神職になる方法と「社内の雰囲気・年収や月収はいくら?」

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神職って、どうやってなるんだろう? なりたいけど、できるかな? と思ったことはありませんか?

実際スピリチュアルブームに乗り、神職のなり手としての希望者は増加傾向にあるとも言われています。

今回は神職のなりかた、そして神社の様子や年収などを、引っ込み逆デベソを指でホジった時の臭さほど巫女の知識をもつ私がご紹介するでおジャルよ。

神職になるには?

まずは、神職になる方法からご紹介しましょう。

神職になる方法と、巫女になる方法は全く違いますので、巫女さんになりたい! というときの方法はまた後日ご紹介します。楽しみにしていてくださいね。

神職になる方法は主に4種類です。

神職になる方法

神職になるには資格が必要ですが、その資格を取得できる方法は限られています。

  • 特定の大学の神道学科を卒業する
  • 大学卒業後、特定の大学の神道学専攻科を卒業する
  • 養成所で養成講座を受講する
  • 神職養成のための講習会を受講する

ひとつずつ解説していきましょう。

神職の資格の段階

そもそも神職の資格には段階があり、受講する講座によって取得できる資格も変わります。

5段階の資格は、下の階級から、下記のようになっています。

  • 「直階(ちょっかい)」
  • 「権正階(ごんせいかい)」
  • 「正階(せいかい)」
  • 「明階(めいかい」
  • 「浄階(じょうかい)」

このうち浄階は、神職に長く就いている人や功績のあった人の名誉階級的な位置づけですので、勉学によって取得することはできません。

大学の神道学科を卒業する方法

卒業すると神職の「明階」資格を取得できるのが、大学の神道学科です。

神道学科のある大学は全国で下記の2箇所です。

國學院大學

神道文化学部

所在地:東京都渋谷区

皇學館大学

文学部神道学科

所在地:三重県伊勢市

大学の神道学専攻科を卒業する方法

上記、國學院大學と皇學館大学の2大学では、その他の大学の卒業資格を持つ人のために神道学専攻科を開設しています。

このうち、國學院大學では入学に際して、各都道府県の神社庁の推薦書が必要です。

通常の場合、卒業できれば「明階」資格をいただけます。

養成所で養成講座を受講する方法

現在では全国に6箇所の神職養成所が開かれています。

  • 出羽三山神社神職養成所
  • 志波彦神社 塩竈神社神職養成所
  • 熱田神宮学院
  • 京都國學院
  • 神宮研修所(伊勢神宮の運営による)
  • 大社國學館(出雲大社の運営による)

しかし、ここに入所する場合には、神社本庁からの推薦状が必要であるとされており、大学に入るよりも狭き門と言えるでしょう。

入所者のほとんどが、社家出身、あるいは神職を継ぐことが決まっている等の神社関係者です。

これらのほかに、大阪國學院には神職資格取得の通信講座がありますが、これも神職に就くことが決まっており、しかも何らかの事情で通学による資格取得ができないと認められた方だけに向け、特別に開設される通信講座であり、常設講座ではありません。

神職養成のための講習会を受講する

既に社会人となっており、時間がない、しかし神職の資格が必要である! という方のために、1カ月ほどで神職資格を取得できる講習会が受講されています。

ただ、こちらも受講のために神社本庁からの推薦状が必要になります。

さきの養成講座も同様ですが、神社本庁からの推薦状をいただけるということは、社家の出身であるか、あるいは既に神社への就職が決まっている等、神職とのご縁がある場合に限られます。

またさらに、こうした講習会で取得できる資格は「正階」までで、「明階」の資格を取るためには卒業後、独学で勉強し、年に一度の試験に合格する必要があるのです。




神社の雰囲気とは?

神職の資格を取得した後は、それぞれご奉職の決まった神社へ、晴れて就職という流れになります。

通常、大学の神道学科等を卒業すれば、大学のほうへ神社からの求人がありますから、在学中に奉職先が決まることがほとんどのようです。

肝心の、神社内の雰囲気は、神社によって全く違うもので、社の外からはうかがい知ることができません。

ただ言えるのは、どの神社も礼節を非常に重んじ、現在の一般社会ではほぼ廃れつつあるような長幼の序、あるいは仁義礼智信をかたくなに守るということ。

上でご紹介した神道学科、あるいは養成所等でも、真っ先に礼節を重んじることについて教えられます。

また神社ではすべてが神前で行われるやりとりですから、一般企業に比べておのずから差が出るであろうと察することができますね。

 

神職の収入は?

神職はどのくらいの収入を得ているのか気になりますね!

実は神職の月収には上限が定められているんです。

月収の上限は60万円

神職の月収の上限は、神社本庁によって月額60万円までと定められています。

つまり年収に換算して、上限で720万円ということになりますが、実際にはこれほどの金額になることは少なく、むしろ副業が必要になることも多いのです。

主な収入源は祈祷料、初穂料

神社の主な収入源は祈祷料や初穂料です。

しかしなんとなく想像がつくとおり、大きくて有名な神社でもなければ、祈祷依頼が殺到することもなく、多額の収入が入るわけでもないので、神職の年収は300万円ほどということも珍しくありません。

副業は神職にとってよくあること

収入が少ないために、神職が副業をしているのは、非常によくあること。

神社の境内に幼稚園がある、というようなケースはまさに副業の代表格です。

また、奉職している神社とは別に、無人の神社の宮司を兼務しているケースもあります。

このほかにも、学校の先生や士業など、様々な神職の副業が見られるのが現実です。

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