清め砂の撒き方(使い方・清め方)やその効果とは?

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「清め砂」をご存知ですかぃ?

清め砂は清め塩と同様に場を清めるために使用するものです。

主に地鎮祭などで使用されますが、神社や一部のお寺などでは個人向けに清めた御砂を授与されています。

このページでは清め砂の使い方として「撒き方・清め方」を述べています。

清め砂とは?

「清め砂」とは主に土地の土を動かす時や、場を不浄なモノ・穢れ(ケガレ)から清めるときに用いるご祈祷して清められた御砂です。

使用用途としては多岐に渡り、小袋に詰め込んでお守りのように捧持することもできます。

また、病床にある人の病状悪化をくい止め、平癒を祈念することもできます。

旅行にも持ち歩くことができ、長期間の出張など、宿泊先などでも使用ができます。

清め砂はドコで買える?

神社の社務所(授与所)へ行けば授与(販売)されていますが、必ずしも置いているとはかぎりません。

京都 伏見稲荷大社やその近くにある荒木神社、奈良の大神神社、三重の二見興玉神社などでは授与されています。

注意点

清めれた砂はお守りとして携持することもできますが、家などに撒く場合は砂を撒く必要があるのかを再度、確認してから撒く心がけも重要です。

それと土用の概念もありますので、このあたりは個人の自己責任の範疇において諸事、執り行ってください。

以下は一般的な「清砂」の使用法です。(参照先:奈良 大神神社

砂を必要とする場合

  • 住宅・社屋・工場・倉庫・納屋などの建物を建てる時、取り壊す時
  • 建物などを修繕および、改修する時。
  • 井戸、側溝など、水に関係する工事、または建築後、改めて電気、ガスなどの設営・配管・配線などの工事をする時。
  • 屋敷・庭・敷地などを改善改修のために手に入れる時。
  • 田畑、山林、道路、川などをいじくる時。
  • 庭木、樹木を崇拝する時。
  • 転宅、移転など、住居また事務所・仕事場を移し、別の建物に入居または、入所する時
  • 開店、開業、開所など、新しく事を始める時
  • 住まい、仕事場あるいは所有者物で、穢、不浄が気になる時

お清めをするとき(タイミング※例え)

工事作業などを行う際、その作業の着工前と着工後、それにすべてが完了した後の2回行います。

転宅、開店など、新規一新する時にはその事前にその施設を清めます。(一例:転宅の際、入居前に家を清めます)

不浄、穢のお清めは事後または気になった時に随時、執り行います。

お砂の撒く前の準備

  1. 清められた綺麗な水を手水とし、手・口をそそぎ、心身を清めます。
  2. 特にマイホーム購入など、人生に大きく関与するほどのお清めをする時は、「水」または「ぬるま湯」をかぶり心身を清めるのが吉(「潔斎/けっさい」という)
  3. 神社から受けた清めの砂は容器に移します。容器は三方・御敷または底の浅い器・皿などで結構。
  4. これから清める場所の正面へ移動し、両手で容器を持ち、心の中で「祓い給ひ 清め給へ」と念じ、その場で軽く一礼します。

お砂の撒き方

  1. お砂を撒くときは、撒く当人を中心とした左前・右前・左前と3回に分けて撒きます。
  2. 砂の容器を左手で持ち、右手の指で砂をつまみ、1回ごとに「祓い給ひ 清め給へ」と唱えて撒きます。
  3. 1ヶ所に左、右、左と3回撒いたら、最後に「撒き終わりましのでお清め宜しくお願いします」と心中で念じて一礼します。

撒く砂の量

撒く砂の量は1ヶ所に1袋ぐらいが目安。(大きさにもよるので受けた神社やお寺へ要確認)

4ヶ所撒く場合は4袋。5ヶ所の場合は5袋。


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お砂を撒く順番

お砂は清める場所によって撒く順番が異なります。

また、方位や鬼門という概念に関連することから、方位と鬼門について前知識として述べておきまする。

方位と鬼門
  • 北東(艮)の方角:鬼門 ※表鬼門
  • 南東(巽)の方角:風門、地門
  • 南西(坤)の方角 :人門、病門 ※裏鬼門
  • 北西(乾)の方角:天門

鬼門の方角は古来、忌み嫌われます。江戸(東京)の街も江戸時代、この鬼門思想(風水)に基づいて設計されていた事実をご存知ですかぃ?

