招き猫が全国に広がった理由とは?色・右手&左手の違い、風水の意味…処分方法は?

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福を呼び込むと言われる招き猫……そういえば、赤いけど、右手が上がってるけど、どんな意味なのかな? なんて気になっている方も多いかも。

今日は招き猫のタイプ別の意味、風水の置き場所、全国に招き猫が広まった経緯まで、招き猫の全てを丸裸にしちゃいます。

目次

ありがちな置物!招き猫の意味とは?

置物で有名な招き猫は主に「金運を招き入れ、人を集める力を持っている」とされています。

しかし、色や柄によって、意味合いに違いが出るケースもあり、恋愛運を上げたり、魔除けや厄除けや病除けのアイテムとして使われることも。

招き猫とひとくちに言っても、右手を上げているものと、左手を上げているものとがあります。色もさまざまとなればその意味が気になるところですが、詳しくは後述するとして、まずは招き猫の起源(発祥の地)と、それが全国に広まることになった経緯を見てみましょう。

招き猫の起源、発祥の地はどこ!?

招き猫の発祥は「豪徳寺」とする説が有力ですが、その他にも諸説残っているようです。

1つずつ解説していきましょう。

豪徳寺発祥とする説

招き猫で有名な豪徳寺は、東京都世田谷区にある豪徳寺のこと。時代は江戸の初期に遡ります。

豪徳寺で和尚が飼っていた猫が、雨に降られそうになっていた彦根藩第二代藩主井伊直孝を導き、「にゃんにゃん」と寺の中に招き入れました。井伊直孝一行が休憩するうち、外は豪雨に。

雷雨を回避することができて喜んだ井伊直孝は、寺に多額の寄進をし、豪徳寺を井伊家の菩薩寺に定めました。

その後、猫はこの世での生を終えたため、和尚はこの猫を弔い、後世に境内に招猫堂が建てられ、猫が片手を挙げている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)が作られました。現在も、境内には上の写真のように山ほど招き猫がいます。まさに猫山。

今戸焼「丸〆猫(まるしめのねこ)」説(=浅草寺説)

嘉永5年、『武江年表』の記録によれば、浅草に住んでいた老婆が可愛がっていた猫を、貧しくて飼い続けることができず、手放したことがあったそうです。

猫は夢枕に立って

「わたしの姿を人形にしてくださいニャー。そうすればいいことがあるニャー」

と言ったため、老婆はそのとおりにした。すると、本当に良いことが起こったため、今戸焼の土人形で猫を量産して販売し、これが流行したのが、招き猫の始まりだとする説です。

この説にはいくつか異説があります。

1つには、老婆が猫型の今戸焼の焼き物を作り、浅草寺の脇で販売したところ、バカ売れした(つまり、これが猫がもたらした「いいこと」であった)というもの。

もう1つは、『藤岡屋日記』に由来するもので、浅草寺梅園院境内で土人形を作っていた老夫婦の飼い猫が、知人の小鳥を獲ってしまったため、罪の意識で井戸に身投げをした。

その後飼い猫は老婆の夢枕に立ち、非を詫びて「今後はおばあちゃんを守って病気を治すニャ」と言ったので、老婆は仲間の今戸焼屋が作った猫を拝んだ、すると病は全快した……とのことで、この今戸焼の猫は浅草神社の鳥居辺りで売られ、大評判になった、という由来です。

なお「丸に〆」というのは、当時量産された招き猫のお尻のあたりに、赤い○の中に赤で「〆」マークが書かれた印がつけられたため、これが「まるしめの猫」と呼ばれた、とのこと。

いずれの説も浅草寺界隈を起点とするものです。

自性院説(猫地蔵→招き猫になった説)

こちらは、東京新宿区にある自性院が発祥の地と考えられている説です。自性院が発祥とされる説も、細かい内容は2種類に分かれています。

一つは江古田・沼袋原の戦いで劣勢に立たされた太田道灌の前に黒猫が現れ、自性院に案内した。これを機に戦況が盛り返したことを感謝し、太田道灌がこの猫の地蔵尊を奉納したことから、「猫地蔵」を経由して「招き猫」が成立したという説。

