恋活、あるいは婚活中に、いいな……と思った相手が年下男子だった場合、果たしてかわいいと言って良いのか、印象の良い振る舞いとはどのようなものなのか、年上女性として考えてしまうのではないでしょうか。

今回は恋愛カウンセラーの筆者が、年下男子を落としたい年上女性のための恋愛メソッドについてご紹介します。年下男子の年上女性に対する心理、年上女性に何を求めているのかということや、年下男子に好かれやすい女性の特徴などをチェックしてみましょう。

年下男子が年上女性から「かわいい」って言われるのはアリなのか？

図らずも年下男子をロックオンしてしまった時、たいてい年上女子が考えているのが「あ、こいつ、かわいい♥」ということ。しかし果たして、その気持ちを素直に相手の年下クンに伝えていいものかどうか……？　迷う女性は多いでしょう。

結論から言うと、頻繁には推奨しませんが、時々相手を「かわいいね♥」と褒めてあげることは、年上女性として必要かつおすすめです。

理由の１つは、あなたの彼に対する好意がその言葉や表情で伝わりやすくなるため。ただしバカにしていると思われないよう、時折「かわいいっていうのはね、褒めてるんだよ～」と伝えてあげることも忘れないようにしましょう。

もう１つの理由は、「かわいい」と言われて納得したり、喜んだりするタイプの男性でないと、年上女性とのお付き合いは難しいため。つまりあなたが「かわいい」と発言することは、彼があなたと付き合うに相応しいかどうかをこっそり判定するバロメーターにもなるのです。

結局、年上女性とうまく付き合っていける男性は、相手の女性を自分の上に立てる気概を持っている、それどころか相手の女性に自分よりもウワテでいてほしいという価値観の男性です。

「自分と彼女では自分のほうが立場が上でなければ……」と思っている男性は、年上女性とは付き合っていけません。その男性心理を測定するものが「かわいい」のフレーズなのです。

年下男子から好かれる女性の特徴５つ

それでは、多くの「年上好み」の男子たちが口を揃える、好きな年上女性の特徴を具体的に見てみましょう。

見た目お姉さんっぽい

まずは見た目がいかにも「お姉さんっぽい」ということが挙げられます。女性陣には見た目かよ！　と言われてしまいそうですが、年上好みの年下男子たちに限らず、男性は脳構造がビジュアルに左右されやすいように作られています。とにかく、見た目に左右されやすいのが男なのです。

年下男子の場合は、「あの頃俺たちが憧れたようなお姉さん」に弱いようです。したがって20代、30代になって年下男子からモテる女性は、中学生男子や高校生男子、つまり今ナウで「あの頃」を満喫している子から、既にモテる傾向があります。

このような男性たちの価値観では、流行に左右されるファッションや子どもっぽいチャラチャラとしたファッションは人気がないでしょう。

むろん、「お姉さんっぽい」は「おばさんっぽい」ではありませんので、心から注意をしてください。

仕事ができて精神的にも自立できている

年下男子が憧れてしまいがちな年上女性は、99％、ほぼ間違いなく、仕事に対して真摯な姿勢で向き合っているタイプです。男のようにバリバリと仕事をしているとは限りませんが、すくなくとも「彼氏を見つけたら結婚して退職して専業主婦になるのお～♥」などという発想で仕事をしていないことは確かです。仕事ぶりは丁寧で、自分が大きな業績を上げる人もいますが、それよりも他の人のサポート役に回ったりしている女性も多いでしょう。

さらに特徴的なのは精神的な自立です。自分の意見をしっかりと持っていて、他人に踊らされることのない意志力の強さが垣間見えると、年下男子は「かわいらしい格好良さ」にくらっときてしまうようです。

気遣いができる、気が利く

モテる女性の条件としてよく言われる「気が利く」というスキルですが、年下男子が年上の女性に求める気が利くレベルはかなり高いと思って良いでしょう。

但しこのあんばいは、女性にとって大変難しいもの。気が利きすぎるくらいで丁度良いのですが、かといってやりすぎてしまうとオカンになってしまい、かえって恋愛対象から外れてしまうという現象が起こってしまいます。

