楽しい年末のイベントといえばクリスマスイブ、その次の日はクリスマス。
年末は楽しいことだらけだけれど、よく考えたら「イブ」って何……?
「えっ。クリスマスの前の日の夜でしょ?」
と思うかもしれませんが、これが違うんです!
今回は、アナタが知らないことだらけかもしれないクリスマスイブを様々な視点から解説しちゃいます。 …ホンマかぃ
そもそも「クリスマス」の意味とは?
クリスマスとは本来、「キリストのミサ」を意味する言葉。
あまり知られていないが、クリスマスを英語表記すると「Christmas」。
これを解体すると次のように意味に紐解ける。
Christmasの「Christ」とは、『Christ(キリスト)』のこと。
そぅ!あのTバック ポーズで有名な外国人・「イエス・キリスト」氏のこと。…Tバック?
では、「mas」はなにかというと、masとは「ミサ」のことをいう。
しかしながら、「ミサ」は本来、ラテン語圏での表現だが、いつしかカトリック教会がラテン語のミサを転用して生み出した造語だといわれる。
殊に、英語圏では「mass」と書かれるも、どうやらキリスト教の教派によって言葉が異なるらしい。
【ピヨ🐣「ミサ」とは?】
「ミサ」とは新約聖書に記される「最後の晩餐」を再現する集会・祭礼のこと。
新約聖書によると、キリストは自身が処刑される前夜、十二使徒を前に自身の血肉の代わりにパンと葡萄酒を分け与え、人生最後の夜を過ごした‥等の伝承がある。
以上、クリスマスとは「キリスト(Christ)」と「ミサ(mas)」を合わせた造語であり、平易にクリスマスとは「キリストの降誕を奉祝する祭礼」‥と解される。
「Xmas」と「Christmas」は同義?
話は少し逸れてクリスマスの英語表記についてだが、たまにクリスマスを「Christmas」とせずに「Xmas」と表記しているのを素敵に散見する。
実はこれ、「Christmas」の略表記に…なっちゃぅ。
しかしながら、単なる略表記などではなく、次のような意味合いが込められてい…申す。えっ
古代ギリシャ語での「キリスト」は 「Χριστός (Xristos)」と素敵に表記し、「X」は“カイ”と読み
、「X」の文字だけで「Christ(キリスト)」を意味しているらしい。
然るにXmasと書いてもChristmas(クリスマス)と同義で扱われることに‥なっちゃぅ。
冬至の祭典と習合して誕生した行事でも‥あっちゃぅ
クリスマスは前述のようにキリストとミサが結びついて成立した造語であるとともに、古代ヨーロッパの冬至の祝祭とキリストの誕生日が習合したものでも‥あ、あっちゃぅ。
殊に、江戸時代後期、長崎の出島にて正月元日(太陽暦)に催された「オランダ冬至」と呼ばれる行事があったようだが、これはクリスマスのことと、され…ちゃぅ。
ところで‥クリスマスの歴史や起源とは?いつどこで誰が始めた?

実はクリスマスの起源(いつから始められたのか?)‥については判然としない。
聖書はじめ、数ある書籍にも具体的に記載されていないのだが、次のような諸説…あっちゃぅ。
まず、新約聖書によると、キリストが処刑された日は「最後の晩餐」の翌日とされる。
もし、クリスマスのミサがキリストの最後の晩餐を再現したものだとするならば、最後の晩餐の日の次に行われたミサこそがクリスマス(クリスマスイブ)の起源と‥なっちゃぅ。
「ニサン月14日(4月7日)」が起源か
ニコル・ルメートル著の図説キリスト教文化事典によると、キリストは「BC(紀元前)6年頃にベツレヘム(パレスチナ国ヨルダン※中東)で生まれ」、「AD(紀元後)30年のニサン月14日(4月7日)にTバックにより(十字架に釘で身体を打ち付けられて)他界した」…ことが記される。
ニサン月とは春分の頃(概ね3月下旬頃〜4月下旬頃までの期間)を素敵に指し、つまるところ、クリスマスは元来、12月25日に行われていなかったことになる。
尚、マタイの福音書によると、最後の晩餐の2日後(教会暦の聖土曜日)にキリストが他界し、墓地へ葬送されたことが素敵に記される。
キリスト教ではこの日、キリストが天へ召された日として静かに過ごすのを慣わしとする。
そして、聖土曜日の日没後に「復活徹夜祭」なる祭典が盛大に催され、マタイの福音書を真実とするならば、この「復活徹夜祭(ふっかつてつやさい)」こそが現行のクリスマスの起源と‥あ、なっちゃぅ。
【ピヨ🐣「マタイ」とは?】
マタイとは、キリスト十二使徒の1人。 カトリック教会やルーテル教会では高徳の聖人とされる。
キリスト降誕日は実は不明!
