【肌に染みない”ゆず湯”の作り方のコツ】順番を間違えるとピリピリして痒くなる!

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ちょっと質問!

冬至はその日1日だけだと思っていやせんかぃ?

冬至は二十四節気に集録される節気の1つなので、厳密にはその日1日だけを示すのではなく期間というものがあります。

そしてその冬至の期間中には様々な行事や行事食が存在しますが、その中の1つに「柚子湯」!分かりやすく言うと「柚子風呂」がありまする!

現代では「冬至」という日に柚子風呂に入るという風習だけが踏襲されている感は否めませんが、ちょ〜っと入る意味や由来を知ってみませんかぃ?

意味や由来を知って入る柚子風呂は、これまでとはまた一味も二味も違ったものになるかもしれませんゼ!




柚子風呂のやり方

1.水を用意する

まず、お湯を用意することからスタートです。湯船に200リットルくらいの水を貯めます。

2.お風呂を沸かす

お湯の温度は38℃~41℃くらいが理想的です。(ちなみに銭湯の温度は平均42度)

温度に注意!

42℃以上にしてしまうと交感神経を刺激して、寝つきが悪くなるとも言われますが‥‥、あとはあなた次第。

3.湯船に柚子を入れる

お湯ができた段階で柚子をブッ込んでいきます。

敏感肌の方や赤ちゃんがいる方で、柚子湯がまったく初めてだという方は、初日は1個からスタートしていき、調整していくのがポイント!

丸ごと柚子を使用しないのであれば、必ずネットに入れて使用するようにします。

でないと掃除に手間と時間がかかったり、お湯炊き機能があるお風呂の場合、柚子の成分が配管に詰まったりするなどお風呂自体のトラブルにもなりかねません。

使用する柚子はこうして作る!

柚子の形状

湯船にブチ込む柚子の形状は重要です。

なぜなら、柚子のエキスが出すぎてしまうと風呂上がりにお肌にピリピリ感が残ったりします。

それだけ柚子の効能とは強力だということをまずは認識してください!

使用する柚子の形状は主に以下の4通りに分けられます。

  • 丸ごと使用
  • 皮だけ使用
  • 絞った残りカスを使用
  • 絞った中身(果汁)のみを使用

【オススメ】そのままブチ込む!

柚子100g中に包有されるビタミンCは果汁に約40mg、皮に約150mgと報告されており、したがって柚子湯にするなら丸ごとブチ込んで使用するのがベストです!

買ってきたのを軽く水で注いでそのまま湯船にブッ込むだけなので、手間がかからず、プカプカ♪と湯船に浮く姿は視覚的にも癒されます♪

なお、注意点としてはそのままブッ込むだけでは中身の成分が出てきにくいので串で数カ所、ブッ刺しておきます。

柚子は何個入れるのが良い?
  • 柚子の香りを充分に満喫したい場合:5個以上(入れすぎに注意)
  • 柚子風呂の気分を味わう&少しの効果を望む場合:3個

※200リットルのお湯に対してのことです。
※感じ方は人によりますのであくまでも目安です。

輪切り

輪切りにする時は慎重さが必要です。なにせ成分という成分がすべて出てしまうので。

他に輪切りにした柚子を入れておく細かいネットのようなものが必要になります。そうでないと風呂掃除に手間と時間がかかります。

輪切り路線で行く場合は、長いプランを練って最初は1個の半分からスタートして調整していった方が無難です。

たった1個の半分だけでも200リットルのお湯では充分の量かと思われます。あとはお好みで。




絞る

焼酎に入れるグレープフルーツの如く、絞り機で絞り込み、その果汁を湯船に入れる方法です。

皮の成分までも絞り出せないので柚子自体の効能・効果が半減するといっても過言ではないのでオススメはできない方法です。

ただ、肌にピリピリとくる成分はほぼ、柚子の皮に含まれる成分なのでピリピリ感はやわらぐハズです。

皮だけ

皮だけを使用する方法も柚子自体の効能・効果が半減するといっても過言ではないのでオススメしない方法です。

皮だけなので加工する手間がかかりまする。

200リットルのお湯に対して1個から試していくのがベスト。




♪お肌にシミないゆず湯の作り方のコツ♪

 

