【家デートで観るホラー映画これ20選!】「邦画・洋画編」人気おすすめランキング!【開運・運気アップ!】

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家デートでホラー映画は、すごくオススメ!理由は吊り橋効果によるものです。

足元が不安定な吊橋と、全く揺れない橋の2箇所で、ある実験が行われました。独身男性にそれぞれの橋を渡ってもらい、橋の途中にいる女性からアンケートを受け取るというものです。そして後に男性の方から、女性に電話をかけてもらいます。

すると揺れない橋よりも、足元が不安定な吊橋の方が、女性に電話をした男性が多かったそうです。いわゆる「吊り橋効果」というもので、不安になればなるほど恋愛感情は高まります。心理学的にも証明済みです。

デートを成功させたいのなら、吊橋で過ごすのがベスト!しかし、吊橋は手軽に行けるような場所にはほとんどありません。

より簡単に「吊橋効果」を得るには、ホラー映画を家デートで見ることでしょう。そこで恋愛カウンセラーの作者が厳選した、ホラー映画を洋画・邦画合わせて紹介します。

家デートにオススメ!ホラー邦画10選!

J-ホラーは、世界的にもすごく人気があります。

実際にJ-ホラーのリメイク作品が、ハリウッドで製作。「THE RING(リング)」「THE GRUDGE(呪怨)」「Dark Water(仄暗い水の底から)」と、挙げるときりがありません。

存在はしていないのに「何か」がいるという演出は、日本独特のものです。そこで、家デートでおすすめの世界が誇る邦画ホラーを10作品取り上げました。

第10位. アイ アム ア ヒーロー

画像出典:映画.com

  • 公開日:2016年4月23日
  • 監督:佐藤信介
  • 脚本:野木亜紀子
  • 原作:花沢健吾「アイアムアヒーロー」
  • 主題歌:Allie Goetz「hone on the range」
  • キャスト:大泉洋/有村架純/吉沢悠/岡田義徳

原作は「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた漫画「アイアムアヒーロー」です。8年連載され、累計発行部数は600万部を突破しました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

心意気だけは立派だが結果がついてこない鈴木英雄(演:大泉洋)は、漫画のアシスタントの仕事に就いています。かつては「期待の新人漫画家」として注目されていたものの、今は鳴かず飛ばずの毎日。恋人との関係性も、崩壊寸前です。

ある日のこと、街中が謎のウィルスに覆われてZQN(ゾキュン)が大量発生しました。風体はゾンビそのもので、ものすごい力があります。ZQNに噛まれてしまうと、噛まれた人もZQNになり人に襲い掛かります。

ZQNになった人の中には、英雄の恋人やアシスタント仲間も含まれていました。更にライフラインは全て絶たれ、英雄は絶体絶命のピンチに陥ります。

この作品の感想と見どころ

邦画でも一応ゾンビ映画は存在していますが、本格的に制作されたのは「アイ アム ア ヒーロー」ぐらいでしょう。邦画にゾンビ映画が少ない理由は色々考えられますが、ヒットが難しいからと思われます。日本に馴染みがなく、残酷なシーンも多いことから観客が限られてしまうからです。

ヒットが難しいとされるゾンビ映画に挑戦し大ヒットとなった映画が、本作です。ゾンビならぬZQNが街で大暴れしているシーンは、ハリウッド映画には負けていません。

またゾンビではなくZQNの姿も非常に恐ろしく、1人で過ごすのが怖く感じるほど。家デートで見る際には、相手にしがみつきながら見ることをオススメします。

頼りないがたくましさを感じる大泉洋と、頼れる姉御・長澤まさみにも要注目です!

第9位. 残穢(ざんえ)~住んではいけない部屋~

画像出典:映画.com

  • 公開日:2016年1月30日
  • 監督:中村義洋
  • 脚本:鈴木謙一
  • 原作:小野不由美「残穢」
  • 主題歌:和楽器バンド「Strong Fate」
  • キャスト:竹内結子/橋本愛/滝藤賢一/佐々木蔵之介

原作を手掛けるのは1000万部を越える大ヒット小説「十二国記」の原作者・小野不由美です。本作が描く本当の恐怖は、映画の最中ではなく映画を見終わった後にあります。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

私(演:竹内結子)は、読者の投稿を元に実話ホラー短編小説を執筆していました。そんな私の元に都内の大学に通う久保さん(演:橋本愛)から手紙が来たのは、2012年5月のことです。

久保さんは、築10年・5階建ての賃貸マンションで一人暮らしをしています。彼女が住んでいる部屋からは時折”何か”を擦る音が聞こえるも、音がする和室には何もありません。音が聞こえないのは、和室の方向を向いて大学の課題に取り込んでいる時のみです。

しかし”何か”があるかもしれない和室に向かって課題に取り組むのは、気分が良いものではありません。視界を遮ろうと、和室のドアを閉めます。するとゴツンと、ぶつかった音が聞こえました。

音の正体を確かめるため、久保さんは恐る恐るドアを開けます。彼女は一体何を見たのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

本作に限って言えば、見どころは映画本編ではなく映画を見終わった後かもしれません。

恐ろしい”モノ”は登場しますが、出番は映画の最後に少し出てくるぐらいです。「バア!!」とビックリのシーンも特になく、ミステリーとして淡々と話が進みます。家デートで見ている最中「これのどこがホラーなのだろう?」と、首をかしげることでしょう。

