【2023年】「寒露」はいつから?意味・由来(起源)・食べ物(行事食)・行事(風習)など|二十四節気

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寒っ!!

今日めっちゃサブい。最近のネタぐらい。‥‥いや、ほっとけ!

‥と、言うワケで、秋もいよいよ深まり、そろそろ山間部では紅葉時期を迎えます。

朝夕は最近のネタのように激サブであっても 2回言わんでエエ  昼間は読書の秋!食欲の秋!‥と言われるほど、快適てきてきビフテキかもぉ〜ンに過ごせる頃合いでもありんす。意味不明

以下では、「寒露」の読み方や意味・由来と、併せて寒露の旬な食べ物(行事食)や行事・風習をご紹介しています。

目次

寒露の読み方

「寒露」は「かんろ」と読みます。

二十四節気は中国由来の言葉なので、すべて音読み+音読みの熟語となっています。

寒露とは?

寒露とは、二十四節気・七十二候の「立春」から始まる春の節気の17節(17番目)のことを指します。

また、二十四節気を二分した各12節気のうちの「正節(せいせつ)」に属します。

寒露の前の節気は「秋分(しゅうぶん/9月日頃)」で、秋分から数えて15日目くらいとなる9月23日頃が寒露です。

寒露の後の節気は「霜降(そうこう/10月24日頃)」になります。

ところで・・「二十四節気」とは?

二十四節気とは、1年を24つ分けて、それらを1つ々々を「節気」と定めて。その節気に季節を司る言葉を付したものが二十四節気です。

1年を夏至と冬至の2つに分け、さらに春分と秋分の2つに分けて4等分とします。(二至二分)

  • 365日÷4=91.25日

二十四節気はこの二至二分を基軸としています。

そして、それぞれの中間に立春、立夏、立秋、立冬を入れて8等分したのが、約45日間ずつの「八節」です。

  • 365÷8=45.625日

さらに、八節を約15日ずつに3等分したものが二十四節気です。現行の二十四節気は、立春、立夏、立秋、立冬が各季節(四季)の先頭に来るように配置しています。

二十四節気は、中国から日本に伝来した生粋の中国文化ですが、中国と日本の時節(いわゆる季節感。動物・植物・気象など)が異なるため、日本では江戸の改暦(1842年/天保改暦)を経て、明治の改暦を経ながら日本の季節感いわゆる物候(ぶっこう)に沿わせるように改訂されています。

節気は各月に2つ存在し、毎月、「節」と「中」の節気が交互に来るようになっています。

「節」は「正節(せいせつ)」とも言い、「節気」とも呼ばれます。各月の前半に配置されるのが、この節です。

「中」は「中気(ちゅうき)」とも言い、略称で「中」とも呼ばれます。

現行の二十四節気は中国の太陰暦(月を参照した暦)を補完する目的で、逆の発想で太陽を参照して作暦されていますので、現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に至っても、極度に形態を変えることなくそのまま使用され続けています。

 

寒露の節気(期間)はいつからいつまで?

寒露の前の節気は「秋分(しゅうぶん)」で9月22日頃〜10月7日頃までです。したがって寒露は、新暦(現在の太陽暦)で言えば10月8日頃を指します。

もしくは10月8日頃から始まる節気(期間)を指します。寒露の場合はその次の節気である「霜降(そうこう)」の前日までとなる「10月8日〜10月23日頃」までです。年によっては1日前後します。

寒露とは「特定の日」を指すのではない!

二十四節気は半月単位で節気が区切られています。したがって厳密に言えば「寒露の節に入る日」を意味します。

半月とは約15日になりますので、このどこかで寒露の節気で解説されているような季節感を感じて、本格的に寒露の節気に入ったことを意味します。

もちろん、世間一般では特定の日が節気の境目として、特定の日のみが言葉で交わされる感は否めません。しかし、それが世間通念上まかり通っているのも事実であることから、完全な間違いとは言い難いものがありんす。

ただ、これは本来、正式ではないということを理解しておきたいところです。

寒露は旧暦ではいつ?

