【家デートで観るラブコメ映画これ20選!】「邦画・洋画」人気おすすめランキング!

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何処にも遊びに行けない時は、家デートでまったりくつろぐのもおすすめです。でも家デートで見る映画は何が良いのか、意外と悩みませんか?

そこで恋愛カウンセラーの筆者が、家デートでオススメのラブコメ映画を洋画・邦画合わせて紹介します!VODで見ることができる映画も入れているので、ネットにつないでまったり見れば、2人の距離は近くなるかもしれません。

家デートで観るラブコメ映画~邦画編~ベスト10

家デートで、オススメのラブコメ映画邦画を取り上げます。セリフが全部日本語なので、ストーリーが頭に入りやすく、共感もできるでしょう。中には漫画原作の映画も入っていますが、原作知らなくても問題ありません。丁寧に練られている映画が多いので、気兼ねなく見ることができます。

第10位. 海月姫

画像出典:映画.com

  • 公開日:2014年12月27日
  • 監督:川村泰祐
  • 脚本:大野敏哉/川村泰祐
  • 原作:東村アキコ「海月姫」
  • 主題歌:SEKAI NO OWARI「マーメイドラプソディー」
  • キャスト:能年玲奈/菅田将暉/長谷川博己

原作は、累計発行部数220万部突破した人気少女漫画「海月姫」です。映画公開4年前の2010年には、TVアニメ化もされました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

オシャレな人間は全員敵・クラゲは心の友の倉下月海(演:能年玲奈)が出会ったのは、超スーパー美女!美女の正体は鯉淵蔵之介(演:菅田将暉)という、大物政治家の息子。つまり男です。

2人が出会ったのは、ペットショップでした。店が誤った方法でクラゲを飼育していたため、月海は抗議します。しかし上手く話すことができず、店員から不審者呼ばわりされました。その時にたまたま通りがかったのが、蔵之介だったという訳です。

ペットショップでの出来事以降、蔵之介は、月海が住むアパートに通うようになります。アパートは男子禁制で、もし他の住民に知られたら大変です。しかし蔵之介の女装姿に違和感がないため、住民は男と気が付きません。気が付かないどころか、他の住民達と親睦を深めます。

ある日のこと、月海は蔵之介の兄である修(演:長谷川博己)に恋心を抱くようになり、そして修も月海に惹かれるようになりました。そんな2人の様子に、蔵之介は面白くありません。

この作品の感想と見どころ

菅田将暉の女装姿が、びっくりするほど綺麗でした。映画公開当時は、あまりの美しさにワイドショーでちょっとした話題にもなったほどです。「菅田将暉」という俳優を知らない人が見たら、本物の女性と思うかもしれません。

映画当初は変わり者の集まりという印象を受けるでしょう。でも最後は、とても熱い展開が待っています。人の運命は出会いによって、大きく変わるものです。




第9位. 恋の門

画像出典:映画.com

  • 公開日:2004年10月9日
  • 監督:松尾スズキ
  • 脚本:松尾スズキ
  • 原作:羽生生純「恋の門」
  • 主題歌:サンボマスター「月に咲く花のようになるの」
  • キャスト:松田龍平/酒井若菜/松尾スズキ

松尾スズキは、ドラマや映画で活躍中の個性派俳優です。そして、監督としても活躍しています。「恋の門」は松尾スズキ監督、記念すべき第1作目です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

蒼木門(演:松田龍平)は、石で漫画を描く漫画芸術家。しかし漫画家として芽が出ることなく、バイトで何とか食いつないでいる状態です。証恋乃(演:酒井若菜)は同人作家であると同時に、コスプレイヤーでもあります。

2人の出会いは、門が漫画に使う石を探している時でした。門が石を取るために手を伸ばすと、誰かに踏まれてしまいます。門の手を踏んだ人物こそが、恋乃でした。

ある日のこと、門はバイト先で社員に自分の漫画をバカにされます。精魂込めて仕上げた漫画をバカにされた門は、社員を殴りクビになってしまいました。恋乃は門を慰めるかのように、飲みに誘います。

翌日、恋乃の家で目覚めた門は下着を身に着けていません。彼女と一線を超えたかと思いきや、実際は恋乃のなすがままに、コスプレされていただけでした。

ある日のこと、門は恋乃からセイキ様の一泊ツアーに誘われます。セイキ様は、アニメファンの間で大人気のアニソン歌手です。何とかお金を工面してツアーに参加する門ですが、ツアーの最中にとんでもない失敗をやらかしてしまいました。

この作品の感想と見どころ

  • カメオ出演として、漫画家やクリエイター達が本作に登場します。安野モヨコと庵野秀明夫妻や、内田春菊・しあがり寿・ジョージ朝倉、更に原作者である羽生生純本人も登場していました。
  • 漫画家兼コスプレイヤーと、芸術家との恋。ありそうでなかったラブコメです。一見すると、不釣り合いなカップルではあります。でも「漫画」という共通点により、2人は急接近!不器用だけどもお互いに惹かれ合う姿は、胸キュンものです。
  • 恋の決着をつけるために門と恋乃は、ある勝負に出ます。「恋の門」以降も数多くのラブコメ作品が作られたものの、勝負の出方は今見ても斬新です。

