【2024年】父の日はいつから?父の日の意味・由来(起源・歴史)と「誰が決めた?」

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もうすぐ父の日がやってきます!母の日はプレゼントをするけれど、父の日は何もしないという方は結構いらっしゃるかもしれません。

父の日は母の日のついでに設定されたのではなく、きちんとした由来があり、歴史もある行事です。

今回は、父の日の由来や歴史、込められた意味をご紹介します。

父の日のプレゼントに迷っている方もいいアイデアを思いつくきっかけになるかもしれません!

是非ご参考になさってください。




父の日はいつ?

  • 父の日は毎年6月の第3日曜日!

それでよ2024年の父の日はいつだっペ?

  • 2024年の父の日は6月16日の日曜日!
月日
2021年(令和3年)6月20日
2022年(令和4年)6月19日
2023年(令和5年)6月18日
2024年(令和6年)6月16日
2025年(令和7年)6月15日

父の日とは?「父の日の意味や由来」と「父の日を考えた人」

「父の日」の由来は、「母の日」です。

南北戦争(1861年~1865年)が終わって間もないアメリカで、負傷兵の衛生状態を改善するために、地域の女性をまとめ、活動をしていたアン・ジャービスという1人の女性がいました。

人のために尽くして人生を終えたアン・ジャービスに、彼女の娘である、アンナ・ジャービスは、亡き母への尊敬の思いと苦労をねぎらいたいと考えます。

そして、母が日曜学校の教師をしていた教会で記念会を開いたのが「母の日」の由来です。

それから数年経過し、アメリカで「母の日」が広まり始めた頃、大変な苦労の中、男手1つで自分や兄弟たちを育ててくれた父親に「感謝の気持ちを捧げたい」、「母の日があるなら、父の日もあってもいいのではないか。」と考えたのがソノラ・スマート・ドットさんです。

彼女の思いが「父の日」を作り出しました。

いずれの日も、母や父への尊敬と感謝の思いが込められています。

「父の日の起源」

では、「父の日の起源」である、ソノラ・スマート・ドッドさんの話を詳しく見て見ましょう。

アメリカ合衆国のワシントン州東部に位置する、中規模商工業都市である、スポーケンという場所に、ソノラ・スマート・ドッドという1人の女性がいました。

彼女が幼い頃、南北戦争(1861年~1865年)が勃発します。

ドッドの父ウィリアムも、南北戦争に召集されることになり、彼女を含んだ6人の子供は母親が1人で育てることになりました。

しかし、母親は過労が原因で、父ウィリアムが南北戦争から帰還してまもなく亡くなってしまいます。

それ以来、男手1つで子供たち6人を育て上げた父でしたが、子供達が皆成人すると母の後を追うように亡くなってしまいます。

自分たちを懸命に育ててくれた父に対する感謝の気持ちを讃えたかったドッドは、教会の牧師にお願いして礼拝をしてもらいます。

その礼拝を行ったのが、ドッドの父ウィリアムの誕生月である6月であったことが、現在の「父の日」が6月になったことに繋がります。

1909年に行われた礼拝から1年後、父への想いと「母の日のように父に感謝する日を作りたい」と牧師協会へ嘆願したドッドに感銘を受けた人々によって、1910年6月19日に最初の「父の日」の祝典がスポーケンで行われました。

その後、1916年に、アメリカ合衆国第28代大統領のウッドロー・ウィルソンが、スポケーンを訪れて、父の日の演説を行ったことにより、父の日は大勢の人々に認知されるようになりました。

それから、50年ほど経った1966年に、ついにアメリカ合衆国第36代大統領であるリンドン・ジョンソンが、「父の日」を称賛する大統領告示を発表したことがきっかけとなり、6月の第3日曜日を父の日に定めました。

アメリカで正式に国の記念日として制定されたのは、1972年のことです。

父の日の由来と歴史(年表)

できごと
1909年 ドッドが「父の日」を作って欲しいと牧師協会へ嘆願し、礼拝を行う。
1910年 スポーケンにて「父の日」の最初の祝典が行われる。
1916年 第28代のアメリカ合衆国大統領が演説を行ったことで認知されるようになる。
1966年 第36代のアメリカ合衆国大統領が父の日を称賛する大統領告示を発表。
1972年 アメリカ合衆国で正式に国の記念日に制定。




父の日に花は贈るもの?

父の日に花を贈ろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。

父の日と言えば、「黄色いバラ」が思い浮かばれますが、なぜ黄色いバラなのでしょうか?

