【2023年】「大雪」はいつから?意味・由来(起源)・食べ物(行事食)・行事(風習)など|二十四節気

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真っ赤なオっハナのぉ〜ティレレレレッてっティ〜‥! …続きなんやった?

んん〜!!由々しき問題じゃ‥

‥と、いうワケで、普段、どん兵衛(並盛/普通サイズ)をススり込むことで満足感に満たされていた日々たちにも、いよいよ別れを告げる時節が到来し、いよいよ本格的に特盛に切り替える季節がやってきやした。

そぅ!積雪を伴う本格的な冬の到来! …どん兵衛の切り替え関係あんのか?

部屋の気温もグッと下がり、朝と夜には白い吐息さえ見えそうな気さえします。

いよいよこの大雪の頃から日本海沿岸地域や東北地方では積雪のニュースをひっきり無しに耳にする頃です。

‥というわけで以下では、麺と鼻水をススり込む季節の幕開け!「大雪」の意味・由来と、併せて大雪の旬な食べ物(行事食)や行事・風習をご紹介しましょう鼻水まじりの麺、塩カラくて敵なし

並盛派の雪娘ことみ:「どん兵衛の並盛がもぅ食べれないなんて‥。イト太、あなたの好物だったのにねぇ….鬱

大雪の読み方

「大雪」は「たいせつ」と読みます。

二十四節気は中国由来の言葉なので、すべて音読み+音読みの熟語となっています。

大雪とは?

大雪とは、二十四節気・七十二候の「立春」から始まる春の節気の21節(21番目)のことを指します。

また、二十四節気を二分した各12節気のうちの「中気(ちゅうき)」に属します。

大雪の前の節気は「小雪(しょうせつ/11月22日頃)」で、小雪から数えて15日目くらいとなる12月7日頃が大雪です。

大雪の後の節気は「冬至(とうじ/12月22日頃)」になります。

ところで・・「二十四節気」とは?

二十四節気とは、1年を24つ分けて、それらを1つ々々を「節気」と定めて。その節気に季節を司る言葉を付したものが二十四節気です。

1年を夏至と冬至の2つに分け、さらに春分と秋分の2つに分けて4等分とします。(二至二分)

  • 365日÷4=91.25日

二十四節気はこの二至二分を基軸としています。

そして、それぞれの中間に立春、立夏、立秋、立冬を入れて8等分したのが、約45日間ずつの「八節」です。

  • 365÷8=45.625日

さらに、八節を約15日ずつに3等分したものが二十四節気です。現行の二十四節気は、立春、立夏、立秋、立冬が各季節(四季)の先頭に来るように配置しています。

二十四節気は、中国から日本に伝来した生粋の中国文化ですが、中国と日本の時節(いわゆる季節感。動物・植物・気象など)が異なるため、日本では江戸の改暦(1842年/天保改暦)を経て、明治の改暦を経ながら日本の季節感いわゆる物候(ぶっこう)に沿わせるように改訂されています。

節気は各月に2つ存在し、毎月、「節」と「中」の節気が交互に来るようになっています。

「節」は「正節(せいせつ)」とも言い、「節気」とも呼ばれます。各月の前半に配置されるのが、この節です。

「中」は「中気(ちゅうき)」とも言い、略称で「中」とも呼ばれます。

現行の二十四節気は中国の太陰暦(月を参照した暦)を補完する目的で、逆の発想で太陽を参照して作暦されていますので、現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に至っても、極度に形態を変えることなくそのまま使用され続けています。

大雪の節気(期間)はいつからいつまで?

大雪の前の節気は小雪で11月22日頃〜12月6日頃までです。したがって大雪は、新暦(現在の太陽暦)で言えば12月7日頃を指します。

もしくは12月7日頃から始まる節気(期間)を指します。大雪の場合はその次の節気である「冬至」の前日までとなる「12月7日〜12月21日頃」までです。年によっては1日前後します。

大雪とは「特定の日」を指すのではない!

二十四節気は半月単位で節気が区切られています。したがって厳密に言えば「大雪の節に入る日」を意味します。

半月とは約15日になりますので、このどこかで大雪の節気で解説されているような季節感を感じて、本格的に大雪の節気に入ったことを意味します。

もちろん、世間一般では特定の日が節気の境目として、特定の日のみが言葉で交わされる感は否めません。しかし、それが世間通念上まかり通っているのも事実であることから、完全な間違いとは言い難いものがありんす。

ただ、これは本来、正式ではないということを理解しておきたいところです。

大雪は旧暦ではいつ?

