「厄年」はいつからいつまで?これを知れば怖くない!「厄年」と「厄除け祈願」について

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大人になると、「厄年」が気になってくるかもしれません。

とりあえず、「厄払いに行かなくちゃ!」と思って焦ってしまいがちですが、そもそも「厄年」って何なのでしょうか?

何歳になったら「厄年」なのでしょうか?男性・女性の違いは・・?

また、「厄年」が来たら何をするのが良いのでしょうか。

今回は、時期や厄払いの方法、ご祈祷料の相場など、「厄年」に関するあれこれを詳しくご紹介します。

これから「厄年」が来る方も、家族や友人に「厄年」の人がいる方も是非お役立てください!

「厄年」って何?

災難や不幸に出会うことが多いとされる男女の年齢のことを「厄年」と言います。

昔から人々は「厄年」がもたらす災難や不幸を恐れ、神社やお寺に行って「厄払い」を行ってきました。

また、人に物をあげたりするなど善意を施すようにしたり、あまり外出をしない、引越しをしないなど身を慎んだりして「厄年」を過ごしました。

紫式部が描いた『源氏物語』の「若菜」の巻では、主人公光源氏の妻の1人である「紫の上」も37歳の厄年になったので、身を慎むという記述があります。

このように古くから「厄年」に対する意識は強かったようです。

「厄年」は何歳?いつからいつまで?

厄年は、中心となる年を「本厄」と呼び、その前後を前厄・後厄と呼んで厄年に加えるので、1回の厄年は合計3年間あります。

年齢としては、男性が24歳~62歳、女性が18歳~62歳の間が厄年のある期間です。

男女ともに大差ないように感じますが、女性の方の厄年が男性よりも1回多くなっています。

女性の体は出産のみならず、一生の間で体調が変化しやすいからかもしれません。

「数え年」を知る

厄年を考えるにあったっては、「数え年」を知ることが必要となります。

厄年は、生まれた日を「1歳」と数え、新年が来ると「1歳」年をとるという考え方、つまり【数え年】で数えます。

ちなみに、「満年齢」は生まれた日を「0歳」と数え、誕生日がくると「1歳」年をとる数え方のことです。

いつもの年齢の数え方が満年齢と考えると分かりやすいかもしれません。

満年齢から「数え年」を知る方法は、

年明け(1月1日)から誕生日前までは満年齢+2歳、

誕生日後から年末(12月31日)までは満年齢+1歳です。

満年齢を厄年としている神社やお寺もあるので、どちらで行うかは個人の考え方によります。

「本厄」から数えて前後の年を「前厄」、「後厄」として、3年連続で「厄除け祈願」を行うことが一般的に良いとされています。

男性・女性「厄年一覧」

男性【前厄、本厄、後厄】大厄

【24歳、25歳、26歳】【41歳、42歳、43歳】【60歳、61歳、62歳】

女性【前厄、本厄、後厄】大厄

【18歳、19歳、20歳】【32歳、33歳、34歳】【36歳、37歳、38歳】

【60歳、61歳、62歳】

24~26歳の男性と言えば、気力体力共に充実し、一人前の男性として認められる時期です。

実際に25歳前後は社会人になり立ての人が多く、人生の上で大きな変化がある時期ともいえるでしょう。

そのため無理をしてしまいがちなので、注意が必要です。

女性の19歳前後は、昔はこの年齢あたりの結婚が多く、人生の節目を迎える方が多かったため、生活環境の変化に配慮が必要だったと考えられます。

また、女性の32歳~34歳は、子育てで多忙な方も多い時期です。

妊娠や出産が、今よりもずっと「命がけ」だったということも、厄年の理由のようです。

そういった意味では、厄年を設定することで、普段より更に体調に気をつけて生活したのでしょう。

そして、女性の37歳前後は、体のバランスが崩れやすく、身体的にも衰えを感じやすくなる時期です。

平均寿命が今よりもずっと短かった江戸時代頃は、40歳前後というと、既に死を意識する年齢でした。

元気な方でも、子育てから解放され、子育てに次ぐ人生の目的を考える時期であったようです。

男女共に共通している、60~62歳は、中年期から老年期への転換期です。

人生50年だった時代には、寿命を全うして亡くなる方も多かったのでしょう。

現代でも、退職や転職など第二の人生を考える時期にもなっています。

このように、厄年の設定年齢は、納得のいく、人生の転機とも言えるかもしれません。

「厄年」の中でも恐れられている「大厄」

厄年の中でも、特に男性の42歳、女性の33歳は大厄として恐れられています。

42歳が「死に」、33歳が「散々」に繋がるといった語呂の悪さもあるようですが、この年齢は、生活環境や健康面で変化がある年齢で、肉体的、精神的な影響も多く出てくる時期です。