第8位. 腐女子彼女。

画像出典:映画.com

  • 公開日:2009年5月2日
  • 監督:兼重淳
  • 原作:ぺんたぶ「腐女子彼女。」
  • 主題歌:バニラビーンズ
  • キャスト:大東駿介/松本若菜/古川雄大

原作は、ブログです。ブログは書籍化・コミック化を経て映画化されました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

大学生の諏訪ヒナタ(演:大東駿介)は、前から思いを寄せていた白崎ヨリコ(演:松本若菜)に告白しました。ヨリコは大変美しい女性のため、ヒナタは自分とは釣り合わないと感じます。緊張で声が裏返ってしまいますが、ヨリコは「YES」と答えました。

告白の際に、ヒナタはヨリコから「私は腐女子」と告げられます。ヒナタは「腐女子」の意味がわからなかったこともあり、「腐女子でも関係ない」とキスをするのでした。

次の日、ヒナタは腐女子の意味を否が応でも知ることになります。執事喫茶への同行は、まだ序の口。ボーイズなラブの同人誌や、人気声優のイベントにも参加しました。

腐女子のディープな世界にヒナタは戸惑うも、ヨリコとの仲はより一層深いものになります。

ある日、ヨリコは会社からロンドン転勤を命じられました。ロンドンへ行ってしまうと、2人は離れ離れになってしまいます。

この作品の感想と見どころ

  • 全体的に、おとぎ話のような内容でした。ただ「お互いを理解し合う」については、ドキッとさせられます。
  • ラブラブであっても、元は赤の他人同士。ほんの些細なことで、喧嘩をすることもあるでしょう。でもお互いについて理解すれば、多少の意見の違いも受け入れられるかもしれません。
  • 腐女子だからとかそういうことは関係なく、歩み寄る重要性を再確認できる映画となっています。

第7位. ダーリンは外国人

画像出典:映画.com

  • 公開日:2010年4月10日
  • 監督:宇恵和昭
  • 原作:小栗左多里「ダーリンは外国人」
  • 主題歌:aiko「向かいあわせ」
  • キャスト:井上真央/ジョナサン・シェア/国仲涼子

原作は、小栗左多里のシリーズ累計300万部を超える大ヒットコミックエッセイ「ダーリンは外国人」です。This film movie based on a comic novel “My darling is foreigner” by Saori Oguri.

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

さおり(演:井上真央)は漫画家を目指しているものの、鳴かず飛ばずの日々が続きます。そんな彼女の心の支えは、アメリカ人のトニー(演:ジョナサン・シェア)でした。

トニーは「華」という漢字を見て「Beautiful!!(ものすごく美しい)」と衝撃を受け、日本にやってきました。トニーは言語のエキスパートなので、日本語はペラペラ。さおりとの会話は、100%日本語です。

2人の仲は順調ですが、時折文化の壁が立ちはだかります。日本人ゼロで英語が飛び交うホームパーティーは、まだ序の口。さおりは時折、トニーの人となりにも不満を感じます。

そして1番の問題は、両親がトニーとの付き合いに反対していることです。母親はトニーの人となりにベタ惚れですが、父親は認めていません。

ある日、さおりとトニーは些細なことが原因で喧嘩してしまいました。国籍が違う者同士の交際は難しいのでしょうか? そんなさおりに救いの手を差し伸べたのは、意外な人物でした。

この作品の感想と見どころ

  • 相手が、アメリカ人だろうがイタリア人だろうがコンゴ人だろうがタイ人だろうが、全く関係ありません。重要なことは、自分の気持や思いを相手に伝えることです。
  • もちろん相手が日本人でも、自分の気持を伝えることの重要性は変わりません。「大好きです」と、きっちりと相手に伝えているでしょうか?
  • 映画では、少しドキッとするようなシーンがあります。もし心当たりがあるのなら、素直な思いを相手に伝えましょう。Because he want know what your feeling things. (なぜなら、相手はあなたの気持ちが知りたいからです。)

第6位. 高台家の人々

画像出典:映画.com

  • 公開日:2016年6月4日
  • 監督:土方政人
  • 原作:森本梢子「高台家の人々」
  • 主題歌:西野カナ「You & Me」
  • キャスト:綾瀬はるか/斎藤工/水原希子

原作は「YOU」で連載されていた森本梢子の漫画「高台家の人々」です。映画公開中には、WEBドラマも配信されていました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

平野木絵(演:綾瀬はるか)は、妄想が凄まじいOLです。会社に行きたくない理由を「会社が謎の集団に占拠されたから」と、妄想を膨らませていました。

何とかして会社に出社した木絵は、NY支社からやって来た高台光正(演:斎藤工)と出会います。光正は、祖母がイギリス人のクウォーター。名門オックスフォード大学卒業のエリートで、超イケメン!会社中の女子から狙い撃ちにされていました。

しかし木絵は、我関せずの態度です。人と話すのが苦手で、イケメンエリートが自分に振り向いてくれるわけがないと思い込んでいました。

ある日のこと、木絵は偶然にも光正と同じエレベーターに乗り合わせます。するとエレベーターは、途中で停止!会社を占拠しているダドリー卿(演:塚地武雅)の仕業です。ダドリー卿は、光正王子の命を狙う悪の秘密結社。木絵姫は光正王子と共に、ダドリー卿の魔の手から逃れる…という、妄想をしました。

