巳の日や己巳の日はいつ?読み方・由来・起源・御利益!財布はどうする?

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なんだか縁起が良いことで知られる「巳の日」ですが、そんな巳の日に、何をしたらいいかを知っていましたか?

また、巳の日とよく似ている「己巳の日」とは……。

今回は占い師の筆者が、巳の日と己巳の日、そしてまた同じように開運の日と言われる「寅の日」との違いは何か? など、巳の日のあれこれをご紹介します。

目次

巳の日とは?(意味)

「巳の日」の「巳」は「へび」という意味です。お正月に「へび年」などと言ったりしますのでわりと馴染みがあるほうなのではないかと思います。

今回ご紹介する巳の日は、開運の日、金運財運が上がる日、ラッキーな日、等と言われていますが、これからその意味や所以について詳しくご紹介してまいります。

まずは巳の日の読み方から確認していきましょう。

「巳の日」の読み方は?

「巳の日」は「みのひ」と読みます。

これはご存知、十二支を「ねー、うし、とら……」と進めていくと、「たつ、みー」のくだりがありますので、かなり知名度があるでしょう。

ただし、巳の年がへび年だからといって「巳の日」を「へびの日」とは読みませんので、注意しましょう。

巳の日=金運が上がる日!

巳の日は、簡単に言うと「金運が上がっている日!」と考えられている日付です。

したがって、暦の考え方からみると、12日に1日は必ず、金運アップデーがやってくるというわけですね。

ではなぜ、巳の日だと金運が上がるのでしょうか? 巳の日と金運との関係性を解説します。

巳=十二支の頂点である(最盛期である)

そもそも巳の日の「巳」は、元々ヘビだったわけではありません。

巳に限らず、十二支は全てそうで、「子」も「ネズミだから子」となったわけではなく、十二支を覚えやすくするために動物をあてはめよう! となった時に、後付けで「じゃあ、子はネズミね」と、動物があてはめられただけのことです。

十二支は、世の中の気のサイクルを示すものです。人類の農業文化が始まった頃に、農作のサイクルを定めるために創られたもので、それ自体が植物や生命の生死のサイクルを象徴するのです。

子に始まり、亥に終わりますが、子は新しい生命が宿り、成長し始める段階のことを指し、亥は生命が終わり消えて果てる(しかし、それは次の始まりの準備である)という状態を指し示しています。

この十二支の中で、巳は、ちょうど真ん中頃の6番目。本来は「巳」ではなく「已」で、「已」とは「已(や)む」すなわち「止む=止まる」ことを指します。

生命の成長が頂点に達して止まり、下降へと転じる直前。まさに「最も良い時」こそが「巳」の時なのです。

白蛇=弁財天のお使い=金運の上がる動物だから

弁財天というのは、名前のとおり財運を運ぶと言われる女神です。元はヒンドゥー教の女神で、これが仏教の守護神として変化し、中国で吉祥天、日本に渡って七福神の弁財天となったものです。

そして、この弁財天は、白蛇をお使いにしています。白蛇は、人々の間にこっそりと潜み、弁財天に対するお願いを聞き届け、それを弁財天に伝えてくれるとも伝えられていました。

元々、白蛇は神様のお使いであるというような伝承がありますが、これが弁財天信仰と結びついてさらに金運アップ、商売繁盛に効果が見こめるという話に発展したものと考えられます。

蛇=白くなくても神様のお使いだから

蛇に関しては、白蛇の場合は「弁財天の」お使いとして考えられてきましたが、白くない蛇についても、弁財天に限らず「神の使いである」という考え方が昔から浸透していました。