寒露を旧暦で表記すると、9月最初の節気「9月節(戌月の正節)」であり、具体的には9月上旬頃になりんす。

「寒露」の次の節気である「霜降(そうこう)」が「九月中(戌月の中気)」になりんす。

寒露の前の節気は、「秋分(しゅうぶん)」で8月中旬〜下旬の節気となる「八月中(酉月の中気)」になります。

現行の定気法では太陽が黄経約195度の点を通過したあたりです。

定気法とは?

定気法とは、1844年(天保15年/江戸時代後期)の天保暦より使用された暦法であり、太陽が黄道を15度ずつ進むたびに節気を設けた暦法になります。それまでの平気法を改訂した暦法です。

節気間の日数は毎年差異が生じることから、旧暦2033年に9月と10月がなくなってしまうなど大きな問題に直面しています。

寒露の2023年・2024年・2025年・2026年の日はいつ?

  • 2023年の日本の寒露の日は10月8日(日)!
正確な時間(UT基準)日本の寒露に日にち中国の寒露の日にち
2023年10月8日13:1510月8日10月8日
2024年10月7日19:0010月8日10月8日
2025年10月8日00:4110月8日10月8日
2026年10月8日06:2910月8日10月8日

※参照先:「ウィキペディア




「寒露」の言葉の意味や由来とは?

一言で寒露の意味を説明すると次のようになりんす。

「晩夏から初秋にかけて野草に付着する冷たい露」

「冷露」ではなくなぜ「寒露」なのか?

寒露の意味として「冷たい露」としているにも関わらず、なぜ、あえて「寒」が付されたのか理由が知りたくなってきます。

「寒い」とは、主に気温を示す言葉であり、「冷たい」とは、身体の神経を通して脳が感じた言葉です。

なぜ、「寒」があえて用いられたのかが気がかりですが、例えば江戸時代から明治時代にかけての俳諧資料である「改正月令博物筌(かいせいがつりょうはくぶつせん)」によれば次のような記述がみえます。

「この月令寒次第につのり、露凝(むす)んで霜とならんとするゆ(え)、寒露と名づく』

月令とは、「その月の自然現象」などの意味がありんす。「つのり」とは、「ますます激しくなる」という意味合いがあり、これを「寒次第」とミックスくすクスしちまぅと、『その月の自然現象として寒さは次第に激しくなる』となりんす。

「露凝(むす)んで霜とならん」の「凝」とは、「かたまって動かない」などの意味があり、これをまとめると『露がかたまって霜になる』と解されます。

そして最後に‥

(え)、寒露と名づく』としていますが、「ゑ」とは「故」です。したがってまとめると『故に寒露と名付ける』となります。

以上、これらすべてをまとめてみると次のようになりんす。

『その月の自然現象として寒さは次第に激しくなり、露がかたまって霜になる。それ故、寒露と名付ける

上述した内容をさらにまとめて寒露を一言で言うと、『露がかたまって霜になるほど寒い気候ゆえに寒露という』となり、寒露とは「寒さで露が凍る直前の頃合いを表した言葉」ともいえます。

太閤秀吉の辞世の一句

太閤秀吉が辞世の句として残した『露と落ち、露と消えにし我が身かな‥浪速のことも 夢のまた夢』という有名な句をご存知ですかぃ?

この句の意味としては、今ままで苦労してきて築き上げてきた地位やそのすべてがなくなることを、露の一生に例えた言葉です。

露のように生まれ、露が消えるように死んでゆく。‥人が寿命に支配された生き物であるのと同時に人の一生の儚さを嘆いている心情が垣間見えます。

寒露の暦便覧(こよみ便覧)

『陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也』

意味

『陰気と寒気が合わさって、降りた露は凝まるほどの時期。』

寒露の頃になると陰気が増大し、空は曇り、暗くて寒い。いよいよ冬の到来を予見させるような寒さを感じずにはいられない頃。

暦便覧とは?