木絵の妄想は、光正に筒抜けです。光正には、人の考えを読み取るテレパス能力があります。彼女の奇想天外な妄想に興味を持った光正は、木絵のことが気になり始めていました。

この作品の感想と見どころ

  • 妄想シーンは必見です。英語が壊滅的なFBIの斎藤工は、爆笑ものです。お姫様姿の綾瀬はるかも必見。極めつけは、ドーバー海峡を必死で泳ぐ綾瀬はるかです。中々見られるものではありません。
  • 恋をしていたら、相手の考えていることを知りたいと思うでしょう。でも相手の考えを何もかも全て知るのは、恋愛において良いことなのでしょうか。自分の考えを相手に伝えるのは、恋愛を上手く進める上で重要なことです。




 . 映画 ひみつのアッコちゃん

画像出典:映画.com

  • 公開日: 2012年9月1日
  • 監督:川村泰祐
  • 脚本:山口雅俊/大森美香/福間正治
  • 原作:赤塚不二夫「ひみつのアッコちゃん」
  • 主題歌:YUKI「わたしの願い事」
  • キャスト:綾瀬はるか/岡田将生/谷原章介/吹石一恵

「ひみつのアッコちゃん」は1989年に一度映画化されていますが、当時はアニメ映画でした。今回紹介するのは、2012年に公開された実写映画化の方です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

あっこちゃんこと、加賀美あつ子はお化粧が大好きな小学5年生10歳の女の子です。ある日のこと、あっこちゃんはパパが買ってくれた大事なコンパクトを落としてしまいました。

夜、コンパクトが壊れたショックであっこちゃんが寝込んでいると、鏡の精が登場!鏡の精から、なりたいものに変身できる「魔法のコンパクト」を貰い受けます。半信半疑ながらも、あっこちゃんは「テクマクマヤコン・テクマクマヤコン・大人のアタシにな~れ」と、唱えます。すると大人の女性(演:綾瀬はるか)に大変身!

変身能力を得たあっこちゃんが出会ったのは、AKATSUKA化粧品に務める早瀬尚人(演:岡田将生)です。クラスメイトの男子とは明らかに違う大人の男性に、メロメロになってしまいました。

彼とお近づきになるには、大人の世界を知る必要があります。しかし大人の世界は、あっこちゃんが思っているよりも、大変なものだったのです。

この作品の感想と見どころ

  • 原作やアニメを知っている人は言うまでもなく、原作やアニメを全く知らない人でも楽しめます。
  • 女の子が大人の女性に変身する話は、アニメなら沢山あります。しかし実写映画となると、不思議とあまり見かけません。他にないラブコメを探しているのなら、「ひみつのアッコちゃん」はオススメできます。

 . 今夜、ロマンス劇場で

画像出典:映画.com

  • 公開日: 2018年2月10日
  • 監督:武内英樹
  • 脚本:宇山佳佑
  • キャスト: 綾瀬はるか/坂口健太郎/加藤剛

映画の中に登場するお姫様や王子様は、見ているだけでもうっとりです。もし彼らが急に目の前に現れたら、どうしますか?「今夜、ロマンス劇場で」はそんな、映画です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

助監督とは名ばかりで、雑用ばかり押し付けられている牧野健司(演:坂口健太郎)。彼のお楽しみは、ロマンス劇場でモノクロ映画「お転婆姫と三獣士」を映画館貸し切りで観ることでした。

健司のお目当ては、映画に登場するお転婆姫(演:綾瀬はるか)です。凛とした彼女の美しさに、健司は癒やされていました。しかし「お転婆姫と三獣士」のフィルムは他の人の手に渡ることになるため、今夜最後の上映となります。

最後の映画と健司が感慨深げに見ていた最中、ロマンス劇場のネオン看板に雷が直撃しました。すると健司の目の前に、お転婆姫がモノクロ姿のままで登場!

お転婆姫はお転婆だけあって、好き勝手に大暴れ!健司はお姫様の行動に振り回され、ヘトヘトになります。そして気がつくと、お互いの存在が大切なものになりました。

この作品の感想と見どころ

「今夜、ロマンス劇場で」の見どころは、人のぬくもりの切なさです。

どんなに心が通じ合っていても、映画世界と現実世界は決して交わることはありません。だから、お互いに触れ合うこともできないのです。それでも心は通じ合っています。家デートで本作を見たら、相手のことがより一層愛おしく思えるようになるでしょう。

 . はいからさんが通る

  • 公開日:1987年12月12日
  • 監督:佐藤雅道
  • 脚本:西岡琢也
  • 原作:大和和紀「はいからさんが通る」
  • 主題歌:南野陽子「はいからさんが通る」
  • キャスト:南野陽子/阿部寛/田中健

「はいからさんが通る」は、2017年にアニメ映画として公開されています。今回紹介するのは、1987年に公開された実写映画版の方です。 

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

大正7年。花村紅緒(演:南野陽子)は、袴姿で自転車を華麗に乗る「はいからさん」です。そして竹刀・大槍を持てば敵なしの、じゃじゃ馬娘「はいからさん」でした。良家のお嬢様でもあるので、父親から「もう少し女の子らしくならんのか」と怒られていました。

