おみくじは引き直せる?「おみくじの引き方や種類・設置場所・料金」も伝授!

スポンサードリンク

例えば、観光や初詣に行った際、神社でおみくじを引いて結果が悪かったとします。次にお寺へも参拝することになり、再び目の前におみくじがありました。あなたならもう1度、引きますか?

つまり、おみくじを2回引くということです。

1回目が「凶」であれば、おみくじの順番的にはもっとも悪い結果と言えるので、ひょっとすれば引き直すことで大吉を引けるかもしれません。

ただ、そこで気になってくるのが2回目で大吉を運よく引いた場合、効果(ご利益)が半減してしまうのか?もしくはご利益はその年に初めて引いた1回目のおみくじの結果がすべてなのかを知りたくなります。

以下ではそんな素朴な疑問にお答えしています。

おみくじの引き方

現代では誰でも気軽に引けるようになったおみくじですが、元々、上記で説明したおみくじの元となった三大師百籤が江戸時代に流行る前は、天台宗のお寺で僧侶が引くものでした。

その引き方は、なんと!まず全身を清め、お経を3回唱え、その次にご真言(功徳がある呪文のようなもの)を999回唱えた後に33回礼拝するというものを、「観音様が降臨された!」と感じるまで何度も繰り返し行ってから、やっと籤を引くというものだったのです。

おみくじ1回引くだけでもめちゃくちゃ大変だったのですね。

このようにおみくじは古くから神様の意向をうかがうための手段として用いられてきたのです。

後述するように、おみくじには種類があり、その種類に応じた内容も様々です。吉凶に関わらず日々の暮らしの指針として活かすことが大事です。

おみくじの作法

まず、手水舎で手と口と心身を清めます。

その後、神前へ向かって神仏とお参りした後、おみくじを引きます。

おみくじの種類は大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶など様々です。寺社によってはおみくじの引き方も異なる場合もあります。

おみくじの種類によって引き方が異なる!

おみくじを引く前に、まずはおみくじの種類に応じた引き方を知っておく必要があります。

今の寺社で授与されているおみくじ(一例)

昨今の寺社境内で見かけるおみくじの種類は、概ね下記のようなものがあります。

  • 自動販売機タイプ
  • 箱の中に入ったおみくじ
  • ガチャガチャのおみくじ
  • 土人形の中に封入されたおみくじ
  • 六角形の入れ物から棒を取り出すタイプのおみくじ

自販機タイプのおみくじの引き方

自販機タイプのおみくじは比較的、小規模かつ普段は無人の寺社の本堂or本殿の賽銭箱付近に置かれていることが多いです。

料金は概ね1回100円。

100円を硬貨投入口から入れると、いちばん下の取り出し口からおみくじがポトっと落ちてくる仕組みになっています。

箱の中に入ったおみくじの引き方

中規模以上の寺社で見かける機会の多い、おみくじです。

台の上におみくじの入った箱が乗せられており、箱の正面にのみ透明のプラスチック板が張られていますので中身が見えます。ここでの中身とは、おみくじの中身が見えるのではなく、幾多のおみくじが入っている様子を目視することができるという意味です。

箱の上部に腕がスッポリと入るぐらいの穴ボコが開けられており、ここから手を入れて中のおみくじを1つツカみ取ります。

中を開けると、おみくじの内容が書かれています。

箱タイプおみくじの値段は100円〜500円ぐらいと値段が定まっていません。値段が高ければ、おみくじと一緒にお守りが同封されているものもあります。

ガチャガチャのおみくじの引き方

寺社境内ではあまり見かける機会はありませんが、主に寺社参道の土産物屋などに置かれているタイプのおみくじです。引き方はガチャガチャと同じです。硬貨を回すハンドルに差し込んでハンドルを時計回りに回転させます。

すると下の取り出し口からカプセルが落っこちてきやがります。

ただ、土産物屋で引いた場合は結び付ける場所は皆無でしょうな。おおむね持ち帰ることになろうかと‥。

土人形の中に封入されたおみくじの引き方

寺社では、自社の縁起に由来した土人形を作って、それを縁起物として授与されているところもあります。

中にはこの土人形の中におみくじを入れて、それを「土人形みくじ」などとして授与されているところもあります。

引き方は簡単で、概ね土人形の底部分に穴ボコが空いており、紙が見えていますの引き出すだけです。もしくはヒモが飛び出していて、そのヒモを引っぱることによっておみくじを出てくるタイプもあります。

六角形のフリフリ(振る)するタイプのおみくじの引き方

もっともスタンダードなスタイルのおみくじとして、上述、機械式と双璧を成すのが「六角形のおみくじ」ではないでしょうか。

六角形の箱の上部に小さな7ミリほどの穴ボコが空いており、フリフリ♪するとこの穴ボコから棒が飛び出してきやがります。

この棒には、概ね番号が書かれており、番号を記憶して、その番号を授与所の窓口で伝えます。

すると、受付の方はその番号のおみくじを渡してくれます。

中の棒は引き出さない!

