御朱印は飾ってお祀り?「御朱印の飾り方(飾る方角・飾る場所)」

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御朱印は、参拝した神仏とのご縁であり、そのご縁をなるべく長く繋げておくために、御朱印をお部屋に飾ってお祀りするという方法もあります。

美しい筆遣いの御朱印は、眺めているだけでもパワーを得て精神が統一されますよね。

こちらでは、頂いた御朱印の飾り方、飾る方角、飾る場所などについて解説していきます。

書き置き御朱印の保管方法は「飾る」がおすすめ!その理由は?

よく、「御朱印は御神体やご本尊の分身のようなものだから大切に扱うように」と耳にすることがあります。

実際、お札やお守りのように神様を遷霊したものではありませんが、1文字1文字心を込めて書いてくださった御朱印は、言ってみれば神様に参拝したご縁を見える形にしたものです。

御朱印帳の中に留めておくのもいいですが、いつでもお祈りできる場所に飾って身近に感じることで神様とのご縁を繋いでいけるように、お札に準じた扱いで大切にお祀りしたいものです。

御朱印を飾る場所は?

基本的にはご神体の分身、という考え方を基にすると、頭より高い場所が理想です。

神棚があれば神棚に、寺院の御朱印なら仏壇でもいいでしょう。

神棚も仏壇も無い場合は、額縁や掛け軸などに仕立てて、明るく清潔で高いところに飾ります。

床の間があるお部屋なら床の間が一番上座の位置になりますので、床の間の壁などに飾ってもいいです。

コンパクトな家などで空間に限りがあるために適切に飾る場所が見つからない場合は、なるべく高く清潔な場所に、尊ぶ心を持って飾ればどこでも大丈夫です。

御朱印を飾る方角は?

御朱印を飾る方角に絶対的なルールはありません。

あなたがパワーを得られそうだと思った場所に飾っていただいて大丈夫です。

しかし、飾る方角をどうしてもこだわりたい!という方は、神棚や仏壇に準じた方角に貼れば間違いないでしょう。

神社の御朱印の場合「南向き」または「東向き」

神社の御朱印を飾る場合は、神棚やお札に準じて、「南向き」か「東向き」がいいでしょう。

南は全てのエネルギーの源である太陽が通る方角なので、昔から位の高い人、特に天皇は南向きに座るとされています。

東はその太陽が昇る方角、つまり、これからエネルギーが勢いを増していく方角だからです。

しかし、住宅事情によってはどうしても南向きや東向きでは飾れないお宅もあると思います。

そういった場合は、方角はこだわらなくても大丈夫なので、清潔で明るく高い場所に飾るようにしましょう。

寺院の御朱印の場合は「宗派による」

寺院の御朱印を飾る場合は宗派によって吉とされる方角が違いますので、それぞれの宗派に合わせて飾るといいでしょう。

  • 曹洞宗・臨済宗「南向き」
    お釈迦様が説法を説いた時に向いていた方角である「南向き」が良いとされています。
    曹洞宗の有名なお寺:泉岳寺(東京都港区)、修善寺(静岡県伊豆市)、詩仙堂(京都市)など
    臨済宗の有名なお寺:建長寺・円覚寺(神奈川県鎌倉市)、南禅寺・天龍寺(京都市)など
  • 浄土真宗・浄土宗・天台宗「東向き」
    阿弥陀如来をご本尊としているこちらの宗派は、阿弥陀如来がいらっしゃる西方浄土に向かって祈れるよう、東向きに飾るといいでしょう。
    浄土真宗の有名なお寺:西本願寺・東本願寺(京都市)、築地本願寺(東京都中央区)など
    浄土宗の有名なお寺:知恩院(京都市)、増上寺(東京都港区)、高徳院(神奈川県鎌倉市)など
    天台宗の有名なお寺:比叡山延暦寺(滋賀県大津市)、日光山輪王寺(栃木県日光市)、中尊寺(岩手県平泉町)など
  • 真言宗「総本山に向かって」
    真言宗では総本山である高野山金剛峯寺に向かって祈りますので、ご自宅から見てどの方角に総本山があるのかを確認して、その方角に貼りましょう。
    真言宗の有名なお寺:成田山新勝寺(千葉県成田市)、大覚寺(京都市)、須磨寺(兵庫県神戸市)など
  • 日蓮宗「特になし」
    日蓮宗では祈る方角を特に決めていません。
    日蓮宗の有名なお寺:身延山久遠寺(山梨県)、妙本寺(神奈川県鎌倉市)、妙覚寺(京都市)など