暦便覧とは、正式には「こよみ便覧」と書き、「こよみべんらん」と読みます。

この書物は、1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書であり、 太玄斎(たいげんさい)という人物が著した古書物です。

太玄斎というのは名前ではなく「号」であり、本名は「松平頼救(まつだいら よりすけ)」と言います。

松平頼救は常陸宍戸藩の5代目藩主でしたが、隠居して嫡男・頼敬に家督を譲った後、太玄斎を称しています。

寒露の季節感・時節

寒露の時期になると、秋も深まり、すでに暑いとは感じなくなる頃です。朝夕は少し肌寒さを感じつつも、昼間になれば気温が落ち着き、万事、過ごしやすい頃と解釈されます。

森羅万象すべてに澄明さを感じ、深く息を吸い込むと心地よい気分になり、リフレッシュして新たなことに望めそうな気力が満ちてきます。

寒露といえば紅葉の時期!

寒露の頃になると日光などの山岳地域ではいよいよ紅葉が始まる頃合いです。北海道地方では初氷が記録される頃でもありんす。

紅葉の色づきは山頂から→麓(ふもと)へ。北から南へと伝播していきますが、その様子はまさに「錦繍(きんしゅう)」という言葉があてはまります。

その様相を俯瞰してみると、まるでドミノ倒しでドミノが倒れることによって現れる絵のようなイメージです。

夜になれば秋らしいマツムシや鈴虫の鳴き声が心地よく耳にコダマします。

農家では米をはじめ、麦、栗などの穀物の収穫で繁忙期を迎える頃でもありんすよ。ウフ

寒露の時期、中国は気温が10度台!

寒露の時期の中国は平均気温が15度台となっており、これは東京・大阪で20度前後の日本とは7度くらいも差があります。

これは日本の東京・大阪の11月頃の気温と等しく、二十四節気が作られた中国では、さぞかし寒かったのでしょう。

上述、こよみ便覧の「陰気と寒気が合わる」とは、まさにそれを表現した言葉ではないでしょうか。

寒露の七十二候

「七十二候」とは?

二十四節気をさらに72に分割した「七十二候」と呼ばれる暦法もありんす。

七十二候は二十四節気をさらに細分化し、日本の風土に合わせた各季節においての気象や動植物の変化を分かりやすく解説しています。

したがって二十四節気が抽象的表現の暦であるならば、それをもう少し具体的にしたものが七十二候ということになりんす。

七十二候には「初候」「次候」「末候」という3つの期間(候)を設け、それぞれの期間の季節感にマッチした季語が割り当てられています。

例えば、この寒露も七十二候に当てはめると3つの期間(候)に分けることができます。ウフ

初候(10月8日〜10月13日頃):鴻雁来(こうがんきたる)

 意味:雁(がん)が飛来し始める頃 ※雁=渡り鳥

鴻雁来とは?

清明の時期に北へ飛び去った雁が再び飛来してくる頃を意味します。その年、初めて飛来する雁のことを「初雁(はつかり)」と呼んだりもします。

次候(10月13日〜17日頃):菊花開(きくのはなひらく

 意味:菊の花が咲く頃

菊花開とは?

 旧暦では菊を用いて健康長寿を祈願する風習があります。これは重陽の節句に通じるものです。

末候(10月18日〜22日頃):蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

 意味:コオロギが戸の辺りで鳴き始める頃 ※「蟋蟀(きりぎりす)」は昔のコオロギの呼び方

蟋蟀在戸とは?

「きりぎりす」とは、コオロギ のことです。現代でキリギリスと言えばキモちの悪い緑色のコレ⬇️を意味します。

顔にピぃョンっ!‥と、乗ってこられた日にゃ‥ホォわわわわわひぅぃやぉ。‥。

‥と、まぁつまりのところ、野にいたコオロギ たちが、戸口のすぐそばで鳴く声が聞こえるほど人家近くまで接近してきたことを意味します。

寒露の期間中の行事(イベント)・風習

体育の日!

体育の日と言えば運動会です!!

親御さんはビデオカメラを持って息子や娘が走る姿を追いかけながら、追走したりする姿が恒例です。

それと体育の日は国民の祝日でもありんす!