 ある日のこと、紅緒は行儀見習い(花嫁修業のためにお金持ちの家に出向くこと)として、伊集院家に向かうことになりました。伊集院家で出会ったのは、伊集院忍(演:阿部寛)です。彼は紅緒の許嫁でもありました。

勝手に許嫁を決められて、怒り心頭の紅緒。でも忍の誠実な人柄に、次第に心が惹かれるようになりました。しかし2人は、いつまでも仲良く暮らせたという訳ではありません。

当時は第一次世界大戦の最中。軍人である忍は、戦地に赴かなければならなかったのです。2人はどうなってしまうのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

  • 「時代物は苦手」「古い映画はちょっと遠慮したい」と、考えるのは当然です。でも時代物だからこそ、描けない物語もあります。
  • 当時はインターネットもなく、連絡を取る方法は限られていました。だからこそ、伝えたいのに伝えることができない切なさは余計に胸に来るものがあります。
  • 相手には「大好き」と、いう気持ちをしっかり伝えたいものです。

 . ハンサム★スーツ

画像出典:映画.com

  • 公開日:2008年11月1日
  • 監督:英勉
  • 脚本:鈴木おさむ
  • 主題歌:Missing Lingと塚地武雅「マイ★レボリューション」
  • キャスト:谷原章介/塚地武雅/北川景子/佐田真由美

原案は、数多くの人気番組を手掛けた放送作家である鈴木おさむです。もしも超イケメンか美人になれるスーツがあれば、どうしますか?

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

大木琢郎(演:塚地武雅)は、大衆食堂「こころ屋」を経営する心優しい青年です。琢郎の人柄により、食堂は常に満員御礼。しかし恵まれていない容姿と自信のなさもあり、素敵な相手はいません。

ある日のこと、星野寛子(演:北川景子)がアルバイトの面接に「こころ屋」にやって来ました。琢郎は寛子があまりにも美人だったため、即採用です。懸命に働く寛子の姿を見て琢郎は心惹かれるも「見た目が悪い自分に寛子さんに好かれる訳がない」と、既にあきらめモードです。

そんな中、琢郎は紳士服店を営む白木(演:中条きよし)と出会います。そして、白木から「着るだけでイケメンになれる、ハンサムスーツ」を勧められました。

琢郎は半信半疑ながらもハンサムスーツを着ると、驚くほどのイケメンに大変身!名前を光山杏仁(演:谷原章介)とし、琢郎が今まで味わったことがないイケメンライフを満喫します。杏仁は芸能事務所からスカウトを受け、モデルとして活躍します。

イケメンライフを充実している最中、偶然にも寛子と出会う琢郎。琢郎は杏仁の姿になって告白するも、なぜか振られてしまいました。 

この作品の感想と見どころ

羽目を外しすぎている谷原章介は、ちょっとしたお宝映像です。なお洋服の青山に行っても、外見が谷原章介になれるスーツはないのでご注意下さい。あくまでも、映画の話です。

見た目とは何でしょうか。見た目を変えるだめならば、体にメスを入れることもいとわない方もいらっしゃいます。琢郎のように、ハンサムスーツを喜んで着る人もいるでしょう。では見た目が変わったら、何もかも上手くことが進むでしょうか?見た目だけでなく、性格も磨いておきたいものです。

 続・男はつらいよ

  • 公開日:1969年11月15日
  • 監督:山田洋次
  • 脚本:山田洋次/小林俊一/宮崎晃
  • 主題歌:渥美清「男はつらいよ」
  • キャスト:渥美清/倍賞千恵子/佐藤オリエ/東野英治郎

「男はつらいよ」シリーズの2作目です。1作目に負けず劣らず、濃ゆ過ぎるキャストが勢揃いしました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

葛飾柴又で商売をしていた車寅次郎(渥美清)は、北海道で「上手い商売」があることを聞きつけます。寅さんの辞書に「確かめてから向かう」という言葉はなく、北海道行は即決。でも黙って向かうのも非礼にあたると「とらや」へ挨拶に向かいます。

「とらや」へ向かう途中、寅さんは英語塾の前を通りかかりました。英語塾を経営していたのは、坪内散歩(演:東野英治郎)。寅次郎の恩師です。

懐かしく感じた寅次郎は、顔見世程度で恩師の家に立ち寄ります。すると対応したのは、散歩先生の美しい1人娘である夏子(演:佐藤オリエ)。彼女の美しさに我を忘れた寅次郎は、恩師の家に上がり込み飲めや食えやの大騒ぎ。しかし飲み過ぎがたたり、入院することになりました。

とはいえ、病院で大人しくしないのが車寅次郎です。病院を抜け出し、チンピラと大立ち回りを繰り広げます。結果、警察に捕まってしまいました。反省した寅次郎は葛飾柴又を後にし、北海道へ向かいます。

そして1ヶ月後、散歩先生と夏子は思わぬ所で寅次郎と再会しました。北海道へ向かったはずの寅次郎は、なぜ京都にいるのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

家族の縁を切られてもおかしくないことをしでかしている寅次郎。それでも親族や仲間が離れないのは、彼が持っている熱い人情です。2作目は、寅次郎の出生に関わる話でした。