どんな神の使いなのかというと、山に蛇が多いことから、山の神の使いとして。

また水の周りを棲みかとしていることが多いことから、水の神の使いとも言われてきたのです。

水の神というと、龍神が有名ですが、蛇と龍とを結びつける考え方も日本には存在しています。

したがって、蛇は幸運を招く、商売繁盛、金運、財運の神とつながるとも考えられていました。

水=金運上昇の鍵となる運気だから

蛇は竜の化身とされることもありますが、竜は水を司る神の一人です。

日本では神は、恵みをもたらすと同時に祟る存在でもありますが、自然の驚異の中でも、雨、川、湖など、水にまつわるものには龍神の伝説が残りやすいと言えそうです。

そんな「水」ですが、中国の陰陽五行思想あるいは風水によれば、水の運気は金運に直結する非常に大切なもの。

なぜならば、水の恵みを制するものが農業で収穫を上げることができ、富を得ることができたからです。

中国大陸で生まれた陰陽五行思想ですが、日本でも農業が行われるようになってからは、水は全く同じように大切なものでしたから、同様に水と金運は日本でも結びつけて考えられました。

したがって、水につながる巳は金運をもたらす神の象徴として扱われ、巳の日もヘビゆかりの金運が上がる日として考えられてきました。

巳の日はいつ?→十二支の「巳」にあたる日が、巳の日

日付はすべからく十二支にあてはめられています。カレンダーによっては、大安や仏滅だけではなく、その日の干支が書かれているものもありますね。その十二支のうち、巳にあたる日が、巳の日です。

日付はそれぞれ十二支に1つずつ割り当てられ、子、丑……の順に回っていきますので、巳の日も12日に1度やってきます。

己巳の日とは?

「巳の日」によく似たもので、「己巳の日」というものがあります。

こちらも、読み方から確認していきましょう。

己巳の日の読み方は?

「己巳の日」は「つちのとみのひ」と読みます。

「己」は「つちのと」、すなわち「土の弟」を意味する言葉です。

「己」の意味

巳の日の「巳」は十二支の1つですが、「己」は十干のうちの1つ。

十干も、十二支と同じく植物や生命の成長状態になぞらえて考えられますが、十干のうち「己」は、植物がしっかりと充分に成長した状態を示すものです。

従って、「己」も「巳」と同じく、きっちり成長が完了した状態、ものごとの最盛期を示す十干であると言って良いでしょう。

巳の日と己巳の日の違いは?

「巳の日」と「己巳の日」の違いは何なのでしょうか。

巳の日は既に確認したとおり、十二支が巳にあたる日で、12日に一度やってきます。

一方、己巳の日は、十干十二支が己巳にあたる日、ということになります。暦では、日ごとに十二支が割り当てられているのと同じく、日ごとに十干も割り当てられています。10つの干と12の支で「十干十二支」、「干支」。

十干と十二支の組み合わせは60種類あります。したがって、己巳の日は60日に一度やってくることになります。

希少性があるため、ただの「巳の日」よりも「己巳の日」のほうが運が良いとも言われています。

巳の日・己巳の日の由来と起源(縁起)

巳の日や己巳の日が重要視されるようになったのは、いつからなのでしょうか? また巳の日や己巳の日の起源はどこにあるのでしょう。

実際、こうした干支の日が開運日として認識されるようになったのが、いつからか、ということは未だによくわかっていません。

運気の変化を捉え、干支によって表現することは、古代中国の農耕文化と同時に始まったと考えられます。この記事でも既に触れたとおり十干十二支は農業カレンダーの一種ですので、植物の芽が出るところから成長、枯れるところまでを十二に分けて表現したものと捉えるのが妥当です。ここから始まり、植物に限らず物事の運気の上下を十干十二支で捉えるようになったのが、中国の陰陽思想です(※十干十二支が陰陽思想の全てではありません)。

こうした中で、

  • 十干の中の「己」
  • 十二支の中の「巳」

は、いずれも運気が盛んになり、頂点を極めるポイントであったため、開運の日として次第に捉えられるようになったものと考えられます。

またさらに、これらの開運思想の興りには「三合の原理」も関係していると考えられています。

「三合の原理」とは

現在、インターネット上の情報では「三合の原理」について誤ったものが散見されるようになってきているので、注意が必要です。

(ちなみに、三合の原理=一粒万倍日、天赦日、寅の日といういずれも開運の日のことである……と解釈できるような記事が多いようです。いずれも開運日ではありますが、これらがイコール三合の原理、ということではありません)