もう一つは江戸時代に、豪商が子供を亡くし、その冥福を祈るために「猫地蔵」を自性院に奉納したことが起源である、とする説です。

猫地蔵とは、見た目はお地蔵さんですが、その顔面だけが猫になっているというシステム。ちょっとシュールというか可愛いというか微妙なところですが、いずれにしても、これらは「猫地蔵」の発祥話であり、本来は招き猫像に繋がる話ではない(つまり、招き猫の由来ではないかも?)と見られています。自性院には現在も秘仏となった猫地蔵が祀られています。

西方寺説

東京都豊島区に位置する西方寺を発祥の地とする説です。

「薄雪太夫」は吉原の花魁で、彼女が飼っていた猫の名前は玉でした。

彼女が厠(おトイレ)に入ろうとすると猫が着物の裾を噛んで離さなかったので、駆けつけた楼主の治郎衛門が、なんと、猫の首を切り落としてしまった!

猫の首は厠の下溜めへと飛び、そこに潜んでいた大蛇を噛み殺していました。猫は飼い主を守ろうとしただけで飼い猫を死なせてしまったことを後悔した彼女は、西方寺に猫塚を祀り、馴染み客が贈った猫の木彫像を大切にするようになりました。

元々、中国では「猫が顔を洗うために左耳を手で触ると、客が来る」と言う言い伝えがあったため、この言い伝えを木彫りにした像だったようですが、この木彫りの猫は、彼女の死後に西方寺に寄進され、縁起物として類似品が広まったのが招き猫の由来である、とする説です。

なお、西方寺は江戸時代末期に火災で全焼し、木彫りの猫の像もこのときに焼失してしまったと伝えられています。

招き猫の由来は「どれが正解か分からない」

実は、上記以外にもいくつか招き猫の由来とされる民間伝承などが残されており、招き猫の由来はどれが正解であるか特定できないというのが正確なところです。

いくつもある説の中で、有力なものだけをご紹介しましたが、中でも今でも招き猫のお堂「招猫堂」などが残る豪徳寺、『藤岡屋日記』という文献に残されている丸〆猫(浅草寺)のいずれかが、信憑性があると考えられている一面もあります。

招き猫が全国に広まった理由とは?

上で見てきたいくつかの説のように、招き猫の発祥の地はいずれも「江戸」であるとする説が濃厚です。

では、江戸で発祥した招き猫が、どうやって全国に広まったのでしょうか?

これには、なんと京都の伏見稲荷大社が深く関わっていると言われています。しかも、全国展開したのは明治時代と伝えられています。

江戸から京都へと何らかの理由で(おそらくは開運のアイテムとしてでしょう)持ち込まれた招き猫は、明治になってから伏見稲荷大社の参道で、ラッキーな猫の土人形として売られることになりました。伏見稲荷大社では、霊山である稲荷山の土を使った猫の人形が作られましたが、この猫人形作成の技術には、日本初の土人形と言われる「伏見人形」の技術が転用されたと考えられます。

伏見稲荷大社の界隈では、古代から、稲荷山の土で土器や埴輪(はにわ)が作られていたと考えられています。この技術は生活に必要な焼き物だけではなく、人形作りにも活かされてきました。

さらに稲荷山の土は焼き物作りだけではなく、畑にまくと五穀豊穣になる等、様々な霊験が古代から語られてきました。そんな稲荷山の土で、猫人形を作成して販売すると、「霊験あらたか!! 江戸でも有名な招き猫を、稲荷山の土で作ったらもっとラッキー!」となるわけですね。

これを、全国から伏見稲荷大社を参拝した人たちがこぞって買い求め、全国に持ち帰ったことで、招き猫が全国に広まったようです。

招き猫の産地はどこ?

招き猫には、既に由来の項目でご紹介した今戸焼、伏見稲荷大社近辺の土人形以外に、いくつか縁の産地があるので、それぞれの特徴とともにご紹介しておきます。

瀬戸(愛知県)

「瀬戸物」という言葉で有名な瀬戸。招き猫の産地としては、明治30年の頃から、伏見稲荷大社の参道で売る招き猫を製造していたと言われます。

そもそもは古瀬戸様式と呼ばれる方式で作成されていたもの。

顔の特徴は、伏見稲荷大社の参道で売られたと言われるゆえか狐に近く、手は頬の横まで上がる形が多いようです。

他にも伝統的なものは、鈴がいくつも首のまわりに付いている、小判は持っていない、赤や緑などマルチカラーの、ひだのある前掛けをつけている……といった特徴を持っています。