柚子風呂に初めて入る方や敏感肌の方はよく柚子風呂に入ると肌に沁みて痛いという方も少なからずいます。

その場合の柚子風呂の作り方のポイントをご紹介しておきましょう。

  • 柚子は必ず網目状の袋(入れ物)に入れて使用
  • 初日は柚子の数を最小にして使用し調整していく(1日ではなく複数日という長期目線で考えていく)
  • 1個ないし2個が適量
  • 湯船に浮かべた柚子を揉みほぐさないこと
  • できるなら日干しして乾燥させた柚子やその皮を入れる

※柚子は乾燥させることで皮の成分に変化が生じるのか、肌にくるピリピリとした痛みが軽減できます。ただ、香りが少し落ちます。

ちなみに江戸時代においては、『柚子風呂に入ると皮膚が強くなる』と言われていたようです。これはおそらくピリピリとくるこの刺激のことを言っているものと思われます。

柚子を湯船に入れる際の網目の入れ物オススメはコレ!

  • 使わないストッキング
  • ガーゼ
  • 目の細かい洗濯ネット
  • 目の細かいミカンが入っているようなネット

お肌の痛みや違和感がある場合はお医者さんへ

人によって感じ方は様々なので少しでも違和感を感じたらなら、皮膚科などのお医者さんへいって診てもらってください。

使用する柚子の種類

日本で流通している柚子は大別して3種類ありまする。柚子風呂に使用する柚子のオススメとしては「本柚子」です。

本柚子(ほんゆず)

  • 木頭柚子(きとうゆず):一般的に数多く流通している柚子といえばこの柚子を指す。
  • 山根柚子(やまね):徳島県阿南市の山根氏によって選抜された柚子。早期結実品種でやや平べったい形状をしている。
  • 多田錦柚子(ただにしき):種無しの柚子。木頭柚子に比べて果実がやや小さく、香りが少ない。

花柚子(はなゆず)

日本原産の柚子。別名で「一才柚子(いっさいゆず)」と呼ばれる。果重40g前後と小ぶり。本柚子より香りは弱い。一応、柚子風呂にもできる。

獅子柚子(ししゆず)

中国原産の柚子。皮が分厚く、香りが弱い。ゴツゴツした外観が獅子を連想させることが名前の由来。小学校時代の出席番号13番・佐久間くんのジャガイモ頭のようにボコボコとしている。なんで柚子の話で佐久間が出てくんねん

柚子風呂に使用する柚子には向かない。




柚子風呂の入り方

1.湯船に浸かる

柚子風呂に浸かる時間は10分くらいがオススメです。

健康的なお風呂の入り方として週に2〜3回、38度〜41度のお湯に約10分間浸かるのが理想的と言われます。老化耐性が備わり、美容効果が高くなるとか。

注意点としては週に2〜3回しか風呂に入らないのではなく、湯船に浸かるのを週2回〜3回にするという意味です。

10分以下の入浴時間では、柚子の効能・効果が得られなかったり、湯冷めして逆に風邪をこじらせる要因ともなりますので注意が必要です。うきゃ

逆に20分以上入浴してしまうと保湿成分が流れてしまい、乾燥肌の原因になる可能性があります。

心臓の弱い方や寝る1時間くらい前の入浴には半身浴がオススメ!