体育の日に運動会が開催される理由は、やはり、暑くもなく着込むほど寒くもないので、過ごしやすい季節となるからです。

南中高度が低くなる頃であり、連動する形で日照時間も減少すると地表の温度も下がり、20度前後の穏やかな気温になってきます。

過ごしやすい気温になれば、気力が沸き立ち、活動が盛んになってきます。読書の秋、スポーツの秋と呼ばれる理由がよく分かるというものです。

長崎くんち!

長崎くんちと聞いて、えっ?!‥と思った方も多いと思いますが、「長崎君の家」という意味ではありんせんのでご注意を。オホ

九州地方では「くんち」という鎮西大社(ちんぜいたいしゃ)・諏訪神社(すわじんじゃ/長崎市上西山町)の秋の例祭がありんす。

10月7日、諏訪神社前の踊り馬場にて舞が披露され、これを皮切りに神輿三基が大名行列に囲まれながら大波止の御旅所へ渡御します。

見物客の中から筒形の法被を着込んだグループが「もってこーい」「しょもーやれ」などと雄叫びを上げ、祭りを盛り上げます。「アンコール」という意味です。

この雄叫びが有名な祭りでもありんすぇ。

池上本門寺お会式(おえしき)

池上本門寺とは、東京都大田区池上に位置する日蓮上人が入滅した(俗に「この世を去る」の意)お寺です。日蓮上人は1282年(弘安5年)10月13日に60歳で入滅していますが、その日蓮上人の遺徳を偲び、供養する法会が「お会式」です。

このお会式の最大の見どころとなるのが、お題目を唱えながら夕方より開始される「万灯行列」です。

釈尊に由来した「富者の万灯より貧者の一灯」の箴言(しんげん/教訓のような言葉)のもと、全国から信者が参集し、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えながら、行列を編成します。

八重桜を花弁を飾った紙製の万灯の見物です。

灘のけんか祭り

兵庫県姫路市白浜町にある松原八幡神社では、毎年10月14日〜15日にかけて秋の例祭が執り行われます。

松原八幡神社の秋の例祭は「灘のけんか祭り」の名前で知られており、三基の神輿をワザと激しくぶつけ合う荒々しい祭典として知られています。

三基の神輿をブツけ合う理由は神意に拠るものとされ、神輿が壊れれば壊れるほどご利益を授かれるとされています。

その後、緑、赤、ピンク、黄色などのボタンの花弁のような「シデ」を竹竿の先に付けた氏子たちとともに、金色のかな飾りで装飾された絢爛豪華な約2トンもの重さの屋台が入場します。

灘のけんか祭りのもっともな見どころでありハイライトとなるシーンが夕方です。

夕方になると屋台が電飾され、御旅所から下り始めます。この光景を待ち構えていたカメラマンたちのフラッシュが一斉に屋台に浴びせられる瞬間です。

神嘗祭(かんなめさい)

毎年10月15日〜17日には全国の神社にて「神嘗祭」が執り行われます。神嘗祭は本来、伊勢神宮が主祭神である天照大御神に対して最初に獲れた穀物(稲穂)をお供えする祭典でしたが、現今に至っては全国の神社にて執り行われています。

天照大御神にお供えする理由としては、甥神である邇邇芸命(ににぎのみこと)が高天原から地上へ降る際(天孫降臨)、稲穂を持たされ、「これを地上で栽培して日本を治めよ」と命じられたことにありんす。

この神話に端を発し、毎年、秋に収穫された新穀(米)を大御饌として、まず一番最初に天照大御神に召し上がっていただこうというお供えの儀式が神嘗祭になりんす。

なお、17日までと表記していますが、厳密には25日まであります。18日〜25日までは別宮や摂社においても同様の祭典が執り行われています。

6月と12月に執り行われる月次祭も、勅使の参向を除き、これとほぼ同形式で行われます。

二十日えびす(べったら市)

二十日えびす、通称、「べったら市」とは、えびす講の伝統行事であり、毎年10月19日〜20日になると東京や京都の恵比寿さんを祀る神社にて祭典が行われます。

10月20日は、商売の神である恵比寿神の縁日とされ、例を挙げると日本橋の人形町通り(東京)では19日〜20日にかけて「べったら」を売る屋台が軒を連ねます。

「べったら」とは、米麹で漬け込んだ大根の浅漬のことです。

このような「べったら」、‥いわゆる大根の漬物を売る理由は、その昔、小生意気なクソ小坊主どもが、イタズラ半分で大根の浅漬けを縄で縛って振り回し、ご婦人方の着物の袖に付けて汚したことに端を発するものです。