常滑(愛知県)

こちらも愛知県。常滑焼という焼き物で知られます。

実は、現在最もスタンダードな招き猫として認識されている形が、常滑の招き猫。体は白というよりも三毛が多く、千万両などと書かれた金の小判を持っています。

全体的にずんぐりむっくりの体型や顔形が特徴的です。

久谷(石川県)

九谷焼で知られる久谷でも、招き猫が製造されています。

加賀百万石、などと言われますが、その所以か久谷の招き猫は金で装飾が施されていたりして、とても豪華なものが多いようです。

小判を持っていないことが多く、その代わりに全身に花模様、渦模様があったり、三毛猫の様相だけれども本来茶色であろうところが金だったりと、なかなかの派手さを誇ります。この技法は「盛絵付(もりえつけ)」と呼ばれています。

ちなみに、久谷の招き猫は、昭和初期にはカタログが作られるほど輸出に特化していたようです。これらのいかにも豪華絢爛な和風の技法は外国人に芸術品として大人気だったに違いありません!

高崎(群馬県)

こちらは、焼き物ではなく、張り子の招き猫で有名です。

見た目は三毛猫の招き猫が多く、最大の特徴は素材。

木型を使い、その上に紙を貼り合わせて作成されています。高崎は達磨(だるま)の産地でもあり、達磨作りの技術を活かした招き猫作りが行われているとのこと。

招き猫を祀っている神社は「今戸神社」(浅草)……ご利益は?

先ほど触れた「今戸神社」が、今でも浅草で招き猫を祀っています。

朝の情報番組でも紹介されたことがある、関東界隈では有名な神社です。

浅草寺・浅草神社から今戸神社までは、徒歩で15分ほどあれば到着します。

今戸神社の招き猫のご利益

今戸神社は良縁を結んでくれる招き猫が有名です。

良縁を求めている方は是非訪れてみてください!

招き猫を祀っているお寺「豪徳寺」(世田谷)……ご利益は?

招き猫を祀っているお寺で有名なのは、やはりさきほど招き猫の由来の項目でもご紹介した、豪徳寺です。

招き猫の由来と豪徳寺との関係は先述しておりますので、さかのぼってご覧ください。

豪徳寺の招き猫のご利益

豪徳寺では白い招き猫が祀られています。

そのご利益は「崇め祈れば吉運、立ちどころに来る家内安全、営業繁盛、心願成就」のご利益が得られるとされ、願いが叶った暁には豪徳寺へその招き猫を返却すると更にご利益がますようです。

豪徳寺の招き猫が小判を持っていない理由

招き猫というと「小判を持っている」というイメージを持っている人が多いかとは思いますが、豪徳寺で購入できる招き猫は小判を持っていません。

これはどうしてでしょうか?

豪徳寺では、招き猫を「チャンスをもたらしてくれるもの」であると位置づけています。

しかし、一方で、「チャンスは行動しなければ、手に入らないもの」でもあると言います。

つまり、招き猫は、チャンスをもたらしてくれるけれども、結果はもたらしてくれないよ! ということ。

チャンスを掴むのはあくまでもあなた自身の努力! というのが、豪徳寺の招き猫が小判を持っていない理由です。




招き猫の上げている手は、右手と左手で意味が違う!?

右手と左手をあげている招き猫が両方存在しているのには、ちゃんと意味があります。

冒頭で少し触れましたが、招き猫には、金運と、人を招き入れる、2種類の御利益がある! と言われているのです。

では、どちらがその意味をなしているのか、解説していきます。

右手を挙げている招き猫の意味

右手はお金を招く。つまり金運を招き入れる御利益があるのは右手です。

その由来として有力なのは、人間の手がほとんど右利きだからだ……そして、「打ち出の小槌は右手で振るから」だと言われています。

左手を挙げている招き猫の意味

左手は人を招くご利益があります。

人望を手に入れたいのなら左手の上がった招き猫を選ぶということですね。

ちなみに、なぜ左手の上がった招き猫は人を招くのか? と言うと、「遊女が客を招く時に左手を使ったから」だと言われています。

招き猫の手の長さでご利益が変わる!?

