御朱印帳のオススメの保管場所・保管方法と処分の仕方を伝授!

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「御朱印帳って、どうやって保管すればいいの?」と思っている方は多いと思います。

いつでも持っていけるように「バッグの中に入れっぱなし」とか、「玄関に置いてある」という方もいるかもしれませんが・・・ちょっと待ってください!それって、適切な保管方法なのでしょうか?

こちらでは、御朱印帳の保管に適したオススメの場所、保管方法、また、役目を終えた時の処分の方法についてお伝えします!

御朱印帳とは?「御朱印帳の起源や歴史」

御朱印帳の起源はもともと「納経帳」にあります。

室町時代、その当時の日本全国六十六か所の霊場それぞれに、行者が写経した法華経を一部ずつ納めると、寺院の名前が書かれて朱印が押された「納経請取状」という帳面が発行されていました。

その後江戸時代になると、一般庶民がある程度自由に旅行できるようになり、寺院巡りが流行しましたが、納経請取状に代わって納経帳に受領の証を記すようになりました。

江戸時代後期になると、納経しなくても参拝した証として朱印をいただけるようになり、これが後に御朱印帳と呼ばれるようになったのです。

別の記事で詳しく取り上げていますので、興味のある方は以下のリンクを参照してくださいね。

オススメの御朱印帳の保管場所はココ!

神棚や仏壇じゃないとダメ??

御朱印帳の最もオススメの保管場所はどこかというと、「神棚」や「仏壇」です。

神棚や仏壇はたいていの場合、自宅の中で一番神様や仏様に近く、日頃から丁寧に管理をするところですし、何より風通しが良くホコリなどが溜まりにくい場所なので、これほど御朱印帳の保管に適した場所は無いのではないでしょうか?

それでは、神棚や仏壇が無い場合、別の場所に置いたら罰が当たってしまうの!?

実は、御朱印帳の保管場所に「ここでなければいけない」という明確な場所はありませんので、本棚やクローゼットなどで保管しても大丈夫です。

あ、クローゼットと言っても、しっかりと整理整頓されたところなら大丈夫ですが、色んなものが詰め込まれているクローゼットはダメですよ。

ただ、御朱印は神様や仏様のいらっしゃる寺社からいただいたものだという事、また、御朱印帳の中紙が和紙でできている性質上、湿気を吸いやすいという事から、適切な保管方法が求められます。

どこに保管するにしても、唯一無二の貴重品という扱いで保管してください。

保管場所に方角の概念とかあるの?

ズバリ!!

御朱印帳の保管場所に適切な方角の概念はありません。

神棚で保管する場合はおのずと南向きか東向きになりますが、仏壇の場合は宗派や考え方によっても方角が変わってくるため、どの方角が良いというのは無いのです。

大切なのは、カビたりほこりを被ったりすることが無いよう、丁寧に保管することです。




オススメの御朱印帳の保管の仕方はこう!

御朱印帳の保管にオススメなのが、専用の御朱印帳保管用ケースです。

プラスチック製の物もありますが、できれば桐箱が良いでしょう。

桐箱は大変優れた天然素材で、

  • 桐材に防虫・腐食防止成分が含まれているため、虫が付きにくく長持ちする。
  • 収縮しづらいため歪みが少なく、外気を遮断しやすい。
  • 耐熱性が高く、火事などに比較的強い。

という性能があり、昔からへその緒や着物など、大切なものを保管するのに使われてきた木材です。

お値段はだいたい、お安いものは2,000円台から、5,000円前後で売られているものが多いようです。

桐箱で保管する場合には、御朱印が完全に乾いた後に、できればシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に中に入れてから蓋をするといいでしょう。

桐箱に入れた御朱印帳は、神棚や仏壇のほか、引き出し、本棚、クローゼットなど、好きなところで大切に保管してください。

御朱印のはさみ紙の保管方法

御朱印を拝受した際に、隣のページに墨が移らないよう紙が挟まれていますよね。

「はさみ紙」「おさえ紙」「あて紙」など様々な言い方がありますが、こちらでは便宜上「はさみ紙」と呼ばせていただきます。

墨が完全に乾ききった後には捨ててしまっても大丈夫ですが、中には御朱印の解説や寺社の由緒についての説明、寺社にまつわるイラスト入りの紙など、捨ててしまうには少し勿体ないはさみ紙もあると思います。