そのような経験を元に、昔の人が「特に気をつける年齢」として、厄年の中でもこの1年を、大厄と呼んだようです。

ちなみに、厄年の考え方が出来上がっていた江戸時代中期頃の平均寿命は、30~40歳と言われています。

30代、40代と言えば、老いや死を意識する年齢だったと言えます。

現代では医療も発達し、寿命は倍以上に伸びていますが、大厄の年齢は変わらぬまま風習は続いています。

色々な「厄除け」の方法

「厄払い」、「厄落とし」とも呼ばれることもある、現在の「厄除け」のご祈祷(祈願)は、神道・仏教の両方で行われます。

しかし、庶民の間に広まったのは仏教(真言宗)の役割が大きかったようです。

各地に厄除け大師と呼ばれる弘法大師像が伝えられているのもこのためです。

神奈川県の川崎大師や、栃木県の佐野厄除け大師など、有名な厄除け寺もあります。

そのため、厄除け大師でなくてはいけないようにも思えますが、一般的には、神社やお寺で、厄除けに霊験があるとされるところでご祈祷を受ければよいのです。

神社で茅の輪(ちのわ)くぐりをする、お神輿を担ぐなどすると良いとされる地域もあります。

厄除けのご祈祷をするとお札・お守りも授与されるので、神棚に祀ったり、日々身につけたりしておくと良いでしょう。

くぐると厄除けになる?「茅の輪」とは?

「茅の輪」とは、参道の鳥居をくぐった結界内に、茅(ちがや)という草で編んで作った、直径数メートルの輪のことです。

この茅の輪を、唱え詞(となえことば)を唱えながら、8の字を描くように3度くぐり抜けることを「茅の輪くぐり」と呼びます。

くぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するのです。

日本神話に登場するスサノオノミコトのエピソードに由来するといわれ、主に夏と冬の大祓の際に、境内に茅の輪を設置する神社が多いです。

冬の大祓は年末ですが、新年の厄払いのため、正月まで出ているところもあります。

厄払いで神社を参拝するときに出会えれば是非お試しください。

「厄除け祈願」はいつまでに行うのか?

厄除けは、前厄・本厄・後厄の年の正月から「節分」の間に行いましょう。

厄が終わる「厄明け」は、後厄の翌年の「節分」の翌日です。

無事に厄年が過ぎたら、神社やお寺に「お礼参り」をしましょう。

参拝の後には、家族や親しい人と「厄明け祝い」を行うのもよいでしょう。


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「厄除け祈願」にはいくら納めるのか

先にお話したように、ものやお金を他人に贈る(配る)ことで「厄」を落とすという考え方もあります。

ご祈祷をお願いする上では、ご祈祷料を納めましょう。

厄除けや厄払いで社寺に渡す初穂料(玉串料、お寺ではお布施)の金額はそれぞれの社寺によって異なります。

3千円、5千円、7千円、1万円などのところがありますが、個人のご祈祷としては、5千円程度が相場となっています。

神社やお寺のホームページにご祈祷料が記載されていることもありますが、中には、「金額はお気持ちでお納めください」とされているところもあります。

その場合も、少なくとも3千円~5千円程度は包みましょう。

金額によってご祈祷内容や効能が変わることはありませんが、お札の大きさなど、授与品の内容が変わる場合もあります。

ちなみに、料金を入れる封筒を用意する場合はのし袋に入れます。

用意するのし袋は、紅白蝶結びです。水引の上段には、初穂料もしくは御初穂料と書きます。

水引の下の段には、祈祷を受けるご本人のフルネームを書きます。

別途、のし袋を用意しなくても、お財布から受付に直接お金を渡す形で受けて下さる社寺もあるので、行かれるご予定の神社やお寺にご確認ください。

紅白蝶結びの水引の意味

厄年は一度きりで良い年ではないので、「結び切り」ののし袋がいいのか?とも思えますが、厄払いに使うのし袋は、普通、「蝶結び」です。

厄年は、その年を無事に迎えることができたお祝いの年と考える為です。

人生のうちに数回ある厄年なので、何度もお祝いできる蝶結びの水引を選びましょう。

御馳走すると厄除けになる?手軽にできる「厄除け」のいろいろ

民間信仰においては、神社や寺でご祈祷を受けるよりももっと身近で、手軽に出来る厄払いの方法があります。

例えば、友人や知人を招いてご馳走を振る舞うこともいいようです。

全国には、厄年の人がお餅やお金、お菓子を配って厄を落とす風習が残っている地域もあります。

これは、良いことを行う(徳を積む)ことで神様や仏様のご加護を得たり、財産の一部を「贈与」したりすることで、厄を分け合う(軽減する)という考え方から発生した風習のようです。