しかし、本当の恐怖は映画が終わった後に待ち受けています。恐怖に支配されるのは、映画の登場人物だけではありません。映画を見ている人にも、深く関わっているのです。

第8位. CURE キュア

  • 公開日:1997年12月27日
  • 監督:黒沢清
  • 脚本:黒沢清
  • キャスト:役所広司/萩原聖人/うじきつよし/中山安奈/洞口依子

恐怖の対象は、化物やオバケだけではありません。時には人間が抱える心の闇も、恐怖の対象になります。人間の闇を深く描いた本作は、監督を務めた「黒沢清」という男性を世界的な監督に押し上げました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

ホテルの一室で、殺人事件が発生。被害者は女性で、体に「X」が刻み込まれていました。犯人はすぐに見つかり、証拠も残っています。しかし動機がないため、事件の真相を掴むことができません。

別の場所で、教師による妻殺し事件が発生しました。犯人は、夫であるのは明らかです。刑事の高部(演:役所広司)が事情聴取に当たり動機を聞き出しますが、教師本人も動機がわかりません。そして妻の体にも、体に「X」が刻み込まれていました。

さらに交番勤務の巡査が、同僚警官を殺害する事件が発生します。男と教師と同じく、なぜ殺人に手を染めたのか本人ですらわかっていない状況です。

調べを進めていくと、教師と巡査は事件を起こす前に間宮(演:萩原聖人)と名乗る青年と会っていたことがわかりました。真相を確かめるため、高部は間宮と接触します。しかし間宮本人は、記憶を全て失っていました。

この作品の感想と見どころ

つきあっていると「相手のここが嫌だから直してほしい」など、思う部分も出てくるでしょう。100%完璧な人間は存在していないので、多少の短所は致し方ないことです。少し注意をするか、マイナスの感情を抑え込んでいるのが大半かと思われます。

では抑え込んでいたマイナスの感情が、”何か”をきっかけに増大したらどうなるのでしょうか?マイナスの部分に焦点を当てて深くえぐり出したのが、本作です。正しく「げに恐ろしきは人間」です。

なお家デートで映画を見た後は、お互いの気持を素直につたえてみることをおすすめします。

第7位. 仄暗い水の底から

画像出典:映画.com

  • 公開日:2002年1月19日
  • 監督:中田秀夫
  • 脚本:中村義洋/鈴木謙一
  • 原作:鈴木光司「浮遊する水」
  • 主題歌:スガシカオ「青空」
  • キャスト:黒木瞳/小日向文世/菅野莉央

監督が中田秀夫・原作が鈴木光司と、ホラーファンなら2人の名前を聞くだけで恐怖もの。後に「ダーク・ウォーター」として、ハリウッドでリメイク版が制作されました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

松原淑美(演:黒木瞳)は離婚調停中で、娘の郁子(演:菅野莉央)と2人で過ごしていました。2人で生活を立て直すために、とあるマンションに引っ越すことになりました。

マンションへ越してきたその日、淑美は天井にシミが出来ているのを発見します。シミからは水漏れがして、対応に追われることになりました。更に水道水からは、髪の毛が混入!何とかならないものかと管理人に問い合わせるも、取り合ってくれません。

水に関するトラブルは、弁護士立会いのもとにより何とか解決。これで何とか解決したと思いきや、怪現象は増々酷くなるばかりでした。

この作品の感想と見どころ

愛する人のためなら、命がけで守ることができるでしょうか?「愛する人は何があっても守る」と口で言っても実践するのは難しいものです。目の前に訳のわからないモノが出てくれば、どんなに屈強な人物でも腰を抜かすでしょう。

でも淑美は、見事に娘を守り切ることができました。自分の命をかけて。映画を見れば「母は強し」「母の愛は海より深い」を実感することでしょう。

恋人にも同じことが言えます。家デートで一緒に過ごす相手を「命がけで守る覚悟」があれば、2人の仲は絶対的なものになる筈です。

第6位. 女優霊

  • 公開日:1996年3月2日
  • 監督:中田秀夫
  • 脚本:高橋洋
  • キャスト:柳ユーレイ/白島靖代/石橋けい/大杉漣

世界中で人気となっている、J-ホラーの元祖とも言える作品です。ビックリするようなシーンはほとんどないものの、じわじわ迫る恐怖は背筋が寒くなります。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

新人監督の村井俊夫(演:柳ユーレイ)は、デビュー作となる映画撮影に取り組んでいました。しかし新人監督のため予算はほとんど取れず、寄せ集めたフィルムで撮影していました。

撮影したシーンを関係者でチェックしていた時、映画とは別に古い映像が映り込んでいました。未現像のフィルムを焼いてしまったか、別のフィルムが混じっていたことも考えられます。

村井には、映ってしまっていた古い映像に心当たりがありました。子供の頃に見た恐い映画に、ソックリだったのです。しかし映画のタイトルは思い出せず、村井は魚の骨が喉に引っかかったままの心境です。

そんな中、出演女優がセットから転落する事故が発生してしまいました。転落の際に出演女優が誰かに抱きつかれた姿をスタッフが目撃するも、確たる証拠はありません。転落現場にいたのは、出演女優1人だけだったからです。

