあるようです。

これらの名前は主に日本書紀と古事記に記述のある名前で以下のように分類されます。

日本書紀

  • 天照大神
  • 大日孁貴神
  • 大日女尊
  • 大日霊
  • 大日女
古事記

  • 天照大御神

上記の内訳を見れば「記」では一種類、他はすべて「紀」の記述であることが分かります。

これは謎とされていますが、実は「記」の記述はすべて「天照大御神」のみで統一されています。

また、「オオヒルメノムチノカミ」の名前に見られる「ムチ」とは、「高貴な」という意味の言葉です。

また「オオ」は大きいという意味ではなく、尊称であることから、「オオヒルメノムチノカミ」と長い名称であっても、その本質が「ヒルメ」という名前であることがわかります。


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天照大御神が日本の最高神である理由

天照大御神は、なぜ日本の最高神であると言われているのでしょう?

それは、現在の天皇家との深い関わりに端を発しているものです。

天照大御神は天皇家の先祖

天照大御神は、神話において、「高天原(たかまがはら)」という天上の世界を統治しています。

さきほど、血縁のところでご紹介したとおり、天照大御神の父は国生みを行ったイザナギです。

天照大御神は、イザナギに天上の世界を統治するように命じられました。

その後、神話上ではもろもろあり、天照大御神の孫の邇邇芸命が地上に降り、地上をおさめることに決まりました。

そして、邇邇芸命の孫にあたる磐余彦尊(イワレヒコノミコト)が、初代天皇、神武天皇となったのです。

つまり、天照大御神は現在に続く天皇家の大元の祖先にあたり、現在に至るまでその血脈が脈々と受け継がれているということになります。

神の子孫が君臨する国は世界でも稀

神話とは、古代の民族同士の争いを表した説話物語、と解釈することができます。

たとえば中国の神農や伏羲、女媧のように、神が古代のその土地の統治者であることは珍しくありません。

これらの神々が、有力部族の統治者であったことは間違いないですが、その後多くの国では、神の子孫は他の部族に敗れて、断絶を余儀なくされ、神話の時代は終わりを迎えるのです。

しかし、不思議なことに日本では、天照大御神の子孫である天皇家が今に至るまで存続しています。

これは、早い段階で天皇家が実権を失い、その御座が奪い取られることがなかったためであろうと考えられていますが、それにしても初代天皇である神武天皇が即位した年は、『日本書紀』の記述を正直に解釈した場合、紀元前660年です。

時代でいえば弥生時代、中国史では秦の時代。

これほどの長きにわたり、一族が一国を統治君臨した例は、世界にはありません。

正確には統治しているとは言えないのかもしれませんが、天皇家が今に至るまで宮中祭祀という特殊ミッションを一手に担い存続していることは事実です。

イエスキリストは宗教的に現在に至るまで不動の信仰を集めていますが、彼が生まれる660年前に神武天皇が即位し、その4代前の天照大御神が日本でいまだに参拝者を集める。

ある意味、世界に類を見ない平和国家である日本。

このことを私たち日本人は誇りに思って良いのですし、今後もそうであり続けることを麻呂子は祈らずにおれませぬ。

天照大御神の御神体(依り代)

では現在、天照大御神がどこでどのようにしてお祀りされているか?については、今さら語るまでありませんが、天照大御神は現在、伊勢の神宮(伊勢神宮)の内宮に奉安される三種の神器の1つ「八咫鏡(やたのかがみ)」に自らの御霊を宿らせ、これを依り代とされています。

八咫鏡とは、大御神自身のご発意(神勅)により、自らの御霊の依り代として孫のニニギに命じて地上へ持ち出させた神鏡(神具)の1つです。

その姿形は、今まで誰も目にしたことがないと言われますが、考察によれば古代の「大型内行花文鏡」の形状に近いものだと推察されています。

画像引用先:https://ja.wikipedia.org/

孫のニニギは天孫降臨によって地上に降った後、ニニギの子孫が歴代の天皇を世襲することになりますが、その歴代の天皇の皇居内において、常に歴代天皇のお側近くに奉安されていました。しかし、第10代崇神天皇の御代に、崇神天皇が突如、神鏡(八咫鏡)を畏まれ、皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)を神鏡のお世話係として「御杖代(みつえしろ)」に任命し、皇居外に持ち出させます。

その後、神鏡が皇居外にてはじめて奉安された場所が「大和地方の笠縫邑(現在の奈良県桜井市三輪山の麓)」です。以降しばらくは当地にて奉安されていましたが、第11代垂仁天皇の御代になると天皇の皇女である「倭姫命(やまとひめのみこと)」が再び、笠縫邑から神鏡を奉戴し、巡礼の旅に出ます。

姫は大和から→伊賀→近江→美濃→伊勢などを巡るのですが、一向に神鏡を奉安できる土地が見つかりませんでした。

しかし、伊勢度会の宇治・五十鈴川の川上、つまり現在の内宮の場所を通りがかったとき、突如、大御神が「我はこの国にこそ鎮まりたいと思う」と告げたことから、神鏡が当地に奉安されることになります。ときに垂仁天皇26年(西暦紀元前4年)丁巳秋九月申子(17日)のことです

なお、現今に至っては皇居の宮中三殿内にある「賢所(かしこどころ)に神鏡(八咫鏡)の形代(かたしろ/レプリカのこと)が奉安されています。

八咫鏡を含めた三種の神器が皇居外に祀られるということは深い意味合いをもつ

このように八咫鏡をはじめとした三種の神器が皇居外で奉斎されることは、大御神の広大無辺なる御神徳を日本国民すべてが享受できるということを意味し、同時に天皇主権の国家として天皇を中心とした理想の国づくりを国民それぞれが一致団結して創造していくということです。

これらの事は「神宮祭祀の本義」において、天照大御神がご神勅によって明瞭に示されていると説いています。

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