【2024年】「社日(春社・秋社)」はいつから?意味(何をするのか?)・由来(起源)を…ヒェ〜、お知る❓|雑節

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雑節の一覧をボヤボヤと眺めていると、おやおや、「社日」と書かれたワケの分からぬ得体のしれない日があるではござらぬか。

しかも春と秋に1つずつある!

いったい社日とはなんぞや?

以下では社日の意味や由来、合わせて社日の有名な飲み物や食べ物・風習(行事)についてご紹介しています。




2023年の春の社日の日はいつ?

  • 2023年の春の社日の日は3月16日(木)

2023年・2024年・2025年の春の社日の日はいつ?

日本の社日に日にち
2023年3月21日
2024年3月15日
2025年3月20日

2024年の秋の社日の日はいつ?

  • 2024年の秋の社日の日は9月21日(土)

2023年・2024年・2025年の秋の社日はいつ?

日本の社日に日にち
2023年9月26日
2024年9月21日
2025年9月26日

社日の読み方

社日は「しゃにち」と読みます。雑節にはこうしたヘンテコりんな名前が多いですね。

この社日をはじめとした雑節は、日常生活を歩む上で特に覚える必要のないことでありんすが、和文化やこれまでの日本の歴史を知り、自らの教養を高めるのには知っておいて損はないと思います。

春と秋の社日の日はいつ?

社日の日は春と秋にありまするが、いずれも一定しておらず、毎年、変動します。

これは古来、社日の日が春分・秋分にもっとも近い十干(じっかん)の戊の日と定められているためであり、そもそもその基となっている春分・秋分の日も日が定まっていないからです。

社日が十干の戊の日に定められた理由

戊の日は草が盛んに生長する日だから

社日が中国大陸から伝来した証拠の1つとして、中国が起源とされる陰陽五行説を参照して社日の日が定められてた考えられています。

陰陽五行説での戊(つちのえ)の日は、「土」に該当する属性であり、「土の兄 」と書かれます。

五行説における「土の兄」の定義とは、“茂”に通じ、陽気によって繁栄すると説かれています。

つまり、戊の日とは、「草が盛んに生長する日」ということになり、これが春分と秋分の日からもっとも近い戊の日に定められた理由になりんす。

十干の暦が植物の生育度合いを示したものだから

十干で取り上げられているそれぞれの文字は、元来、植物の生育の度合いを示したものだとされています。




社日が春の春分と秋の秋分に定められた理由

社日が春と秋の年2回、春分と秋分の日に定められた理由は定かではありんせんが、社日が秋分を基軸に据えて考え出されたものとすれば理解ができます。

理由は、五行説を参照したのであれば、陽気はじめて立つ立春が基準になるハズです。

しかし立春の日の最初の戊の日としたのであれば、収穫の時期である秋には、その対極に位置する「立秋の日の最初の戊の日」があてがわれます。

立秋と言えばまだまだ酷暑が続く夏の最中。まして収穫とは程遠い節気です。

そんな理由から秋の収穫時期に近い節気があてがわれ、その結果、「秋分」に着地したものだと考えられます。

さらにその秋分でも、特に土の気が強いとされる戊の日を定日としたのでしょう。オホ

春分の日と秋分の日が癸の日の場合はどうする?

社日は春分の日と秋分の日にもっとも近い戊の日と説明しました。

しかし、社日の日が先に来てしまったらどうなるのでしょう?

ちょっと下掲の表をご覧ください。

十干(じっかん)一覧

甲・乙・丙・丁・・己・庚・辛・壬・

十干は甲から→癸(みずのと)へと向かいながら10日で一巡します。

これを見れば一目瞭然ですが、春分or秋分(癸)よりも先に社日(戊)がきてしまうことになりんす。

これだと社日の日を定めるのに問題が生じます。

そこで現在では、春分・秋分の瞬間が午前中ならば前の戊の日、午後ならば後の戊の日と定めています。

またこのような場合は前の戊の日とする決め方もあるようです。ウィキペディアを素敵に参照💘)

社日の意味や由来

社日の「社」とは?

社日の「社」とは、「土地の神」、「土神」、「国の神」を意味します。

これに日を付すことで「土神に詣る日」、「土地神に詣る日」言い方を少し変えると、「土神を祀る日」、「土地神を祀る日」と解釈されます。

土地の神とは、産土神を指し、産土神とは、その人物がはじめて参拝した神社の神様のことであり、将来にわたってその人物を守護しつづけるとされる神のことです。

通例であれば、初参りなどは地元の神社へ詣でるのが慣わしです。したがって産土神とは、おおむね自らが生まれた土地の守り神が相当します。

社日に日には古来、全国の神社で社日祭などの神事が行われり、様々な催し物が行われたりもします。

このように社日に土地神を盛大に祀ることによって、春の社日には春から秋の間の厄災を払い、農作業が滞りなく行えるように祈願します。

秋の社日は、収穫をもたらしてくれた神々へ感謝の意として、初穂やお供え物を備え、盛大にもてなします。




社日は雑節に集録される節気の1つ!

社日は、日本で作暦された雑節に集録される節気でもあります。

雑節とは、二十四節気を補完する意味合で作暦された二十四節気の補助的な位置付けの暦です。

雑節一覧
  1. 節分
  2. 彼岸
  3. 社日
  4. 八十八夜
  5. 入梅
  6. 半夏生
  7. 土用
  8. 二百十日
  9. 二百二十日

これに初午と中元(上元・下元)、盂蘭盆(うらぼん)、大祓をを加えて雑節とする場合もあります。

雑節の各節気の意味や日にちは下記ページにて詳しくご紹介しています。

【「(春社・秋社)」】はいつから?意味・由来(起源)を…ヘィ、知る?|二十四節気

【社日】期間中の旬の食べ物(行事食)一覧

【社日(春社・秋社)は何をする日❓あまり知られていないして良い風習や行事とは?】…してはいけない禁忌もあった!

【社日】期間中の季語 一覧

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