出演者が事故に遭遇しても、映画撮影は続行となりました。

この作品の感想と見どころ

真偽についてはハッキリしていませんが、実際にウワサになっている映画撮影所は国内外にいくつかあります。「黒い人影を見た」というものから、奇っ怪な音声が収録されていたというものまで、1つ1つ取り上げるときりがないです。

本作で取り上げられているのは、映画撮影にまつわる怖い話。1本のフィルムから広がる奇っ怪な現象は、見る者に嫌な恐怖を与えます。

ちなみに「女優霊」では、“本物”が映っていると一時期話題になったことがありました。果たして本当に“本物”かどうかは、各々の判断にお任せします。




 . オーディション

  • 公開日:2000年3月3日
  • 監督:三池崇史
  • 脚本:天願大介
  • キャスト:石橋凌/椎名英姫/沢木哲/國村隼/石橋蓮司

邦画で最も恐ろしいホラー映画として、度々名前が挙がるのが「オーディション」です。キリキリと迫る恐怖は、邦画ホラーの中でもぶっちぎりです。グロいのが苦手な方は閲覧注意!

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

ビデオ制作会社経営の青山(演:石橋凌)は、高校生になる息子と2人暮らしです。7年前に妻を亡くして以降、男手一つで息子を育ててきました。再婚も一時は考えていた時期もありましたが、本人は乗り気ではありません。しかし息子から再婚をすすめらたのを機に、相手探しに取り掛かることになりました。

相手を探す方法として悪友の吉川(演:國村隼)から、オーディションで再婚相手を探すことを提案されました。吉川の提案は、「映画オーディション」という形で条件を指定して女性を集めるというものです。映画は打ち切りになることが多いので、途中で「撮影中止になった」と言えば疑われることもありません。

「映画オーディション」という名の再婚相手探しで青山が見つけたのは、山崎麻美(演:椎名英姫)です。麻美は青山の理想がそのまま形になったかのような、完璧な女性でした。

この作品の感想と見どころ

家デートの相手は、世界の誰よりも大好きな相手であるのはゆるぎのない事実です。彼氏(または彼女)に精一杯の愛情を注ぎ、ラブラブに過ごしていることでしょう。

でも愛情のかけかたを間違えてしまうと、相手の負担になるので要注意です。良かれと思ってやった行動でも、相手の迷惑になっては意味がありません。映画のようにキリキリと相手を追い詰めるのは、言語道断です。

「愛情の一種」と捉えられなくもないものの、喜んで受けることができる人はさすがにいないでしょう。何事にも、ほどほどが丁度良いものです。

 . パーフェクトブルー

画像出典:映画.com

  • 公開日:1998年2月28日
  • 監督:今敏
  • 脚本:村井さだゆき
  • 原作:竹内義和「パーフェクト・ブルー」
  • キャスト(声):岩男潤子/松本梨香/辻親八/大倉正章/秋元羊介

アニメ映画です。「子供向けか?」とおもわれるでしょうが、逆に子供は絶対に見てはいけない部類の映画になっています。精神的にきついシーンもあるため、閲覧注意です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

霧越未麻(声:岩男潤子)は所属していたアイドルグループを脱退し、女優へと転身しました。人気アイドルで活躍していたとは言え、女優としてはまだまだ新人です。与えられる役は、セリフが一言のみのちょい役でした。

実績を重ねるにつれて、次第にセリフが多い役も与えられることになります。中にはアイドル時代には考えられないような、ハードなアクションが求められる役柄も含まれていました。未麻をアイドル時代から追いかけていたファンにとっては、悲劇です。

ある日のこと、未麻の活動を記したサイト「未麻の部屋」を偶然にも発見しました。本人が一切関わっていない”なりすまし”サイトですが、サイトに記されている活動内容は詳細に書かれていました。サイトを立ち上げた人物の正体は、ストーカーです。

ストーカーの行動は次第にエスカレートし、殺人事件にまで発展してしまいました。

この作品の感想と見どころ

話の難解さは、今回紹介する邦画ホラーの中ではNo.1かもしれません。1回見ただけで話の全てを理解するのは、難しかと思われます。

作品で取り上げられているのは、虚構と現実です。「アイドル」は、本来「偶像」の意味を持ちます。偶像とは神様を象った像です。ファンにとってアイドルの存在は、神様そのものと言っても過言ではありません。つまり未麻の行動は、ファンの目には「神様が人間を裏切った」とも捉えられるでしょう。

ただ未麻本人にとって、アイドルは虚構であり現実ではありません。とはいえ、女優活動も虚構であり現実とは別です。では現実はどこにあるのでしょうか?