「べったら」の名前の由来とは、小生意気なクソ小坊主どもが大根を振り回す時、「べったりつくぞ〜ぅぉぇぁぉぅっ‥!べったりつくぞ〜ぅぉぇぁぉぅっ‥!」‥などと雄叫びを上げながら、イタズラに励んだことからきています。 なお、”ぅぉぇぁぉぅっ‥!”はフィクションです。うきゃ

元来、二十日恵比寿は、商売を営む商人たちが商売繁盛を祈願しに訪れる祭典だったのですが、時代を下りながら、小生意気なクソ小坊主どものイタズラからヒントを得た商人が、本当に大根の浅漬けを売り出し、飛ぶように売れたことが大根を売る由来になるようです。

時代祭(じだいまつり)

「時代まつり」といえば、平安神宮で毎年10月22日に執り行われる京都を代表する祭典であり、「京都三大祭」にも数えらます。

京都三大祭一覧
  1. 祇園祭(八坂神社)
  2. 葵祭(上賀茂神社/下鴨神社)
  3. 時代祭

時代祭のメインとなるのが渡御行列です。

桓武帝・孝明天皇の神輿につづき、京都1000年の歴史を表現したような様々な時代の衣装を着た人々が行列に参加します。

明治維新(新しい時代)から→平安時代(古い時代)へと行列が編成されており、京都1000年の歴史を行列で以って再現しています。

なお、時代祭は明治28年(1895年)から開始された比較的、新しい祭典です。

紅葉狩り

ちょうどこの寒露の時期あたりから山岳地帯では紅葉がはじまります。黄・緑・赤の三色の紅葉が見られるハズです。

紅葉するのは主にカエデ、ケヤキ、イチョウなどで、マツやスギは紅葉はせず、ずっと緑色のままです。

ちなみに紅葉狩りは、なぜ「狩り」と付されているのかご存知ですか?

狩りと言えば森林に入って獣を追いかけ回して捕獲しますが、紅葉を楽しむときも様々な木々を見ながら森林を動き回ります。

この様子が狩りをする様子に似ていることから、いつしか「紅葉狩り」と呼ばれるようになっています。

紅葉する条件
  • 昼夜で寒暖差がある
  • 水辺付近である
  • 天気が良いこと

紅葉の名所は、滝や川沿いに多い理由が、こういった条件がそろっているからです。うきゃ ”うきゃ” 2発はサブい

昼夜での寒暖差は約10度前後になると紅葉しやすくなりんすよ。

紅葉は山頂から山裾へ北から南へと至るため、その様相を「梅雨前線」に例えて、「紅葉前線」などとも呼ばれます。

寒露の時期(10月8日〜10月23日頃)の時候の挨拶

時候の挨拶とは?

時候の挨拶とは「じこうのあいさつ」と読み、これは挨拶状などの冒頭に書く文のことです。

例えばよく見る典型的な例が、「拝啓〜」と書いた後に続く文章です。

  • 一例:「拝啓、○○の候」or「拝啓、暑中お見舞い申し上げます」…etc

‥と、このような文章が時候の挨拶になります。

特に仕事の関係先や目上の方へのお手紙の冒頭には、きちんと時候の挨拶を入れたいとお考えの方もいるかもしれません。

「寒露」という言葉は、「寒露の候」「寒露のみぎり」「寒露の折」という形で、そのまま時候の挨拶になります。

例えば、「寒露の候(かんろのこう)」と言うと、次のような意味合いがあります。

  • 朝夕になると露が霜になるような深秋になりんした。
  • 夜の時間が等しくなる頃となりんした。
  • 紅葉が観られる季節になりんした。

そして、「拝啓 寒露の候、」という書き出しで、相手の安否・健康を気遣ったり、最近の気候や行事の話を続けたりします。

寒露の結び言葉として有名な『山々の紅葉がキレイになりはじめたようです』‥は、今や定番ではないでしょうか。

「拝啓」で始めたら、最後に「敬具」をお忘れなく!