見どころは、寅次郎を導く散歩先生の存在です。生徒を第一に思い、愛を持って叱ることができる先生は少なくなりました。

昭和の大スター勢揃い映画でもあります。令和時代の大スターに目を輝かせるのも良いのですが、たまには昭和の大スターの魅力に浸ってみることもおすすめです。

家デートでおすすめのラブコメ~洋画編~

次に、家デートでおすすめのラブコメ洋画を紹介しましょう。洋画のラブコメも面白いのが揃っており、中には世界的な映画賞を受賞した作品もあります。

VODで配信されている映画も入っているので、気軽に閲覧できるものばかりです。ラブコメを見て思いっきり笑い、2人の時間を楽しく過ごして下さい。

第10位. アイ・フィール・プリティ!~人生最高のハプニング~

画像出典:映画.com

  • 公開日:2018年12月28日
  • 監督:アビー・コーン/マーク・シルヴァースタイン
  • 脚本;アビー・コーン/マーク・シルヴァースタイン
  • 主題歌:マルーン5 ft.SZA「What Lovers Do」
  • キャスト:エイミー・シューマー/ミシェル・ウィリアムズ/ナオミ・キャンベル

製作を担当しているマックGは、「チャーリーズ・エンジェル」や「ターミネーター4」を手掛けた、大物プロデューサー!自信をなくして落ち込んでいるのなら、必見の映画です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

化粧品会社リリー・ルクレア社で働く、レネー・ベネット(演:エイミー・シューマ)。彼女は、イマイチなファッションをしたマシュマロ系女子です。とはいえおしゃれに全く興味がない訳ではなく、ファッション雑誌や美容動画を見て勉強していました。

レネーの願いは、本社で働くこと。現在働いているオフィスは地下倉庫にあるため、華やかさとかけ離れています。本社で働きたいという気持ちはありますが、容姿にコンプレックスを抱いているため、自分で動こうとしません。

綺麗になるために、スポーツジムのサイクルで必死にダイエットする日々です。ただあまりにも必死になりすぎて、サクルから落下。頭を強く打ってしまいました。

するとスーパーモデル風の体型に大変身!というのは、レネーの盛大なる勘違い。しかし勘違いにより自分に自信がつき、躊躇していた本社勤務実現に動き出します。

そして、素敵な彼氏も見事にゲット!でも自信が空回りし過ぎたがために、彼氏との折り合いが悪くなってしまいました。レネーの恋の行方はどうなるのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

  • 主演を務めたエイミー・シューマーの見た目は、お世辞にもナイスバディとは言えません。ぽっちゃりとした体型です。でもぽっちゃりとした体型をしていたからこそ、彼女はアメリカで有名なコメディ女優となりました。
  • どんな人でもコンプレックスを抱えています。でも自分のコンプレックスを受け入れることができれば、レネみたいに素敵な恋ができるかもしれません。

第9位. 魔法にかけられて

  • 公開日:2008年3月14日
  • 監督:ケヴィン・リマ
  • 脚本:バリー・ソネンフェルド/バリー・ジョセフソン
  • 主題歌:キャリー・アンダーウッド「Ever Ever After」
  • キャスト:エイミー・アダムス/パトリック・デンプシー/スーザン・サランドン

アニメーションと実写が合わさった映画です。当時は既にデジタルアニメが主流になっていたものの、本作では敢えて手描きアニメを採用しています。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

おとぎの国アンダーレシアに、ジゼル(演:エイミー・アダムス)という美しいお姫様がいました。ジゼルはエドワード王子(演:ジェームズ・マースデン)と出会い恋に落ち、速攻で婚約します。

エドワード王子とジゼルが結婚すると、継母であるナリッサ(演:スーザン・サランドン)の立場がありません。そこでナリッサは、ジゼルを騙し「魔法の井戸」へと突き落としました。

魔法の井戸の先にあるのは、永遠の幸せが存在しない現実世界のニューヨークです。

おとぎの国からリアル世界に飛ばされたジゼル姫は、明らかにアンデルセンとは違う世界に戸惑います。1人寂しく露頭で迷っていると、離婚専門弁護士のロバート・フィリップ(演:パトリック・デンプシー)と娘のモーガンに助けられました。

ロバートは、ジゼル姫のフリーダムな振る舞いに戸惑います。しかし彼女の天真爛漫で純粋な姿に、いつしか恋心を抱くようになりました。

この作品の感想と見どころ

  • 永遠の愛を絶対的に信じていたジゼルにとって、永遠の愛がない世界は信じがたいものです。でも永遠の愛がない世界であっても、お互いに思い思われる関係にあれば「永遠の愛」は実現可能かもしれません。映画ラストで、ジゼルは勇敢に立ち向かいます。勇敢に立ち向かったからこそ、素敵な愛を得ることができたと言えるでしょう。
  • アニメではごく当たり前のシーンですが、リアル世界でやると違和感ありまくりです。この違和感こそがディズニーが狙っていた事かもしれません。




第8位. 愛しのローズマリー

  • 公開日:2002年6月1日
  • 監督:ピーター・ファレリー
  • 脚本:ピーター・ファレリー/ボビー・ファレリー/ショーン・モイニハン
  • キャスト:ジャック・ブラック/グウィネス・パルトロー/ジェイソン・アレクサンダー