三合の原理とは、やはり古代中国の陰陽五行思想に依拠する理論です。

十二支を時計のように丸く並べた時、それぞれ120度の角度になる(正三角形を描く)3つの支同士が干渉し合い、幸運を招くことを指しています。

したがって、三合には十二支(12)を3で割った数、すなわち4種類の三合が存在しています。

木の三合、火の三合、水の三合、金の三合がそれです。

三合の原理は、地位、名誉、発展、金運を司る……とされていますが、いずれの三合もお互いに干渉し合っていますので、どれがより良いということではありません。

巳はこれらのうち、「金の三合」に属しており、金の気を盛んにする種となると考えられていますので、三合の原理に従い金運をアップさせると考えることはできます。

但し、三合の原理は直接「巳の日」や「己巳の日」の思想を生んだ基盤であるとする証拠があるわけではありません。

開運日の1つとして三合の原理というものがある、と覚えておくのもいいでしょう。




「巳の日」だけど「不成就日」…それは結局いい日なのかダメな日なのか

開運日の概念の1つに「不成就日」というものがあります。

不成就日は、何をやっても成就しない(確率が高い)という、いわば「不運の日」といったところでしょうか。

不成就日も暦に従って決まっているので、その日によっては

「巳の日だけど不成就日」

ですとか、

「己巳の日だけど不成就日」

といったようなこともあり得ます。

一体、開運日なのか、そうでないのか、どっち!? となってしまう人が多いようです。

実は、不成就日は開運日であるかそうでないかに関わらず、運気が落ちる、と考えられています。

したがって、巳の日や己巳の日であったとしても、不成就日にあたっているのならば、その日に重要な金運的活動をするのを避けるのが無難……と「あくまでも占い的には」解説することができます。

「巳の日」だけど「仏滅」!御利益はある?

不成就日に似たような日取りとして「仏滅」が挙げられます。

名前からしていかにも不吉なことから、仏滅は良くない日、といったようなイメージを持っている人も多いでしょう。

仏滅には結婚式は望ましくない等と言われていますが、仏滅と金運とは、あまり関係がありません。

ただ仏滅は一般的に、あまり活発な行動を起こさない方が良い日、とされていますので、気になる方は大規模な投資などは控えた方が良いかもしれませんね。

「巳の日」で「満月」!もうアレをするしかない!?

巳の日が満月に当たった場合は、金運にとって非常に良い日となるでしょう。

そもそも、満月の日に家の外に出て、空にした財布をフリフリする……なんて伝説が流れた時期もありました。

伝説、と書きましたが、これはあながち根拠のないことではありません。

満月は浄化の日です。なぜなら、月が満ち、それから欠けていくタイミングだから、「減らす」のがその本領です。

減らしていく満月の気を利用して、財布を空っぽにし、財布の中に溜め込まれた、澱んだ気をリセットします。お金の存在自体は良いもの、素晴らしいものですが、お金には様々な気がまつわるため、必ずしも(オーラ的な意味合いでは)キレイなものというわけではありません。

財布も、お金を始めとして、レシート、カードなど色々なものを入れっぱなしにしておくと、中に気が澱んでしまって、金運が悪化すると言われています。

ですから、満月を機会として中身を一旦出したり、不要なものを整理することに意味があるのです。

さらに「振る」ことについてですが、よく日本の祭りで、御神輿をブンブン振っているのを見たことがあるかと思います。神様がお乗りになっている御神輿をあんなに振っていいのか! と密かに思った方も多いのではないでしょうか……。

実はアレには、「振る」ことそのものに意味があります。

振ることは、気を活性化し、勢いづかせ、古い気をそぎ落としてさらに運気をよくすると考えられているからです。

まあ、気絶した人の頬に往復ビンタを食らわせて意識をハッキリさせるようなものです(←?)。

お財布を振るのもこれと同じで、金運を活性化させることに役立つため「満月の下で振ると良い」と言います。

実際、巳の日と満月が重なった時には、家の外に出て満月の光に財布を当てるまでしなくても良いですので、財布の中身は一度全て出す勢いで整理すると効果的でしょう。

汚れがあるようならきれいにして、特に汚れていないように見えたとしてもサッと拭くくらいがおすすめです。お金はきれいで居心地の良い空間を好むと言いますからね。

「巳の日のご利益」…巳の日にやること&していいこと一覧!