大雪を旧暦で表記すると、11月最初の節気「11月節(子月の正節)」であり、具体的には11月上旬頃になりまする。

大雪の次の節気である「冬至」が「十一月中(子月の中気)」になりまする。

大雪の前の節気は「小雪(しょうせつ)」で10月中旬〜下旬頃の節気となる「十月中(亥月の中気)」になります。

現行の定気法では太陽が黄経約255度の点を通過したあたりになります。

定気法とは?

定気法とは、1844年(天保15年/江戸時代後期)の天保暦より使用された暦法であり、太陽が黄道を15度ずつ進むたびに節気を設けた暦法になります。それまでの平気法を改訂した暦法です。

節気間の日数は毎年差異が生じることから、旧暦2033年に9月と10月がなくなってしまうなど大きな問題に直面しています。

大雪の2023年・2024年・2025年の日はいつ?

  • 2023年の日本の大雪の日は12月7日(木)!
正確な時間(UT基準)日本の小雪に日にち中国の小雪の日にち
2023年12月7日09:3312月7日12月7日
2024年12月6日15:1712月7日12月6日
2025年12月6日21:0412月7日12月7日
2026年12月7日02:5212月7日12月7日

※参照先:「ウィキペディア


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「大雪」の言葉の意味や由来とは?

大雪の意味をサラっと一言でまとめると次のようになりんす。

雨が寒気に凝り固まり雪となるゆえ、大雪が降る季節

大雪の頃になると大陸の高気圧が勢いを増し、南国でも霜が降りる様子が散見されたり、中部地方の平野部でも初雪が降ったりしまする。

陰の気が積もりに積もり、それが形として現れたもの。まさに「積陰、雪となりて、ここに至りて栗然(りつぜん)として大なり」。

なお、この大雪は雪の大きさを示したものでなく、降る回数やその量を示したもの。これはこの前の節気である小雪(しょうせつ)を引き合いに出したものです。

小雪とは、「まだ積もるほどの降雪はない」と解されまする。

大雪の暦便覧(こよみ便覧)

『雪いよいよ降り重ねる折からなれば也』

意味

『ちょうどこの頃から、いよいよ雪が降り積もる』

暦便覧とは?

暦便覧とは、正式には「こよみ便覧」と書き、「こよみべんらん」と読みます。

この書物は、1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書であり、 太玄斎(たいげんさい)という人物が著した古書物です。

太玄斎というのは名前ではなく「号」であり、本名は「松平頼救(まつだいら よりすけ)」と言います。

松平頼救は常陸宍戸藩の5代目藩主でしたが、隠居して嫡男・頼敬に家督を譲った後、太玄斎を称しています。

大雪の季節感・時節

大雪の頃、日本海沿岸地域や東北地方などでは大雪を見る所もあります。

日暮れが一段と早くなり、それと比例するかのうようにこの頃、嘘のように気温がグッと下がります。

熊は地中に穴ボコを掘り、蛙は河岸などの落ち葉の下にもぐって春までの長〜ぃ「冬眠」という名のロングバケーションに入ります。

まさに種々の句で読まれる「寒苦鳥(かんくちょう)」が寒さのあまり毎夜、嘆くように鳴き続けるが如し、極寒の季節の到来とも言えます。

ちなみに寒苦鳥とは実在する鳥ではなく「怠け者」を指す言葉です。(想像上の鳥)

お寺に行って説法で聞いた方もいると思いますが、寒苦鳥のメスは夜があまりにも寒いので毎夜嘆くように鳴き、それをオスがナダめるために昼間に営巣をして寒さを防ぐように説得するのです。ところが、いざ昼間になるとポカポカとした陽光があまりにも心地よく、営巣することなど忘れて怠けるのです。

そしてまた寒い夜がやってきて寒い寒いと嘆くように鳴き散らし、また朝日が昇れば怠ける。この鳥が「怠け者」と言われる所以は、これを永遠と繰り返すからです。

12月は年末月とだけあって何かと忙しい

動物は冬眠に入る一方で人間社会においてのこの時期は「年末」ということで何かと忙しいシーズンに入ります。

12月13日にはいよいよ新年を迎えるための準備期間である「正月事始め」に入ります。12月25日はクリスマス、31日は大晦日(除夜の鐘・初詣)と、12月は後半になればなるほど何かと忙しい時期に入ります。

