寒っ!!
今日めっちゃサブい。最近のネタぐらい。‥‥いや、ほっとけ!
‥と、言うワケで、秋もいよいよ深まり、そろそろ山間部では紅葉時期を迎えます。
朝夕は最近のネタのように激サブであっても 2回言わんでエエ 昼間は読書の秋!食欲の秋!‥と言われるほど、快適てきてきテキ屋に就職‥するほどの頃合いでもありんす。意味不明
以下では、「寒露」の読み方や意味・由来と、併せて寒露の旬な食べ物(行事食)や行事・風習をご紹介しています。
2025年の寒露の日はいつ?
- 2025年の寒露の日は10月08日(水)!
年 | 正確な時間 (UT基準) | 日本の寒露に日にち | 中国の寒露の日にち |
2023年 | 10月8日 13:15 | 10月8日 | 10月8日 |
2024年 | 10月7日 19:00 | 10月8日 | 10月8日 |
2025年 | 10月8日 00:41 | 10月8日 | 10月8日 |
2026年 | 10月8日 06:29 | 10月8日 | 10月8日 |
※参照先:「ウィキペディア」
寒露の読み方
「寒露」は「かんろ」と読みます。
二十四節気は中国由来の言葉なので、すべて音読み+音読みの熟語となっています。
寒露とは?
寒露とは、二十四節気・七十二候の「立春」から始まる春の節気の17節(17番目)のことを指します。
また、二十四節気を二分した各12節気のうちの「正節(せいせつ)」に属します。
寒露の前の節気は「秋分(しゅうぶん/9月日頃)」で、秋分から数えて15日目くらいとなる9月23日頃が寒露です。
寒露の後の節気は「霜降(そうこう/10月24日頃)」になります。
ところで・・「二十四節気」とは?
二十四節気とは、1年を24つ分けて、それらを1つ々々を「節気」と定めて。その節気に季節を司る言葉を付したものが二十四節気です。
1年を夏至と冬至の2つに分け、さらに春分と秋分の2つに分けて4等分とします。(二至二分)
- 365日÷4=91.25日
二十四節気はこの二至二分を基軸としています。
そして、それぞれの中間に立春、立夏、立秋、立冬を入れて8等分したのが、約45日間ずつの「八節」です。
- 365÷8=45.625日
さらに、八節を約15日ずつに3等分したものが二十四節気です。現行の二十四節気は、立春、立夏、立秋、立冬が各季節(四季)の先頭に来るように配置しています。
二十四節気は、中国から日本に伝来した生粋の中国文化ですが、中国と日本の時節(いわゆる季節感。動物・植物・気象など)が異なるため、日本では江戸の改暦(1842年/天保改暦)を経て、明治の改暦を経ながら日本の季節感いわゆる物候(ぶっこう)に沿わせるように改訂されています。
節気は各月に2つ存在し、毎月、「節」と「中」の節気が交互に来るようになっています。
「節」は「正節(せいせつ)」とも言い、「節気」とも呼ばれます。各月の前半に配置されるのが、この節です。
「中」は「中気(ちゅうき)」とも言い、略称で「中」とも呼ばれます。
現行の二十四節気は中国の太陰暦(月を参照した暦)を補完する目的で、逆の発想で太陽を参照して作暦されていますので、現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に至っても、極度に形態を変えることなくそのまま使用され続けています。
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二十四節気の意味や由来・覚え方と決めた方の起源を解説!
寒露の節気(期間)はいつからいつまで?
寒露の前の節気は「秋分(しゅうぶん)」で9月22日頃〜10月7日頃までです。したがって寒露は、新暦(現在の太陽暦)で言えば10月8日頃を指します。
もしくは10月8日頃から始まる節気(期間)を指します。寒露の場合はその次の節気である「霜降(そうこう)」の前日までとなる「10月8日〜10月23日頃」までです。年によっては1日前後します。
寒露とは「特定の日」を指すのではない!
二十四節気は半月単位で節気が区切られています。したがって厳密に言えば「寒露の節に入る日」を意味します。
半月とは約15日になりますので、このどこかで寒露の節気で解説されているような季節感を感じて、本格的に寒露の節気に入ったことを意味します。
もちろん、世間一般では特定の日が節気の境目として、特定の日のみが言葉で交わされる感は否めません。しかし、それが世間通念上まかり通っているのも事実であることから、完全な間違いとは言い難いものがありんす。
ただ、これは本来、正式ではないということを理解しておきたいところです。
寒露は旧暦ではいつ?