ちなみに猫の手の長さにもよって効果は変わるようです。

長ければ長いほど良いのですが、あまり欲張りすぎるとかえって逆の効果を生んでしまうので注意が必要です。

招き猫の手が長いかどうかは、耳よりも上に手が上がっているかどうか、で判断します。

耳から上に上がっていればいるほど、手が長いというわけですね。

では、手の長さが耳よりも下の招き猫は、福を招いてくれないのでしょうか?

いいえ、そうではありません。

手の短い招き猫は、身近な福を運んでくれる……つまり、身近な人がより仲良くなったり、小銭が集まったり、節約が成功したり、小さくても素敵な、着実な幸せを招いてくれるということを示します。

招き猫は色で意味合いが違う?!

色でもご利益が違うと言われる招き猫。

どの色が貴方にぴったりなのかご紹介したいと思います。

  • 三毛猫
  • 黄色
  • ピンク
  • 金色
  • 豹柄

それぞれの色の意味をご紹介します!

三毛猫の招き猫の意味

白い招き猫は福を呼び寄せると言われています。

元々、招き猫の色のスタンダードは白でした。

他の色は、白い招き猫から派生したものです。

しかし、白い招き猫といっても、よく見ると「白猫と三毛猫がいる!」ということに気付いた方もいるかもしれませんね。

そう、スタンダードな招き猫の中には、かなりの割合で三毛猫が混じっています!

では、なぜ三毛猫なのか?

これには、三毛猫にまつわる言い伝えが絡められているようです。

三毛猫は遺伝子的に、大多数がメスで、ごく稀にオスが生まれるようになっています。

このオスの三毛猫を船に乗せると「船が沈まない、遭難しない」と古来から言われており、転じて「三毛猫=ラッキーを招く猫」と考えられるようになっていきました。

そんな由来から、白を貴重とした三毛猫の招き猫はとってもラッキーだと言われているのです。

白い招き猫の意味

三毛猫の招き猫の項目でも少し登場した、白い招き猫。

三毛ではなく、真っ白の招き猫も存在しており、こちらも総合運と言いますか、「福を招く」と言われています。

白い招き猫の場合、多くは耳の中が赤かったり、首輪が赤かったりします。

紅白で縁起が良い、という意味合いも含められているようです。

黒い招き猫の意味

黒猫は日本で古くから、「福猫」と呼ばれています。海外では魔女の猫になっているくらいで、不吉だというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、本来は夜目が利く、悪いものを除ける力があると考えられてきました。

また京都では、古来、商売繁盛をもたらすラッキーネコとして珍重されていたのです。

そこで、黒の招き猫にも、厄除け、魔除けの意味合いがあります。

ちなみに、黒猫が目の前を横切ると悪いことが起こる……なんて言われるのは、「本来ならラッキーな黒猫が、自分を通り過ぎて行ってしまうから」つまりラッキーよサヨナラ、という意味で、縁起が悪いという意味。黒猫=縁起が悪い、ではないんですね!

赤い招き猫の意味

真っ赤な招き猫は、かなりインパクトがあるもの。

これには、病除けの意味合いがあります。古来、はしかや疱瘡といった病気をもたらす「疱瘡神」という疫病神を退けると言われた色で、現在でもバイキンに効くとか。

一応は、小判を持っていることも多いですが、赤い招き猫はあまりお金をもうけるためのものではないと考えていいかも……。その代わり、健康運は上げてくれそうです。

青色の招き猫の意味

学力向上の意味合いがあります。

青い猫というのは現実にはいませんが、青という色には、冷静さ、集中力、そしてコミュニケーションの力を補助するというような意味合いもあります。

黄色の招き猫の意味

良縁を結んでくれる意味合いがあります。

なぜ、黄色で良縁? と疑問に思うかもしれませんが、黄色とは、人の心に元気を与えて、明るくしてくれる色です。

ちょっと暗くなりがちなタイプの人も、黄色に元気をもらって人とコミュニケーションを明るく取れば、良運に恵まれる可能性は高まるでしょう!

