おみくじの保管方法と処分方法(捨て方)を伝授します!

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おみくじを引いたけど、読んだらすぐに結んでしまうから内容を覚えられない!という方は多いと思います。

おみくじは持って帰ってもいいとか、結ばないといけないとか、いろんな説があるけど、本当のところはどうなのでしょう?

こちらでは、おみくじの保管方法や処分方法について解説していきます。

持ち帰った場合の「おみくじの保管方法」

おみくじの保管方法には特に決められたルールはありません。

以下に、保管方法の例を挙げます。

  • 目につくところに貼っておく
  • 手帳や財布に入れて、肌身に近いところで持っておく
  • ファイルなどに保管しておく
  • 神棚や仏壇で保管しておく
  • 市販の「おみくじ帳」に貼っておく

いずれにしても、おみくじは引いて満足してお終いではなく、時々読み返して行動の指針とすることが大切です。

近年では、境内に入れば色んなおみくじが置かれているため、1度だけではなく、2度、3度と引かれる方多いことから、「おみくじ帖(帳)」というファイルに保管される方が多いようです。

おみくじの処分方法(捨て方)

おみくじの内容に納得して自分の中で消化した後は、どうしたらいいでしょうか?

おみくじは神徳を帯び、神からのお告げが書かれているものなので、ごみ箱にポイっと捨てるような無碍に取り扱う行為はNGです。

お寺の場合も神社同様に仏との結縁の証にも例えられるものになります。

「ゴミ箱に捨てる」と言う言葉が出るということは、おおむね、おみくじを自宅に持ち帰ったんでしょうが、保管する方法や保管場所を知らないのであれば、最初から無難に境内に結んで帰りましょう!

ただ、境内で結ぶ際、間違っても境内にある御神木の枝などへくくり付けないことです。万が一、御神木の枝を折ってしまうと大変なことになりますし、逆にバチが当たることも考えられます。

必ず、寺社の境内に設置されているおみくじを結ぶ専用の場所に結ぶか、結ぶ場所がすでにおみくじで埋め尽くされている場合は、古札などを納める納札所に持って行ってお焚き上げをしてもらいましょう。

神社のおみくじを→お寺の古札納め所へ納めても良いのか?

保管場所などの問題で、どうしてもおみくじを捨ててしまわなければならない場合は、古札納め所へ納めるのがベストですが、問題は神社のおみくじを→お寺の古札納め所へ、もしくは逆にお寺のおみくじを→神社の古札納め所へ納めても良いのか?という疑問も出てきます。

おおむね自宅周辺には神社がある例がほとんどですが、お寺が付近にある方もいると思います。

そこで神社の神職さんとお寺の僧侶の方、双方にお聞きしたところ以下のような同じ返答をいただけましてので、ご紹介しておきます。

神職さん

『(おみくじを)無碍に取り扱うことさえしなければ、どちらの古札納め所に納めていただいても問題はありませんよ。』

お坊さん

『おみくじはその寺社の神仏との交信した結果になりますので、できるだけ参拝した寺社へお返し(納める)するのが良いですね。』

ただ、特にお寺はルールのようなものが神社よりも厳しいところもあり、おみくじを納める場合は一声かけてみてください。

そして、古札納所へ納めるときには、お賽銭をお気持ち程度(志納金)納めてからソッと入れるようにしてください。




結んだ後のおみくじはどう処分される?

ところであなたは、『結んで帰った後のおみくじがどうなるのか?』‥ご存知ですか?

