【穀雨】期間中の時候の挨拶 一覧

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桜が散り4月下旬になると、いよいよ初夏を彷彿とさせる梅雨(つゆ)を告げるかのような雨がよく降る時期を迎えます。

穀雨とはまさにこの雨の多い時期を司る言葉です。

以下では、「穀雨」の読み方、意味、穀雨の食べ物のほか、穀雨の時期の行事、風習、そして季節をより生き生きと現した七十二候についてご紹介しています。

穀雨の時期の歳時記、時候の挨拶など、知れば晩春をより深く楽しめる「穀雨」に関するあれこれを述べています。




穀雨の時期(4月)の時候の挨拶

「時候の挨拶」とは、「じこうのあいさつ」と読み、これは挨拶状などの冒頭に書く文のことです。

例えばよく見る典型的な例が、「拝啓〜」と書いた後に続く文章です。

  • 一例:「拝啓、○○の候」or「拝啓、暑中お見舞い申し上げます」…etc

‥と、このような文章が時候の挨拶になります。

特に仕事の関係先や目上の方へのお手紙の冒頭には、きちんと時候の挨拶を入れたいとお考えの方もいるかもしれません。

「穀雨」という言葉は、「穀雨の候」「穀雨のみぎり」「穀雨の折」という形で、そのまま時候の挨拶になります。

「穀雨の候(こくうのこう)」と言うと、「雨が万物を潤し、穀物は発芽する季節となりました」もしくは「いよいよ晩春を迎える季節となりました」などような意味合いです。

「拝啓 穀雨の候、」という書き出しで、相手の安否・健康を気遣ったり、最近の気候や行事の話を続けたりします。

「拝啓」で始めたら、最後に「敬具」をお忘れなく!

他に、穀雨の期間(4月20日頃~5月4日頃)、4月中旬から下旬にかけて使える時候のあいさつには、以下のようなものがあります。

惜春の候
  • 読み方:せきしゅんのこう
  • 意味:過ぎゆく春を惜しむ季節
  • 使用するに適した期間:4月下旬
陽春の候
  • 読み方:ようしゅんのこう
  • 意味:陽気が満ちて温かい、春を感じられる季節
  • 使用するに適した期間:3月初旬~4月全般




春暖の候
  • 読み方:しゅんだんのこう
  • 意味:春の温かさを感じる季節
  • 使用するに適した期間:4月全般
桜花の候
  • 読み方:おうかのこう
  • 意味:桜の花が美しく咲く季節
  • 使用するに適した期間:4月全般
春和の候
  • 読み方:しゅんわのこう
  • 意味:春の穏やかで和らいだ季節
  • 使用するに適した期間:4月全般
春粧の候
  • 読み方:しゅんしょう(しゅんそう)のこう
  • 意味:外の景色がすっかり春らしくなった季節
  • 使用するに適した期間:4月全般
春風の候
  • 読み方:しゅんぷうのこう
  • 意味:穏やかな春の風が吹く季節
  • 使用するに適した期間:3月中旬~4月全般
春爛漫の候
  • 読み方:はるらんまんのこう
  • 意味:花々が色とりどりに咲き乱れる、輝かしい季節
  • 使用するに適した期間:4月全般

以上の事項の挨拶は、いずれも、4月中であればいつでも使用できます。

また、「春粧」や「春爛漫」は、どちらかというと春が深まった時期向けですが、それ以外でしたら3月から使用できます。

お住まいの地域やお手紙を贈る相手がいる地域の、現在の気候とあなたの実感に合わせて選んでみてください。




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