上掲、写真のようなおみくじを引く際の注意点としては、中の棒は基本、抜きとって、それを受付へ持って行かないようにするということです。

昨今の寺社では、ほとんどのケースで中の棒の紛失を避けるためにストッパー加工を棒の先に施しています。特に初詣の時しか寺社へ参拝しない方は、棒は抜き取って受付に見せに行くものだという認識があるので無理やりにでも棒を引き抜こうとするのです。

確かに中にはストッパー加工がされずに棒が抜けてしまうものもありますが、棒は引き出せても基本スタイルとしては番号を覚え込んで棒は中に戻し、その記憶した番号を受付で伝えるようにします。

この番号は多くても3ケタまでなので、とてつもなくアホか極めて猿人に近いサルでも無いかぎり記憶できるでしょう。毒舌

ただ、お子さんが引く場合はこの限りではありません。親御さんが代わりに記憶して受付でいただいてください。

おみくじは参拝する前に引いても問題ない?

おみくじは神仏と交信をして、その結果をいただくものなので、何はなくともまず参拝を済ませる必要があります。

ここでの交信とは、手を合わせて静かに瞑想し、普段の自分を行いを悔い改めながら、お願い事をして通常の参拝をすることです。

そして最後に神仏に対して自身の氏名や生年月日とこれからおみくじを引かせていただく旨を伝えます。

参拝を終えたら、おみくじが設置してある場所に移動します。

具体的に自分が何を知りたいのかを決めて、精神を統一し、神様に祈りながらおみくじを引きます。

引いたおみくじは、吉凶の表示だけにとらわれるのではなく、知りたい項目と和歌や漢詩の部分をよく読んでください。

そこに知りたいことのアドバイスが凝縮して記載されています。




おみくじの結果が悪かったから引き直しても良い?

おみくじの結果が「凶」だった時。

「がーーん!もうダメだ・・・人生終わった・・・!・・・いや?でも待てよ。もう一度引いてみたら大吉が出るかも・・・?!」

そんな思いがよぎったことありませんか?

おみくじは、神様・仏様と通信した結果によって得られた、一種の「神仏からのお告げ」なので、2度目を引くということは最初に引いたおみくじに書かれている神様・仏様のお告げを無視することになります。

ただ、「引いて戻せよ3度まで」という言葉もあるように、おみくじを引き直して出た吉を持ち帰っても良いする説もあるようです。

万が一、3回引き直して全てが凶だった場合、その年は最凶なのではなく、3回、凶が出るケースは稀なので別の見方をすれば強運とも考えられます。

なんにせよ、気持ちを集中し、心を込めて引いたおみくじの結果には、きちんと向き合う姿勢が大事です。

凶のおみくじでも、よく読んでみると今後の行動に対するアドバイスが書かれていることがあります。

神様・仏様からのアドバイスを真摯に受け止め、今後の身の振り方を真剣に考えることが大切です。

ただし例外として、占いたい内容を変える場合や、どうしてもおみくじの結果に納得がいかない場合には、神仏にそれを説明した上でおみくじを引きなおしても大丈夫とされています。

1日に複数の寺社へ参拝する場合はそれぞれで引ける!

また、一日に複数の寺社をお参りする場合は、祀られている御祭神・ご本尊ごとに性格が違うため、寺社ごとにおみくじを引いても問題ありません。

その場合にも、それぞれに祀られている神様を尊重し、複数のアドバイスをいただいているという気持ちを持っておみくじを引きましょう。

おみくじのご利益の効果の期間はどれぐらい?

おみくじの効果には特に決められた期間というものはありません。

おみくじに書かれている内容をしっかりと受け止めて行動し、結果として願いが叶ったら、そのおみくじの効果があったという事です。

また、そうでなくても自分の状況が変わって、再度新しい神様のお告げをいただきたいと思った時には、前回引いたおみくじの役目が終わったと考えて、新しいおみくじを引いてもかまいません。

おみくじの設置場所はドコ?

おみくじの設置場所は場所によってまちまちなので、実際に行ってみないとどこに設置されているのかはわかりません。

多い場所としては、

  • お守りや神札の「授与所」
  • 賽銭箱の横
  • 本堂や拝殿の入口の脇
  • 「おみくじ処」「おみくじ舎」などの名前のおみくじ専用の小さな建物

など、参拝を済ませた後に自然と足が流れる方向におみくじが設置されています。

また、お正月だけ神職の方がいらっしゃるような小さな神社では、参拝者が多い時期だけおみくじ箱を設置している場合もあります。

おみくじの値段はいくら?

おみくじの値段は、おみくじの紙だけを授与される通常のタイプのものはほとんどの場所で100円ですが、その場所特有の縁起物などの「おまけ付き」のおみくじは200円以上はします。

最近よく見かけるおみくじは土人形の中におみくじが封入されているタイプです。このタイプのおみくじは500円が平均相場です。

神社のおみくじは神社へ奉納することになりますので、おみくじの値段と言うのは正式ではなく、「おみくじの初穂料(はつほりょう)」と言うとモテ度がUPします。

お金の払い方は、授与所では神職の方に直接払いますが、その他では専用の小箱に入れるのが一般的です。

おみくじを引くつもりで寺社に足を運ぶ際は、両替をしなくても済むように、100円玉を何枚か用意していくようにしましょう。

おみくじの関連記事

スポンサードリンク -Sponsored Link-



当サイトの内容には一部、専門性のある掲載があり、これらは信頼できる情報源を複数参照し確かな情報を掲載しているつもりです。万が一、内容に誤りがございましたらお問い合わせにて承っております。また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。