「霜止出苗」「鳴鳩払其羽」の意味・由来・読み方【穀雨(二十四節気)七十二候・次候】

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このページでは二十四節気「穀雨」の七十二候・次候における「霜止出苗」「鳴鳩払其羽」の意味・由来・読み方についてご紹介しています。

霜止出苗の読み方

霜止出苗は「しもやみてなえいずる」と読みます。

霜止出苗とは?

霜止出苗とは、二十四節気の「穀雨(こくう)」をさらに3つの節気に分けた「七十二候」の1節です。

72の節気を持つ七十二候においては「第十七侯(第17番目)」の節気、「次候(じこう)」にあてられた語句になります。

太陽の黄経は35度を過ぎた地点です。

穀雨期間中のその他の七十二候の種類・一覧

初侯:葭始生
次侯:霜止出苗
末侯:牡丹華

霜止出苗の意味・由来

日本(略本暦)での解釈

霜止出苗の意味を考えるとき、霜止出苗を分けて考えると理解しやすいのですが、「霜」「止」「出」「苗」にまず分けます。

霜は霜が降りるの冷たい霜のことです。止は「ストップの止まる」出るはそのまま「出る」、苗は「種子から発芽して少し生長した程度の幼い植物」という意味です。

すなわちまとめると、意味合いは「霜が止み苗が生長する頃」となります。

いよいよ春も終盤に近づき、初夏を迎える季節になると度々、降りてきた春霜もなくなり、苗代(なえしろ)の稲の苗が生長する時期を迎えるという意味です。

苗代とは?

田植えできるまでの稲を生長させる仮の小さい田んぼのこと

この時期になると清明の頃に蒔いた籾種(もみだね/稲の種)から育った稲が発芽してさらに生長し、田植えができるまでの大きさに育ちます。

中国(宣明暦)の夏至の次候・第十七侯の七十二候は「鳴鳩払其羽」!

中国における穀雨の次候・第十七侯の七十二候は「鳴鳩払其羽」になりんす。読み方「めいきゅうそのはねをはらう」になります。

鳴鳩払其羽の意味

意味は「鳴鳩(めいきゅう)が羽を払う」になります。鳴鳩とは「鳴く鳩(ハト)」とも解釈されます。

 

または、鳴鳩と書いて「イカル(鵤)」のことを指すとも云われます。

しかしながら、春木煥光が著した「七十二候鳥獣虫魚草木略解」においては「鳴鳩」はカッコウのことである、と解説しています。

ただ、一般的には「鳴くハト」と解されます。

鳩は寒さを身に覚えると羽をふくらませてジぃ〜っとして微動だにしません。しかし春先になってポカポカと陽気な日々が続くと、ハトにも余裕が出てきて冬期にできなかった羽の掃除(羽払い)はじめます。

分かりやすく言うとクルッポ〜クルッポ〜などと喉をふくらませなから鳴き声を上げて毛づくろいを始める頃となりんす。

中国の穀雨時期の季節感

二十四節気は中国・中原の気象に基づいて作暦された暦であることから中原の気象に合わせて作られています。

中原が位置する華北地方ではこの頃になると、優しい春雨が降り注ぎ、秋に蒔いた麦などの穀物に生命の息吹を吹きかけます。

やがて華中や華南に拡張され、穀物は春雨に癒されながらさらに生長し、いよいよ田植えができる大きさにまでになります。

霜止出苗の日にち(期間)

  • 太陽暦:4月25日頃〜4月29日頃
  • 旧暦:三月中(三月の中気)

二十四節気と七十二候について

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