この冬時期の七十二候は季節感がオカしい

大雪の次節となる冬至の次節には「小寒(しょうかん)」や「大寒(たいかん)」が控えていまするが、現在の季節感を照合して見ると大部分において日本の七十二候は季節感の相違があることに気づきます。

この頃、日本海側では積雪のニュースが聞こえるけれども、太平洋側地域では冬晴れの言葉示すとおり、雪どころの話ではなく、晴天が続き、空っ風が吹いてきます。

この状況を鑑みれば、日本における仲冬あたりの七十二候の順番として、『小寒→大寒を経て→小雪→大雪』としてもなんら違和感なく、スッキリするとさえ思えるほどです。

雪は花?

雪の結晶をご覧になったことはありますかぃ?

雪の結晶をよく見れば花びらのように見えまする。雪の結晶をまだ見たことがない人のためにお見せしておきましょう!

ちょっと下掲↓の画像をご覧くださいな。

このマークはそぅ!スノーブランドで知られる6Pチーズで有名な「雪印(現・メグミルク)」のロゴマークとして有名です。6Pチーズマイウ♪

雪印の発祥は札幌とだけあって雪とは馴染み深いのでしょう。

いかがですか?

こうして見ると雪という花びらが空から落花してきてるようにさえ、思えまする。なんだかロマンチックすぎて、スッカリかりカリと火照っちゃった‥‥ウっふぅぅん

実は雪は昔から花にも例えられ、花と合わせた呼び名が付けられ愛でられてきた歴史がありまする。

  • 瑞花(ずいか)
  • 天花(てんか)
  • 銀花(ぎんか)
  • 六華(りっか)
  • 冠雪(かんむりゆき)
  • 垂雪(しずりゆき)

冠雪とは、クリスマスツリーを出すときに雪を表現するために綿を乗せると思いまするが、まさにこの木の上などに乗った雪のことを冠雪と言います。

そしてその木の枝からドサっ!‥と落ちる雪を「垂雪」と呼びます。

このように昔から雪は親しまれてきた一方で、豪雪地域に暮らす人の間では「白魔(はくま)」とも呼ばれ、魔物のごとく恐れられてきた歴史がありんす。

雪の呼び方

上述したように雪を花に例える一方で雪の呼び名もありまする。

  • 不香の花(ふきょうのはな):香りのない花という意味(雪の別名とされる)
  • 風花(かざはな):冬の晴れた日や風が吹き始める前など、花ビラが舞うようにパラパラと降る雪のこと。
  • 小米雪(こごめゆき):粉のようにサラサラとした細かい雪のこと。積もらないのが特徴。
  • 去年の雪(こぞのゆき):春になってもまだ解けずに残っている雪。
  • 瑞雪(ずいせつ):瑞は「めでたい」の意。雪の多い年は積雪の保温が働いて逆に豊作になると言われる。
  • 太平雪(たびらゆき/だんびらゆき:春に降る薄いが大きな雪。
◉雪ができるメカニズム

暖流(だんりゅう)の流れる暖かい日本海上にシベリア大陸からの冷たい北西季節風が吹いて来ると、数多の水分が蒸気になって風に乗る。=水蒸気を包有した空気が増える

本州の中央を通る高い山脈地帯(日本アルプス)の斜面にその水蒸気を包有した風が衝突して上昇する。

巨大な雪雲が出来上がる

上空は気温が低いため、水蒸気と空気中のホコリや塵などが引っ付くと冷やされて固形になる(結晶)が出来上がる=雪が造成される

そのまわりに水蒸気がさらに引っ付いて肥大化する

肥大化してくると重量が増し下に落ちる=降雪

日本は世界有数の雪国

知らない方が多いと思いますが、実は日本は世界中でも稀に見る豪雪地帯なのです。北海道・東北地方・日本海側沿岸地域の一部が国土交通省より豪雪地帯に指定されています。

なんでも人里や都市部などの人が暮らす区域で積雪が見られるのは珍しいとのこと。

黄色の雪も降る?