巳の日には、どのような御利益があるのでしょうか?

巳の日にやるといいこともあれば、巳の日にやってはいけないと言われていることもあります。

ここでは、巳の日にやっていいことを一覧でご紹介します。また、やってはいけないことについては、その次にご紹介していきますので、じっくり把握してください。

※先述のとおり、不成就日、仏滅などに当たっている巳の日は、開運日ではないということになりますので、ご承知おきくださいね。

神社参拝

巳の日は、金運が上がると言われている鍵の日ですので、金運関係の神社に参拝するのが特におすすめです。

寺社の中で、御祭神(仏)として弁財天(あるいは吉祥天)がいらっしゃれば尚良いでしょう。

弁財天のいらっしゃる神社の代表格と言えば、銭洗弁財天宇賀福神社(鎌倉)などでしょうか。弁財天のお使いである白蛇が、あなたの金運のお願いを聞き、弁財天へ届けてくれると言われています。

他にも、お金関係の神社はたくさんありますので、巳の日を良い機会として参拝してみてくださいね。

芸術的活動

巳の日は弁財天ゆかりの日ですが、弁財天は財運の神というだけではなく、芸術の神でもあります。

その証拠に、弁天様が琵琶を持っている像や絵を、記憶している方も多いのではないでしょうか。美容や美術の神として崇められていますので、音楽だけではなく他の芸術活動とも相性が良いのが弁財天です。

自分で演奏活動など、芸術的なことをするのも良いですし、コンサートを見に行く、家で映画を見る等も良いでしょう。

財布の購入や新調、使い始め

巳の日は金運が上がる日だと言われていますので、財布に関係した行動も吉であると言われています。

古くなった財布の買い換え、新しいものの購入、あるいは買い置きしておいたものの使い始めなど、新しい財布を使うときに巳の日はおすすめです。

買い物

財布に限らず、新しいモノを買うには、巳の日は良いタイミングと言えるでしょう。

金運にとって良い買い物ということになりますので、

  • 良い買い物ができる
  • 値段に対して品質の良い、あるいは価値のある買い物ができる
  • 無駄な買い物をせずに済む

といったような運気の巡りを期待することができます。あ、だからって、無い袖を振ってはダメですよ。

開業

新しいことを始めるにあたり、財運を得ることのできる巳の日。

したがって新しい事業を始めるのも、巳の日がおすすめです。

商売繁盛の運気もありますから、今開業するわけではなくても、開業に向けて行動を開始したり、資格の勉強など新しいことにチャレンジを始めるのもいいですね。

宝くじの購入

宝くじを購入するのも、金運の良い日に行いたいものです。

巳の日は宝くじの購入にも適していると言えます。

掃除

巳の日は金運に良いと言われていますが、金運を良くする行動といえば、やっぱり掃除です。

掃除は案外厄介なもので、仕事を持っている人にとっては特に、そんなに難しいことではなくても日常的に掃除ばかりしているわけにいかず、知らず知らずのうちに溜め込んでしまうこともあるでしょう。

巳の日には良いチャンスだと思って、家の中の決めた場所だけでもいいので掃除をしてみてはいかがでしょうか。

占い師の立場からは、優先順位の第1位は玄関であると考えます。次に寝室です。寝室の中でも時間がなければ、クローゼットの中か窓に集中しましょう。

もっとも、巳の日が会社の休みの日だったら、思い切って大掃除に手を付けるのもいいですね。金運が良くなりますよ!

巳の日にしてはいけないこと一覧!

では、次に巳の日にしてはいけないことを確認しておきましょう。

案外重要なものが「巳の日NG」に入っていますので、知っておくと得をするかも。

結婚式・入籍

結婚式や入籍は、巳の日にはふさわしくないと言われています。

これは一体、どういった理由からなのでしょうか?