難しい話ではありますが、見応えは保証します。

 . らせん

  • 公開日:1998年1月31日
  • 監督:飯田譲治
  • 脚本:飯田譲治
  • 原作:鈴木光司
  • 主題歌:HIIH「ゆがんだ時計」
  • キャスト:佐藤浩市/中谷美紀/松嶋菜々子/真田広之

呪いのビデオテープが巻き起こすホラー映画「リング」の続編です。「呪いのビデオ」の核心に迫る話となっています。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

監察医の安藤満男(演:佐藤浩市)が担当するのは、大学時代の同期である高山竜司です。安藤の見立ては、左冠動脈による心筋梗塞でした。そして心臓とは別に、喉に小さな潰瘍を発見します。死因とは直接関係ないとおもわれるも、念の為に病理室へ回すことになりました。

心筋梗塞の原因は、腫瘍でした。腫瘍は喉だけでなく、血管にも発生。腫瘍が血管に突然出てくるのは、医学的にもありえないことです。また喉に出来ていた潰瘍は、天然痘の潰瘍とよく似ています。天然痘ウィルスは昔に絶滅しているので、絶対にありえないことです。

高山の恋人で第一発見者の高野舞(演:中谷美紀)にも、話を聞く安藤。彼女からは「高山が亡くなったのは、呪いのビデオテープ」ということを聞かされました。あまりにも荒唐無稽な話に、安藤は信じません。

そんな中、高山の元妻である浅川玲子と息子が事故に遭遇したとのニュースが入ります。一人息子も犠牲になったとのことです。事故車の中には、壊れたビデオデッキがありました。

この作品の感想と見どころ

突然ですが「世界平和」と「愛する人の命」のいずれかを選択しなければならなくなったら、どちらを取るでしょうか?「どちらも取る」や「どちらも取らない」という答えは、認められません。必ず、どちらかを選択して下さい。

安藤も「世界平和」と「愛する人の命」という、究極の二択を迫られました。そして安藤は、1つを選びました。果たして彼の選択は間違っているでしょうか?もし自分達が同じ立場にあったら、何と答えますか?

「らせん」は、単に恐い映画ではありません。恋人との絆が試される映画です。

 . 呪怨 ~劇場版~

  • 公開日:2003年1月25日
  • 監督:清水崇
  • 脚本:清水崇
  • 主題歌:推定少女「鍵が開かない」
  • キャスト:奥菜恵/伊東美咲/上原美佐/市川由衣/藤貴子

元は「オリジナルビデオ」で登場。世間的に広まることはなかったものの、口コミで「メチャクチャ恐い」と話題になりました。口コミの評判を受けて制作されたのが、本作です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

仁科理佳(演:奥菜恵)は、光ヶ丘総合福祉センターで老人介護のボランティアをしている女性です。彼女が担当することになったのは、1人暮らしのお婆さん・徳永幸枝(演:磯村千花子)。元の担当者に連絡がつかず、理佳が急遽担当することになりました。

理佳は徳永家へ着き、呼びかけます。しかし誰も応答しなかったため、家の中に入ります。鍵は開いたままになっていました。家の中には幸枝1人しかいません。

理佳が幸枝の世話を始めると、2階の方から物音が聞こえてきました。音がする2階の部屋を覗くと、ベッドはずたずたになり押し入れはガムテープでガッチリ閉じられています。

理佳はガムテープをはがして押入れを開けると、小学生ぐらいの男の子がいました。男の子は一体何者でしょうか?そもそもなぜ、押入れの奥に隠れていたのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

家デートで過ごす相手を大切にしているでしょうか?「愛してる」という言葉は照れくさく言えなくても、優しく接するのは基本中の基本です。相手を傷つけるのは、いかなる理由があっても許されません。

佐伯伽椰子は、愛する人からの残虐な仕打ちでした。もし相手が冷静に対応していたら、違う結末が待っていたでしょう。愛する人から受けた残虐な仕打ちは「呪怨」となって、無関係な人に襲いかかる様は「恐怖」です。

100%の人間はいないから、多少の不満があるのは理解できます。でも冷静に考えたら、案外何でも無いことです。

 . リング

  • 公開日:1998年1月31日
  • 監督:中田秀夫
  • 脚本:高橋洋
  • 原作:鈴木光司「リング」
  • 主題歌:HIIH「feels like HEAVEN」

キャスト:松嶋菜々子/真田広之/中谷美紀/竹内結子/佐藤仁美

J-ホラーブームの火付け役です。後に、ハリウッドや韓国でリメイク映画が制作されました。世界で最も有名な邦画ホラーかもしれません。主題歌のタイトルである「feels like HEAVEN」は、「く~る♪きっと来る♪」というメロディーでお馴染みとなりました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

「そのビデオテープを見終わった後、どこからともなく電話がかかり『お前は1週間後に死ぬ』と告げられる」という都市伝説が、10代の間でウワサになっていました。

浅川玲子(演:松嶋菜々子)は、10代の間で話題になっている都市伝説「呪いのビデオテープ」について取材。細かい話は違うものの、「1週間後に死ぬ」「ビデオテープ」「伊豆」の3つの共通点が浮かび上がります。しかし都市伝説は都市伝説として捉えており、信じていませんでした。

「呪いのビデオテープ」の伝説を信じるようになったのは、親戚の子供である大石智子の葬式に出席した時です。お通夜に出席していた智子の同級生から、智子は死亡する直前に伊豆で変なビデオテープを見たとの証言を得ます。

「呪いのビデオテープ」の話は、真実だったのか?事の真相を確かめるため、玲子は智子が生前立ち寄った「伊豆パシフィックランド」へと向かいます。そして1本のビデオテープを見つけ再生すると、映っていたのは「恐怖」でした。

この作品の感想と見どころ

内容は既にご存じの方もいらっしゃるでしょう。本作の結末は、日本だけでなく世界中に広がっています。しかし内容を熟知し結末を知っていたとしても、恐いものは恐いです。

顔が隠れるほど髪が長い貞子が井戸から這い上がるシーンは、わかっていても見て楽しいものではありません。貞子がテレビから出てくるシーンは、勇者をも震え上がらせます。吊り橋効果で相手のハートをゲットするには、まさにうってつけの映画と言えるでしょう。

ただし恐怖すぎてテレビが見られなくなる恐れがあるため、家デートで見る際には自己責任でお願いします。




話題作から映画史に残る名作まで!家デートでオススメの洋画ホラー10選!