※門名はあくまでも陰陽道で用いる概念です。

土地・敷地に撒く場合

土地・敷地などの広い場所を清める場合、下掲図の四隅と中央を順番通り(番号順)に清めていきます。

①東北(艮/うしとら ※表鬼門):中央を背にして外向きに「左→右→左」と3回撒く。

②東南(巽/たつみ):中央を背にして外向きに「左→右→左」と3回撒く。

③西南(坤/ひつじさる ※裏鬼門) :中央を背にして外向きに「左→右→左」と3回撒く。

④北西(乾/いぬい) :中央を背にして外向きに「左→右→左」と3回撒く。

⑤清める土地・敷地の中央部:入口を背にして中央に向き「左→右→左」と3回撒く。

マンション・室内に撒く場合

マンションやアパートの場合、もしくは室内に直接お砂を撒けない場合、自らの住居となる部分全体を対象としたその四隅に半紙などを敷き、下掲図の番号①から「祓(はら)ひ給(たま)へ 清(きよ)め給(たま)へ」と唱えながら、お砂を小山状態に盛って10日間ほど置いておきます。

期間が過ぎたら砂は近くの土に返します。

①東北(艮/うしとら ※表鬼門):お砂を小山状態に盛る。

②東南(巽/たつみ):お砂を小山状態に盛る。

③西南(坤/ひつじさる ※裏鬼門) :お砂を小山状態に盛る。

④北西(乾/いぬい) :お砂を小山状態に盛る。

⑤清める土地・敷地の中央部:入口を背にして中央に向き「左→右→左」と3回撒く。もしくは御砂を2つに小分けにして入口を挟み込むようにしてその左右両端に小山状態に盛る。

以上まとめると入口を正面に見て左手前の隅から、時計回りということになり申す。

注意点

清砂や盛り塩をするということは、「祓う・寄せ付けない」ということなので、別の言い方をすれば結界を作ることになります。
部屋を清める際、予め部屋に不浄なモノが居た場合、お清め砂を部屋の4隅に置いてしまうと、
その不浄なモノを逆に出れなくし、部屋内に閉じ込めてしまう事になります。
つまり、先に不浄なモノを追い出しておく必要が出てきます。
そこで以外の対策をとります。

清めたい部屋の開口部(窓など)の両脇、開口が無い場合は、北東(表鬼門)と南東、西南(裏鬼門)の方角の内壁に砂を配置します。(表鬼門と裏鬼門から来る邪気だけは封じておく)
上掲図の番号で示すと①②③の位置に御砂を配置する。

不浄なモノは清められたモノを嫌うので、他の方角を開けておくことで不浄なモノを逃すように仕向けます。
この状態で1週間ほど様子を見て何も異変が無ければ、フリーにした開口部の両脇、もしくは他の南西、北西の方角にも小分けにした砂を置いて結界を作ります。
これで部屋の四隅に砂が配置されたことになり、
結界で塞ぎ込むことができます。
なお、異変があった場合、もしくは完全に清めたい場合は寺社の神職や僧侶に来てもらうのが無難です。

車(自動車)に撒く場合

自動車の場合は下掲図面のように四輪タイヤに振りかけて撒きます。

①ボンネットを正面に見て左手前の車輪に「左→右→左」と3回撒く。

②ボンネットを正面に見て左奥の車輪に「左→右→左」と3回撒く。

③ボンネットを正面に見て右奥の車輪に「左→右→左」と3回撒く。

④ボンネットを正面に見て右手前の車輪に「左→右→左」と3回撒く。

以上まとめるとボンネットを正面に見て左手前の車輪①から、時計回りということになり申す。

清める土地・敷地が狭い場合はどうする?

これから清める土地・敷地が狭い場合、外から内に向かって祓いの言葉『祓(はら)い給(たま)ひ 清(きよ)め給(たま)へ』と唱えながら砂を左・右・左と3回撒きます。

もしくは1ヶ所に砂を小山状態に盛っておくようにします。

病床を清める場合

病床を清める場合は御砂を半紙などで包み、病人が伏す、お布団の下に入れます。

御砂に有効期限はあるのか?

大神神社へお聞きしたところ、特に有効期限はないとのこと。

御砂があまったが他人へあげても良い?

未使用(一度も撒いていない状態)前提で他人へ譲渡しても問題ないとのこと。

大神神社の御砂

大神神社は「三輪山」という山が御神体ということもあり、古来、大和国一宮・旧社格は官幣大社として、特別に手厚く祭祀されてきたことから、大地の霊力は抜きん出て凄まじいと言われます。

大神神社の御砂をお求めの方は下記、大神神社公式サイトへご確認ください。

神社によって砂の清め方(撒き方・使い方)は異なるのか?