一説によれば「弁財天は嫉妬深いので、弁財天ゆかりの巳の日に結婚や入籍は良くない!」とも言われますが、もっと別の理由のありそうです。

元々は、結婚式や入籍に良くないと言われていたのは「寅の日」。寅の日は、動物の虎にかけて、勢いがあることから「出て行って、すぐに戻ってくる」などとも言われ、結婚には良くないとされていました。

お嫁に出したものがすぐに出戻りする、ということを想起したのですね。

もっとも金運に関してはそうではなく、お金が出ていってもすぐに戻ってくるということで、寅の日は金運の吉日とされたのです。

このことに関連して、巳の日も金運の吉日であるからして、婚姻には適していない……と考えられるようになった可能性があるでしょう。

借り入れ(ローンの契約)

巳の日のローン契約、お金の借り入れは、おすすめできません。

これも、婚姻と同じように、巳の日は寅の日と絡めて「すぐに戻る」と考えられたことから、返済してもしても返済しきれない……といったような意味合いで、避けたほうが良いと言われているようです。

また他の理由としては、やはり金運関連の開運日に「一粒万倍日」というものがあります。一粒の米をまくと、万倍になって実る、といったような意味合いで、通常、開業、財布の購入、結婚や入籍などにも総じて良いとされているのが一粒万倍日です。

ただし、借金だけはいけません。種となった社金が万倍になったら大変ですからね!

というわけで、一粒万倍日から連想し、巳の日にもローンを組むべきではない、お金を借りるべきではない、と言われている可能性があります。

お金を貸す

お金を借りること同様、お金を貸すことも巳の日には避けたほうが良いと言われています。

これもまた、さきほどご紹介した一粒万倍日と同じように考えられ、貸したお金が損失を招くと考えられたためでしょう。

金運が良くなる日といっても、貸したお金が何倍にもなって返ってくる、ということではなさそうなので注意したいものです。




納車は巳の日にしてもいいこと?いけないこと?

巳の日にやってもいいのかどうか、迷う人が多いのが「納車」です。

結論から言うと、車の契約にローンが絡むことは多いので、「ローンを伴う車の契約は避けた方が良い」と言えそうです。

しかし納車に関してはお金のやりとりが伴うことは、ほとんどありませんので、別に巳の日に納車をしても構わないでしょう。

ただし、巳の日に納車をしたからといって、特別に良い運気がもたらされる、ということもなさそうです。

ダメとは言いませんが、もっと納車に良い日取りはありますよ、程度に考えておけば良いでしょう。

巳の日にするといい願い事は?

巳の日には願い事をすると良い、などとも言われています。

巳の日にすると良い願い事はどんなものでしょうか?

お金を増やしたい

巳の日は金運が良好な日ですから、スタンダードにズバリ「お金を増やしたい」という願い事はどうでしょうか。

草葉の陰に隠れた白蛇が聞き届け、弁財天にあなたの願いを伝えてくれるかもしれません。

もちろん、お金が増えるような行動を取ることも忘れないように。願うだけでは何にもならないでしょう。

芸術が上手になりたい

芸術活動を上達させたい人は、ぜひ芸術が上手になりたい! と巳の日に願うと良いでしょう。

神社にお参りができなくても、弁財天の御利益をいただけるかもしれません。

美しくなりたい(イケメンになりたい)、恋愛運アップしたい

巳の日ゆかりの弁財天は、美容の神様としても有名です。

弁財天の元ネタとなったのは中国で言う吉祥天ですが、この女神は絶世の美女、母性の女神と言われ、仏教界では数少ないリア充女神の一人……そう、彼女の夫は毘沙門天です。

仏教の総本山である仏陀を筆頭に、恋愛と煩悩は得てして結びつけられるため「仏門に入るとパートナーとは離縁」ということもよくあるわけですが、吉祥天の場合はこの縛りから難なく逃れて毘沙門天と家庭を築いているだけではなく、仏門、道門(仏教、道教)に息子もいる、幸福の香り高い女神ということになります。

これらのことから、弁財天は美術芸術だけではなく美容の女神とも言われます。恋愛運アップの御利益もありそうです。

巳の日の食べ物、何が良い?

