【清明】期間中の行事と風習 一覧

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東日本や西日本では桜が散り始める4月上旬から中旬は、季節で言えば既に晩春、二十四節気の「清明」にあたる時期です。

こちらのページでは、「清明」期間中(4月5日~20日頃)の行事と風習を一覧形式でご紹介しています。

清明の時期の歳時記を知れば春をより深く楽しめる、「清明」に関するあれこれを述べています。

灌仏会(花祭):4月8日

4月8日は、お釈迦様(ブッダ)の誕生日です。

この日には、各地のお寺で、灌仏会(かんぶつえ)、あるいは仏生会(ぶっしょうえ)などと呼ばれる行事が行われます。

灌仏会は「花祭り」とも呼ばれます。

お寺にお参りし、花々で飾り付けた台(花御堂)に安置された小さな釈迦像(誕生仏)に甘茶を注いでお祝いします。

なぜ水ではなく甘茶かと言いますと、お釈迦様が生まれた時、龍が香湯(こうとう:香を付けたお湯)を注いで産湯とし、誕生を祝福したという伝説にちなんでいるためです。

かつては花祭りでも香湯を使っていたようですが、いつからか甘茶を代わりとするようになりました。




卯月八日

「卯月八日(うづきようか)」とは、旧暦4月8日に行われる民間行事の総称です。

卯月八日の風習は、農村集落で見られることの多い行事であり、主として山の神が田へ降りてくるのを祝すために出迎える行事です。

この日は「卯月八日に種まかず」という言葉もある通り、農事の手を休めて山の神に感謝の意を奉じたり、地域によっては農作業を始める目安にする地域もあります。

現在では、「お山始め」「花見八日」などとも呼ばれ、この日を境に山開きとして山登りを開始したり、花見する風習もありんす。

ちなみに旧暦4月8日と言えば、前述、仏教における釈尊の生誕日(灌仏会)になりますが、この日を例祭日とする神社もあり‥ます。

十三参り:4月13日

4月13日(旧暦では3月13日)に、数えで13歳になった子どもたちが、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りする習わしで、特に関西地方では、京都を中心に、今でもさかんに行われています。

虚空蔵菩薩は知恵・福徳(幸福と財産)の仏で、「13番目に生まれた菩薩」であることから、「13日」に「13歳の人が」お参りすることで、知恵と福徳を授かるという習慣が生まれたようです。




大茶盛り

例年、奈良・西大寺では4月第2日曜日とその前日において、鎌倉時代から踏襲される「大茶盛り」という儀式が執り行われます。

「大茶盛り」の名前が付される通り、直径30㎝もの茶わんにお茶を点てて、参加者に振る舞います。参加者はこの大きな茶わんを隣席の人たちに手伝ってもらいながら回し飲みします。

大茶盛りは、1239年(延応元年)1月16日に西大寺中興開山・叡尊上人が、西大寺八幡神社の社頭で行った茶会に由来するものです。

お茶を飲む理由は、僧侶はお酒を口にできないことから、正月・修正会の結願の礼に参拝者たちに振る舞った献茶が起源となるようです。

なお、この大茶盛は4月(春)のほか、1月(新春)、10月(秋)にも執り行われるでゴザんす。

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