その理由と、他にもあるおすすめのお花をご紹介します。

アメリカの白バラと日本の黄バラ

日本では、母の日の花が赤いカーネーションで、父の日の花は黄色いバラと認知されています。

しかし、父の日を作ったドッドさんが、父の日に父親の墓前に供えたのは、黄色いバラではなく、白いバラです。

あくまでも、亡き父を思って白いバラを贈ったことから、1910年に行われた、最初の祝典では、式典に参加した青少年の団体(YMCA)の青年たちは、父親が健在の者は赤いバラを、亡くなっている者は白いバラを身につけたと伝えられています。

つまり、黄色いバラは日本が発祥なのです。

なぜ、黄色いバラにしたかについては、黄色の色の持つ意味に由来しています。

花言葉や色の持つ意味は、国によっても違いがあるものですが、例えばイギリスでは、古くから、黄色は「身を守る色」、「魔よけの色」として使われています。

また、アメリカでは、「愛する人の無事を願う」という意味です。

他にも、黄色は「愛と信頼と尊敬」を表わすともいわれています。

このような、良いイメージのある黄色の意味に着目したのが、1981年に社団法人日本メンズファッション協会が立ち上げた、「日本ファーザーズ・デイ委員会」です。

この委員会が、「父の日」には黄色いリボンをつけたプレゼントを贈るというキャンペーンを始めます。

「父の日に黄色いリボンをつけよう」というキャンペーンが徐々に広まり、日本では「父の日」と言えば、「黄色」というイメージが定着したのです。

父の日におすすめの花

父の日には、おすすめの花言葉を持つ花が他にもあります。

花言葉で、感謝の思いを伝えるのはどうでしょうか?

「スカシユリ」

スカシユリは、ユリの中でも、香りが控えで、小ぶりな品種です。

スカシユリの花言葉は「親想い」、「子としての愛」という父の日の贈り物にぴったりな花です。

「ヒマワリ」

元気なイメージのあるヒマワリなら、お父さんもご存知の花かもしれません。

黄色いヒマワリの花言葉は、「憧れ」や「愛慕(深く愛し慕うこと)」などです。

こちらの花も父の日にぴったりの花言葉です。

「コチョウラン」

ゴージャスなイメージのあるコチョウランの花言葉は、「幸福が飛んでくる」、「優雅」、「ラグジュアリー」、「純粋な愛」です。

花を楽しめる期間も、およそ1ヶ月~3ヶ月と長く楽しめ、お手入れも簡単なので、プレゼントにおすすめです。

ガーベラ

可愛らしいイメージのガーベラですが、流通している品種はなんと2,000種類以上もあるため、お父さんのお好きな色のガーベラを探すこともできるかもしれません。

花言葉も「常に前進する」、「希望」といった頑張るお父さんにふさわしい花言葉がついています。

 

【豆知識】母の日を日本に伝えたのは森永製菓?

父の日に黄色いイメージを定着させたのは、メンズファッション協会ですが、母の日を日本の全国行事にしたのは、お菓子メーカーである、森永製菓だと言われています。

日本では、昭和のはじめにアメリカから伝わった母の日ですが、当初は、キリスト教団体を通じてささやかに行われていた規模でした。

しかし、1936年(昭和11年)、森永製菓が色々な団体に協力を呼びかけて、「母の日中央委員会」を設立することで日本の母の日は一気に広がりを見せることになります。

母の日中央委員会が設立した翌年に、「母をたたえる歌」を募集したのに加え、「第1回 森永・母の日大会」を盛大に開催したのです。

その大会では、電車の乗車券や豊島園の入場券の引換券、森永のお菓子の引換券と、牛乳やコーヒーなどの接待券が当たる福引券がついている無料招待券が、なんと20万人ものお母さんに配布されました。

そのため、盛大な盛り上がりをみせたのです。

その後、母の日大会は、全国の主要都市を中心に毎年開催されるようになっていき定着していきました。

この大会は、戦争による中断があったものの、現代まで続いています。

父の日のプレゼント

毎年悩む父の日のプレゼントですが、お父さんにあげたいプレゼントと、お父さんが欲しいプレゼントが重なるとは限りません。

ここでは、毎年人気のプレゼントや予算などをご紹介します。

プレゼント選びにお役立て下さい!

毎年人気のプレゼントはコレだ!

お父さんには、どんなプレゼントがいいのでしょうか?