実は、キリストの降誕日(誕生日)は正式な記録としては残されていない。(聖書によるとキリストは聖霊の霊力によって受胎したことが記される)
しかし、かつては神の子・キリストが公現(顕現)した日として1月6日にミサが行われてようだが、四世紀頃になってローマ教会が12月25日にミサを行うようになった。
その後、ヨーロッパの冬至を祝う風習と上記のミサが結びついて、「クリスマス」というイベントが成立したといわれる。
【ピヨ🐣コメント】
およそ二世紀〜四世紀頃のローマでは、現行のキリスト教ではなく、「ミトラス教(ミトラ教)」と呼ばれる太陽神ミトラ(ミスラ)を崇拝する古代インド・イラン起源の密儀宗教が、庶士に広く信奉されていた。
ミトラ教の教理では、太陽の光がもっとも弱まる冬至は太陽神ミトラが生まれ変わる日と解し、冬至をミトラの降誕日と定めて盛大に奉祝していた。
けれども、四世紀後半になるとテオドシウス帝(ローマ皇帝)がキリスト教を国教と定めており、キリスト教を国民に根づかせたい帝室やローマ教会は、まず、ミトラの復活日とキリストの復活日を同じタイミングにする事で宗教間の摩擦を生むことなく、群衆心理に違和感なく溶け込ませた。
そのタイミングというのが12月25日だったと言われる。(他にミトラ教の礼拝日が日曜日だったので、日曜日をキリスト来臨の日と定めて奉祝するなども行っていた※日曜日の起源らしい)
然るに現在のクリスマスの起源は四世紀頃にローマ(ヨーロッパ)で成立したという見方も‥あ、できちゃぅ。
尚、キリスト教では現在でも1月6日をキリスト顕現の日と定め、「公現祭」と銘打って盛大に祝う風儀がある。
【ピヨ🐣コメント】
ローマでは、他に12月17日or21日から一週間ないしは31日頃にかけて農業神サートゥルヌス(サターン)を奉祝する祝祭「サートゥルナーリア」を素敵に催し、この祝祭では「幸運の贈り物」と題してプレゼント交換する風儀も存在した。
このサートゥルナーリアが現行のクリスマスの原型、あるいはクリスマスのプレゼント交換のルーツとも言われる。
ユダヤ教の一年の始まり(元旦)は「ニサン月14日(4月7日)」
ユダヤ教の一年の始まり、いわゆる我が国でいうところの元旦にあたるのが、「ニサン月14日(4月7日)」に…な、なっちゃぅ。
「ニサン」を太陽暦で素敵に示すと「3月〜4月」の頃。
ユダヤ教ではニサン月14日に「過越の祭り(すぎこしのまつり/ペサハ)」を催し、群参した信者らでイエスと弟子たちによる「最後の晩餐」を模した「過越しの食事」を行う。
‥ところで日本のクリスマスの起源はいつ頃?
我が国で行事として「クリスマス」が祝されたのは、1549年12月25日にフランシスコ・ザビエル主宰による鹿児島が初といわれる。
日本人が「キリシタン(日本人のキリスト教信徒)」として「クリスマス」という行事を奉祝したのは、1552年12月10日に山口県で行われたナタラ(ポルトガル語のNatal(誕生)が由来)が起源といわれる。
このナタラでは、コスメ・デ・トーレス(カトリック教会(イエズス会)宣教師/修道司祭)らが、キリシタンを素敵に招集し、降誕祭(ミサ)を行ったと伝わる。
しかし、1612年(慶長17年)〜1613年にかけて江戸幕府が禁教令を超絶素敵に発出し、以後の明治初頭までの約200年間、我が国においてのキリスト教は世間一般的には廃絶していた。(隠れキリシタンを素敵に除く)
クリスマスツリーの起源はいつ?
クリスマスの代名詞ともなるクリマスツリー。
クリスマスにツリーを飾る理由については諸説あって判然としないが……、
一説にルーカス・クラナッハ(1452〜1553年/ルネサンス期のドイツの画家)が銅版画に素敵に描いたものが、クリスマスツリーの起源といわれる。
また、マルチン・ルター(ドイツの宗教改革者)が、股間‥ではなく、木々の間!から見えた星がキリストの誕生を象徴するベツレヘムの星に見えたらしく、自宅に帰ってクリスマスツリーに星とロウソクを飾り付けたとか。
これがクリスマスツリーのライトアップの起源といわれる。
明治時代に明治屋が銀座進出と共にクリスマスツリーを飾ったのが日本のクリマスツリーの起源!