寒露を旧暦で表記すると、9月最初の節気「9月節(戌月の正節)」であり、具体的には9月上旬頃になりんす。
「寒露」の次の節気である「霜降(そうこう)」が「九月中(戌月の中気)」になりんす。
寒露の前の節気は、「秋分(しゅうぶん)」で8月中旬〜下旬の節気となる「八月中(酉月の中気)」になります。
現行の定気法では太陽が黄経約195度の点を通過したあたりです。
定気法とは?
定気法とは、1844年(天保15年/江戸時代後期)の天保暦より使用された暦法であり、太陽が黄道を15度ずつ進むたびに節気を設けた暦法になります。それまでの平気法を改訂した暦法です。
節気間の日数は毎年差異が生じることから、旧暦2033年に9月と10月がなくなってしまうなど大きな問題に直面しています。
「寒露」の言葉の意味
最初に言っておくと「寒露」という常用語はなく、これは造語の類いであり、意味合い的には次のようになる。
「晩夏から初秋にかけて野草に付着する冷たい露」
「寒露」という”漢字”だけを”感じ”よく見ると、「寒い露」と素敵に書くので冬のイメージが先行するのだが、厳密には晩夏から初秋にかけて草木などに付着する「冷たい露」のことを指す。
然るに「寒露」とは秋を指す言葉であり、「冷たい露が落ちる頃」=「本格的な秋を迎える頃」という季節感を遠回しに巧みに表現した言葉といえる。
「寒露」とは「早朝の露」を指す?
他に、気温の低い早朝、草木に落ちる露を意味するという説もあるらしい。
「寒露」の言葉の由来
以上のように寒露とは、草花に降りた露が”歓喜”をあげるほどの”寒気”で凍りつきそうになる季節感を由来とした言葉となる。
この頃、菊花は一斉に開花し始め、野山の木々・草花たちは紅葉の装いを準備する。
田畑では稲刈りが終わる時期であり、深秋を肌身で感じさせる頃。
ところで‥「冷露」ではなくなぜ「寒露」なのか?
寒露の意味として「冷たい露」としているにも関わらず、なぜ、あえて「寒」が付されたのか理由が知りたくなってくる。
「寒い」とは、主に気温を示す言葉であり、「冷たい」とは、身体の神経を通して素敵に脳が感じた言葉。
なぜ、「寒」があえて用いられたのかが気がかりだが、例えば江戸時代から明治時代にかけての俳諧資料である「改正月令博物筌(かいせいがつりょうはくぶつせん)」によれば次のような記述がみらえる。
「この月令寒次第につのり、露凝(むす)んで霜とならんとするゆゑ(え)、寒露と名づく』
月令とは、「その月の自然現象」などの意味がある。
「つのり」とは、「ますます激しくなる」という意味合いがあり、これを「寒次第」とをミックスくすクスしちまぅと、『その月の自然現象として寒さは次第に激しくなる』となるんす。
「露凝(むす)んで霜とならん」の「凝」とは、「かたまって動かない」などの意味があり、これをまとめると『露がかたまって霜になる』と解されます。
そして最後に‥
『ゆゑ(え)、寒露と名づく』としていますが、「ゆゑ」とは「故」です。したがってまとめると『故に寒露と名付ける』となります。
以上、これらすべてをまとめてみると、またしても素敵に次のように解される。
『露がかたまって霜になるほどの寒さを覚える時期。それ故、「寒露」と呼ぶ』
然るに「寒さで露が凍る直前の頃合いを表した言葉」ともいえます。
太閤秀吉の辞世の一句
太閤秀吉が辞世の句として残した『露と落ち、露と消えにし我が身かな‥浪速のことも 夢のまた夢』という有名な句をご存知ですかぃ?