春が近づいてくると中国大陸から飛ばれてくる黄河の砂(黄砂)と雪が混ざり合い、黄色っぽい雪が見られることがありまする。
これは日本だけで見られる珍しい現象ではなく、なんでもフランスでもサハラ砂漠の赤砂が混ざり込んだ赤い降雪が見られるとか。オホ

雪吊り

この頃、日本海沿岸地域の一部の地域では積雪の対策として、「雪吊り」が観られる頃です。

石川県の有名な庭園である兼六園の園内、もしくは身近な所では東京都港区の浜離宮恩賜庭園でも、雪吊りした庭木をお目にかけることができます。兼六園の雪吊り風景は冬の風物詩でもありんすよ。


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大雪の七十二候

「七十二候」とは?

二十四節気をさらに72に分割した「七十二候」と呼ばれる暦法もありんす。

七十二候は二十四節気をさらに細分化し、日本の風土に合わせた各季節においての気象や動植物の変化を分かりやすく解説しています。

したがって二十四節気が抽象的表現の暦であるならば、それをもう少し具体的にしたものが七十二候ということになりんす。

七十二候には「初候」「次候」「末候」という3つの期間(候)を設け、それぞれの期間の季節感にマッチした季語が割り当てられています。

例えば、この大雪も七十二候に当てはめると3つの期間(候)に分けることができます。ウフ

初候(12月7日〜11日頃):閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)

 意味:天の気と地の気が閉塞され真冬になる頃

詳細は下記ページにて。

次候(12月12日〜16日頃):熊蟄穴(くまあなにこもる)

 意味:熊が冬眠のために穴に隠れる頃

詳細は下記ページにて。

末候(12月17日〜21日頃):鱖魚群(さけのうおむらがる)

 意味:鮭が群がり川を上る頃

詳細は下記ページにて。

大雪の期間中の行事(イベント)・風習

カレンダーの日

全国のカレンダー業界やその界隈では、暦への関心を高めようと例年、12月3日をカレンダー日と定め、様々なイベント行事を行っていまする。

12月3日のカレンダーの日を境に、全国の書店や雑貨店などに新しい年のカレンダーが一斉にならびます。

12月3日をカレンダーの日に定めた理由は明治の改暦の際、新暦に切り替えるときに12月2日で打ち切って3日を太陽暦1月1日と定めたからです。

カレンダーがない時代の日本人は二十四節気を参照しながければ季節感を把握できず、それゆえ、新たな暦は国民あげての強い希求だったのです。

浅草・羽子板市(歳の市)

浅草寺で毎年開かれる羽子板市は正式名を「歳の市(としのいち)」と呼称し、正式な起源は不詳とされていますが、1659年(万治元年)に両国橋が架橋された頃より始められたと伝えられていまする。

以来、現在までの350余年間、関東大震災でも、戦災でも廃れることなく、続けられている行事です。

毎月18日は浅草寺でお祀りされる観音様の縁日とされ、特に暮れ(12月)の18日ともなれば「締めの観音」とも呼ばれ、1年を締めくくる日でもあります。

そんな背景もあっては、いつしか行商人が集まって生活品を売り出すようになり、やがて正月事始めとかけて、正月飾りが売られるようになりまする。

江戸時代には浮世絵や歌舞伎が流行し、それらを描いた羽子板が売られるようになると、どの店も羽子板を売り出すようになり、その様相が今日に至ったとみられています。例年、40軒以上が出店。