プレゼント選びにはコツがあります。

①お父さんが普段使っているもので、汚れていたり、くたびれていたりしそうなものを選んで贈る。

「そんなところまで、気にして見ていてくれたのか」とお父さんも喜んでくれます。

②お父さんの趣味や嗜好に合ったものをプレゼントする。

好きな物を貰って嫌な人はいないはず。

お父さんの好きな物を観察してみて下さい。

③高価すぎるものより、気持ちのこもったものを選びましょう。

お父さんへのプレゼントが高価な物である必要はありません。

大切なのは気持ちなので、お父さんへの日頃の感謝の気持ちがこもったものにするのがおすすめです。




毎年人気のプレゼントをご紹介します!

お父さん大好き!お酒のプレゼント
意外に喜ぶ食べ物&スイーツのプレゼント
長く使えて嬉しい!ファッション小物のプレゼント
普段に使ってもらえるビジネスグッズのプレゼント
いつまでも元気でいて欲しい健康グッズのプレゼント

予算はどれくらい?

お父さんへのプレゼントの予算で多いのは、3,000円~5,000円です。

ただし、兄弟で協力して贈る場合やお母さんと一緒に贈る場合にはもう少し高額になる場合が多いようです。

物より思い出や体験をプレゼント!

最近では、物をプレゼントするより、お父さんとの思い出や体験をプレゼントする方も多いようです。

例えば、家族そろって参加できる料理教室の参加券です。

この参加券には、家に帰っても調理を楽しむことが出来る高級調理器具がセットになっているなど至れり尽くせりな商品です。

キャンプ好きなお父さんには、キャンプ用の長いすなどアウトドア用品とコテージの宿泊券がセットになったプランもあるようです。

また、いつも仕事を頑張っているお父さんに、豪華なクルージングやパラグライダー体験、オーダーメードのシャツの発注など日頃なかなか出来ない体験のプランもあります。

中には、高価なプレゼントも多いですが、お父さんと「二人で食事に行こう!」と一緒に出掛けようと提案したり、手料理を振る舞うなどしてもお父さんは喜びそうです。

赤ちゃんや子供に出来るママからのサプライズプレゼント

赤ちゃんや子供は、自分たちでプレゼントを選びに行くのは難しいでしょう。

いつも子育てに協力してくれるパパに、ママが子供たちと一緒に父の日のプレゼントをしたい!と思うこともあるかもしれません。

そんな時に人気なのが、手作りギフトです。

例えば、お父さんの似顔絵を元にパンを作ったり、ネクタイやワイシャツの形に折った折り紙に手紙を書いても喜んでくれるようです。

最近人気なのは、お子さんの手形や足形をプレゼントすることです。

可愛らしい手形や足形を、動物やネクタイに見立てアートにするのもママの腕の見せ所です。

可愛いお子さんに貰える物なら、お手伝い券や似顔絵でも十分パパは喜んでくれると思います。




【補足】日本と違う日?世界の父の日

「父の日」は、世界各国で浸透している行事ですが、日本では『6月の第3日曜日』と定まっている「父の日」も、世界を見て見るとその日付はさまざまです。

例えば、台湾では8月8日が父の日です。

中国語でお父さんを指す爸爸(パパ)と、中国語で「八八」の発音が似ていることに由来しています。

ブラジルでは、母の日の3ヶ月後にあたる、8月第2日曜日が「父の日」ですが、休日ではありません。

ロシアの父の日は、単に父への感謝を思う日ではありません。

2月23日が「祖国防衛の日」とされているため、軍人に感謝するほか、父親や夫、男性に感謝する日となっています。

一方で、イタリアやスペインなどカトリック系の国では、イエスの義父とされる聖ヨセフの日(3月19日)が父の日になっています。

ドイツでは、昇天日と呼ばれる、復活祭の39日後の木曜日が父の日にあたります。

この日も、父の日であり、男性の日、紳士の日などとも呼ばれています。

まとめ

 

父の日の起源は、アメリカの1人の女性の父に感謝する思いが作り上げたということが分かりました。

「父の日」は、普段あまり口にする事のない、日頃の感謝を伝える大切な日です。

お父さんの好きな物や欲しそうなものを考えながらプレゼントを贈るのはいかがですか?

値段に関係なく、お父さんを思う気持ちが伝わって、お父さんにとっても家族にとっても、素敵な1日になることでしょう。

Writing:YUKIKO-加藤

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