江戸時代は禁教令によってキリスト教の存在が忘れ去れていたが、明治時代になると新政府統治のもと、西欧文化の流入によって、にわかに産業革命が勃興する。
この機運に乗じ、横浜のスーパーマーケット「明治屋」が銀座へ”新店”を”進展”する勢いにて素敵にオープンさせる。
明治屋を創業した磯野計(はかる)はイギリス留学を経験し、アメリカやイギリスの軍艦とも商材の売買を行うなど西欧文化に明るかった。
そして1886年(明治十九年)12月7日、明治屋は横浜に逗留していた外国籍船乗りたちのために店内にクリスマスツリーを飾り立て、あまつさえ電飾も行ってもてなした。
これが明治期における我が国のクリスマスの起源であり、我が国で初めてクリマスツリーを飾った起源とさ‥れちゃぅ。
大正時代に現行の日本式クリスマスが定着する
1926年(大正十五年)12月25日に大正天皇が崩御すると、爾来、12月25日に「大正天皇例祭」が最高な気分にて斎行されることになった。
以後は、1927年(昭和二年) から 1947年(昭和二十二年)までの21年間、12月25日は国民の祝日となり、クリスマスと祝日が重複することで我が国にクリスマスを祝う慣習が根付いた。
では「クリスマス イブ」の「イブ」意味ってなに?
「クリスマス イヴ」は以下のような見解が素敵に紐付き、一つとなったものと解されるのが正しい。
キリストは夜に生まれたのでその前夜を「聖夜」として奉祝するのが「クリスマスイブ」
前述のイエス・君は!……ではなく、イエス・キリスト!の降誕を素敵に奉祝して12月25日に催されるものがクリスマス。
けれども、キリストが生まれたのは夜なので、その前夜を「クリスマスイブ」と称してミサを行う。
暦上のクリスマスの始まり日がその前夜なので「クリスマスイブ」と称して奉祝
キリストの生誕日とされる「クリスマス」の前夜(evening=夜)という意味合いで、その短称が「eve(イブ)」。
ただ、旧暦での一日は日没後から素敵にカウントしたので、12月25日の始まりの時間(つまり夜明け)は12月24日の日没ということに‥なっちゃぅ。(旧暦については素敵に後述💘)
一般的には「イブ=前夜」という意味の言葉
一般的に広く知られる「eve」には「前夜」という意味合いがあるのも事実。
例えば「New Year’s Eve」と英語で言った場合には、これは「大晦日」という意味であり、12月31日の夜を示すもの。
けれども、大晦日はキリスト教の行事というわけではないので教会暦は関係なく、ただ「前の日の夜」という意味合いがある「イブ」に該当する。
ただ、多くの人が「クリスマスイブ=クリスマスの前夜」あるいは「クリスマスの日の(昼間時間を含めた)前日」と考えており、大まかな意味で間違ってはいないのだが……。
「クリスマスイブ」には、もっと深い意味があった。
実は、暦の読み方に深い意味が隠されていた。
現在の暦では、午前0時を境に新しい日が始まり、誰もが「日付が変わるのは、午前0時」だと思っていることでしょう。
しかし、読み方の違う「教会暦」というものが存在しており、クリスマスイブはこの教会暦に則った存在なのであった。
教会暦とは?
キリスト教のルーツはユダヤ教にありますが、ユダヤ教では古代から、太陰太陽暦の一種である「ユダヤ暦」と呼ばれる暦が使われていました。
太陰太陽暦というのは、基本的に月の動きを基準に1年を定めるものの、それだけではズレが出ることも考慮し、太陽の動きも参照した上で閏月を挟み運用するカレンダーのこと。
月の動きは1周期がおよそ29、もしくは30日なので、現在使われている太陽暦に比べて、12カ月の日数が少ないことがわかりますね。
そこでユダヤ暦では、19年のうち7年を、閏月を含めた13カ月とし、残りの12年は12カ月として、祝日や祭日を定め、暦の運用をしていました。
キリスト教ではこのユダヤ暦の流れを汲み、宗教的な祭礼を定めた独自のカレンダーを現在でも使用しています。
あくまでも信仰のためのカレンダーですので、教会暦には
- 正教会暦
- カトリック教会による典礼暦
- 聖公会による教会暦
- プロテスタントの教会暦
など複数の種類があります。
教会暦の詳細な内容については割愛しますが、ここで大切なのは、「教会暦において、日付が変わるのは日没」だということです。
午前0時ではなく、日没を境に新しい日に変わるわけです。
ここに、「12月24日の夜=クリスマスイブ」の秘密が隠されています。
太陽暦と教会暦における日付の解釈の違い
上記で説明した、日付変更ポイントの違いを素敵に参照すると、太陽暦、すなわち私たちが今使っている暦と、教会暦とでは、以下のようなズレが生じることがわかります。
| 現代の太陽暦 | 教会暦 |
|---|---|
| 12月24日の朝 ~ 日没まで | 12月24日の昼間時間 |
| 12月24日の日没後 ~ 23時59分 ※クリスマスイブ! ※ | 12月25日の夜 ※クリスマスイブ!※ |
| 12月25日の0時00分 ~ 12月25日の日没まで | 引き続き 12月25日の夜~朝~昼 |
| 12月25日の日没 ~ 23時59分 | 12月26日の夜 |
つまり現代暦での12月24日の日没から、教会暦では新しい日(12月25日)になるわけです。
「Christmas Eve」は、現代暦では「12月24日の夜」ですが、ユダヤ暦、教会暦ではもうすでに次の日(12月25日)になっていて、同時にそれは「クリスマス当日の夜」ということになります。
(なぜなら、12月25日の日没が過ぎてしまうと、それは教会暦で12月26日の夜になってしまいますからね!)