詳細は下記ページにて

世田谷のボロ市

世田谷のボロ市はなんとぉぅ!440年も続く東京ひいては関東を代表する恒例行事です。

大抵、100年以上の歴史を持つ行事は神社仏閣が関わっていることが多いのですが、市のみがこのように数百年もの間、継続されているのも珍しいものです。

例年、12月15日〜16日と、年明け1月15日〜16日には世田谷のボロ市が東京と世田谷区世田谷1丁目の旧・大山街道で開催されまする。

起源は1573年〜1592年(天正年間/安土桃山時代)に開かれた農機具や草鞋の緒をすげるためのハギレやボロ布を売るための市とされていまする。

なんでも当時、関東を支配していた小田原城主・北条氏政が世田谷区新宿に楽市(市場税を免除。行商勝手自由)を開設したそうな。

やがて江戸時代になると江戸が大都市になるにつれ、市が大きくなり、玩具や古着、骨董品を売る業者も出没しまする。

こうして高度成長期となる昭和30年代を迎える頃には中古車まで売りに出す業者も出没し、その様相は大きく変貌を遂げます。

往時は数千軒の出店が軒を連ねたそうですが、それでも現今、700軒もの出店が軒を連ねまする。

このボロ市が最高の賑わいを見せるのが5年に一度だけ登場する「大名行列」です。うきゃ


開催場所・交通
  • 東京都世田谷区世田谷1丁目「ボロ市通り」とその周辺
  • 「世田谷線」世田谷駅・上町駅、徒歩3分
主催者
  • せたがやボロ市保存会
  • 世田谷総合支所地域振興課(後援)

 https://www.city.setagaya.lg.jp/setagaya/001/003/d00125000.html


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春日若宮おん祭(奈良・春日大社)

春日若宮おん祭は、古来、「祭り遅いはおん祭」とも呼ばれ、奈良県内で斎行される祭礼としては年間最後の祭です。

国の重要無形民俗文化財に指定されており、それだけ貴重で、しかも質、量ともに、我が国で最高峰と言えるお祭りなのです。

春日若宮おん祭は、平安時代の末期に、当時の摂関家であった藤原氏、宗教的権力者であった春日社(現在の春日大社)と興福寺によって創始されました。

祭祀を始めた目的は「天下泰平・五穀豊穣・万民和楽」です。

⬆️名物!おん祭の渡御行列!

「春日若宮おん祭」として知られているのは、12月15日~18日までの4日間の行事ですが、実は春日若宮おん祭の関連行事は7月から行われています。
主な日程は以下のとおりです。

  • 7月1日 流鏑馬定(やぶさめさだめ)
  • 10月1日 縄棟祭(なわむねさい)
  • 12月初頭 馬長児僧位僧官授与式(ばちょうのちごのおくらいうけ)
    装束賜りと精進入り(しょうぞくたばりとしょうじんいり)

以上の3日間、4つの行事を経て、いざ12月15日からの祭礼に臨みます。

7月1日の「流鏑馬定」をもって、春日若宮おん祭の「御祭礼事始」とするのが通例ですから、本当の祭礼開始は7月1日です

10月1日の縄棟祭は、春日若宮おん祭において神様がお渡りになる仮宮の起工式にあたります。

春日おん祭の詳細は下記ページにて。

スス払い(大掃除)

年末に行う全国的な行事の1つに「大掃除」がありまする。別名で「スス払い」とも呼ばれ、もとは江戸城の大奥で始められたものです。

やがて民間層にまで広まるとこの日にスス払いをするのは良くないとか、この日にスス払いをすれば良い‥などの俗信が生まれています。

詳細は下記ページにて。

正月飾り・正月事始め

12月13日は正月事始めとして、前述の大掃除(スス払い)が終わると、今度は正月を楽しく迎えるための正月飾りを設置します。..正月を楽しく迎える?

正月飾りで有名なものが鏡餅、注連縄、門松ではないでしょうか?

地域によって様々な正月飾りが見られますが、例えば伊勢では注連縄に「蘇民将来子孫門」と書かれた木札を注連縄に付けて飾り立てる風習がありまする。

この木札を付けることによって商売繁盛、家内安全を祈念しています。また、スサノオ神に由来する風習であることから厄払いや病魔を祓う意味合いもありまする。

門松は元来、年神(歳徳神/としとくじん)の依り代として据えられたものであり、その年神とは招福をもたらす神とされまする。

12月29日に大掃除するのは「29」の「9」の数字が「苦」に通じることからお忌みがられ、31日に飾る正月飾りは元日がほど近いことから元来、「一夜飾り」と言われ、邪魔くさいけんど仕方なく正月を迎える準備をしたとして年神様に失礼にあたるとされています。ゆえに忌がられまする。

年賀状の準備

上述、正月事始めを境にいよいよ正月を迎える準備期間が到来します。

その1つが年賀状です。

実は年賀状はある事を簡略化するために新たに生まれた風習だということをご存知ですかぃ?