洋画のホラーは、いきなり「ドンッ!」とビックリさせる演出が特徴です。何もない所にいきなり出てくるので、ドキドキが止まりません。家デートで見れば、吊り橋効果も一層高まることでしょう。

次に家デートでオススメの洋画を10作品紹介します。話題作から映画史に残る名作まで、取り揃えてみました。

第10位. ザ・リング

画像出典:映画.com

  • 公開日:2002年11月2日
  • 監督:ゴア・ヴァービンスキー
  • 脚本:スコット・フランク/アーレン・クルーガー
  • 原作:鈴木光司「リング」
  • キャスト:ナオミ・ワッツ/マーティン・ヘンダー/デヴィッド・ドーフマン

J-ホラー最高傑作の「リング」が海を渡り、ハリウッドでリメイクされました。アメリカではボックス・オフィスチャート(アメリカ版映画ランキング)で、初登場1位を獲得。文字通り全米大ヒットです。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

レイチェル(演:ナオミ・ワッツ)は、姪のケイティ(演:アンバー・タンブリン)の死の真相について調査していました。僅か16歳でありながら、心臓発作に他界したケイティ。しかし持病がなく昨日まで元気にしていた女子高生が、心臓発作で亡くなるのは腑に落ちません。

レイチェルがケイティの死について調べると、同日同時刻に彼女の同級生が変な亡くなり方をしていたのがわかります。彼らの共通点は、死亡1週間前に「シェルター山荘」に遊びに行っていたことです。

何か手がかりはないかと、レイチェルは「シェルター山荘」へと向かいました。山荘にあったのは、謎のビデオテープです。

この作品の感想と見どころ

内容は日本版「リング」と、ほとんど変わりありません。日本版「リング」をアメリカンチックにしたのが本作です。唯一違う点を挙げれば、貞子がモンスターみたいな風体になっていたことぐらいでしょう。

ただ原作が持つ「じわじわ来る恐怖」は、見事に描かれていました。「もうすぐ命を落とすかも知れない」という恐怖は、変なオバケよりも恐怖感がすごいです。

元が日本の作品なので、海外ホラーに苦手意識がある方でも見ることはできるかと思います。なお家デートで本作を見た後、TVから“何か“が出て来るかもしれません。

第9位. スクリーム

  • 公開日:1996年12月20日
  • 監督:ウェス・クレイヴン
  • 脚本:ケヴィン・ウィリアムソン
  • キャスト:ネーヴ・キャンベル/デヴィッド・アークエット/コートニー・コックス

ハロウィンシーズンでよく見る、ムンクの叫びみたいな顔立ちをした白マスクが登場する映画です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

女子高生のケイシー(演:ドリュー・バリモア)が何者かの手によって殺害されました。殺害方法はかなり残酷で、マスコミは事件に食らいつきます。マスコミは、被害者ケイシーが通っていた高校にも殺到しました。

事件で街がごったがえしている中、ケイシーの同級生だったシドニー(演:ネーブ・キャンベル)の元に一本の電話が入ります。

シドニーに脅迫めいた言葉を告げてすぐ、彼女は白マスクをかぶった黒尽くめの人物に襲われてしまいました。絶体絶命の中、シドニーは彼氏のビリー(演:スキート・ウールリッチ)が駆けつけ事なきを得ます。

しかしビリーの手には携帯電話が握られており、犯人として勾留されました。ビリーの逮捕により事件解決と思いきや、マスク姿の人物は次々と犯行を重ねます。犠牲になった人の中には、シドニーの親友も含まれていました。

この作品の感想と見どころ

ライトなホラー映画です。恐怖の具合は軽めになっていますが、突然のビックリが苦手な人は閲覧注意です。

ホラー映画と同時に、ミステリー要素もある映画となっています。巧妙に張り巡らされた伏線と、観客を騙すミスリードが見事に散りばめられており、見ごたえ十分です。誰しもが犠牲になる恐れがある一方、誰しもが怪しく見えてしまう映画でもあります。

またホラー映画のお約束もしっかり抑えており、ホラー映画ファンにとってはニヤリとするシーンもてんこ盛りです。ホラー映画好き同士で家デートを楽しむのなら、オススメの作品と言えるでしょう。

第8位. キャリー

画像出典:映画.com

  • 公開日:1977年3月3日
  • 監督:ブライアン・デ・パルマ
  • 脚本:ローレンス・D・コーエン
  • 原作:スティーブン・キング「キャリー」
  • キャスト:シシー・スペイク/パイパー・ローリー

原作は、スティーブン・キングの同名小説です。なお小説版のキャリーは、映画版のキャリーが可愛く見えるほど強烈なものになっています。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

キャリー(演:シシー・スペイク)はいじめられっ子で、いつもクラスメイトからひどい扱いを受けていました。当然ながら先生は黙っているはずはなく、キャリーを虐めた人に補習を課します。そして、補習を受けない生徒に関しては「パーティー禁止」を言いつけました。

