「年越しそば」を食べる時間はいつ?『食べることによって得られる意外な効果とは?』

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「年越しそば」とは?

「年越しそば」とは年の瀬、いわゆる年末(12月31日の大晦日)に食べるお蕎麦(そば)なので「年越しそば」と言います。

英語訳では、「Buckwheat New Year’s Eve」。

分解して和訳すると「Buckwheat=”そば”」「New Year’s Eve=”年末(大晦日)”」という意味合いになります。

年越しそばは、おそらく誰もが常識的に知っている日本に深く根付いた文化の1つであり、現在に至っても統計で日本国民の半数近くが年越しそばを食べるようです。

年越しそばのは別名がある??

「年越しそば」という言葉は、実は日本各地の地域によって名前が異なることをご存知でしたか?

年越し蕎麦の別名

大晦日蕎麦、暮れそば、運そば、運気そば、福そば、延命そば、寿命そば、大歳そば、晦蕎麦(つごもりそば)、年切りそば、縁切りそば、思案そば、世直しそば ..etc

この中でも「運そば」、「運気そば」、「福そば」は、九州博多、晦蕎麦は主に関西地方においての年越しそばの呼び方です。

「年越しそば」の由来や意味、食べることによって得られる効果とは?

年越しそばの由来や意味合い、食べることによって得られる効果として次のようなことが述べられています。

延命長寿

蕎麦の姿形から連想

「どうか、そばのように細く長く生きていけるように〜」

蕎麦の性質が「鶴」と「亀」に通じる

蕎麦は、だし汁につけるとツルツルとして、口に入ったら入ったで割とコシがあり、嚙み嚙みしないとなかなか喉を通りません。

これが縁起の良い動物とされる「鶴」と「亀」に通じた縁起担ぎになるという話です。

厄災除け

そばの麺は切れやすいことに起因して「今年1年の厄災との縁を断ち切れますように〜」との意味合いがある。

金運上昇

お金が貯まる

その昔、金箔押しの職人が、周囲に飛び散った金粉を集めるために、粘着力のあるそば粉を練ったものを使って、貼り付けるようにして集めたそうです。

この故事から「そばを食べるとお金が貯る」という噂が広まり、年越しそばを食べることで金運が上昇するとも云われています。

金が切れない

今度は金箔を作る職人の話ですが、金箔は約10000分の1ミリというぐらいまで薄っぺらく伸ばしてやっと1枚の金箔を作ることができます。

薄っぺらく仕上げることができるのには実はコツがあって、なんでも職人たちは金箔を作るとき、そば粉を金粉に少しだけ混ぜ入れることで、途中で金箔が破れることなく、綺麗に仕上げることができたそうです。これすなわち「金が切れない」に通じるという説。

開運

鎌倉時代中期、中国・宋(そう)の商人「謝国明(しゃこくめい)」が貿易で博多に来ていました。

この当時、博多には疫病が蔓延しており、この事態を重く見た謝国明は、せめて新年だけでも明るく盛大に祝うべく、そば粉を固めて饅頭を作り、それを承天寺(じょうてんじ/=博多区博多駅前)境内で無料で参拝客に振る舞ったそうです。

この後、疫病は収拾をみせ、謝国明は商売で大成したとのことです。一説にはこれが年越しそばの起源ともいわれます。

なお、この饅頭は現在では「蕎麦がき」や「蕎麦餅(そばもち)」などとも呼ばれるものですが、博多では「運そば」「運気そば」などと呼ばれています。

博多の人が「運そば」と呼び習わす理由は、謝国明への恩に深く感謝するとともに、毎年、年末に「年越しそば」ならぬ「運そば」を食べることによって、謝国明のように運が開けて諸願成就すると考えられているからです。

子宝わんさか・厄除け

蕎麦のもととなる蕎麦のタネ(種)は上から見ると三角形をしていますが、三角形は古来、鱗紋(うろこもん)に例えられ、退魔や厄除けの効果、子宝わんさかのご利益があるとされてきました。

⬆️そばの種
⬆️蕎麦の種を横から切断して上から見た写真(画像)