このことから、「厄払い」を「贈与」と考え、神社・寺に参拝するだけではなく、一定額のお布施も必要であるという考え方もあるようです。

このような「厄落とし」の習慣は、「年重ね」「年直し」の風習と重なって、正月の行事にも見られたようです。

年重ね」「年直し」とは、年内に正月をもう一度迎えれば厄年が早く終わるという考えのもと行われる儀礼です。

以前は「数え年」で年を数えたため、正月を迎えるということは、年を重ねるということだったのです。

「年重ね」「年直し」をする場合、2月1日や6月1日に門松を立てて、雑煮を食べたりしたそうです。

こうした儀礼は、「厄年」を迎えた人々が年齢を変えたり、厄を払い落としたり、小さく分割して多くの人に分けてしまうことを目的にした、身近な厄除けの例と言えます。

「厄年」を迎えたらどうしたらいいのか?やってはいけないことは?

厄年を迎えたら、厄除け祈願以外に何をしたら良いのでしょうか?

昔から、運気が変化するとされる「厄年」に自分自身の大きな変化は避けるべきだと言われています。

例えば、引越しや新築などは避けた方がいいとされています。

厄年に人生の転機となるようなことをしない方が良い理由は、新しいことを始めるには多くのエネルギーを要するため、注意力が散漫になったり、体に疲労がたまったりしてしまい、ケガや病気になりやすくなってしまうから、と考えられます。

そのため、出来るだけ変化しない、穏やかな日々を大人しく過ごすのが大事だとされているのです。

しかし、反対に厄年を飛躍の年をする考え方も昔からあるようです。

人生の節目である厄年をチャンスの年と考え、あえて独立や起業をして、後に大きく飛躍することを願ったのです。

女性に関しては、厄年に子を授かれば厄を落としてくれるとも言われています。

厄年にやると良いとされること

  • 日常生活の中で、健康に気を付けて、身を慎むように心がける
  • 神社、お寺にマメに参拝し、御守りを持ち歩いて、心を穏やかに保つようにする
  • 知人や友人を招いてご馳走を振る舞う
厄年にやってはいけないとされること

  • 新たなところに移り住むこと(引越しや新築)
  • 新たな家庭を築くこと(結婚)
  • 新しく何かを始めること(起業・転職)

しかしながら、厄年を1年中気にしてばかりいてもいけませんので、「普段よりもけがや病気に気を付けて過ごす」くらいの、ゆったりとした気持ちでいるのが一番なのかもしれません。

「厄年」の由来・意味とは?

「厄年」のはっきりとした由来は不明です。

村などで神事の役に就く年齢である「役年」が起源とするものや、正月に魂の生命力を更新する「身祝い」が特定の年齢で行われるようになったという説、年男、年女の祝いが変形したという説、中国の陰陽五行説から展開したという説など諸説様々です。

いずれにしても、平安時代には既に存在し、現代まで脈々と続く日本の風習であるということは確かです。

すでに触れた通り、厄年を「年を重ねられたお祝い」ととらえ、七五三や成人式などの「年祝い」のように扱う場合もあります。

また、3・7・9・13歳を子供の厄年としている地域もあるようです。

どの年齢も生活や体調に変化がある年齢として、「この年齢になると疲れやすく心配事も増えるので、前もってそれを知って、心の準備をして上手に対処をしなさい」という昔の人の知恵がもとになっているのです。

まとめ

「厄年」に特に科学的な根拠はありません。

厄除け祈願を受けないと必ず大変な事が起こるわけではありませんが、ご自身やご家族の体調に変化があったり、災難やあったりした年を振り返ってみると「厄年」に当てはまっていることはないでしょうか?

なぜか日本に古くから伝わる風習である「厄年」は、昔の人の「知恵」であり、「優しさ」です。

「厄年」を迎えた方は、厄払いをし、日々身を慎みながら過ごしましょう。

そうすることで、人生の節目である「厄年」が結果的に良い作用をもたらすかもしれません。

Writing:YUKIKO-加藤

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