寒露の候
  • 読み方:かんろのこう
  • 意味:朝夕になると露が霜になるような秋深まる頃
  • 使用するに適した期間:10月8日頃〜10月23日頃まで(寒露期間中)

爽秋の候
  • 読み方:そうしゅうのこう
  • 意味:さわやかで心地よい秋の今日この頃。
  • 使用するに適した期間:9月1日〜11月中旬くらいまで

秋涼の候
  • 読み方:しょうりょうのこう
  • 意味:秋の涼しさが感じれる今日この頃
  • 使用するに適した期間:9月1日〜11月中旬くらいまで

秋色の候
  • 読み方:しゅうしょくのこう
  • 意味:秋の気配。秋らしさが肌身に実感できる頃。
  • 使用するに適した期間:9月1日〜11月上旬頃まで

秋霜の候
  • 読み方:しゅうそうのこう
  • 意味:霜が降りる季節。
  • 使用するに適した期間:9月1日〜10月下旬頃まで




寒露期間の季語

寒露で使用される有名な季語一覧

「雁渡し」

意味:雁が北方(シベリアなど)から飛来してくる頃に吹く風のこと。

「秋めく」

意味:秋らしい頃合い。肌身に秋を感じるようになる頃合い。

「秋の昼」

意味:夏のうだるような昼の様相とは異なり、秋の昼間は気温や湿度がちょうど良いので清々しい清涼感あふれる。

「秋の暮」

意味:秋の夕暮れ、もしくは秋の終わりのこと。いずれも詩文や句、歌で使用される言葉である。

「秋の朝」

意味:心地よい気温で過ごしやすい朝を迎えられるようになった頃。

「秋澄む」

意味: 秋の澄んだ大気が見られる頃。秋の大気は澄み切って遠くまで見透しが良い。

青北風(あおぎた)

意味:寒露の頃、ちょうど10月頃に吹く強い北風のこと。この風が吹けば一気に秋深まると云われる。

「いわし雲」

意味:「いわし雲」とは「巻積雲(けんせきうん)」のこと。秋になると綺麗に見られる雲として秋の季語にもなっています。

秋気(しゅうき)

意味:秋の気配や秋の大気など肌身に感じた全般的な秋の気配のことを「秋気」と言う。

秋寒・夜寒・朝寒

意味:秋も半ばを過ぎると朝夕夜が急激に冷え込んで冬と錯覚するほど寒い。

肌寒・うそ寒・やや寒

意味:日中でも肌寒く、半袖やロンTだけで過ごすのは寒く、カーデなどのコーディネートが必要になる頃。

行く秋・秋の名残・秋の果て・暮の秋・秋惜しむ

意味:秋の暮れ(秋の終わり)を惜しむ頃。

寒露の時期が旬の食べ物(行事食)

代表的な食べ物

松茸

「香り松茸、味しめじ」と言われるほど独特の香りが好まれるキノコの王様。 

旬な食べ頃時期:8月下旬頃~10月頃

生姜(新ショウガ)

生姜(ショウガ)は熱帯アジア原産のショウガ科の多年草であり、根茎部分が野菜や生薬として使用されます。

ショウガは実は大まかには2種類ありますが、ちょうどこの夏至の頃から8月頃にかけて出回るのが、新ショウガです。

新ショウガは辛味が下記の根ショウガに比べて穏やかであることから、寿司に付属するガリ(甘酢ショウガ)に使用されたりします。

一方、9月〜10月の秋口に出回るものが「根ショウガ」と呼ばれるものです。上掲の写真が「根ショウガ」になります。

辛味は根ショウガの方が強いことから、根ショウガは「すりおろし」て食されたります。

野菜・果物

新蓮根

旬な食べ頃時期:9月頃~1月頃

椎茸

旬な食べ頃時期:9月頃~11月頃

しめじ

旬な食べ頃時期:9月頃~11月頃

ツルムラサキ

旬な食べ頃時期:6月頃~10月頃

茗荷(ミョウガ)