ちなみに黄色=金運の色、ということで、金運も上げてくれる、と言われています。ただし金運には金の招き猫のほうが効力がある、とも。

緑色の招き猫の意味

平穏無事の意味合いがあります。

具体的には、交通安全や、家内安全など、何事も起こらず無事に過ごせますように……との意味。

また、学業成就のための緑色の招き猫もあるようです。

ピンク色の招き猫の意味

非常に可愛らしい印象の、ピンクの招き猫には、恋愛運向上の意味合いがあります。

……伝統的な色ではないので、効果のほどは怪しいという説もありますが、風水ではピンクで恋愛運が向上すると言われますので、これを信じるのも良いのではないでしょうか。

風水でおすすめの、恋愛運向上のために置く方角についても、後述しますので参考にしてくださいね。

金色の招き猫の意味

これは実にそのまま、金運向上の意味合いがあります。

ちなみに、右手を上げている場合は、とにかくお金を招く。

左手を上げている場合も、お客様を招く→結果としてお金を招く、ということで、客商売をしている人などには特に左手を上げた金の招き猫が人気ですが、どちらでも金運には良いでしょう。

豹柄の招き猫の意味

滅多に見かけないかとは思いますが、「ひょう柄」ということで、選挙の「票」を集める意味合いがあります。ダジャレかぃ!

その筋では出回っているのでしょうか……。

招き猫の持ち物!小判のあるなし、金額は?

招き猫と言えば、小判を持っている……というイメージがあるかもしれません。

さきほどご紹介したとおり、豪徳寺の招き猫は小判を持ちませんが、同じように小判を持っていない招き猫は豪徳寺以外にも存在しています。

何も持っていないパターンもあれば、打ち出の小槌、熊手などの、金運・開運アイテムを持っている招き猫もいます。

いずれも、金運や運気上昇を願って手に持っているものです。

ちなみに、招き猫の持っている小判には、金額が書かれていることがよくあります。

「百万両」から「億万両」まで、ずいぶん違うじゃァないか、と思ってしまいませんか?

実はこの小判、最初は、首輪についた鈴だったようです。

「首輪についた鈴」が「首輪についた小判」へと変化し、「手に持った小判」に変化したもの……

つまり、最初は「金額は書かれていなかった」と考えられます。

小判に書かれた金額は、古い時代では「百両」「千両」という、小さい金額(?)がスタンダードだったようで、これが時代を経るに従って「一千万両」だの「億万両」だのという大金に発展したことがわかっています。

ちなみに、江戸時代の金銭相場は割といい加減で、一両が現在で言う何円くらいだったか、ということにはかなり幅があるようです。一説によれば一両とは13万円ほど。つまり億万両は現在の1,300,000,000,000,000,000 円 くらいってことでいいですか?(もう読めない)




風水で見る招き猫の置き方、置き場所、方角

上述のように様々な色がありますので、風水上「この色の招き猫は、この方角に置くと良い!」ということも言われています。

招き猫はそもそも中国のものというわけではないので、伝統的な風水ではありませんが、色風水、インテリア風水の一環として参考にしてみてください。

風水でおすすめの招き猫の置き場所

まずは、招き猫を置く場所についてご紹介します。

招き猫を置く場所としてオススメなのは……

  • 玄関など人目につく所
  • 高い所
  • 部屋、家の入口を猫が見つめるような場所

この3つです!

風水でおすすめの招き猫を置く方角

方角と色をとのマッチングは以下のようになります。

  • 白:北西
  • 黒:北または南西
  • 金:西
  • 赤:東
  • ピンク:東または南西
  • 黄:西
  • 緑:南
  • 青:東

風水では、それぞれの方角ごとのラッキーカラーがありますので、招き猫に合った方角に置いてあげることで、より幸運を導きやすくなるでしょう!

ペアの招き猫は同じものを一対で

風水では「一対」という考え方があります。同じものを左右に並べて置くと、気のバランスが整い、ラッキーにつながる、という考え方です。

したがって、ペア猫の場合は同じ手を挙げているもの、可能な限り「同じもの」を置くのがおすすめ。

招き猫には座布団を敷くと吉

招き猫には、布団をしいておくのがベストとされています。

何故かというと福を招く有難い招き猫は、人間にとって「目上の者」にあたるもの。

何もない地べたや床の上に座らせることは礼を失するとの考えが昔からあったそうで、敷物を敷くことで「招き猫は大切なもの」であるという意味を持たせています。

招き猫は複数置いていいの?

