【小満】期間中の行事(イベント)と風習 一覧

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いよいよ蒸し暑い夏の入口となるこの小満の頃、これといった大きな行事はないものの、二毛作を行う農家ではこれから夏本番に向けての田植えの準備や、麦の収穫作業に精を出す時期です。

「小満」はよく「麦秋」「麦の秋」という言葉にも置き換えられるほど、古来、麦の収穫時期として知られています。時候の挨拶では「麦秋の候」が有名です。

養蚕農家などでは養蚕が開始される頃であり、農家にとっての小満は1年のうちでもっとも忙しくなる季節と言っても過言ではありません。

小満は二十四節気の中の1節であり、立夏と併せて初夏の到来を告げる節気もありんす。

以下では、この「小満」期間中の旬な食べ物を一覧形式でご紹介しています。




野菜・果物

タケノコ

タケノコは二十四節気で例えると穀雨〜小満までが旬です。暦で言うと4月〜5月いっぱいです。

よくスーパーや八百屋で見かけるタケノコの種類は「孟宗竹(モウソウダケ)」という種類のタケノコです。

タケノコは煮物にしたり、軽く茹でて刺身で食べたりします。カリコリとした歯ごたえが特徴です。

タケノコにはカリウムが多く含まれていますので、塩分(ナトリウム)を摂取しすぎた場合、排出作用を促進させ、血圧を下げてくれる働きがあります。

そら豆

立夏や小満、すなわち初夏になるとスーパーや市場などで見かける機会が多くなるのが「そら豆」です。

ビタミン類を多く含み、ミネラル成分も豊富なので、これから夏を越せるだけの体力を付けるのには最適な食べ物です。

そら豆は塩茹でにしてビールのアテにしたり、はたまた、煮付けて食卓に並べたりと初夏を代表する旬な食べ物になります。

フキ

旬な食べ頃時期:4月~6月

フキは日本原産の野菜であり、約180年前に愛知県で作られはじめたとされる「愛知早生ふき」です。

フキは煮物にして食べることがほとんどです。

ワラビ

旬な食べ頃時期:4月~7月

ワラビは煮物や天ぷらにして食べることが多い食物ですが、灰汁(あく)を多く包有していますので、食中毒を起こさないように注意する必要があります。

ワラビを使用したもっともポピュラーな食べ物の1つに「わらび餅」があります。

わらび餅は、ワラビの地下茎を天日干ししてそれを粉にして、コネくり回して餅にしたものです。粉砂糖をまぶした「きな粉」に付けて食べます。見た目的に清涼感が得られることから夏の風物詩とも言える食べ物です。

明日葉(あしたば

旬な食べ頃時期:2月中旬~5月頃

セリ科の野草。青汁に使用される葉っぱとして有名。天ぷら、バター炒め、おひたしにして食されます。

「明日葉」の名前の由来は、生命力がズバ抜けており、「今日、葉を摘んでも明日になればまた芽が出ている」故事からきている。




菖蒲酒

あまり聞かない言葉ですが、菖蒲の根っこを漬け込んだお酒もあります。菖蒲は邪気払いのほか、血行促進や肌の保湿成分も備わり、胃腸薬や解毒剤としても重宝されたことから、立夏の時期には農作業に精を出す意味合いも込めて菖蒲酒を飲む風習もあります。

ただ現在、菖蒲の根っこは入手しにくいことから、菖蒲の葉を代用として漬け込んでいる地域もあります。

じゃがいも

旬な食べ頃時期:3月中旬~6月頃/10月中旬~11月頃

じゃがいもの日本一の産地である北海道では、ちょうど立夏の頃からじゃがいもの植付け(種芋)が始まります。また、この時期、九州産(長崎・鹿児島)の「新じゃが」が流通する頃でもあります。

北海道産の秋口〜冬時期に出回る「じゃがいも」に対して、春先から夏に出回るのが「新じゃが」です。

グリーンピース

旬な食べ頃時期:4月~6月頃

グリーンピースは塩茹でにしてそのまま食べたり、サラダにブチ込んで、胃袋へシコ流ししたりして食べます。上記、「じゃがいも」で作る「肉じゃが」などの煮物に付け合わせ食材としてブチ込んだりします。

絹さやえんどう

旬な食べ頃時期:3月~6月頃

マメ科エンドウ属の属する野菜です。

ビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜です。下処理として筋を取ってから煮物にしたり、塩茹でにして酒のアテにして食べたりします。

夏みかん

例年、4月中旬から6月頃になると夏みかんの食べ頃時期となるため全国で一斉に収穫が行われます。

夏みかんの有名な産地は主に西日本。まずはミカンの産地でよく知られる愛媛県や和歌山県のほか、鹿児島県や熊本も有名です。

夏みかんはビタミンCとクエン酸を多く含み、冬みかんよりも酸味がありますので、レモンの代用とされる場合があります。

お茶(新茶)

古来、八十八夜に行われる有名な行事として「お茶の摘み取り」があります。飲料メーカー各社が八十八夜の時期に「新茶の美味しい季節になりました」などの広告を打つので、テレビのCMやポスターなどで見かけることが多いのもこの時期の大きな特徴です。

新茶とは、その年に摘み取った茶葉を煎じて作られたお茶です。全国一斉に概ね5月初旬あたりから店頭に並べられたりします。




魚介類

アジ

アジの食べ頃となる旬な時期は5月〜7月です。この期間中はアジの水揚げ量が増し、スーパーなどの店頭で見かける機会が多くなります。

カツオ

カツオ漁は九州南部で3月に開始されたのを皮切りに、5月に本州、8月〜9月頃に東方地方北部(三陸沖)〜北海道へと展開していきます。

3月〜5月に水揚げされたカツオは「初鰹(はつがつお)」と呼ばれます。店頭や市場などで「初鰹」と書かれたPOPが目立つのこの時期の風流といえます。

カツオは群れで移動していますので、9月頃になると三陸沖でカツオ漁が始まります。この時期に三陸沖で獲れたカツオは「戻り鰹」などと呼ばれ、再び店頭で見かける機会が増えます。

キビナゴ

キビナゴは5月〜6月と12月〜2月の年に2回だけ食べ頃となる旬な時期を迎えます。

特に5月〜6月のキビナゴは産卵期を迎えるため猟獲量も増加し、中には子持ちのキビナゴも口にすることができるでしょう。

5月〜6月になるとスーパーの惣菜売り場でキビナゴのから揚げやてんぷらを目にする機会も増えます。

しかしながら、身が引き締まって美味しい食べ頃は12月〜2月の寒い冬です。

イシモチ

旬な時期:夏/4~7月頃・冬/11~12月頃

サクラマス

 

マイカ

 

時鮭

 

ワタリガニ

 

真鯛

 




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