旬な食べ頃時期:6月頃~10月頃

ゆりね

旬な食べ頃時期:9月頃~2月頃

赤唐辛子

旬な食べ頃時期:8頃~10月頃

さつまいも

旬な食べ頃時期:7月下旬頃~翌年2

梨(ナシ)

旬な食べ頃時期:8月下旬頃~11月頃

魚類(海鮮類)

秋の代表的な海鮮類の食べ物

秋刀魚(さんま)

旬な時期:9月〜11月頃

その他の秋に旬を迎える魚類(海鮮類)

カサゴ

旬な時期:8月下旬〜3月頃

ヤマトカマス

旬な時期:8月〜11月頃

カツオ(戻りガツオ)

旬な時期:9月〜11月頃

たちうお

旬な時期:7月〜10月頃

ボラ

旬な時期:9月~1月頃

さば

旬な時期:9月~12月頃

カマス

旬な時期:9月~12月頃

カレイ(アブラカレイ)

旬な時期:9月~12月頃

さけ

旬な時期:9月~11月頃

上海がに

旬な時期:10月~2月頃

伊勢海老

旬な時期:10月~4月頃

車海老

旬な時期:10月頃〜12月頃

カンパチ

旬な時期:7月~10月頃

ハゼ

旬な時期:10月~11月頃

いわし

旬な時期:6~10月




寒露時期の季節の花

※以下、画像引用先:https://ja.wikipedia.org/

彼岸花

  • 開花時期:7月中旬から10月にかけて

彼岸花は秋の代名詞ともなるほどの秋を象徴する花であり、名前の「彼岸」からも察することができるように9月の彼岸に咲く花として広く認知されています。

葉がなく、燃え盛るような真っ赤で華麗な花弁のみが咲き誇ることから、別名で「幽霊花」や「死人花」とも呼ばれています。

彼岸花の姿形を一見すると、白い透き通るようなウナジの着物和風美人を彷彿とさせ、けなげな君の真っ赤な唇のような妖艶さも持ち併せています。

しかしながら、意外にこの彼岸花は中国が原産であり、現今の日本では北は北海道、南は沖縄のさらに南となる南西諸島群でも見ることができんす。

彼岸花は湿地帯を好む花であり、根っこにミニ玉ねぎサイズの球根を持っています。

彼岸花が毒を持っているという話は既知の方も多いと思いますが、この球根に毒を持っています。

一説には、彼岸花が田んぼの端っこや、畦道、土手沿いに群生している理由として、かつて農家の人々が作物を食い荒らすネズミやモグラなどの小動物駆除のために田んぼの周りに植えたのが日本における彼岸花の起源とされる説もありんす。

「彼岸花」の名前の由来

彼岸花の名前の由来は、秋のお彼岸に一斉に咲き出す花ということで「彼岸花」と命名されています。別名で「曼珠沙華まんじゅしゃげ)」とも呼ばれますが、この名称の由来はサンスクリット語の「天界に咲く花」という意味合いからきています。

なんでも仏教経典によれば、吉兆が起こる予兆として赤い花が天から降ってくるとされています。

木通(あけび)

木通は秋を代表する花と言っても過言ではありんせん。

深秋になると紫色の実を付けます。実の皮の部分は苦味がありますが、栄養が詰まっていることから料理にも使用されます。

熟すと実が割れて中から白色の甘い果実が出てきます。この様子から「開け実」と命名され、→「あけび」→「木通」に着地しています。

なお、木通の開花時期は春(4月〜5月)で秋口(9月〜10月)に熟して紫色になりんす。

キンモクセイ

秋を代表する花の1つに「キンモクセイ(金木犀)」がありんす。

キンモクセイは9月下旬頃に開花し、10月下旬までに見頃を迎えます。オレンジ色の小さな花弁が特徴です。

君の白いウナジから漂う芳醇な香水のような香りがすることから、「三香木」の1つに数えられています。 君系2発はサブいな

三香木・一覧
  1. 梔子(くちなし)
  2. 沈丁花(じんちょうげ)
  3. 金木犀(きんもくせい)

おみなえし

  • 開花時期:晩夏から秋(7月〜10月)