これは柚子風呂に限定せず、そもそもお風呂に浸かる時間は長く浸かれば浸かるほど心臓や肺への負担が大きくなります。

心臓や肺が活発に動くようになると交感神経を刺激してしまって寝つきが悪くなったりします。

そこで、この対処方法として半身浴がオススメできます。

ただし!冬場の半身浴は湯冷めする危険性があるため、お風呂から出たあとは必ずすぐにお布団に入るように心がけてください。

身体を洗う

体を洗うときは目の洗いヘチマ素材のタオルは避け、できるだけ刺激の少ない綿素材のタオルで洗うのがオススメです。

柚子エキスは刺激があるので、身体を洗ったあと、ふたたび湯船に浸かる場合、お肌に刺激を受けることがあります。

洗う石鹸やソープなどは日常使用のもので結構ですが、低刺激のものがベストかと思いまする。

ふたたび湯船に浸かる

湯船に2回入ることで湯冷めを防ぐとともに柚子が本来持つ効能・効果を最大限に高めます。

2回目の柚子風呂に浸かる時間も1回目と同じです。約10分。のぼせやすい方や心臓が弱い方は少し短くしても良いと思います。

シャワーを浴びる

中には柚子の匂いを気にされる方もいると思うので、無難にシャワーで洗い流しておくのがベストです。

シャワーをする場合も温度は湯船と同じくらいの温度がベスト。

最後にシャワーをし忘れると、ひょっとすると柚子の成分がまるまるお肌に残ってしまい、ピリピリするかもしれません。

追い炊き機能の湯船は要注意!

現今のお風呂には追い炊き機能が付いていることが多いのですが、追い炊き機能は湯船の湯を吸水してそれを温めてまた戻すため、柚子の成分が配管に詰まってしまうことも考えられます。

また、配管内に柚子の成分がコビりつき、後々で故障の原因になったりしますので、自動お湯はり機能を使用するようにしましょう。




柚子風呂に使用した後の柚子の使い道

オススメの使い方

翌日も柚子湯にする

残り湯をそのままにしておいて翌日も使用することもできます。

ただ‥‥不潔と言われる感は否めません。陰毛や垢がプカプカと浮いていたりします。家族に屁こき虫がいれば‥もはやヘドロです。

もし残り湯を翌日も使うのであれば柚子は引き上げて何処か別の場所で保管しておき、再び湯を沸かした後にブチ入れましょう。

芳香剤として使う

柚子は香りが強いので使用後も香りが継続し、短期間の芳香剤として使用できます。ただ、成分はすでに湯船に出てしまっているため香る範囲は少なく、香る期間も短期間です。

掃除に使用する

柚子には油や汚れを分解する「クエン酸」が多く含まれていることから掃除にも活用できます。

台所やオーブン、電子レンジや風呂などの掃除に一役買います。

肥料にする

自然の柚子もそうですが、実が成るとそれが落ちて肥料となり、次の生命を育みます。

よって園芸や菜園の肥料として活用することもできます。

天日干しにしてそれをすり潰してパウダー状にして使用するのもオススメです。

オススメできない使い方

肌に直接塗る

上述したように柚子の果汁は肌に付けることでアカギレ防止や肌荒れを改善できると言われますが、試したことがないので確たることは言えません。もし行う場合は自己責任にて♪

柚子には「うるおい成分」が包有されているため、柚子を使用した化粧品が数多く販売されていますが、そのままでは成分が強すぎる(濃すぎる)ため調整が必要になると思われます。

柑橘系の代表格であるレモンを肌に乗せる「レモンパック」というものがありますが、柚子パックはあまり聞いたことがありません。

【補足】柚子はどこでたくさん生産されている?

🍋【国内生産量1位】高知県

主要産地は安芸郡北川村。生産量1万トン以上。(国内シェア40%~50%)

🍋【国内生産量2位】徳島県

主要産地は那賀郡那賀町。スダチとともに加工品需要が大きい。木頭柚子が有名。

🍋【国内生産量3位】愛媛県

主要産地は西予市宇和。

🍋【国内生産量4〜5位】大分県

主要産地は宇佐市院内町。

🍋【国内生産量4〜5位】宮崎県

主要産地は西都市東米良。

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