鱗紋とは、三角形を連続して用いた文様のことで、特に江戸時代では「蛇」の鱗や「蝶」の羽などに類似した形であることから大変、縁起が良い文様であるとされてきました。

⬆️うろこ紋

蛇が縁起が良いとされるのは現代でも同じですが、蛇や蝶は脱皮をするので、これが「厄を落として再生する」という意味に通じ、退魔や厄除けの文様として扱われたからです。

その他の説では、「三角=みかど」が「帝=みかど」に通じるものとされ、縁起が良いとされた説もあります。

リフレッシュ

年越しそばは地域によっては「思案そば」とも呼ばれますが、これは旧年の苦労や嫌なことを思い出しながら蕎麦をたくさん食べることで忘れさってしまおうという意味です。

蕎麦をシコタマ胃袋にブチ込んで、ドス黒く図太いクソと一緒に旧年の苦労や嫌なことを綺麗サッパリ体外へ排出することで、何かも忘れてリフレッシュされた生まれ変わった自分で新年に臨むということです。

健康長寿

スタミナアップ

蕎麦という植物は一年草であり繁殖力が強く、雨風、嵐が来ても翌日にはシュッとして起き上がっているほど耐久性があります。

この蕎麦の強さになぞらえて来年も蕎麦のように力強く過ごせるように・・などの意味合いがあるという説。

新陳代謝力の上昇

あまり広く知られていませんが、そば粉を食べることでなんと!新陳代謝が上昇して血行が良くなり、体内の老廃物など、病気の原因となるものを排出してくれるそうです。

これになぞらえて、蕎麦を食べて体内をリセットしてリフレッシュした気持ちで新年を迎えるといった説。シャキぃ〜ン⭐️..歯キラぁ〜ん✨

年越しそばを食べるタイミングはいつ?

「年越しそば」と聞けば「年を越したあとで食べるお蕎麦」というようなイメージが先行してしまいますが、実際は年を越す前に(深夜0時もしくは除夜の鐘がなる前)食べ終わるのが通例とされています。

1日のはじまりは日暮れだった!?

これはあまり知られていませんが、本来、1日のはじまりは日暮れで、次の日の日暮れまでを1日されています。

すなわち大晦日の夜が1日のはじまりなので、大晦日の夜に歳神様を迎えることになります。

年越しそばもこれに倣い、まずは日暮れ(夕方)に神棚にお供えしてから、家族全員で食べるのが本来の食べるタイミングであり正しい食べ方というものです。

そもそも「年越し」の言葉の意味合い自体が、今年(旧年)から新年へ変わる境目、つまり大晦日の夜のことを指す言葉です。

ただ、やはり一家全員が仕事を終えたり学校行事が終了して、食卓に一堂に会することのできる時間帯と言う意味合いで夕飯の時に食べるのがマストです。

年越しそばは1人で寂しく食べるものではなく、できるだけ大人数で今年(旧年)の苦労を労いながら面白おかしく食べるものです。ウフ

元旦(1月1日)に食べる地域もある??

なんとぉぅ!日本各地の地域によっては、元旦に年越しそばを食べる地域もあるようです。

カンの良い方であれば察したとおり、これらの地域では「年越しそば」とは言わず、「ついたち蕎麦」や「元日蕎麦」などと呼び習わしているようです。

年越しそばをなぜ年末(12月末日=大晦日)に食べるのか?

これについてはすでに上述したように以下のような理由が挙げられます。

  • 鎌倉時代中期、中国・宗の商人「謝国明」が年末に年越し蕎麦を承天寺で振る舞った説。
  • 室町時代、「関東三長者」の1人「増渕民部」という人物が、毎年、年末に蕎麦を振る舞った。
  • 旧暦の「晦日(みそか/つごもり)=末日」は「つごもり=月籠もり」のことで新しい月の月(新月)を迎えるために氏社などに月籠もりした日。年の区切りである12月の晦日は「大晦日(おおみそか」として別格に扱われた。

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年越しそばの正しい食べ方

神棚に供えて願掛けしながら食べる

忘れてはいけないのが、神棚がある家庭はまずは神棚に供えて、歳神様に旧年の無事をご報告申し上げて、願掛けしながら家族全員でそろって食べるのが正しい食べ方です。旧年の苦労を反省して一家団欒で面白おかしく労いながら、新年を迎えるのが縁起の良い食べ方といえるでしょう。オホ

年越しそばは熱いのが通例!だけど・・冷たい”ざるそば”で食べてはダメ?

一般的に年越しそばといえば、真冬となる12月の年の瀬に食べるので、アツアツのだし汁に入った蕎麦を想像します。

ただ、地域によってはザルの上に蕎麦を盛りつけて、一家全員が食卓に集合して仲良く箸で突きながら新年を迎える家庭もあるとのことです。

よって年越しそばを食べるスタイルは冷たい熱いは自由!ただ、肝心なのは一家全員せめて年の瀬には一堂に会して、アホ面さげて願掛けしながら和やかに蕎麦を食べるというのが、本来の年越しそばの食べ方だと思います。

あなたはどう思いますか?