出雲大社(島根)などは有名な神社なので毎日々々、とめどなく参拝客が押し寄せ、おみくじを引いて帰ります。

特に出雲大社は「縁結び」のご利益で有名なことから、縁結びに因んだ吉凶を占うおみくじは女性客に大人気です。

参拝客が多いとおみくじを引く人も増えますので、瞬く間に結ぶ所がいっぱいになってしまいます。

実は神社では、閉門後や早朝など参拝客が少ないときを見計らって定期的に結んだおみくじを回収して、それを所定の場所に収納しています。

収納したおみくじは、神事などの行事の時に、おみくじを引いた方のご多幸を祈願してお焚き上げをしています。

よって、家に持ち帰って保管する自信のない方は、あらかじめ結んで帰るのが吉というものです。ウフ

 

以上、おみくじを処分したいときには、御札納め所に納めたり、おみくじを結ぶところへ結びつけるのがベストです。

境内で引いたおみくじを、そのまま直接結んで帰るのは悪いことではなく、これは「さらなるご加護を祈る」ためであるとも言われます。

付近に寺社がなくて捨て方に困った場合の対処法

付近に寺社がない方は、困りに困ったドナいしよ‥状態ですが、この場合、止む無く、ゴミ箱に捨てるという選択肢もあります。

おみくじの最良なゴミ箱への捨て方

料理に使用する粗塩もしくは味の素のアジシオのような振り振りするタイプの塩でも良いのでまずは「塩」を用意します。

塩は古来、場を清める霊力が備わるとされ、神道では儀式に必ずと言って良いほど塩をもちいます。代表的な清め塩を用いる場所として、相撲の「土俵」があります。力士は神様に選ばれた神使とされ、それゆえ怪力というある意味、霊力が備わっています。

土俵にも神様が憑りつくとされることから、力士が土俵にまく塩は極端な滑りを抑える効果があるのと同時に場(土俵)を清める効果も担っているとされています。

ただ、塩をお清めに用いるのは神道(神社)です。

仏教では主に炎を用いて浄化させます。それゆえ、神社で授かったおみくじと、お寺で授かったおみくじとで捨て方を下記のように分けても良いと思います。

神社のおみくじ!自宅での捨て方

神社のおみくじを自宅で捨てる場合は、まず、捨てたいおみくじの中に塩と入れてそれを包みます。

さらに、そのおみくじを新聞紙などの紙で包んで中に塩を入れて折りたたみます。それをそのままゴミ箱へ捨てる。

捨てる際は「オラるるるるるぅあ〜!!!!」などと威勢の良い愚かな雄叫びをあげながら捨てるのではなく、静かに捨てましょう。捨てた後、ゴミ箱の前で手を合わせて「ありがとうございました」と一言添えるのも良いと思いまする。

もしくはコンビニや100均で買えるビニール袋へ塩を包んだおみくじを入れて、さらにそのビニール袋の中にも塩を入れて先を結んでそのままポイっとゴミ箱へ廃棄します。

お寺のおみくじの捨て方

お寺の場合は前述した通り、燃やすことが清めることとされる傾向があることから、灰皿のような燃えない物体の容器を用意して、ライターや火を灯したロウソクなどで、おみくじを燃やします。

火事にならないように火の始末だけはキッチリとしてください。

おみくじが燃えている間、手を合わせて「ありがとうございました」と一言添えても良いでしょう。

火事を懸念されるのであれば、上述した塩で包んでゴミ箱へ捨てる方法を考慮してみてください。

ゴミ箱へ捨てても最終的には市町村の廃棄場所で燃やされますので。オホ

変わったおみくじ!明治神宮の「大御心(おおみごころ)」とは!?

明治神宮に設置されているおみくじは、おみくじとは言わずに「大御心」と呼びます。

黄色の大御心は昭憲皇太后、白い大御心は明治天皇が詠まれた御製(ぎょせい・天皇が詠んだ和歌のこと)が書かれていますが、それぞれ15首ずつ、合計30種類の大御心があるそうです。

御製が1首と、その解説が書かれているだけとなっており、吉凶の区別はありません。

大御心の処分方法

明治神宮には、大御心を結び付ける場所の設置はされていません。書かれている内容がどうであれ、自宅に持ち帰ってください。

保管方法は通常のおみくじと同様、お財布に入れたり神棚に納めたりして大切に保管してください。

役目を終えた大御心は、次回。明治神宮に行ったときに持って行って古神符納処に納めれば良いとのことです。

また、近所の神社に納めてお焚き上げをしてもらっても大丈夫とのことです。

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