クラスメイトの大半は自身の行いを反省し、補習を受けます。そして、反省の意味を込めてキャリーをパーティーに誘いました。当初参加をしぶっていたキャリーでしたが、周囲の強い説得もあって参加することになります。

しかしクリス(演:ナンシー・アレン)とビリー(演:ジョン・トラボルタ)は、補習に納得がいきません。補習を抜け出したために、先生からパーティー出席禁止令が出てしまいました。2人はキャリーを逆恨みし、ある恐ろしい計画を立てます。クリスとビリーが打ち出した計画は、地獄への序曲に過ぎませんでした。

この作品の感想と見どころ

本当に恐ろしいのは、何になるのでしょうか?超能力で大惨事を生み出したキャリーなのか、はたまた宗教に熱心になり過ぎている母親なのか、または虐めを繰り返しているクラスメイトなのか?

キャリーには超能力があり、感情が高ぶると力を発揮します。ただ感情が高ぶることがなければ、何処にでもいる普通の女子高生です。そんな女子高生をモンスターにさせた者こそが、本当の恐怖かもしれません。

人には優しくしなければならないと、ひしひしと思い知らされる映画となっています。

第7位. ミッドサマー

画像出典:映画.com

  • 公開日:2019年7月3日
  • 監督:アリ・アスター
  • 脚本:アリ・アスター
  • キャスト:フローレンス・ピュー/ジャック・レイナー

次世代を担う監督として世界中から注目されている、アリ・アスター2作品目の長編映画。残酷なシーンもございますので、苦手な方は閲覧注意です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

クリスチャン(演:ジャック・レイナー)は、彼女であるダニー(演:フローレンス・ビュー)の存在を重く感じていました。別れたいと思うものの、中々切り出せずにいます。

そんな中、90年に一度スウェーデンのホルガ村で開催される夏至祭のことを聞きます。今年が丁度90年周期にあたるので、友達と一緒に訪れることになっていました。スウェーデン旅行については、彼女のダニーには内緒です。しかしひょんなことからダニーに知られてしまい。彼女も一緒について行くことになりました。

ホルガ村は、美しい自然に囲まれている美しい場所です。村人達は白い民族衣装を身にまとい、訪問者を手厚く歓迎してくれました。そして何よりクリスチャンやダニーを驚かせたのは、夜になっても暗くならない白夜です。

夏至祭は白夜に執り行われることになりました。村人達は和気あいあいと食事を楽しみ、当初は和やかな雰囲気の元で祭りが進みます。

すると72歳の男女が崖の上に登り、飛び降りてしまいました。村では72歳になると人生が終わり、自ら幕を引かなければならないという決まりです。しかし72歳の男女の飛び降りは、祭りのはじまりに過ぎませんでした。

この作品の感想と見どころ

ホラーと聞いて真っ先に思い浮かぶものと言えば、真っ黒で陰鬱な雰囲気を想像するでしょう。またモンスターが登場し、人々を襲う姿も想像するかとおもいます。

しかし「ミッドサマー」は終始明るく、暗くなることはありません。人を襲うモンスターの姿も、見当たらない映画です。

北欧のメルヘンな雰囲気の中だからこそ、描かれる恐怖は凄まじいものがあります。北欧好きにはオススメできないものの、普通のホラー映画で満足できない人ならば楽しめる作品です。

第6位. シックス・センス

画像出典:映画.com

  • 公開日:1999年10月30日
  • 監督:M・ナイト・シャラマン
  • 脚本:M・ナイト・シャラマン
  • キャスト:ブルース・ウィリス/ハーレイ・ジョエル・オスメント

映画公開当時、最後のネタバレは絶対にしないようにと強い箝口令が敷かれていました。ラストの衝撃で映画は大ヒット!ハーレイ・ジョエル・オスメントを世界的な名子役に押し上げました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

マルコム・クロウ(演:ブルース・ウィリス)は、子供達の心を治す小児精神科医です。彼は、子供達の救いになっていると思い込んでいました。しかし、かつての患者が目の前で自殺したことをきっかけに、心に深い傷を負うことになります。

患者の自殺から1年後、マルコムはコール・シアー(演:ハーレイ・ジョエル・オスメント)という少年と出会いました。コールには「シックスセンス」が非常に強く、幽霊を見ることができます。幽霊の存在は誰も信じず、学校や親からも見放されてしまいました。

マルコムも当初は、コールの能力について懐疑的です。しかしコールと交流を続けることにより、幽霊の存在を信じるようになりました。

この作品の感想と見どころ

「人を救うことで自分も救われる」という内容の映画です。内容は終始陰鬱なムードで繰り広げられますが、映画の中で語られるメッセージは考えさせられます。

家デートでラブラブしたいのなら、相手への気遣いが何よりも必要です。例えば相手が仕事から帰って疲れていたら、一言でもいいので「お疲れ様」と声をかけてみて下さい。一言かけるだけで、ラブラブ度合いは上昇します。

「相手は幽霊じゃない!」なんて思われるでしょうが、幽霊だって元は人間です。幽霊も人間と同じ思いを抱いていても、何の不思議もありません。




 . 13日の金曜日

  • 公開日:1980年8月15日
  • 監督:ショーン・S・カニンガム
  • 脚本:ヴィクター・ミラー
  • キャスト:ペッツィ・パーマー/エイドリアン・キング/ハリー・クロスビー