我が道を行く主人公を演じさせたら、ジャック・ブラックの右に出る者はいません。人間は何で判断すべきかを考えさせられる、映画です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

ハル・ラーソン(演:ジャック・ブラック)は、外見第一の男です。例え性格が最悪中の最悪であっても、外見が良ければ全て良しという考えの持ち主でした。

ある日のこと、ハルはアメリカで有名なセラピストであるトニー・ロビンス(演:ご本人)と出会います。トニーはハルに、心の美しさを見ることができる暗示をかけます。

すると、ハルは心がきれいな女性が全て美人に見えるようになりました。第三者から見ると外見に少々難がある人物でも、ハルの目には絶世の美女に映っています。

そんな中、ハルはローズマリー(演:グウィネス・パルトロー)と出会います。小児科でボランティアとして働いているローズマリーは、言葉に表せないほどの美しい外見の持ち主。ハルの心がローズマリー一色になるのに、時間はかかりませんでした。

しかし第三者から見ると、体重130kg以上のマシュマロ系女子です。もちろんローズマリー本人も、自分の外見は嫌というほど理解しています。

この作品の感想と見どころ

美しいグウィネス・パルトローが、136kgのマシュマロ系女子になった姿は必見です。でもビッグサイズの女子になっても、美しさがにじみ出ていました。ハリウッド女優の力、恐るべしです。

2人がデートをするシーンは、必見です。明らかに何かが違うものの、ハルの頭はローズマリーしかないので、本人は気が付きません。正しく「恋は盲目」です。

第7位. ユー・ガット・メール

  • 公開日:1999年2月11日
  • 監督:ノーラ・エフロン
  • 脚本:ノーラ・エフロン/デリア・エフロン
  • キャスト:トム・ハンクス/メグ・ライアン/グレッグ・キニア

1940年に公開された「桃色の店」の、リメイク版です。元になった映画では文通でのやりとりですが、本作ではE-メールでやりとりをしていました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

キャスリーン・ケリー(演:メグ・ライアン)は街で小さな本屋を営んでいます。しかし近くに大型書店が建ったため、倒産寸前に陥っていました。大型書店を営んでいたのが、ジョー・フォックス(演:トム・ハンクス)です。

ジョーとキャスリーンは、始めこそ良い雰囲気になっていました。しかしジョーが大型書店の経営者と知ると、キャスリーンは大激怒!自分の店を潰そうとしている人が目の前に現れては、良い気分ではありません。

キャスリーンは、メル友である「NY152」に書店経営が上手く行っていないことを相談しました。「NY152」は、キャスリーンの良き相談相手です。「NY152」とメールのやりとりをしている間は、心休まる時でした。

ある日のこと、キャスリーンは「NY152」から「会わないか?」と誘いを受けます。キャスリーンは会うことを承諾し、目印となる花と本を持って待ち合わせ場所へとやって来ました。初めて会う「NY152」って、どんな人なのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

  • 「You’ve got mail(メールが届きました)」という合図は、20代以下の人にとっては何のことやらかとおもいます。インターネットが登場してまだ間がない頃の、ネット環境について知ることができる貴重な映画です。
  • 実は既に会っているのにも関わらず、本人達は全く気がついていません。気がついていないどころか、顔を合わせる度に口喧嘩する始末。終始ムズムズな展開が続きます。では、ムズムズな展開の後には何が待ち受けているのか?映画を見てからのお楽しみです。

第6位. ノッティングヒルの恋人

  • 公開日:1999年9月4日
  • 監督:ロジャー・ミッシェル
  • 脚本:リチャード・カーティス
  • 主題歌:エルヴィス・コステロ「She」
  • キャスト:ジュリア・ロバーツ/ヒュー・グラント/リス・エヴァンス

 舞台となるのは、ロンドン西部の閑静な住宅街ノッティングヒルです。映画がきっかけとなり、ノッティング・ヒルは一躍有名になりました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

ウィリアム・タッカー(演:ヒュー・グラント)は、ノッティングヒルで旅行書専門の書店を営んでいました。いつものように店を開けていると、ハリウッドスター女優のアナ・スコット(演:ジュリア・ロバーツ)が来店。

ウィリアムは、突然のハリウッドスター訪問に驚きを隠せません。

ウィリアムとアナは、店の外でも出会いました。ウィリアムがジュースを買いに行っている時に、偶然アナと遭遇。しかも、持っていたジュースをアナの服にかけてしまい、大惨事です。

ジュースを服にかけてしまった非礼を詫びるウィリアム。アナは、そんな彼の紳士的な振る舞いに、いつしか惹かれるようになりました。

ウィリアムもアナの魅力に、どっぷりとはまり込みます。しかし相手は、世界的に人気を誇る大スターです。一般庶民の自分に不釣り合いだと、思い悩むようになります。

この作品の感想と見どころ

  • 内容は、超王道のラブストーリーです。身分の違いすぎる恋愛物語は、正しくおとぎ話そのものと言えるでしょう。
  • 特にオススメは、ラストシーンです。少しネタバレすると、ウィリアムはアナに告白します。告白方法が、販促です。そんな告白をされたら、ハリウッド女優なんて一発KO間違いなしです。どんな告白をしたのかは、映画を見てからのお楽しみです。