巳の日にはどんなものを食べると良いと言われているでしょうか。

結論から言うと、巳の日に食べると良いものは「寿司」です。

なぜ巳の日には寿司?ひな祭りとの意外な関係!

巳の日と寿司との間には、一見して何の関係もないように思われますが……なぜ、巳の日には寿司を食べると縁起が良いと言われているのでしょうか?

それは、ひな祭りと関係しているとする説が濃厚です。

ひな祭りは、現在は新暦3月3日と決まっていますが、過去には「上巳の節句」(じょうみのせっく。じょうし、とも言う)と言い、旧暦3月上旬の巳の日に行われていました。いわゆる、桃の節句です。

節句の歴史としては、中国大陸より伝わって平安時代より以前から存在しており、内容は貴族の女子が御殿遊びやひな遊びをして健康を祈るという、今とあまり代わらない女子のための節句であったと言われています。

桃の節句の日は、現在もちらし寿司を食べるのが恒例と言われていますが、ちらし寿司を食べる所以としては、エビ(長寿)、レンコン(先の見通しがきく)、筍(勢いよく育つ)などの開運食材が使われていることが挙げられます。

ここまでお読みいただいてわかるように、そもそも巳の日に行われていた桃の節句に、ちらし寿司が食べられていたことから、現在に至るまで「巳の日=寿司を食べると良い日」と伝えられているのです。

ちなみに、「ちらし」の部分は3月3日には残されましたが、一般的な巳の日は12日に1回やってくるので「ちらし」縛りはいつの間にかなくなり、寿司を食べると良いとされるようになった、と考えられます。

巳の日と寅の日との違いは?

巳の日も寅の日も、金運関係の開運日であると言われています。

正直なところ、結婚や入籍がいけないと言われている件や、財布を使い始めると良いと言われている件など、大きな違いはないと言えます。

細かい部分ですが、巳の日と寅の日との違いにあたるものを挙げていきましょう。

弁財天にお参りをするなら巳の日

巳の日と弁財天とのつながりは、当記事でここまでたくさん解説してきましたので、既におわかりですね。

巳の日は弁財天にゆかりの日ですが、寅の日は、そうではありません。

したがって、弁財天にお参りをするなら、寅の日ではなく巳の日が好ましいでしょう。

元々金運が高いのは寅の日アゲアゲ

巳の日の特集記事でこれを明記するのは、しのびない部分もありますが、巳の日と寅の日とで、どちらが元々の金運幸運日なのか? と言われれば、やはり寅の日と言えそうです。

寅の日が、なぜ金運に良いのか? と言われれば、寅は千里を行き、千里を戻ると言われるとおり、使ったお金も戻ってくる、と考えられたことがその理由です。さらに、寅(虎)は金毛の動物ということで、古来中国の時代から金運を上げてくれる動物として知られていました。

ですから、暦の中には色々な日がありますが、「寅の日が一番金運が良い」といったようなことを言われてきた経緯があります。

巳の日を知ってラッキーを手に入れて

寅の日のほうが、金運が良いなどと言いましたが、巳の日も金運アップをお願いし、自分の金運を最高レベルに持っていくための行動日であることに変わりはありません。

巳の日がいつかを知るためには、十二支(十干十二支がセットのことが多いでしょう)のカレンダーを購入して、今日が何の日かを気に掛けておくといいですね。

100均のカレンダーなどでは、なかなか十干十二支は掲載されていませんが、運勢暦などを手に入れれば掲載されていますので、おすすめですよ!

巳の日に開運のできる行動は何なのか? 何を食べると運気がさらに良くなるのか。

巳の日を知って、金運のラッキーを手に入れてくださいね!

Writing:陰陽師の末裔/占い師・パワーストーンアドバイザー
あん茉莉安(ホームページ

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