ホッケーマスク姿のジェイソンが登場する、ホラー映画です。ちなみにホッケーマスク姿のジェイソンが登場するのは3作目からで、1作目と2作目は違うスタイルで登場しました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

1958年、クリスタルレイクのキャンプ場にてカップルが惨殺される事件が発生!事件を受けて、キャンプ場は閉鎖されました。そして27年後の1980年、クリスタルレイク・キャンプ場は再開されることになります。

アニーはクリスタルレイク・キャンプ場へ向かっていました。親切な人に車で送ってもらうことになったものの、「キャンプ場は呪われているから近づかないほうが良い」と警告されてしまいました。呪いなんて存在しているはずもなく、気にせずにキャンプ場へと向かいます。

ジープをヒッチハイクで捕まえて、キャンプ場へ向かうアニー。するとジープは猛スピードで、キャンプ場を通り過ぎました。身の危険を察知したアニーはジープから飛び降りて、森へと逃げ込みます。しかし逃亡も虚しく、アニーは何者かの手によって殺害されてしまいました。

クリスタルレイク・キャンプ場には、すでに複数人の若者が集っています。彼らはアニーに何が起きたのか、わかっていません。

この作品の感想と見どころ

ホッケーマスク姿のジェイソンは出てきませんが、ジェイソンの過去について知ることはできます。見る者を震え上がらせるジェイソンは、悲しい過去がありました。

子供の頃に「見た目が悪い」というだけで周囲から虐められ、湖に突き落とされてしまいます。当時は何も悪いことをしておらず、単に「見た目が悪いから」という理由によるものでした。

もし見た目とは関係なく、周りの子供達と一緒に楽しく過ごせばどうなっていたでしょうか?“たられば”を言うときりがありませんが、ホッケーマスク姿の殺人鬼は生まれなかったかもしれません。

 . 悪魔のいけにえ

画像出典:映画.com

  • 公開日:1975年2月1日
  • 監督:トビー・フーパー
  • 脚本:キム・ヘンケル/トビー・フーパー
  • キャスト:マリリン・バーンズ/アレン・ダンジガー/ポール・A・パーテイン

人間の皮を被りチェーンソーを振り回す殺人鬼・レザーフェイスが登場する映画です。グロ要素意外と少な目ですが、今回紹介する洋画ホラーの中ではダントツの恐怖です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

テキサスで墓荒らしが横行し、何者かの手によって遺体(アメリカは土葬が主流)が掘り起こされていました。遺体を用いて謎のモニュメントを作っていましたが、目的はハッキリしていません。

墓荒らしのニュースを受けて、サリー・ジェリー・フランクリン・カーク・パムの5人は、祖父の墓の無事を確かめに、テキサスの墓地へと向かいました。フランクリンは車椅子のため、助けなしで墓に行くことはできません。

そんな中、フランクリンの目の前で中年男性が意味深なことを呟きます。「ここじゃ色んなことが起きる。だけどみんな、ジジイの戯言と聞く耳を持たない」と。フランクリンは何のことか、さっぱりわかりません。

墓から帰る途中、車内に変な匂いが充満しました。匂いの元は、近くにあった食肉処理場です。サリー達は、フランクリンから食肉処理場について残酷な説明を受けました。

後に、自分達が食肉処理場にいる動物達と同じ運命になるとは夢にも思わず。

この作品の感想と見どころ

特にド派手なシーンもなく、残酷な描写も抑えられています。特殊効果もなければ、超有名な俳優や女優もいません。それでも超恐い映画として仕上がっているのは、演出の巧みさによるものです。

ホラー映画で恐怖に襲われるのは、犠牲になった者だけではありません。生き残った者にも、想像以上の恐怖が待ち受けています。どっちに転んでも、ハッピーエンドになることはないでしょう。

なお本作は実際に起きた事件を元に制作されているとされていますが、監督は否定も肯定しておりません。実際の事件と似たような内容が指摘され、いつしか「実際の事件を元に作られた」という説が流れました。




 . ゾンビ

画像出典:映画.com

  • 公開日:1979年3月10日
  • 監督:ジョージ・A・ロメロ
  • 脚本:ジョージ・A・ロメロ
  • キャスト:デビッド・エンゲ/ケン・フォリー/スコット・H・ライニガー

これまで無名の存在だった「ゾンビ」を世界中に広めたきっかけになったのが、本作です。本作公開以降、「ゾンビ映画」はホラー映画の定番となりました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

スワット隊員のロジャー(演:スコット・H・ライニガー)は、過激派組織が潜んでいるとされているマンションに突撃するために準備を進めていました。すると事態を察知して逃げ出した過激派が現れ、スワット部隊と一線を交えます。

過激派組織を打ち負かしたと思いきや、やられたはずの過激派メンバーが蘇り人を襲い始めます。死んだ人間が蘇った光景をロジャーは混乱し、一時避難しました。避難先で一息つくと、ロジャーの前に同僚スワット隊員のピーター(演:ケン・フォリー)が登場します。