 . プリティ・ウーマン

  • 公開日:1990年12月14日
  • 監督:ゲイリー・マーシャル
  • 脚本:J・F・ロートン
  • 主題歌:ロイ・オービソン「Oh, Pretty Woman」
  • キャスト:リチャード・ギア/ジュリア・ロバーツ/ラルフ・ベラミー

90年代を代表する、名作中の名作ラブコメです。本作がきっかけとなり、ジュリア・ロバーツは大スターの仲間入りを果たしました。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

実業家のエドワード・ルイス(演:リチャード・ギア)が出会ったのは、ビビアン・ワード(演:ジュリア・ロバーツ)です。エドワードは恋人と別れたばかりだったということもあり、街角で商売していたビビアンと一晩共に過ごしました。

ビビアンは、エドワードがこれまで会ってきた女性とは全く違うタイプです。彼女の純粋無垢な人柄に惚れたエドワードは、ビビアンに1週間のアシスタント契約を持ちかけました。

ビビアンの仕事は、エドワードのパートナーとして社交パーティーに出席することです。パーティーに出席するには、身なりを整えて一人前のレディになる必要があります。まずは外見からと高級服店に訪れますが、門前払いを受けました。

傷ついたビビアンを哀れに思ったエドワードは、彼女に服やアクセサリーを買い与えます。すると見違えるほどの淑女に大変身!ホテル支配人のヘクターからもデーブルマナーを学び、外見だけでなく中身も素敵な女性になりました。

しかしエドワードとビビアンとの仲に、深い溝ができてしまいます。果たして2人は、溝を埋めることができるのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

  • ビビアン役のジュリア・ロバーツの大変身ぶりが見どころです。登場した時はウィッグを使っているからとは言え、淑女の欠片もありません。しかし服装と髪型を変えると、あっという間に淑女に変身!人は、服装や髪型だけで大きく変わるものです。
  • 変わったのは外見だけではありません。ビビアンはエドワードと一緒に過ごす内に、考えが変わりました。もちろん、エドワードも同様です。お互いに良い関係性になるには、良い影響を与えることができるかどうかにかかっているのかも、しれません。

 ティファニーで朝食を

画像出典:映画.com

  • 公開日:1961年11月4日
  • 監督:ブレイク・エドワース
  • 脚本:ジョージ・アクセルロッド
  • 原作:トールマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」
  • 主題歌:オードリー・ヘップバーン「Moon River」
  • キャスト:オードリー・ヘップバーン/ジョージ・ペパード/パトリシア・ニール

名作中の名作です。映画の影響により、NYにあるティファニーの店が観光名所になりました。 

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

夜明け頃、NY5番街にあるティファニー店の前で朝食を優雅に食べる女性がいました。彼女の名前はホリー・ゴライトリー(演:オードリー・ヘップバーン)。見知らぬ男性とデートをしてお金を稼ぎ、生活をしています。

ホリーが出会ったのは、作家志望のポール・バージャック(演:ジョージ・ペパード)です。ポールには恋人がいますが、2人は表沙汰にはできない間柄。ポール本人にはあまり収入がありませんが、恋人にお金を工面してもらい、何とか生活を送っていました。

2人は同じアパートに住み、何回か交流を重ねます。そしてポールは、ホリーの天真爛漫な姿に次第に惹かれるようになりました。 

ある日のこと、ポールはホリーから南米の大富豪と結婚することを告げられました。あまりの突然の告白に、ポールは驚きを隠せません。しかしホリー本人が決めたことなので、ポールは自ら身を引くことになりました。

この作品の感想と見どころ

  • NY5番街のティファニーで朝食を食べる映画冒頭のシーンは、説明不要の有名シーンです。映画公開から60年近く経ちましたが、60年経った今見てもオシャレなシーンに仕上がっています。
  • 自由を謳歌しながらも、実はすごく繊細なホリー。彼女に共感してしまう女性は、多いでしょう。「自由が良い」とは言うものの、映画の中のホリーは本当に自由でしたでしょうか?答えは、映画の中に隠されています。 




 トッツィー

画像出典:映画.com

  • 公開日:1983年4月16日
  • 監督:シドニー・ポラック
  • 脚本:ラリー・ゲルバート/ドン・マクガイア
  • キャスト:ダスティン・ホフマン/ジェシカ・ラング

惜しくも受賞は逃しましたが、第55回(1983年度)アカデミー賞作品賞にノミネートされました。なお主演のダスティン・ホフマンも、主演男優賞にもノミネートされています。女優賞ではなく、男優賞のノミネートです。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

マイケル・ドーシー(演:ダスティン・ホフマン)は、売れない俳優です。実力はあるもののスタッフとの折り合いが悪く、仕事に就くことはできません。普段は若い役者達に演技指導をしながら、ウェイターとして働いていました。

ある日のこと、マイケルの教え子であるサンディ・レスター(テリー・ガー)が、ソープオペラ(主婦が好んで見る昼ドラ)のオーディションを受けることになりました。マイケルはサンディにオーディションの指導を行うも、結果は不合格。