招き猫はペアのものもあるのですが、複数置いていいのか気になりますよね。

大丈夫です。複数置いても問題はありません。

ただ、色によっておすすめの方角もバラバラですし、様々な色を全部並べてしまうとかえって不自然になります。

さきほど、風水でも「一対」の置き方があるとご紹介しましたが、同じ色の招き猫を複数買って並べて置いてあげると自然ですので同じ色でまとめてしまうのがおすすめです。

もちろん、バラバラ、カラフル、マルチカラーの招き猫ワールドを追求したい場合にはこの限りではありません。

招き猫を英語で紹介するとこうなる

招き猫を外国人の友達に紹介したり、プレゼントしたい場合どうしても英語が必須項目になるでしょう。

そんな時のために、英語で例文をいくつかご紹介したいと思います。

This is Maneki-neko which is known as Lucky Cat.

これは幸運の猫として知られる、「招き猫」です。

招き猫は結局「マネキネコゥ」と言わざるを得ませんので、招き猫が「ラッキーキャット」であることを教えてあげるといいですね。

Maneki-neko is believed to bring luck to the owner.

If its right paw is raised, it will bring money, and if its left paw is raised, it will bring customers.

招き猫は持ち主に幸運を運んでくると信じられています。

右手を上げていれば金運を、左手を上げていればお客さんを招きます。

「paw」というのは、動物の足のことです。日本人は「右手」「左手」という認識をしますが、海外では「前足だろ」ということなんでしょうね。

招き猫はエジプトにも存在する?!

この画像のようなネコを、「エジプトの招き猫」と認識している人も多いでしょう!

……すみません。これは招き猫ではないのです……。

これは古代エジプトの女神「バステト神」を模した置物。「天空の女神」、「音楽の女神」などともされています。とにかく、招き猫ではないのです……。

アメリカ、台湾でも招き猫が存在する?!中国では超人気

アメリカや台湾で密かに招き猫がブームとなっています。

台湾では招き猫カフェが有名で、様々な招き猫を見ながらご飯やコーヒーなどを楽しめるようです。勿論、気に入った招き猫は購入可能です。

古来、金運、開運を重要視する文化を持つ中国では、招き猫の形も美しい、ネコは開運の動物である、というような様々な考え方も合わさり、招き猫は非常に人気があると言います。

対してアメリカは日本と同じ、開運アイテムとして招き猫が使われているのですが、右手と左手の意味合いが逆だったりと日本とは違う形になっている部分もあります。

この機会に台湾、アメリカの招き猫を見てみるのも良いでしょう。

効果アルヨ!?招き猫の待ち受け

招き猫の画像をスマホの待ち受け画面にしている人たちがいます!!

これは、主に金運を招くとして大変人気のある待ち受けです。

「招き猫 待ち受け」で検索をすると、白、黒、金を中心に招き猫の画像がたくさん見つかります。

ぜひあなたのスマホの待ち受けも、招き猫にしてみましょう。

招き猫はダイソーなどでも売っている!?

招き猫は100円均一のダイソーなどでも購入可能です。

外国人観光客がこぞって買うことが多いようです。

身近なところから福を取り入れられるのは良いことですね!!

招き猫の処分方法!供養してくれる場所

招き猫は長年使うと、処分しなければならないこともあります。

そのまま捨てるのはしのびない……供養する場所ってどこだろう? と、気になりますよね。

そんな時に打って付けの場所は……千葉にある「長福寿寺」です。

人形供養として400年の歴史を持つここで、招き猫の供養を行ってくれます。

値段も良心的で(身の丈10㎝以内) 1,000円から。

詳しい事は下記から問い合せてみましょう。

  • 住所:千葉県長生郡長南町 町長南969
  • TEL:0475-46-1837
  • 公式ホームページはこちら

ラッキーアイテム「招き猫」を置いてみよう!

今回は招き猫について様々なことを紐解いてきました。

なぜラッキーアイテムになったのか、正しい色の選び方や置き方まで、招き猫について新しい発見があったのではないでしょうか!

あなたに金運や、色々なラッキーを運んできてくれる招き猫を、次に観光地で見かけたらきっと買ってしまうはず……小さいものならお土産にもおすすめですね。

お気に入りを見つけてみてください!

Writer:夜野大夢(ホームページ

Writer:陰陽の末裔/占い師・パワーストーンアドバイザー
あん茉莉安(ホームページ

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