年越しそばにはどんな具材(おかず)を入れると合う?

上述したように年越しそばには、願掛けの意味合いがあることから、向こう1年の無事と開運などを祈願する意味合いで、なるべく縁起の良い食材を入れるのが吉とされています。

以下ではその一例を挙げてみます。

卵は色からして金色に通じるものがあります。金色は金運アップに通じるものがあります。

紅白かまぼこ

紅白餅や紅白幕を代表例として、紅白を用いるシーンはよく見かけます。紅白は「ハレ」を表するとも云われ、古来、年末などの節目に用いることで大変、縁起が良いとされています。

エビ

エビはおせち料理にも入れますが、これは一家の健康長寿を祈願する意味合いがあります。

エビが健康長寿のご利益に通じる理由は、頭と尻尾の間が”腰”部分とした場合、「腰が曲がるまで年をとって元気でいられますように〜」・・などの意味合いがあるからです。

大根おろし

アツアツのお蕎麦に大根おろしを入れる方は少ないと思いますが、大根をおろす時は「おろし器」に大根をコスり付けて下に落として行きますので、”厄を落とす”に通じる意味合いになります。オホ

ニシン

両親という漢字を置き換えると「二親(にしん)」とも書けます。すなわち、「両親が長生きする」もしくは「親になれる=子宝に恵まれる」はたまた「2人の子供の親」などの意味合いがあります。

ネギ

ネギは包丁で切ると目に沁みたり、はたまた噛むと少しピリッとします。これはネギに含まれる「アリシン」という成分の作用によるものです。

このアリシンは強力な殺菌力をもっていますので、風邪を予防する効果があるとされています。

ネギは『労を”ねぎ”らう』という語呂合わせような言葉もあるくらいなので、寒い冬にはなくてはならない食材です。

油揚げ

油揚げは包丁で刻んで味噌汁に入れたり、キツネうどんに1枚そのままいれるのが通例ですが、この油揚げが大好きな神様がいます。

どんな神様かお分りになりますか?

・・

・・

・・はい〜!残念無念〜!正解は・・

お稲荷さん」です。

お稲荷さんは商売繁盛や五穀豊穣、一家安泰のご利益がありますので、お稲荷さんに捧げる意味合いで油揚げを食べながら祈願します。

なお、正式には『お稲荷さん=キツネ』ではなく、キツネはあくまでも「お稲荷さんの神使(しんし/=神の使い)」であり、お稲荷さんの正体は「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」という神様になります。

ちなみに、伊勢神宮外宮(げくう)でお祀りされている「豊受大御神(とようけおおみかみ)」も宇迦之御魂神と御同体の神とされています。

年越し蕎麦の歴史や起源

年越し蕎麦の起源は定かではありませんが、江戸時代に根付いた風習であると言われています。

年越しそばが広く知られて一般大衆の間に定着したのが江戸時代の頃とあって、その起源は諸説あるようです。

【その1.】鎌倉時代中期に広まったとする説

上述したように鎌倉時代中期、中国・宋(そう)の商人「謝国明」が博多の承天寺で年越し蕎麦ならぬ「年越し蕎麦がき」を振る舞った説。

【その2.】室町時代に広まったとする説

朝廷から関東の統治を一任されていた「関東三長者」の1人「増渕民部(ますぶちみんぶ)」という人物が、毎年、年末に蕎麦を振る舞ったそうです。

この増渕民部という人物、一説では年越しそばの起源とも云われる人物ですが、それもそのハズ。なんと!長者でありながら歌人としても有名だったようで、以下のような歌を残しています。

世の中にめでたいものは蕎麦の種、花咲き実りみかどおさまる

この歌に登場する”蕎麦の種”こそが上述した縁起の良い三角形の話となり、つまりは蕎麦を食べると大変縁起が良いことを諭しています。

この後、増渕家は衰えることなく存続し、江戸時代には民部の子孫が年末に再び、自分の店の従業員に蕎麦を振る舞っています。

終わりに・・

年越し蕎麦自体の起源は、古いもので室町時代説をご紹介しましたが、植物としての蕎麦自体の起源は古く、「続日本書紀」によれば722年(養老6年/奈良時代)に大飢饉が起こった際、時の天皇「元正天皇」は蕎麦の栽培を命じたとの記述が残されているようです。

蕎麦は”一年草”という特性が備わることから繁殖力が早く、さらに耐久力があることから「救荒食物(きゅうこうしょくもつ)」、いわゆる災害時に緊急的に栽培する食物に位置付けられているほどです。

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