明治時代までは年始の挨拶回りをしたのですが、1871年(明治4年)の郵便制度が開始され、次いで1873年(明治6年)に郵便はがきの発行が開始されると挨拶まわりの代わりに年賀状が台頭するようになります。

以来、年賀状の発行枚数が年を下るごとに急増していきますが、残念ながら現在に至ってはSNSに代表されるITの発達により、年々、年賀状の郵送枚数は減少の一途を辿っています。

これを機会にあなたも自分で年賀状を書いてみませんかぃ?

年賀状は日頃お世話になっている方はモチロンのこと、普段なかなか会うことのできない親族などとの親交を深めるのには最適なツールといえます。

自ら筆を取ることで、本来届けるべき真心を相手に送り届けることができますし、ITが進歩した現代にあって忘れかけていた漢字を思い出す良い機会でもありまする。


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大雪の時期(12月7日頃〜12月21日頃まで)の時候の挨拶

時候の挨拶とは?

時候の挨拶とは「じこうのあいさつ」と読み、これは挨拶状などの冒頭に書く文のことです。

例えばよく見る典型的な例が、「拝啓〜」と書いた後に続く文章です。

  • 一例:「拝啓、○○の候」or「拝啓、暑中お見舞い申し上げます」…etc

‥と、このような文章が時候の挨拶になります。

特に仕事の関係先や目上の方へのお手紙の冒頭には、きちんと時候の挨拶を入れたいとお考えの方もいるかもしれません。

「大雪」という言葉は、「大雪の候」「大雪のみぎり」「大雪の折」という形で、そのまま時候の挨拶になります。

例えば、「大雪の候(たいせつのこう)」と言うと、次のような意味合いがあります。

  • いよいよ雪が降り積もる頃になりました。

そして、「拝啓 大雪の候、」という書き出しで、相手の安否・健康を気遣ったり、最近の気候や行事の話を続けたりします。

「拝啓」で始めたら、最後に「敬具」をお忘れなく!

大雪の候
  • 読み方:たいせつのこう
  • 意味:雪が降り積もる頃
  • 使用するに適した期間:12月7日頃〜12月22日頃まで(大雪期間中)
夜寒の候
  • 読み方:よさむのこう
  • 意味:夜がいっそうと冷え込む頃になりんした
  • 使用するに適した期間:11月中頃〜12月上旬
向寒の候
  • 読み方:こうかんのこう
  • 意味:本格的な冬に向かっている途上
  • 使用するに適した期間:11月中頃〜12月中旬

冬の初めの意。旧暦の一〇月をもいう。

向寒の候
  • 読み方:こうかんのこう
  • 意味:本格的な冬に向かっている途上
  • 使用するに適した期間:11月中頃〜12月中旬
仲冬の候
  • 読み方:ちゅうとうのこう
  • 意味:冬の中頃
  • 使用するに適した期間:12月中旬頃〜1月初旬頃まで

※仲冬の砌(みぎり)‥‥、で切り出す。

寒冷の候
  • 読み方:かんれいのこう
  • 意味:寒さに厳しさが増す
  • 使用するに適した期間:12月中旬頃

※「本年も残り少なくなってきました」などを付加する。

大雪期間の季語

大雪で使用される有名な季語一覧

「冬ざれ」

意味:冬になること。

仲冬

意味:陰暦11月の異名。

ただ、現今の気象下においては東京の例を挙げると12月下旬頃から1月初旬頃となり、他に季語が数多とあることからあまり季語として使用されない、

年の暮れ(暮)

意味:おおむね12月13日の正月事始めの頃から年の暮れという。

年の内

意味:その年もあと幾日もないことをいう。

行く年(年逝く)・年惜しむ

意味:新年まであと数日‥。1年を振り返り名残惜しくなる気持ち。

大雪の時期が旬の食べ物(行事食)

代表的な食べ物

みかん

  • 旬な食べ頃時期:10月頃~12月頃

温州ミカンは日本が原産のミカンです。一般的にこの時期、店頭でみかけるミカンは「温州みかん」です。

温州ミカンは関東地方よりも南側の暖かい地域で栽培されていまする。

中国より伝来した「小ミカン」が紀州有田にもたらされた所以から、以来、紀州有田が日本におけるミカンの一大栽培地となっていまするが、明治時代を境に気候条件が良好な静岡県や愛媛県でもミカンが盛んに栽培されるようになり、紀州有田に次ぐ一大産地となっています。