結果に納得できないマイケルはTV局に乗り込みますが、門前払いを受けます。それでも納得できないマイケルは、女装をして再度TVへ乗り込みました。

そしてマイケルは「ドロシー・マイケルズ」としてオーディションに臨み、見事合格。ドラマの中で、重要な役柄を演じることになりました。

ドラマの撮影の中で出会ったのが、ジュリー・ニコルズ(演:ジェシカ・ラング)です。ジュリーと一緒に過ごしている内に、彼女の魅力に惹かれます。しかしジュリーは、ドロシーの正体が男性とは知りません。

この作品の感想と見どころ

  • 名優・ダスティン・ホフマンの女装姿は必見です。めちゃくちゃ似合っています。役作りのために、本当に女装をして娘の懇談会に参加。参加者は、誰一人男性とは気が付かなかったそうです。
  • 映画途中で、マイケルはドロシーとしてジェリーの家に泊まります。絶対に男と知られてはいけないので、メイクは絶対に落とせません。マイケルのアタフタぶりは、笑えます。
  • ちなみに映画タイトル「Tootsie」は、女性を親しげに呼ぶ時に使います。姉ちゃん・お姉ちゃん・お姉さん等の意味です。

 百万長者と結婚する方法

  • 公開日:1954年3月17日
  • 監督:ジーン・ネグレスコ
  • 脚本:ナナリー・ジョンソン
  • キャスト:マリリン・モンロー/ベティ・グレイブル/ローレン・バコール

玉の輿に乗りたいと感じる女性は、70年前から既に存在していました。玉の輿を目指すのは、3人の美女達。内1人は、マリリン・モンローです。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

シャッツィ(演:ローレン・バコール)・ポーラ(演:マリリン・モンロー)・ロコ(ベティ・グレイブル)の3人組が狙っているのは、お金持ちの男性です。

まず狙いを定めたのは、トム・ブルックマン(演:キャメロン・ミッチェル)。彼は悪い人ではないものの、ノーネクタイにより候補から外れます。トムの正体は、ビルを持つお金持ち。3人が狙っている男の条件にピッタリ当てはまっています。しかし彼女達は、トムの正体に気がついていません。

次に狙いを定めたのは、J・D・ハンレー(ウィリアム・パウエル)です。彼はお金持ちで、条件にピッタリ。しかもハンレーを介して、3人はパーティーに参加することになりました。パーティー会場には、金持ちがいっぱいです。

パーティーが開催された日の夜、3人はそれぞれにお金持ちの男性をゲット!でもゲットしたのは良いものの、相性は微妙です。

果たして彼女達は、お金持ちの男を無事ゲットすることができるのでしょうか?

この作品の感想と見どころ

当初はお金を追っていた女性達が、人々との交流を重ねることにより真の愛情に目覚めていきます。ベタな展開ではありますが、ベタだからこその安心感もあるというものです。

主役を務めるのは、3人のお姉さん達です。漠然とお金持ちとの結婚を考えているロコ・メガネっ娘のポーラ・姉御肌のシャッツィ。三者三様の恋愛模様は、映画公開から60年以上経った今も新鮮に映るでしょう。

 街の灯

  • 公開日:1934年1月13日
  • 監督:チャールズ・チャップリン
  • 脚本:チャールズ・チャップリン
  • キャスト:チャールズ・チャップリン

サイレント映画になるので、セリフも音もありません。それでも映画の登場人物の細やかな表情が、手にとるようにわかります。およそ90年前に作られた、ラブコメ映画です。

あらすじ(ちょいネタばれ注意)

山高帽にちょび髭を蓄えた浮浪者(演:チャールズ・チャップリン)が出会ったのは、花売りの女性です。花売りの女性は大変美しく、浮浪者が惚れるのに時間はかかりませんでした。浮浪者には花を買うほどの余裕はなかったものの、彼女の美しさに惹かれて一輪購入します。

その日の夜、浮浪者は自殺志願の富豪を助けました。コント番組のようなやり取りを経て、浮浪者と富豪は珍妙な友情関係が結ばれます。

ある日のこと、花売りの女性は家賃滞納を理由にアパートから立ち退きを迫られていました。彼女はお婆さんと2人暮らしで、家賃を揃えて払えるほどのお金は持っていません。

浮浪者は花売りの女性を助けるために仕事をするも、遅刻でクビになってしまいました。そこで懸賞金付きのボクシング試合に臨むも、あえなく敗退。

どうすれば良いのかと落ち込んでいると、富豪とバッタリ再会。浮浪者が事情を話すと、富豪は快く大金を用意してくれました。これで彼女を救えると思った矢先、事態は急展開を迎えます。

この作品の感想と見どころ

スクリーンのチャールズ・チャップリンは、おちゃめな浮浪者です。実際は大変厳しい方で、映画作りに関しては常に完璧を求めていました。

例えば浮浪者と花売りの女性が出会うシーンは、342回も撮り直されたそうです。映画にもよるので一概には言えませんが、342回の撮り直しは多過ぎるどころのレベルではありません。(完璧主義だった小津安二郎でも、多くて100回の撮り直しがあったという逸話があります。)

しかし342回も撮り直したからこそ、映画史に残るロマンチックなシーンになりました。セリフは一言も発していないものの、登場人物の淡い気持ちはスクリーンから伝わります。

Witing:琴光~kotomi~

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