気遣いができていない、気が利かないのは論外として、気を利かせてしまいすぎると年下男子の男のメンツが丸つぶれになってしまったり、オカン扱いされてしまったりしますので、やりすぎのないように気を付けて！

相談に乗ってくれ、自分が悪いところは優しく叱ってくれる

年下男子が年上女性に求めているものの1つが、人生経験に基づいた的確なアドバイスや指導です。もちろん偉そうに言われるのは誰だって嫌ですが、いかにもお姉さんらしい年上女性から優しく艶っぽく指導されては、自分の抱えている辛いことも吹き飛んでしまうでしょう。

年下の女性を相手にしている時は、相談するなんてみっともないところは見せられない……と思ったとしても、相手が年上女性なら、自分の弱さや傷を見せても柔らかく受け止めてもらえて、まるごとの自分を認めてもらえる気持ちになるのです。格好をつけるよりも、そのままの自分を理解してほしいと考えている男性のほうが、年上女性を好きになる傾向が強いでしょう。

内面が若々しく趣味や反応に子どもっぽい部分がある

年上女性の大人っぽいところが好きだなぁ……と思っている男性も、当の年上女性の言動に少し幼いものを感じると、そのギャップにきゅううううん！　とくるようです。

単純に、外見がいかに若々しいお姉さんでも、中身がオバサンでは参ってしまう……という現実もあります。これとあわせて、年上で頼りがいのある女性なのに、感性が自分に近く共感が持てる！　という点で惹かれやすいのでしょう。

おいしいものを食べた時に、ふわっと笑顔になったり、ちょっとしたことで驚いてリアクションをする様子など、意外に幼い！　と感じるような年上女性に惹かれます。

年下男子を落とすためのアピール方法は？

以上のことを踏まえて、年下男子を落としたいと思った時には、真っ先に自分の見た目をしっかりときれいに磨くことから始めましょう。スタイルのチェックはもちろん、美肌ケアも怠らないようにしたいものです。しっかりとお手入れがされていれば、実年齢が若い女性に見劣りがすることはありませんので、努力を重ねて。

さらに相手に対して相談に乗ってあげたり、困っている時に面倒をみてあげるなどの、年上らしい行動はこまめに見せてあげたいですね。

但し、さきほども触れたように、相手の面倒を見るにあたっては、決してやりすぎないこと。そして、相手を子ども扱いしないことも非常に大切です。

年上女性から面倒を見てあげることが増えると、態度によっては男性に特有のプライド感を打ち砕いてしまうことがあります。いかな年下でも、男として扱われたい！　というプライドは必ず持っていますので、年上なのに上手にこのプライドをくすぐる態度が最も必要になると言えるでしょう。

彼の相談に乗ったり、リードしながら、ところどころあなたの弱みを相手に見せたり、時には落ち込んでいる様子をわざと見せて相手に慰めさせることで、彼のプライドを上手に立てていくことができます。

年下男性はリードされたいわけじゃなく「お互い感」を持っている

年上男性が年下女性に抱く感情は、「自分が守ってあげる、相手（年下女子）は自分の言うことをきく」という、あくまでも年上の自分がリードをしたいという感情です。しかし年下男子が年上女子に抱く感情はそれとは全く違います。年下男子たちは、年上の女性に優しくリードしてもらいたい……と……思っていないわけではないのですが……それだけではありません。

年下男子が年上女性を好きになる時とは「相手が自分をサポートしてくれるお返しに、自分は相手をサポートしていきたい……そんな2人なら、うまくいきそうだ！」という、お互いに助け合い、手を取り合って前進したい願望を持った時です。

年下男性を落としたい時は、彼にそのお互い感を感じてもらえるよう、自分が相手から「頼りになる」と思われることと同じように、自分が相手を「頼りになる」と表現していくことも、忘れないようにしていってくださいね。

Writing：琴光♡ ∼kotomi∼