ミカンの効能

ミカンに多く含まれるビタミンCは細菌を退ける働きがあり、色素成分であるB-クリプトキサンチンには、強力な抗酸化作用があります。

抗酸化作用があるので動脈硬化や糖尿病などの発症リスクを減らすとともに、骨粗しょう症や高脂血症の発症を抑制する効果もあるとされまする。

柿は個宅の庭木として古来、親しまれている樹木の1つです。ミカンと同じオレンジ色をしていますが、柿は身が固く引き締まっています。

柿は甘く日干ししたものは干し柿としても食されます。柿は甘くて食べやすいだけではなく、「柿が赤くなれば医者が青くなる」というコトワザまであるように古来、その栄養価の高さで知られている果物です。

季節の移り変わり、何かと体調を崩しやすい時期ですが、昔人は柿のような季節毎の栄養価の高い果物や野菜を知っていて、摂取することで無病息災に過ごせたのです。

  • 旬な食べ頃時期:9月頃~12月頃

野菜・果物

ゆりね

旬な食べ頃時期:9月頃~2月頃

さつまいも

旬な食べ頃時期:7月下旬頃~翌年2

ゆず

旬な食べ頃時期:10月頃~12月(青実は7~8月)

白菜

旬な食べ頃時期:10月頃~2月

長ネギ

旬な食べ頃時期:11月頃~2月


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魚類(海鮮類)

冬の代表的な海鮮類の食べ物

マダコ

 

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  • 旬な時期:11月〜1月

マダコは夏物と冬物がありますが、夏物は半夏生の期間(7月2日〜7日)、明石で水揚げされるタコが有名です。関西地方は半夏生の行事食として食されます。

冬物は三陸沖で11月〜12月水揚げされるマダコです。
※三陸沖=青森県八戸以南・岩手県・宮城県松島以北の太平洋側の海域

三陸沖で水揚げされた冬ダコは美味で定評があります。アカン、大粒のタコ入りのたこ焼きが食べたなってきた‥。今晩はたこ焼きかな。

ハタハタ

  • 旬な時期:11月〜1月

ハタハタは体長15㎝〜20㎝の小さい魚です。

平時は水深450mあたりに棲息する魚ですが、産卵期となる11月下旬頃から12月中旬頃になると水深10m〜20m地点まで産卵をしに上がってきまする。

この頃獲れるハタハタとしては秋田産が有名であり、たくさんの卵を持っているのが特徴です。

ぶり(寒ブリ)

  • 旬な時期:12月〜2月

この時期のブリは熟年芸人のように脂が乗り切って、エエ味を醸すようになりまする。

それと知らない方も多いと思いまするがブリは出世魚なので成長段階によって呼称が異なりまする。

『ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(関東での呼び名)』

なお、関東においての「ハマチ」とは養殖ブリのことを言う。

その他の秋に旬を迎える魚類(海鮮類)

さけ

旬な時期:9月~12月頃

カサゴ

旬な時期:8月下旬〜3月頃

ボラ

旬な時期:9月~1月頃

さば

旬な時期:9月~12月頃

カマス

旬な時期:9月~12月頃

カレイ(アブラカレイ)

旬な時期:9月~12月頃

上海がに

旬な時期:10月~2月頃

伊勢海老

旬な時期:10月~4月頃

車海老

旬な時期:10月頃〜12月頃

大雪時期の季節の花

※以下、画像引用先:https://ja.wikipedia.org/

ポインセチア

ちょうどクリスマスの頃に花を付けることから別名・「クリスマスフラワー」とも呼ばれまする。

近年ではクリスマスギフトとして大々的に販売されている様子が散見されまする。花屋はもとより、デパートの催事売り場でも見かけることがありまする。

”情熱の赤”という言葉が似つかわしいほどの真っ赤な葉が印象的ですが、緑の葉も付けることからクリスマスカラーの植物とされ、クリスマスを飾る一品として宣伝されています。

  • 開花時期:11月〜1月いっぱい
  • 樹高:50㎝

原産はメキシコで日本へは明治時代に伝来していまする。

ヒイラギ

ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の樹木ですが、ちょうどこの立冬の時季に花を付けます。(実は翌年6月〜7月)

  • 開花時期:11月〜12月いっぱい
  • 樹高:4〜8m
  • 分布地:本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄
  • 発生場所:山地、丘陵地、低山の森林周辺

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