陽気な春も終わりを迎え、やがて残春と言う言葉が使われ始める頃、今度は春の次の季節である夏を迎えます。
暦上では夏の入口となる初夏の位置付けを立つ夏と書いて立夏と定めています。
立夏は二十四節気の中の1節であり、初夏の到来を告げる節気です。
以下では、「立夏」の期間中に使用される代表的な季語を一覧形式でご紹介しています。
立夏で使用される有名な季語一覧
「夏立つ(なつたつ)」や「夏来たる(なつきたる)」「夏に入る(なつにいる)」「今朝の夏(けさのなつ)」
などは初夏を意味する代表的な季語です。それと忘れていけないのが、「立夏」そのものが季語だということです。ウフ
夏浅し
意味:浅いで「初め」や「前半」を意味します。まさに新緑の候の自然のすがすがしさを表した言葉です。
薄暑
意味:薄いで「少し暑さを肌身に覚える」などの意味合いがあります。晩秋から越冬し、汗をかかなかった季節から急に暑くなってきたことで汗がすぐに出てきてしまい、汗ばむほどの日が出てくるという意味です。
卯月(うづき)
意味:卯の花が咲く月(旧暦では4月、新暦では5月のこと)という意味合いの言葉です。
初夏(はつなつ)
「しょか」の方が一般的かもしれませんが、立夏の頃の関東を例にした気温は20度を基準として25度以上になることもしばしば‥。まさに初夏と呼ぶに相応しい季節です。
麦の秋
意味:「麦秋(ばくしゅん)」とも呼ばれます。麦の穂は概ね立夏の頃から6月にかけて成熟期を迎えることから「麦の秋」という言葉が生まれています。
秋という季語が付されていますが、これは「秋を連想させる季節」という意味です。
広大な麦畑が広がる九州地方北部の佐賀平野・筑後平野では、ちょうどこの立夏の頃に一斉に麦の穂が生り始め、水平線の向こうまで広がる「小麦色の絨毯」と呼ばれるほどの雄大かつ壮大な眺望が楽しめます。
そのほかの立夏時期(初夏)の季語一覧
- 夏の色
- 夏げしき
- 夏の匂
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