小暑は「夏盛り」という名の門をくぐった頃合いであり、門の奥には大暑(たいしょ)という夏本番が待っています。
小暑の頃には「七夕」という織姫と彦星が年にたった一度、会えるという熱いLOVEの炎が火照りきって天高く炎上しちゃぅわ♡‥的なお熱ぅ〜ぃHOT♡な行事がある季節でもあります。
それと、忘れてはいけないのが、そろそろギンギンにクソほど冷えたビールがうまい頃合いでもあり、クソ腹を痛めつけるほど浴びるほど飲みたい頃合いでもありんす。
以下では、この「小暑」期間中(7月7日ごろ)の行事と風習を一覧形式でご紹介しています。
小暑の期間中の行事(イベント)・風習
暑中見舞い
スマートデバイスが発達した現代においては、若年者層を中心に暑中見舞いを出す機会は少ないと思います。
暑中見舞いとは、同じ酷暑のもと、相手を思いやって親交を深めるための挨拶状のことです。
小暑や大暑の頃、年内でもっとも暑さが増します。この頃になると注意しなければならいのが夏バテです。
夏バテになると食欲が失せ、やる気が減退し、動くことさえままならなくなります。そして最悪事態となるのが衰弱死です。
暑中見舞いの「暑中」とは小暑と大暑を意味した言葉?
暑中見舞いの「暑中」とは、「1年でもっとも暑さが厳しい頃」を意味します。
「暑中」が用いられる期間
暑中を暦上で示すと夏の土用期間(7月20日頃~8月7日頃)となる約18日間、もしくは小暑から大暑までの約30日間(7月7日頃〜8月6日頃)を指します。
暑中見舞いを贈るのは梅雨時期を避ける!
近年では、梅雨時期からすで暑中見舞いの贈答品を店頭に並べている様子が散見されますが、暑中見舞いは梅雨明け〜立秋(8月7日頃)までに贈るのがセオリーのようなものです。
立秋を過ぎてしまった場合は「残暑見舞い」!
仮に立秋を過ぎてしまっても「残暑見舞い」として贈る方法もありんす。残暑見舞いは元来、処暑(8月下旬頃)までに出すのが通例です。
しかしながら、現今、気象の変化が著しいこともあり、9月に至ってもまだ暑さが、たなびいているような感も否めません。
そんな時は気象状況を見極めながら、白露(はくろ/9月初旬頃)までなら贈っても違和感はないと思います。
夏の土用には丑の日のウナギを食べる!
夏の土用と聞けば「ウナギ」を連想する方も多いと思います。現在でもスーパーなどで「夏の土用はウナギの日!」などのPOP広告を目にする機会が多いと思います。
これは夏の土用の丑の日に「ウナギの蒲焼きを(かばやき)」を食べる風習が現今に至っても受け継がれているからです。
そもそも夏場にウナギを食べる風習の起源は奈良時代にまで遡ります。
夏の酷暑が続くある日のこと、奈良時代の公家であり歌人として知られる「大伴家持(おおとものやかもち)」が、夏バテでゲッソリと痩せコケてしまった友人のために、なんとか精力を付けてもらおうとウナギ料理を馳走したのが始まりとされています。
江戸時代になると発明家で有名な平賀源内が、魚屋の知人から夏場にウナギが売れなくて困っている旨の相談を受けて、「本日、土用丑の日」と大きく書いた紙を店頭に貼り付けて売るように申し伝えたのが、現在の土用の日にウナギ食べる風習の起源とされています。
三伏
「三伏」とは、「さんぷく」と読み、これは陰陽五行説から誕生した夏時期に設けた区分の1つです。
かつては暑中見舞いを送る際、冒頭に「拝啓 三伏の候」などと書き記したのですが、現在では暑中見舞いの時候の挨拶に「三伏」と書くことはあまりありません。おそらく見る機会はごく稀でしょう。ほとんど「盛夏」と書くのが通例ですから。
三伏には以下のような3つの節に区切られています。
- 「初伏(しょふく)」
- 「中伏(ちゅうふく)」
- 「末伏(まっぷく)」
初伏とは?
夏至から3番目の庚(かのえ)の日を指します。
中伏とは?
夏至から4番目の庚(かのえ)の日を指します。
末伏とは?
立秋から1番目の庚(かのえ)の日を指します。
以上、これらを含めて「三伏」と言います。これら三伏の日は、元来、旅行、種まき、療病を忌む日でもありんす。
現代風の三伏の意味
三伏は陰陽五行説で誕生した言葉ですが、現代風に意味合いを唱えると「酷暑の候」を指し示すものであったり、はたまた、「真夏日」を示すものであったりと、総じて真夏日を表した季語としての意味合いが濃いです。
極稀に暑中見舞いに「三伏の候」という言葉が書き記されていますが、これはまさに真夏日を示した言葉です。
陰陽五行説における三伏の意味
陰陽五行説の教課では、庚は金気、夏は火気、金は火に伏すると説かれます。
金とは五行説における「秋」を意味し、火は「夏」を意味します。
金気は「秋の気」を意味し、これは秋の気配のことを指し、すなわち、火である夏の酷暑に金気(秋)の気配が隠れることということを説いています。
七夕
七夕は五節句の1つに数えられ、7月7日に牽牛星(けんぎゅうぼし/鷲座の主星アルタイル)と織女星(しょくじょ/琴座の主星ベガ)が年に一度だけ会うことを許された日でもあります。
現今の日本における七夕は、中国から伝来した「七夕伝説」、もしくは「乞巧奠(きっこうでん)」という年若いピチピチとしまくった娘っ子が技芸の上達を願う行事や、日本に古から根付く「棚機津女(たなばたつめ)」伝説などが習合した行事になります。
笹竹に願いを祈念しながら創作した飾りや、願い事を書いた短冊を吊るして、芸事などの諸事の上達や無病息災を祈願します。
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ほおずき市(朝顔市)
日本全国の寺院の参道などでは、早朝から朝顔やほおずきを販売する市(出店・屋台)が開かれます。
ほおずきや、朝顔に風鈴を付けて販売している風景は今や日本の夏の風物詩となっています。
有名どころでは、鬼子母神で知られる入谷(東京)真源寺の朝顔市や、浅草・浅草寺のほおずき市が有名です。
浅草寺のほおずき市は7月10日に開かれ、ちょうどこの日は浅草寺の御本尊との縁日であり、参拝すれば4万6000日分参拝したことと同義とされます。
ほおずきが販売される理由
ほおずきが販売される理由は厄除け・雷除けの縁起物というのと、盆時期に先祖を迎えるための提灯に形が似ていることや、鎮痛効果のある漢方薬になるなどが挙げられます。
全国高等学校野球選手権大会
朝日新聞社と日本高等学校野球連盟(高野連)が主催する通称「夏の甲子園」「夏の高校野球」のことです。兵庫県西宮市・阪神甲子園球場にて毎年8月に行われます。
甲子園へは日本全国の選抜された高校のみが出場できることから、地方大会がまず、各地方で6月中旬から7月下旬に行われ、優勝した1校、もしくは優勝校・準優勝校の2校が甲子園への切符を手にすることができます。タッちゃん…南を甲子園に連れてって♡
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