年上の男性を好きになってしまったら、とにかく気になるのは脈ありなのか、脈なしなのかの別。今回は恋愛カウンセラーの筆者が、年上男性が見せる脈ありサイン、逆に脈なしサインについても完全解説。年上男性がやりがちな、女性に勘違いされやすい「脈なしに見える脈ありサイン」までしっかりマスターしてくださいね！

年上男性の脈なしサイン5つ

ではまず、年上男性の脈なしサインから見ていきましょう。ここに当てはまるものが多ければ、脈なしの確率がやや高いですが、脈ありサインまでチェックした上で対処法を決めていくようにしましょう。

1.LINEも会話も用件のみ

まず年上男性とのLINEや日常会話についてですが、ひとくちで言って「いつも用件のみで終わる」のは8割がた脈なしサイン。

普通、相手に何らかの好意を抱いていた場合、できるだけ多くの会話をしたいと望むものなので、用件がある時ほど「ここぞ」とばかり関係のない話題を織り交ぜてプライベートな会話に持ち込んでくる男性は多いのです。ですから、プライベートな話題には一切触れずに用件のみで終わる人は基本的には脈なしと判断することができます。

100％脈なしと断言できないのは、中にはめちゃくちゃシャイなタイプの男性もいて、好きな年下女性とは緊張してしまって用件だけしか話せないぜ！　という場合もあるためです。相手が年下だからこそ、自分と会話なんかして嫌がられたらどうしよう……と尻込みしてしまうのですね。

ですから、好きな年上男性がいつも用件しか話してくれないのなら、あなたのほうからプライベートな話題を振ってみましょう。好きな食べ物や、休日何をしているのか……等、簡単な話題でOKです。あなたと会話をしたいけど話題が無い！　というただのシャイ男性なら、その会話を切っ掛けに、逆にあなたは何が好きなのか聞いてきたりするでしょう。それでも返答がそっけなかったら……脈なしかも。

2.会話が続かない

会話がなかなか続かない場合も、相手からの脈なしサインである可能性が高いでしょう。ここで言う会話とは、実際に対面で話をするだけではなく、LINEのやりとりも含みます。

あなたから相手に対して、会話の水を向ける、いわゆる「話を振る」ことはあるでしょう。しかし折角始まった会話ややりとりも、すぐに無言になってしまう。LINEのやりとりが2～3あったとしても、すぐに沈黙してしまう……このケースは、脈なしと受け取らざるを得ません。

相手から話を振ってくれる場合も、いくらかやりとりをしたら相手が沈黙してしまう場合、ただの社交辞令である確率は高いでしょう。

3.会話の中で否定される

あなたが、会話やLINEで相手といくらかのやりとりがあり、それが続いているとします。でも、続いているだけでは脈ありとは断言できないかも……。

会話の中で「でもおまえさぁ……」「おまえが○○だからダメなんだよ」などなど、あなた自身を否定されるような言葉を多々かけられていませんか？　でも、だって、だからおまえはダメだ等の言葉がけは相手を決して好いてはいない心理のあらわれ。脈なしサインと受け取るべきです。

ちなみに、万一、このような相手と付き合ったり結婚したりしてしまうと、相手が自分をひたすら否定した上で自分の思いどおりに動かそうとしてくるモラハラ夫に成長する可能性がありますので、あなた自身の判断で「脈ありだと思う……」と感じたとしても、こうした否定癖のある相手はおすすめできません。

4.褒めてもらえることがない

会話ややりとりがあったとしても、相手からあなたに対する褒め言葉が全くない場合は、残念ながら脈なしでしょう。例えば髪型を変えたときに「似合っている」という趣旨のことを言う男性はたくさんいます。

好きな女性には、自分のことを気に入ってほしいので、何かしら褒めるポイントを探し、褒め言葉をかけたり、些細なことでも「ありがとう」とお礼を言います。それは褒めることで相手に自分を気に入ってもらいたいからであり、また、何らかの言葉がけをもって会話の切っ掛けを掴み、あなたとの接触を増やしたいからという理由があります。

それらの工夫がないケースは、あなたに対して自分の印象を良くしようともしていないし、あなたと会話のチャンスを増やそうという努力もしていない、すなわち脈なしと受け取れるのです。

5.目が合わない

最後の脈なしサインは、彼と目が合わないこと。特に年上の男性の場合、若くてかわいい年下女性に目がいっていることはよくありますので、チェックしてみましょう。

実は男性の習性の1つに、気になる存在を目で追う……というものがあります。男性よりも女性のほうが勘が優れている、などと思われていますが、それは、古代の人類社会において、感情を察知してお互いにコミュニケーションを取る必要があった女性陣に比べて、男性は獲物を狩ることに特化したスキルを身に付けたため……とも言われています。つまり男性は感情面で疎い分、視覚が発達し、観察力がつき、気になるものを目で追うことができるようになった、というわけです。

このため、男性は好きな女性のことを無意識に目で追っていることがよくあります。中には「自分が無意識に、アイツのことをいつの間にかしょっちゅう見ていることに気づき、それで自分がアイツのことを好きなんだって気づいた」という男性もいるほど。

