【穀雨】期間中の行事(イベント)と風習 一覧

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桜が散り4月下旬になると、いよいよ初夏を彷彿とさせる梅雨(つゆ)を告げるかのような雨がよく降る時期を迎えます。

穀雨とはまさにこの雨の多い時期を司る言葉です。

以下では、「穀雨」の読み方、意味、穀雨の食べ物のほか、穀雨の時期の行事、風習、そして季節をより生き生きと現した七十二候についてご紹介しています。

穀雨の時期の行事(イベント)と風習など、知れば晩春をより深く楽しめる「穀雨」に関するあれこれを述べています。




「穀雨」の期間中の行事・風習

八十八夜(はちじゅうはちや)

八十八夜は、よく聞く有名な言葉ですが、八十八夜とは二十四節気の立春(2月4日頃)から数えて88日目のことを八十八夜といいます。(穀雨からは約75日目)

「八十八」とう字体をよく見れば分かりますが、「八」という文字が重なっていることから、古来、大変縁起が良い日とされています。

日本人は古来、「八」という文字は末広がりであることから縁起の良い文字として幾多の名前に八を付けています。

  • 一例:「八島」「八州」「八咫烏(やたがらす)」「八咫の鏡(やたのかがみ)」「八方美人」…etc

なぜ「八十八日」ではなく、「八十八夜」なのかについては下記ページをご参照ください。

この八十八夜の有名な行事としては茶畑のお茶摘みがあります。

八十八夜の別れ霜とは?

この時期は季節外れの寒気の影響もあり、ウカウカしているとに野山や田畑に霜が降りることから「八十八夜の別れ霜」とも呼ばれます。

そこで立春からちょうど88日目となる「八十八夜の日」には農家が総出で霜が降りる前に全力で茶摘みを行います。

また、お茶も程よい春のポカポカとした日光に照らされ味や香りの芳醇さが増し、小栗‥旬な頃合いを迎えます。

この頃のお茶が「長寿のお茶」と言われるのはこのためです。

夏も近づく八十八夜とも

また、ちょうど穀雨が終わりを迎え、八十八夜を迎えた頃、寒さがひと段落する。

いよいよ初夏への入口を叩いた時節でもあることから、当年の農作業も新しい次の段階へ入る頃合いとされてきた。

梅雨を迎えるに際しての心構え

体調管理に注意!

芒種の頃は、梅雨入りする時期ということもあり、湿度が上昇します。すなわち蒸し暑くなるということです。

湿度が上昇するとイライラとしたりして落ち着かなくなったり、人によっては気が滅入ってしまって何も手につかなくなることもあると思います。

中には蒸し々々することからエアコンを24時間つけっぱなしで入れる家庭もあるでしょう。

こうした季節の変わり目で注意しなければならないのが、体調管理です。

蒸し暑くなったら、冷たい物を過度に摂取したり、集中力が散漫になりがちです。

昔の人々はこういった時に食べ物から栄養を摂取して体調管理する方法を知っていたので、その季節に応じた食べ物や調理法をよく知っていたのです。

現代ではレトルト食品などで季節関係なく摂取することができますが、やはり、新鮮かつ旬な野菜や果物とは成分が異なりますので栄養価も異なります。

できるだけ小栗‥旬なものを摂取するような心がけが必要です。




「むくみ」に注意!

上述したように、梅雨時期に入ると高温多湿になります。

高温多湿になると注意しなければならないのが、体内の余分な水分が体外へ排出されにくくなり、体内水分が停滞してしまいがちになることです。

この状態になると、身体の彼方此方で「むくみ」が生じやすくなります。

「むくみ」は体型がブヨブヨに見えるだけではなく、血管を圧迫しますので、血流も悪くもなり、冷え性の原因へとつながっていきます。

「むくみ」を起こさないようにするためには、水分代謝の上昇が見込めるような旬な食材を摂取する必要がありますが、この芒種時期の代表的な食材に「新ショウガ(生姜)」が挙げられます。

ショウガに含まれる辛味成分のジンゲロールが発汗作用を促し、水分代謝を上昇させてくれます。

新ショウガ(ショウガ)はできるだけ加熱せずに生で食べる方が効果的なので、刺身や冷奴、そうめんつゆに「スリつぶした」ものを入れたりして食します。

また、新生姜は甘酢漬けにしたものがパウチ包装され、よくお寿司のガリという付け調味料についています。

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