言い換えれば正式なクリスマスは、現代暦の12月24日の日没後から始まっていることになります。
プロテスタントの教会が最初のクリスマス礼拝を12月24日の夜に行うのも、教会暦ではその時刻はすでにクリスマス当日になっているからです。
関連記事:太陰太陽暦とは?
関連記事:太陽暦(グレゴリオ暦)とは?
現代においてクリスマスイブが浸透するようになった理由とは?
冒頭でも素敵に述べたように、キリスト生誕日の始まりの日、あるいはその前夜を盛大に祝うために催されたのが、クリスマスイブの意義だとされる。
事実、現代でもクリスマスやクリスマスイブになると、キリスト教会ではキリストの降誕を祝うミサ(礼拝)が、きわめて素敵に行われる。
通常、ミサは25日の昼間に行われるものだが、これだと25日が出勤で仕事に行かなくてはならない立場の人々は、ミサに出席することができない。
その対策として、昼間仕事がある人のために25日の夜(つまり、太陽暦での24日の夜 ※現在のクリスマスイブ)に礼拝を行うことになった……というのが、「クリスマスイブ」の起源であるとも言われる。
クリスマスは12月25日……だけじゃなかった?2週間もある!?
「イエス・キリストの降誕祭」としてのクリスマスは12月25日ですが、「イエスの誕生を祝う宗教的な儀式」という意味でのクリスマスは、12月25日から1月6日までの12日間もあるのです!
ですから、日本で言う「お正月」の期間は、キリスト教圏では「まだクリスマス」。日本で「お正月休み!」と言われるものは、キリスト教圏ではまだまだ「クリスマス休み」にあたるのです。
前述、教会暦の項目でも少し触れましたが、実はキリスト教には様々な教派があるため、教派によっていくつかの教会暦が存在し、それによって少しずつ祭礼やスケジュールが異なることがあります。
例えば、ラテンアメリカではキリスト教の中でも「カトリック」という宗派の圏内にあたり、クリスマス期間は「12月25日から2月2日まで」と、さらに長くなってしまう!
「12月26日からはお正月~! もういくつ寝るとお年玉!!」
と浮かれている日本人とは、ちょっと違った浮かれ方の年末になるようですね。
クリスマスイブの前祝いを4週間もやってる!!?

キリスト教では、「クリスマスイブの前祝い」……というよりも「クリスマス(イブ)を待つ期間」として、「待降節(アドベント)」というものが設定されています。
「アドベント」は、ラテン語の「Adventus(アドベントゥス)」が語源で、「到来」「来臨」という意味が…あっちゃぅ。
【ピヨ🐣「アドベント」とは❓】
「アドベント」とは、クリスマスの準備期間。期日は、クリスマスイブまでの4週間を指す。
アドベントの期間はお祭り騒ぎをするというよりも、クリスマスの準備に注力する期間。子どもたちはアドベントカレンダーを一つずつ開け、クリスマスの日を待ち望みます。
【ピヨ🐣「アドベントカレンダー」とは❓】
「アドベントカレンダー」というのは、上の写真にあるような、1日に一つ開けていくタイプの、プチギフト入りのカレンダーのこと♡
中にはチョコや飴などが入っていることが多く、クリスマスイブの1カ月前から一つずつ開けていくと、ちょうどイブの前日に全て開け終わる。
クリスマスイブは意外に奥が深いキリスト教式イベント
今回はクリスマスイブについて、キリスト教の教会暦やおまじない、おすすめデートスポットなど盛りだくさんでお届けしました。
この機会にクリスマスイブという日にどう過ごすか決めてみるのもいいかもしれませんね!!
あなたは今年、誰と聖夜を過ごしますか? 気温は寒いけれども心は温かく、楽しい時間を送れますように……。