この句の意味としては、今ままで苦労してきて築き上げてきた地位やそのすべてがなくなることを、露の一生に例えた言葉です。
露のように生まれ、露が消えるように死んでゆく。‥人が寿命に支配された生き物であるのと同時に人の一生の儚さを嘆いている心情が、これまた素敵に垣間見え〜る。
寒露の暦便覧(こよみ便覧)
『陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也』
意味
『陰気と寒気が合わさって、降りた露は凝まるほどの時期。』
寒露の頃になると陰気が増大し、空は曇り、暗くて寒い。いよいよ冬の到来を予見させるような寒さを感じずにはいられない頃。
暦便覧とは?
暦便覧とは、正式には「こよみ便覧」と書き、「こよみべんらん」と読みます。
この書物は、1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書であり、 太玄斎(たいげんさい)という人物が著した古書物です。
太玄斎というのは名前ではなく「号」であり、本名は「松平頼救(まつだいら よりすけ)」と言います。
松平頼救は常陸宍戸藩の5代目藩主でしたが、隠居して嫡男・頼敬に家督を譲った後、太玄斎を称しています。
寒露の季節感・時節
寒露の時期になると、秋も深まり、すでに暑いとは感じなくなる頃です。朝夕は少し肌寒さを感じつつも、昼間になれば気温が落ち着き、万事、過ごしやすい頃と解釈されます。
森羅万象すべてに澄明さを感じ、深く息を吸い込むと心地よい気分になり、リフレッシュして新たなことに望めそうな気力が満ちてきます。
寒露といえば紅葉の時期!
寒露の頃になると日光などの山岳地域ではいよいよ紅葉が始まる頃合いです。北海道地方では初氷が記録される頃でもありんす。
紅葉の色づきは山頂から→麓(ふもと)へ。北から南へと伝播していきますが、その様子はまさに「錦繍(きんしゅう)」という言葉があてはまります。
その様相を俯瞰してみると、まるでドミノ倒しでドミノが倒れることによって現れる絵のようなイメージです。
夜になれば秋らしいマツムシや鈴虫の鳴き声が心地よく耳にコダマします。
農家では米をはじめ、麦、栗などの穀物の収穫で繁忙期を迎える頃でもありんすよ。ウフ
寒露の時期、中国は気温が10度台!
寒露の時期の中国は平均気温が15度台となっており、これは東京・大阪で20度前後の日本とは7度くらいも差があります。
これは日本の東京・大阪の11月頃の気温と等しく、二十四節気が作られた中国では、さぞかし寒かったのでしょう。
上述、こよみ便覧の「陰気と寒気が合わる」とは、まさにそれを表現した言葉ではないでしょうか。
寒露の七十二候
「七十二候」とは?
二十四節気をさらに72に分割した「七十二候」と呼ばれる暦法もありんす。
七十二候は二十四節気をさらに細分化し、日本の風土に合わせた各季節においての気象や動植物の変化を分かりやすく解説しています。
したがって二十四節気が抽象的表現の暦であるならば、それをもう少し具体的にしたものが七十二候ということになりんす。
七十二候には「初候」「次候」「末候」という3つの期間(候)を設け、それぞれの期間の季節感にマッチした季語が割り当てられています。
例えば、この寒露も七十二候に当てはめると3つの期間(候)に分けることができます。ウフ
初候(10月8日〜10月13日頃):鴻雁来(こうがんきたる)
意味:雁(がん)が飛来し始める頃 ※雁=渡り鳥
鴻雁来とは?
清明の時期に北へ飛び去った雁が再び飛来してくる頃を意味します。その年、初めて飛来する雁のことを「初雁(はつかり)」と呼んだりもします。
次候(10月13日〜17日頃):菊花開(きくのはなひらく)
意味:菊の花が咲く頃
菊花開とは?
旧暦では菊を用いて健康長寿を祈願する風習があります。これは重陽の節句に通じるものです。
末候(10月18日〜22日頃):蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
意味:コオロギが戸の辺りで鳴き始める頃 ※「蟋蟀(きりぎりす)」は昔のコオロギの呼び方
蟋蟀在戸とは?
「きりぎりす」とは、コオロギ のことです。現代でキリギリスと言えばキモちの悪い緑色のコレ⬇️を意味します。
顔にピぃョンっ!‥と、乗ってこられた日にゃ‥ホォわわわわわひぅぃやぉ。‥。
‥と、まぁつまりのところ、野にいたコオロギ たちが、戸口のすぐそばで鳴く声が聞こえるほど人家近くまで接近してきたことを意味します。
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