ですから、四六時中ではないにしろ、女性が彼のほうを見ると、両想いの場合は「目が合う」という現象がよく起こります。あわてて目を逸らされるかもしれませんが、（あれっ、また目が合った……）という場合は脈あり。反対に、あなたが彼をたびたび見ていても全く目が合わない！　全然こっちを向かない！　という場合は脈なしと判断することができます。

年上男性の脈ありサイン5つ

では次に、年上男性が見せやすい脈ありサインについて知っていきましょう。

1.とりあえず見られる

「……先輩、なんでこっち見てるんですか？」というような経験を、したことがありませんでしょうか？

脈なしサイン、目が合う合わないの項目でもお話しましたが、年上の男性は気になる年下女性を目で追ってしまうことがよくあります。相手のことを頼りなく感じ、心配していることもあって、顔を見つめるだけではなく、行動をじろじろと見ていることも多いものです。

結果的に、あなたについて、あなたが話していないことまで知っていることもあるでしょう。この人なんでそんなことを知っているんだろう、自分のことをよく見てくれているんだな……と思うことができたら、それは脈ありサインの1つです。

2.ちょっとしたことを褒められる

年上男性は、ある意味、女性の扱いには慣れているもの。女性が褒められると喜ぶ生き物であることもよく知っています。また相手が自分よりも年上の女性であれば（こんなことを言って失礼だと怒られないだろうか……）という気持ちを持つことがありますが、年下の女性に対しては気軽に良いところを褒めることができる側面もあります。

ですから、女性のちょっとしたことを褒めてくれる年上男性は多いのです。しかしそれも気があるからこそ。誰でも彼でも褒めている男性は少ないでしょう。小さなことでも褒めてもらえるなら、それはあなたに気がある脈ありの証拠かも。

3.世話を焼いてもらえる

年上の男性にとって、年下女性というのは何とも頼りなく、守ってあげたい、手を貸してあげたい存在です（もちろん好きな女の子なら！）。したがって、年上男性が年下女性に好意を持っている場合、少なからず相手の世話を焼いてあげるという結果になりがちです。

時にそれはお兄ちゃんやお父さんのように、「これは大丈夫か？」「やってやろうか？」などという形になることもあり、年下女性にとっては（妹だと思われているのかな……）（恋人候補にはなれないのかな……）と感じてしまうことも。

しかし「女として見れない！」「全然気にならない」というような年下女性に対して、あれやこれやと心配して世話を焼いてくれる年上男性は少ないです。世話を焼いてもらえることは、気に掛けてもらっているということ。脈ありサインとみてよいでしょう。

4.世間話のLINEがくる

こちらもまた定番ですが、特に用件もないの世間話のLINEが来る場合は、まず脈ありと思って良いケースがほとんど。

男性とて忙しい生き物です。年上、年下に関わらずではありますが、用事も興味もない相手にLINEを送ることはほとんどありません。

おおむね、年齢が上になればなるほど、LINEを日常的に使うという男性は少なくなります。仕事の合間にはLINEで休息をとるのではなく、自分の好きなことをしたいと思う人が多いため、どうでもいい相手とのLINEは後回しになりがち。

そんな中、彼から何の用件もないのに、世間話や、今日行った場所、どうでもいいような「今何をしているか」などのLINEが来るのなら、脈ありかも。

5.変なあだ名をつける、特殊な名前で呼ばれる

年下から年上に向けての態度や関係とは違い、年上男性から年下女性に向けてであれば、彼がリードした関係を築くことができます。主導権を握る方策の１つとして、彼があなたを特別な呼び方で呼ぶのなら、それもまた脈ありサインの１つです。

例えば「みか」という名前なら、他の人が「みかちゃん」と呼ぶのに、彼だけは「みっちゃん」と呼んだり、「みかっち」と呼んできたりする場合。あるいは、「みかだんご」などもっと変なあだ名をつけられることさえもあります。

これは女性から見た場合「どうでもいい相手扱い」と思われるかもしれませんが実は違って、男性がその女の子にだけ特別な思いを抱いていたり、あるいは、他の人と同じ名前では呼びたくない、自分だけが特別という気持ちを持ちたいために使う方法です。したがって変なあだ名をつけられていても、それを楽しそうに呼んでくれるなら充分に脈ありサインと考えることができるのです。

年上男性からの脈ありサインはとても些細！

男性のほうが女性よりも年上だった場合、逆のパターンに比べて、どうしても男性の積極性がおとなしくなりがちです。何より、年下の若い女の子からどのように見られるのかが気に掛かりますし、相手に知られてバカにされでもしたらいたたまれない……という心理も働くためです。

しかし年上男性からの脈ありサインは、些細であってもしっかりと発せられていることも多いもの。脈なしサインとあわせて彼をよく観察し、脈ありなのか、脈なしなのかを見極めてみてくださいね！

Writing：琴光♡ ∼kotomi∼