ピーターは、街には死者(ゾンビ)が徘徊し、街が征服されるのも時間の問題と指摘。事態を打開するには少しでも早く、街を抜け出すしかありません。

ピーターの話を聞いたロジャーは、一緒に街を脱出するように誘い出します。「友人がヘリコプターのパイロットをしているので、友人と一緒に脱出しよう」と。

この作品の感想と見どころ

世の中にゾンビ映画がたくさんあり、90年以上前に既に存在していました。ただ昔のゾンビ映画はメジャーなものとは言い切れず、マニア向けに特化されたものです。

ゾンビ映画というジャンルを一般的に浸透させた映画こそが、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」でしょう。壁から無数のゾンビの手が飛び出るシーンは、多くの人にトラウマを植え付けました。

今のゾンビ映画と比べると、姿形は人間とほとんど変わりありません。しかし映画でみせるゾンビのインパクトは凄まじく、夢に出てもおかしくないほどです。

 . エクソシスト

画像出典:映画.com

  • 公開日:1974年7月13日
  • 監督:ウィリアム・フリードキン
  • 脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
  • 原作:ウィリアム・ピーター・ブラッティ「エクソシスト」
  • キャスト:リンダ・ブレア/エレン・バースティン/ジェイソン・ミラー

ブリッジで階段を降りる・首がぐるぐる回る・ベッドが大暴れするなど、有名シーンを挙げるときりがありません。ホラー映画の名作です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

売れっ子女優クリス・マクニール(演:エレン・バースティン)は映画撮影のため、ジョージタウンでしばらく住むことになりました。もちろん、1人娘のリーガン(演:リンダ・ブレア)も一緒です。シングルマザーではあるものの、お手伝いさんにも支えられて幸せに暮らしています。

リーガンに異変が出たのは、12歳の誕生日を迎えてからです。ブリッジで階段を降りる・首が360°に回る・下品な言葉を言いまくるなど、普通とは明らかに違います。

クリスは、娘の身に何かあったのではと医師にみてもらうことにしました。すると「娘は悪魔に取り憑かれたと思い込んでいるので、真似事だけでも神父に悪魔祓いをしてもらえば良い」と、アドバイスを受けます。

クリスは早速、ジョージタウンに住むカラス神父(演:ジェイソン・ミラー)に助けを求めます。カラス神父は、悪魔憑きには否定的な意見を持っています。しかしリーガンの様子は、カラス神父の考えを大きく変えました。

この作品の感想と見どころ

「40年前以上の映画だから、家デートで見ても楽しめない」と、思われるでしょう。確かに古いのは否めませんが、めちゃくちゃ恐い映画として伝説になっています。

映画公開当時の70年代は、オカルトな内容の映画は下に見られていました。「神父が少女に憑いた悪魔を退治する映画なら、安っぽい内容になっている」と、思っていた方がいても何ら不思議ではありません。

ところが映画が公開するや否や話題になり、アカデミー賞獲得という快挙を成し遂げました。今では「ホラー映画の名作」として、映画好きの間で知られている存在です。

「古いから家デートに不向き」というわけでもありません。あまり見慣れない古い映画だからこそ、新鮮味に感じるのです。

 . シャイニング

画像出典:映画.com

  • 公開日:1980年12月13日
  • 監督:スタンリー・キューブリック
  • 原作:スティーブン・キング「シャイニング」
  • キャスト:ジャック・ニコルソン/シェリー・デュヴァル/スキャットマン・クローザース

扉を斧でぶち破り、破れたところから「Here’s Johnny~♪(お客様だよ~♪)」とささやくシーンは、超有名です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

小説家志望のジャック・トラン(演:ジャック・ニコルソン)は、冬の間ロッキー山脈にある「展望ホテル」の管理を任されることになりました。「展望ホテル」は春~秋までの期間限定の営業で、冬には閉鎖されます。閉鎖されている間、住み込みで管理をするのがジャックの仕事でした。

ホテルには長期間滞在することになるため、妻のウェンディ(演:シェリー・デュヴァル)と息子のダニー(演:ダニー・ロイド)も一緒です。ダニーにはシャイニング(心の中を読み取る力)という能力がありますが、両親には内緒にしていました。

親子3人のみでホテルに暮らして1ヶ月後、閉鎖された空間でジャックのストレスは限界に近づいていました。ウェンディに声をかけられただけでも、イライラが募ります。さらに周りには雪が積り、ホテルは孤島の要塞化となりました。

孤島の要塞になったホテルで、ダニーは説明がつかないモノを目撃!そしてジャックの方は狂気へと駆り立てられ、家族に牙を向きます。

この作品の感想と見どころ

家デートで見るのにおすすめの理由は、考察するのにもってこいの映画だからです。映画で描かれている謎は、全て映画の中で解決している訳ではありません。

映画では「ジャックは悪霊に取り憑かれた」と、見ることができます。でも別の見方をすれば「ジャックは精神に限界が来て家族を襲った」と、捉えることも可能です。

映画では悪霊に取り憑かれたというシーンは、1秒も出てきません。そもそも悪霊かどうかも、ハッキリしていないのです。もしかしたら。幻だったのかもしれません。

そして映画最大の考察ポイントは、最後のシーンでしょう。最後のシーンは、映画公開から40年近く経った今も答えは出ておりません。考察サイトはいくつかヒットするも、何が正解かについては未だに議論が続いている状態です。

Writing:琴光♡ ∼kotomi∼

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