御朱印を飾る方法おすすめ3種

こちらでは、御朱印の飾り方を3種類ご紹介します!

アナタの住宅事情に合った飾り方を見つけてくださいね。

額縁に入れて飾る


手軽かつ見栄えがいい御朱印の飾り方が、額縁に入れて飾る方法です。

オススメの額の色は、ブラウン系、金、木目などで、落ち着いた印象になります。

お部屋のインテリアの色に合わせて好みの色の額縁を選んでください。

黒や朱色の額縁は、御朱印と色が被るため、シックな印象になります。

文具店などに売っている額に入れるのがお手軽ですが、御朱印に金色の覆輪をつけたり、布地に張り込んだりして額装してくれる業者もあり、お値段は数万円しますが豪華で見事な仕上がりになります。

1つの額縁に1つの御朱印だけを貼ってもいいですし、大きな額縁に複数の御朱印を貼ってもいいでしょう。

色紙に貼って飾る

七福神めぐりなどでは、そもそも御朱印帳ではなく購入した専用の色紙に御朱印を書いていただけるところもあります。

書置きの御朱印も七福神めぐりの御朱印のように、色紙に貼って飾るのもオススメの方法です。

壁掛けにするなら紐が付いている色紙、棚に飾るなら二つ折りのミニ屏風型の色紙を選ぶと飾りやすいです。

掛け軸にして掛ける

四国八十八箇所などの霊場巡りをした際には、立派な御朱印がたくさん集まりますので、是非掛け軸にして家宝として床の間に飾りましょう。

表具屋さんに持って行くとお値段は少々高くなりますが、プロの技で丁寧に裏打ちして掛け軸にしてもらうことができます。

ただ、お値段が少々高いため、もう少しお値段を抑えて手軽に掛け軸にしたい!という方には、アイロンで簡単に掛け軸を作成できる「アイロン掛け軸キット」というものが売られています。

使用方法としては、掛け軸に仕立てたい御朱印の裏に、霧吹きで水をかけて裏打ち紙を乗せてアイロンでしっかりと固定します。

固定された作品をさらに掛け軸本体にアイロンで貼り付けたら完成です。

少し手間はかかりますが、手ごろなお値段で通常の掛け軸と遜色ない仕上がりの掛け軸にすることができます。

サイズも色々選ぶことができますので、ご自身の御朱印に合ったサイズを購入してください。

飾る以外の御朱印の保管方法はあるの?

飾る以外に、御朱印の保管方法はあるのでしょうか?

飾るのはちょっと、場所が無い、あるいは色あせが気になる……という方向けに、飾る以外の保管方法についてご案内致します。

書き置き用の御朱印ホルダーを使う

一昔前の写真を納めるアルバムのように、透明のフィルムと厚紙の間に書置きの御朱印を挿める御朱印ホルダーと言うものが売られています。

一般的な御朱印帳よりも少し大きめに作られているので、ある程度の大きさの御朱印ならハサミで切ることなく保管することができます。

貼り直しも可能なのが嬉しいポイントです。

御朱印帳に貼る

おそらく最も一般的な書置きの御朱印の保管方法です。

市販の御朱印帳の、白紙のページに順番に貼るという簡単な整理方法です。

御朱印帳に貼り付ける時の注意点

御朱印帳に張り付ける場合、どんな糊で貼り付ければいいのでしょうか?