荒木神社(京都伏見)品名:『清め砂』

敷地の祓い方

敷地の北東の角から右回りに四隅を祓い清めます。

最後に敷地の中心を祓い清めます。

建物が建っている場合は最後に入口を祓い清めます。

砂の撒き方

四隅では敷地の中から外に向かって「左、右、左」と1か所につき3回、お砂を手で取り撒いて祓います。1回のお砂の量はひとつまみで結構です。

家(店舗)の入口の祓い方

家の外に出て入口に向かって「左、右、左」と扉の下方に3回撒いて祓い清めます。

自動車の祓い方

​自動車に乗る前に車の前と後ろに「左、右、左」と3回づつ撒いて祓い清めます。

京都伏見・荒木神社

二見興玉神社(三重県伊勢市)品名:『御清め砂』

砂の撒き方

四隅と中央(または玄関)に御砂を撒き清めます。

三皇熊野神社(秋田市)品名:『御清め砂』

清め砂でのお清めの方法

①北東の方角(鬼門)の角より、御砂を少量つまみ取り、左・右・左と撒く
②北東から時計回りの順番で四角(南東→南西→北西)へと撒く

砂を撒く場所

土木や建築(増改築)する場所、移転した住居、家相や方位の悪い所、玄関などに撒く

三皇熊野神社

 

以上、上記3社を見るかぎり、撒き方はほぼ同じであることが分かり申す。


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少し特殊な御砂の使い方

宮島 厳島神社の御砂守

広島県宮島の厳島神社では「砂を撒く」というよりは、お守りのように肌身に近い場所で携持して、旅行安全のお守りにする半ば風習のようなものがあります。

なんでも厳島神社が建つ、宮島の地では旅行の際、道中安全のお守りとして御神域の御砂をいただき、旅先から帰郷の際は、旅先の地の砂を加えて返すという信仰に近い風習のようなものが残されています。

宮島弥山 大聖院

厳島神社の山上に位置する「宮島 大聖院」の弥山にある霊火堂では「灰」が入った御砂を授与されています。

霊火堂には1200余年、「不滅の霊火」と呼ばれる燃え続けている火があり、この火(囲炉裡)の灰が入った御砂です。

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霊火堂の御砂の使用方法

霊火堂の御砂は祈念するご利益によって砂の撒き方が異なります。

  • 家内安全を祈念する場合:家の周りに撒く
  • 商売繁盛:お店の周りに撒く
  • 五穀豊穣:田畑へ撒く
  • 先祖供養:お墓へ撒く

年に4回ある土用の日に要注意!

1月から12月までの暦の中には「土用(どよう)」という概念があり、節分の前日がこれにあたります。節分は二十四節気の立春、立夏立秋立冬の4つあり、この節分日の前日より遡った約18日間を「土用」と言います。

古より、土用期間中に土を動かすと土地神や土公神の怒りに触れ、運勢大凶に転じると言われます。

土用の期間

春の土用:黄経27度から立夏前日まで(おおむね4月中頃から5月頭頃)

夏の土用:黄経117度から立秋前日まで(おおむね7月中旬すぎから8月頭頃)

秋の土用:黄経207度から立冬前日まで(おおむね10月中旬すぎから11月頭頃)

冬の土用:黄経297度から立春前日まで(おおむね1月中頃から2月頭頃)

どうしても土用期間中に執り行う必要がある場合

土用の期間中には古来、「間日(まび)」という日が特別に設けられています。この間日には土いじりをしても、あたり障りがないとされます。

土用の間日・一覧
  • 春の土用:巳と午と酉の日
  • 夏の土用:卯と辰と申の日
  • 秋の土用:未と酉と亥の日
  • 冬の土用:寅と卯と巳の日

清め砂の効果とは?

清め砂は悪い気(邪気)を吸い取るという話も耳にしますが、悪い気は清められたモノを避けるので、マンションやアパートなどの家宅で使用する分に関しては、基本的な概念として悪いモノが寄り付かなくなります。

ただ、土に撒く場合は土の気と直に接触する事実を鑑みて、土地の悪い気を吸い取って土の気を促進させるという概念も加味されると考えて良しです。

つまり、野菜や草花樹木の生長を促す事につながります。

ただ、前述の土用の概念を懸念される場合は、土用期間を避けた方が無難でしょう。

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