そのような、はさみ紙の保管方法について解説します。

クリアファイル・クリアブックに入れる

1枚だけのクリアファイルに重ねて入れていくのでもいいですし、ノート型のクリアブックなら1枚1枚入れることができます。

また、バインダー型のクリアブックなら、ファイルをどんどん増やしていくことができます。

文具店や100均などで手軽に手に入りますし、簡単シンプルな保管方法です。

デメリットは、クリアファイルに入れる場合はたくさん入れると順番が分からなくなったり膨らんでしまうこと、クリアブックはポケットが薄っぺらいので折れやすいことです。

はさみ紙専用で御朱印ホルダーや御朱印帳を用意する

紙に書いていただいた御朱印を、一昔前のアルバムのように透明のシートと厚紙の間に挟んで保管する御朱印ホルダーが売られているので、御朱印ホルダーに貼ったり、はさみ紙専用の御朱印帳に貼り付けてもいいでしょう。

クリアファイルよりもしっかりしていますし、綺麗に貼り付けられて御朱印帳と一緒に保管するときの統一感が出ますが、厚みと重さが出てしまうというデメリットもあります。

御朱印の次のページに貼り付ける

拝受した御朱印の隣のページに貼っておけば、見開きで分かりやすいというメリットがありますが、無地のはさみ紙など特に残しておきたいはさみ紙があった場合、次の御朱印とはさみ紙が見開きではなく裏表になってしまう可能性があります。

また、御朱印帳よりもはさみ紙の方が大きい場合もありますので、全てのはさみ紙を貼り付けるのは無理でしょう。

額や写真立てに入れて飾っておく

中にはありがたいお言葉や元気が出るお言葉が綴られているはさみ紙もあります。

そのような紙は額に入れて玄関など目につく場所に飾っておき、1日を元気に生きる糧にしてみてはいかがでしょうか。

別紙で拝受した御朱印が御朱印帳より大きい場合どうする?ハサミで切るとバチがあたる?

御朱印めぐりをしていると、御朱印帳を忘れた時や、御朱印を書いてくださる方が不在などの時に、書置きの御朱印をいただくことがあると思います。

その御朱印を、いざ御朱印帳に貼ろうと思った時に、御朱印帳よりも御朱印の紙の方が大きくて、そのままだとはみ出してしまう!ということがあるかもしれません。

でも大丈夫!そんな時は、余白部分をハサミで切って御朱印帳に貼り付けてください。

心を込めて書いてくださった御朱印の紙に刃を入れて、神様からバチが当たったりしないか心配・・・という方もいますが、御朱印の紙を切った後に悪いことが起きたという事例は聞いたことがありませんので大丈夫ですよ!

切る際には、和紙は繊維が長く丈夫でカッターの刃に引っ掛かりやすいので、カッターよりもハサミのほうが綺麗に切ることができます。

どうしても御朱印(が記された和紙)に刃を入れられない・・・という方は、書置きの御朱印用の御朱印ホルダーが売っていますので、そちらに保管してくださいね。

御朱印帳は捨てられるの?「御朱印帳の処分方法(捨て方)」

自分の死後に副葬品としてお棺に納める

西国三十三箇所巡りや、四国八十八箇所巡りなどの霊場巡礼の納経帳(御朱印帳)は、お参りを積み重ねた証です。

持ち主が死んだ後に、巡礼の時に使用した数珠や装束などと一緒にお棺に納めて火葬してもらうことで、功徳を積んだ証明となり極楽浄土に行けると言われています。

霊場巡り以外の普通の御朱印帳でも同じことが言えるでしょう。

お焚き上げしてもらう

処分したい御朱印帳が多すぎて、ある程度の量を自分が死ぬ前に処分してしまいたい場合や、故人の死後に家族などが御朱印帳を見つけた場合は、神社やお寺でお焚き上げしていただくという方法もあります。

なるべく、御朱印を拝受した神社やお寺でお願いするのが筋ですが、どうしても行けない場合には、理由をお話しして別のお寺や神社でお焚き上げをしてもらっても大丈夫です。

ただ、神社やお寺によっては、お焚き上げできるのは「神社の授与品のみ」「お寺の授与品のみ」「同じ宗派の授与品のみ」というところもありますので、事前に確認してください。

おわりに

御朱印帳の保管・処分方法について、お分かりいただけましたでしょうか?

今までカバンの中に入れっぱなしにしていたそこのあなた!今日からは大切に保管してくださいね。

こちらのサイトでは、他にも御朱印に関する記事を随時アップしていく予定です。

是非またチェックしに来てください!

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