書置きの御朱印を御朱印帳に張り付ける時にオススメの糊は、御朱印の紙質によって2種類に分かれます。

まず、普通紙の御朱印の場合は、「テープのり」がオススメです!

その理由としては、液体のりのように水分が多くないので、紙がふやけて寄れることなく、四隅までピシッと貼ることができるからです。

ただし、和紙の御朱印にテープのりを使う場合は要注意です。

テープを引く際に、和紙の繊維を巻き込んで御朱印を傷つけてしまう恐れがあるからです。

また、綺麗に貼れたとしても粘着力がやや劣るため、和紙のように凹凸のある紙の場合は剥がれ易い、というデメリットがあります。

では、和紙の御朱印の場合はどんな糊を使ったらいいのか?と言うと・・・和紙の御朱印の場合は、「スティックのり」がオススメです!

その理由としては、スティックのりはテープのりと同じく水分が無いので紙がふやけにくいことと、四隅までしっかりと塗りやすいからです。

こちらも液体のりと比べると粘着力が劣りますので、強力粘着タイプのスティックのりを選ぶといいでしょう。

御朱印帳よりも書き置き御朱印のサイズが大きい場合は切ってもいい?

書置きの御朱印を御朱印帳に張り付けようとしたら、御朱印の方が大きくて御朱印帳からはみ出してしまう!というときはどうしたらいいでしょうか。

結論から言いますと、書置きの御朱印が大きすぎて御朱印帳に貼ることができない場合は周りをハサミでカットしてしまって大丈夫です。

御朱印が書かれた半紙は和紙なので、カッターで切ろうとすると繊維が寄れてしまって上手く切れないことがありますので、ハサミで切るのがオススメです。




御朱印帳の保管方法は?飾る?

御朱印帳を保管する場所として最適なのは、仏壇や神棚に置いておくことです。

仏壇や神棚が無い家では、風通しがよくホコリが溜まりにくい場所で保管すると良いでしょう。

また、御朱印帳自体を飾る方法もあります。

御朱印帳の保管場所や保管方法については、下記のリンクで詳しく説明していますので、是非ご参考にしてください!

御朱印帳を飾る方法

御朱印帳自体の飾り方としてはいくつかの方法がありますので、こちらではその方法をご紹介していきます!

見開き御朱印帳額

御朱印帳の御朱印のページを開いたまま額の中に納めて飾れる「見開き御朱印帳額」というものが売られています。

付属のスポンジを御朱印帳の後ろに挟んで御朱印帳がズレないように調整するタイプのものや、上下の木枠の間に横から御朱印帳をスライドさせて入れるタイプのものなど、いくつかのタイプの額があります。

御朱印帳額に入れた御朱印は壁にかけてもいいですし、フレームの厚みが5cm程あるので自立して棚の上に置くこともできます。

見開き2ページの御朱印だけを飾れる2面飾りのものから、4面飾りや6面飾りなど飾りたい枚数に応じて選べます。

特に、6面飾りは御朱印が6枚並ぶと圧巻の見栄えで、品の良いインテリアにもなるのでオススメです。

御朱印帳スタンド

壁ではなく、棚などに飾りたい場合には御朱印帳スタンドという選択肢もあります!

素材はアクリルやヒノキのものがありますが、素材によって見た目の印象が全く違いますので、お好みの素材を選んでください。

アクリル素材の御朱印帳スタンドは、見開き4面や6面ので、御朱印帳を屏風のように開いた状態で飾ることができます。

そして、ヒノキ素材の御朱印帳スタンドは、見開き2面のタイプが主流です。

お札を立てる用の簡易神棚を、御朱印帳スタンドとして使用している方もいるようです。

御朱印・御朱印帳に関する関連リンク

こちらのサイトには、御朱印や御朱印帳に関する記事が他にもいくつかありますので、是非下記のリンクを飛んでみてください!

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