合弁花類オミナエシ科オミナエシ属 の多年生植物。秋の七草の1つ。

桔梗

  • 開花時期:晩夏から秋(7月〜10月)

キキョウ科の多年生草本植物。絶滅危惧種の1つ。梅雨期間中(6月中旬)〜9月頃まで。

われもこう

  • 開花時期:晩夏から秋(7月〜10月)

バラ科・ワレモコウ属の植物。花弁は薬草として、根は生薬として使用される。

ダリア

  • 開花時期:7月~10月頃

キク科ダリア属の多年生草。

「ダリア」 (dahlia) の名前の由来は、スウェーデンの植物学者でリンネの弟子のアンデシュ・ダール (Anders Dahl) にちなんだもの。

和名は、テンジクボタン(天竺牡丹)。花の形がボタンに似ているのが理由。

水引(みずひき)

  • 開花期:8〜11月頃

一般的に「水引」と言えば祝儀の包装を結ぶための赤色の紙の糸をイメージしてしまいますが、実は実際に「水引き」という植物が存在し、包装してくくりつけた時の紙ヒモの形が「水引き」の形に似ていることから由来がきています。

実際にこの花を俯瞰して全体像を見れば分かりますが、真上から見ると赤く、下から見ると白く見えます。

水引は高さ30〜80cm、長さ6〜15cmの広楕円形で先端を尖らせた葉を四方に付けます。この花の大きな特徴は、茎や葉腋から長さ20〜40cmになる花穂を出し、この花穂に君のお手手のように小さくキュートな花弁をつけます。ウフ

朝顔

朝顔はヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物です。現在、世界の中でも日本でもっとも新種改良が行われています。

朝顔は6月〜10月頃に開花する花です。小学校時代に自分の鉢をもらって朝顔を育てた記憶があるのではないでしょうか。

奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったのが、日本における朝顔の起源と伝えられています。平安時代には種子が和漢の薬草として認知されており、下痢や利尿剤としての効能があったそうです。




バラ

  • 開花時期:5月~10月

現在のバラは品種改良や機材の発展により、四季咲きのものが多く、1年中見かけることができますが、本来のバラの開花時期は初夏です。

オシロイバナ

  • 開花時期:7月から10月にかけて

オシロイバナとは、南アメリカ原産のオシロイバナ科の多年草または一年草で、日本へは江戸時代初期に渡来しています。

名前の由来は、種子には粉状の胚乳(はいにゅう)があることから、これが「オシロイ」の由来になっています。

夕方に開花して芳香を漂わせることから、別名で「ユウゲショウ(夕化粧)」とも呼ばれまする。

根は利尿や関節炎の生薬として利用される他、葉は切り傷、たむし(体部白癬)の治療に用いられます。

カンナ

  • 開花時期:6月から10月にかけて

カンナは熱帯アメリカ原産のカンナ科カンナ属(Canna)に属する植物です。別名・橋本カン‥おっと、「ハナカンナ」!!

この花が変わっているのが、夏の炎天下の下でも平気で生き生きと生長します。

春に球根を植えると夏から秋にかけて特徴的な形状の花弁をつけます。

葉は、緑色のほか、枯れたような赤銅色の葉をつけるものもあります。

サルスベリ

  • 開花時期は7月~10月

サルスベリは、中国南部原産のミソハギ科の落葉性樹木です。別名は「百日紅(ひゃくじつこう)」。

名前の由来は漢字の「猿滑(さるすべり)」から来ているとされています。樹皮が何回も剥がれ落ちて都度、生え替わるのですが、生え替わった樹皮はスベスべとしており、「猿が登ろうとしても滑り落ちる」ことから「サルスベリ」と付されています。

樹木でありながら、桜のように花弁をつけます。

その他の寒露時期の草花

のこん菊

開花時期:6月~10月中旬。

野原あざみ

開花時期:6月~10月中旬。

富士あざみ

開花時期:6月~10月中旬。

けいとう

開花時期:6月~10月中旬。

コスモス

開花時期:6月~10月中旬。

ほととぎす

開花時期:6月~10月中旬。

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